2024年11月で遂に最終回を迎えた【推しの子】。
連載中はあちこちに散りばめられた様々な伏線について多くの読者が考察し合い、話題を呼んでいました。
特にヒロインの1人として登場した女優・黒川あかねには死亡フラグが多く、最終的に死亡するのか注目が集まっていたようです。
本記事では、あかねの死亡フラグと最終回までに死亡するのかネタバレありで解説していきます。
黒川あかねは死亡?最後はどうなったかネタバレ解説【2024年11月最終報】
結論から言うと、黒川あかねは最後まで死亡しません。
作中では死亡フラグの最も多いヒロインとして話題になっていましたが、最終回となる166話でも生存していてこれまでと変わらず女優を続けているようです。
最終回直前の165話からアクアの死亡以降に何があったのかというモノローグを担当していて、キャラとしての登場は少ないもののセリフは非常に多くなっています。
アクアの最後の行動に理解を示しつつも、たくさんの未練があることがあかねのセリフからうかがえます。
黒川あかねの死亡フラグを解説!刺される&炎上経験も
【推しの子】は人間や芸能界の光と闇をテーマにした人間ドラマが人気の作品です。
ほとんどの登場キャラは心になんらかの闇を抱えていて、死亡フラグが立っている人物も非常に多くいます。
その中でも、洞察力が高く賢いあかねは特に死亡フラグが多く、ファンの間では作中で死亡する可能性が高いと考察されていました。
まずは、あかねの死亡フラグについてとどのように回避したのかを詳しく解説していきます。
※↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
①今ガチで炎上
1つ目の死亡フラグは、恋愛リアリティーショー「今ガチ」での炎上による自殺未遂です。
当時、女優として実力はあるものの芸能界ではまだあまり知名度がなかったあかね。
知名度向上を図る事務所の意向で「今ガチ」に出演することになりましたが、目立とうとして失敗し世間から非難の的となってしまうのでした。
真面目な性格も災いし、世間の声を全て真に受けてしまったあかねは精神的に追い込まれ、衝動的に歩道橋から飛び降り自殺をしようとしてしまいます。
幸いにもあかねの動向を気にしていたアクアに助けられて自殺は未遂で終わりました。
②歩道橋で突き飛ばされる
2つ目の死亡フラグは、歩道橋で何者かに突き飛ばされて転落した時です。
あかねは「今ガチ」での共演と炎上事件がきっかけでアクアと恋人関係になり、徐々にアクアの抱えている闇や秘密を知っていくことになります。
元々洞察力と推理力が鋭いあかねは、数少ない情報からアクアがアイの隠し子であることや父親が劇団のOBであったカミキヒカルであるという真実に辿りついてしまいます。
アクアが父親に復讐しようとしていることに気が付いたあかねは、アクアの幸せを守る為に単身カミキヒカルのもとへ向かおうとしますが、その途中で何者かに歩道橋から突き飛ばされてしまいました。
結果的に一般人との接触事故でその場にアクアが駆け付けたのであかねは無事でしたが、アクアがいなければ死亡していた可能性は十分にありました。
③ルビーの身代わりになりナイフで刺される
3つ目の死亡フラグは、ルビーの身代わりとしてナイフで刺された時です。
最終章で元B小町のメンバー・ニノがアイの殺害事件の関与していたことが判明。
ニノがアイ以外のアイドルを認めない考えであることやアイを越える存在になりつつあるルビーを襲いにくる可能性を考えていたあかねは、自らルビーの身代わりになることにしました。
ルビーの変装をして玄関でニノにナイフで刺されるあかね。
しかし、アイが殺害された時と同じ方法でニノが襲ってくることを想定していたのか防刃ベストを服の下に仕込んでいた為、無傷でした。
黒川あかねが死亡すると噂された理由…
作中で何度も危険な目に遭い死亡フラグがとにかく多かったあかね。
しかし、作中での死亡フラグ以外にも読者の間で初登場の頃から「最終的に死亡するのではないか」と噂されていました。
ここからは、あかねが死亡すると噂された理由について詳しく解説していきます。
※↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
①1巻のインタビューに登場していなかったから
理由その①は、1巻のインタビューにあかねが登場していないからです。
【推しの子】の1巻2~10話には、各話の冒頭でアクアとルビーに関係するキャラがインタビューに答えているシーンが描かれています。
その中には映画「15年の嘘」の出演者や関係者も多くいるのですが、主要キャラで映画にも出演しているあかねはこの冒頭インタビューには登場しないのです。
冒頭インタビューは映画公開直前のもので、そこに登場しているキャラは最後まで死亡しないキャラという考察がファンの間で噂になっていました。
その為、インタビューシーンのないあかねは作中で死亡すると噂されたのです。
さらに、同業者である有馬かなのインタビューの中には「天才だってナイフで刺されればお陀仏です」というセリフがあり、それもあかねの死亡フラグだと思われていました。
かなはあかねを女優として天才だと認めているので、映画公開前にあかねがナイフで刺されて死亡するという伏線ではないかという噂も囁かれていたようです。
実際にはあかねは死亡せず、1巻のインタビューに登場しない代わりに最終回でエピローグを語るという重要な役を与えられていました。
②両目に星を出せる”スター性”を持っていたから
理由その②は、両目に星を持っているからです。
【推しの子】では、目の星をスター性の象徴として描かれています。
作中で目に星を宿しているキャラはなんらかのスター性を持っていて、人を惹きつける魅力的なキャラという共通点があるのです。
初登場時、あかねの目には星がありませんでしたが、アクアとの出会いでアイのことを知り彼女の思考や行動を分析して真似ることで目に星が宿るようになります。
あかねはその後も女優として実力を伸ばし、アイを真似ていない時でも目に星が出るまでに成長。
女優としてのスター性を開花させます。
しかしそれは同時に物語の黒幕であるカミキヒカルに狙われる対象になったことも意味していました。
カミキヒカルは目に星を宿している女性を殺害することで自己満足を得るサイコパスであり、あかねはいつカミキヒカルのターゲットになってもおかしくない状態だったのです。
③カミキヒカルの存在にいち早く気づいたから
理由その③は、カミキヒカルの存在にいち早く気づいてしまったからです。
あかねは洞察力と分析力に優れた人物で、ある程度の情報があればそこから様々な可能性を見つけ出すことができる能力を持っています。
持ち前のプロファイリング力を生かしてカミキヒカルの存在を知り、さらにアクアとルビーの父親であることを見抜きました。
あかねがアイ殺害の真相やカミキヒカルの存在に気付き、カミキヒカルもあかねの存在に気付いてしまったことで多くの読者があかね死亡説を噂するようになりました。
黒川あかねが死亡しかけた「今ガチ」の炎上騒動とは?
あかねは恋愛リアリティショーで炎上していますが、何がきっかけで炎上してしまったのでしょうか?
時系列に沿って解説していきます。
※↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」
ドラマ「今日あま」でお世話になった鏑木Pの推薦によって恋愛リアリティショーへの出演が決まったアクア。
同じく出演者として女優のあかね、YouTuberのMEMちょ、モデルのユキが参加していました。
あかねは真面目な女優という雰囲気で、特別目立ちそうな感じではありませんでした。
目立つための努力が空回り…
「今ガチ」ではモデルのユキを巡った三角関係が序盤の見どころとなっており、他のメンツは出遅れている印象に…
あかねは自分が目立たないことで、事務所やマネージャーに迷惑をかけていることに責任を感じ、いろんな人にアドバイスをもらいメモを取りながら努力します。
そんな中ADにアドバイスをもらいに行くと、悪女になれば目立てるという何とも投げやりで大人気のない助言をされますが、真面目なあかねは真に受けてしまい…
悪女を研究してユキを取り巻く三角関係に割り込もうとするも、ネットの評判は落ちていく一方で、空回りどころか悪目立ちしてしまいます。
そんな中、些細なことからあかねは誤ってモデルであるユキの顔を傷つけてしまったのです。
撮影を中断して本人同士は和解したものの…。
番組の意図、そして炎上
ユキを傷つけてしまった部分で撮影を中断したはずでしたが、番組側がそのシーンを盛り上げ材料として放送。
もともと悪目立ちし始めていたあかねに対し、ネット上では批判的なコメントが殺到して炎上してしまいます。
そして真面目なあかねは批判的なコメントに対して向き合おうと、謝罪コメントをネット上に投稿しますが、これは火に油を注ぐ行為でさらに炎上。
身体的精神的に追い詰められたあかねは、コンビニへ行くと台風の中外に飛び出して、歩道橋から飛び降りようとします。
しかし、間一髪でアクアがあかねの元へ駆けつけて飛び降りるのを阻止しました。
最終的にはアクアやMEMちょなど共演者たちの協力により、イメージを回復することに成功しています。
黒川あかねに前世はある?転生者説をネタバレ解説
アイと同じく両目に星を出現させているあかね。
このことから、あかねはアイの転生者なのではないかと噂されていました。
結論、謎の少女ツクヨミの発言からアイの転生者はいないと考察。
そのうえで、なぜあかねがアイの転生者と言われるようになったのか物語のポイントごとに解説していきます。
※↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
アイの演技が完璧すぎる
炎上騒動で自分を追い込みすぎると精神的に良くないということで、キャラづくりを勧められたあかね。
アクアのタイプを聞いて、瞬時にそれがB小町のアイであることを見抜き、アイのプロファイリングを始めます。
「今ガチ」の撮影再開日、アイに完璧になりきったあかねは、アイの目に宿る星まで忠実に再現していました。
そして思考回路まで読み解き、独自の解析でアイには隠し子がいたという本人たちしか知りえない真実の部分にこの段階でたどり着いていました。
このアイのトレースが完璧すぎたことが、アイの転生者ではないかと言われる所以となっています。
周りを喰らう演技力
同世代の女優として本気でかなと戦いたかったあかねは、舞台「東京ブレイド」での鞘姫役を本気で演じます。
周りを食べてしまうような演技をした際に、あかねの両目には星が現れていました。
真面目なあかねは普段から本気を出していないわけではありません。
しかし、より気持ちが入り込んで本領を発揮できたこの時にアイと同じカリスマ性やスター性が発動、目に星が出現したのではないでしょうか?
自力で星を出現させる才能があったあかねだからこそ、アイの転生者なのではないかと噂されていたようです。
新人賞を受賞するほどの才能
新人賞を受賞したあかね。
そこには両目に星を宿した状態のままのあかねの姿がありました。
誰かをトレースしているわけではなく演技に集中しているときでもない、あかね自身の才能が覚醒したのだと考察できます。
アイはアイドルとしての才能、あかねは役者としての才能があるため同じように目に星が出ていると考えられるので、アイの転生者だからという理由でないと考えて良さそうです。
黒川あかねは死亡せず!過去や未来は小説にて明らかに…!?
- 黒川あかねは最後まで死亡しない!
- 死亡フラグはたくさんあったが全て回避している
- 黒川あかねはアクアの死後も女優を続けている
作中で最も多くの死亡フラグが立っていたヒロインであるあかねでしたが、最後まで生き残りアクアの死後も女優として芸能界で活躍していることが判明しました。
しかしアクアの考えや行動を理解しながらも多くの未練があるようで、内心穏やかではなさそうです。
ファンの間でも【推しの子】の最終回自体がハッピーエンドとは言い難いとの評価を受けています。
あかねの生存を喜ぶ一方で「真実を告げられないままアクアに先立たれてかわいそう」というファンの意見も多く挙がっていました。
2024年12月に発売予定の最終巻16巻には「【とある真相】が明らかとなる描き下ろしエピソードが収録される」との情報も出ており、最終回のその後やアクアが生存しているifルートが描かれるのではないかと期待されているようです。
また、赤坂アカ先生によると有馬かなと黒川あかねの過去を描いた小説が発売されるとのこと。
原作は完結してしまいましたが実写ドラマやアニメはまだまだ続くので、今後も【推しの子】注目していきましょう!
★【推しの子】黒川あかねのプロフィール記事はこちら!人気がないって本当?