「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」で、異形型ヴィランとして活躍したスピナー。
林間合宿編で初登場しヴィラン連合の一員として数々の戦いに参加してきたスピナーは、最終決戦編で巨大化して今までに見たことのない凶悪な見た目になって読者を驚かせました。
障子やプレゼントマイクとの激闘の末に死亡したとされていますが、最終回を迎えた「ヒロアカ」ではスピナーはどうなったのか。
本記事では、スピナーの死亡や巨大化した理由について解説するとともに、スピナーの過去や個性についても紹介していきます。
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【ヒロアカ】スピナー死亡?:2024年8月最終報
スピナーは死亡しておらず、426話で再登場しました。
370話で異形型ヴィランを率いて黒霧奪還を目的にセントラル病院を襲撃し、373話で目的を見事達成したスピナー。
力尽き倒れ込む姿を最後に登場していませんでしたが、423話で崩れていく死柄木が「スピナーが生きていたら」と言葉を残したため、生きている説が濃厚となりました。
その後426話で包帯を巻かれたスピナーが登場します。
死柄木からの伝言を伝えに来たデクに感情が不安定になり途中巨大化をしながらも、今の気持ちを曝露。
大事な友達(死柄木)を守れなかったことを、ずっと悔やんでたよ。
死柄木弔の意思は受け継いでいくと決意し、ヴィラン連合の本を書くと言っていました。
その言葉通り、最終話である430話で”敵連合”という本が書店に並んでいます。
最後に「タコに頑張れ」と伝言をデクに託していたよ。※タコ=障子目蔵(しょうじめぞう)
異形型を導いていく存在として、彼だけは認めていたのかもしれません。
【ヒロアカ】スピナー死亡?最後はどうなった?
「自分では何も成せない、乗っかっただけの小市民」と卑下しながらも、ヴィラン連合の幹部として最終決戦に参戦しているスピナー。
人間とはかけ離れた容姿ですが、死柄木や連合の仲間を心配する人情味があるスピナーの最後の活躍とはどんなものだったのでしょうか。
まずは、スピナーが死亡したとされた最終決戦での経緯を時系列順に解説していきます。
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最終決戦前にAFOから黒霧奪還の指示を受ける
最終決戦を前に、ヴィラン側もアジトで戦う準備を整えていました。
ヴィラン連合の発足初期から異形の姿を公の場で晒してきたスピナーの下には、異形という理由だけで虐げられヴィランとなった者達が集結します。
AFOは、スピナーに「異形を導く星」になるよう伝え、ヒーロー側に拘束されている黒霧の奪還を指示。
ステインの真似事であり大義名分があって戦っている訳でないスピナーは、戸惑いながらも「友達である死柄木の助けになるなら」という思いで作戦の実行を承諾するのでした。
この時、AFOはスピナーに黒霧奪還の指示とともに“剛躯”と“スケイルメイル”の個性も与えたとされています。
異形型のヴィラン達を率いてセントラル病院を襲撃
スピナーは、黒霧がセントラル病院に拘束されているという情報をAFOから受け取っていた為、15,000人以上の異形型ヴィランを率いて病院に向かいます。
役目を果たす為、スピナーはAFOから新たに与えられていた個性“剛躯”を発動させて身体を巨大化。
これまでとは比べ物にならない程の力を手に入れました。
しかし、同時に本来のものでない個性を使用した副作用も出始め、人格は崩壊し知性も著しく低下してしまいます。
目的の為だけに暴れ回る怪物と化してしまったスピナーの前に立ちはだかったのは、スピナーと同じく異形であるが故に迫害を受けて育ったヒーロー・テンタコルこと障子目蔵(しょうじめぞう)。
障子はスピナーに説得を試みますが、既に正気を失っているスピナーに障子の声は届きませんでした。
スピナーは“スケイルメイル”の個性も使って障子の攻撃に耐え抜くと、そのままセントラル病院内へ進入。
黒霧の下まで辿り着きます。
スピナーと障子には、異形に偏見のある田舎で生まれて疎まれながら育ったという共通点がありました。
境遇が同じだから出会い方が違えば2人は友達になれていたかもしれないね。
黒霧の奪還に成功するが…
病院の研究棟で黒霧を発見したスピナーは、起動に必要なAFOの声が録音されているデバイスを使おうとします。
しかし、スピナーを追って来たプレゼントマイクが音波攻撃でそれを妨害。
デバイスは壊れ、スピナーも大ダメージを受けて元の身体のサイズに戻りました。
プレゼントマイクは隙を見て黒霧を倒すという最終手段に出ようとしますが、今度はスピナーがそれを妨害します。
死柄木を助けたいという一心で復活したスピナーは、最後の力を振り絞って「死柄木タチヲ救ケロ」と黒霧に呼びかけます。
これにより黒霧は覚醒。
黒霧奪還という目的を達成したスピナーでしたが、その後倒れ込んでピクリとも動かなくなってしまうのでした。
友達である死柄木を助けたいというスピナーの思いと行動には感動したね!
この時に死亡したと思われていましたが、前述通り生存していました!
残された身としては辛いだろうけどね…。
【ヒロアカ】スピナーが最後に巨大化した理由は?
スピナーが持つ本来の個性”ヤモリ”は、壁に張り付いたりすることができる程度の能力であり、巨大化などの効果はありません。
しかし、最終決戦では身体を2倍以上に巨大化させ、さらに硬い鱗を身体中から生やして強靭な肉体を手に入れて戦っています。
スピナーが最後に身体に大きな負担をかけてまで戦おうとした理由は一体何だったのでしょうか。
ここからは、スピナーが巨大化した理由について解説します。
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巨大化の理由①AFOに黒霧奪還を指示されていた
巨大化の理由その1は、黒霧奪還という重要な任務に就いていたからです。
スピナーは、ヴィラン連合の幹部で異形型ヴィラン達のリーダー的存在となっています。
しかし、本来の個性”ヤモリ”は戦闘向きのものではなく、本人も弱い個性だと感じていました。
そんなスピナーにAFOは黒霧奪還という重要な任務に就かせ、新たな個性を2つ与えています。
その個性が筋力を増幅して巨大化できる“剛躯”と鱗状の鎧を作る“スケイルメイル”。
スピナーは、“剛躯”の個性を発動させて身体を巨大化させると、力技でセントラル病院へ向かっていったのでした。
巨大化したのは与えらた個性“剛躯”の効果。自分に与えられた任務を全うする為に巨大化したってことだね。
巨大化の理由②友達として死柄木を助けたかった
巨大化の理由その2は、死柄木を助けたかったからです。
ヴィラン連合の幹部であるスピナーですが、元はステインの思想に感化されて勢いで加入したミーハーヴィランでした。
しかし、連合のメンバーとともに過ごすうちに仲間意識が芽生え、特にリーダーである死柄木とはゲーム好きで年齢も近いという共通点から友達と呼べる存在となります。
次第に連合にいる目的が「死柄木の力になりたい」という考えに変わっていき、最終的には「友達を助けたい」という意志の下で最終決戦に挑みます。
黒霧奪還の指示はAFOからのものでしたが、身体に大きな負担をかけてまで戦ったのは全て死柄木を助ける為だったのです。
【ヒロアカ】スピナーの死亡フラグ理由…最後はどうなった?
373話で力尽き倒れたスピナーですが、その後は死亡しておらず生存していました。
しかし、スピナーはなぜ死亡したとされていたのでしょうか。
ここからは、スピナーが死亡したと噂された理由について考察していきましょう。
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力を使い果たし、役目を終えて死亡?
最終決戦で、スピナーがAFOから与えられていた指示は黒霧の奪還でした。
しかし、障子の猛攻とプレゼントマイクの音波攻撃を受け続けたスピナーの身体は、目標であった黒霧の下へ辿り着いた時既にボロボロの状態に。
それでも死柄木の助けになりたいという一心で、最後の力を振り絞って黒霧を起動させることに成功します。
373話では、黒霧復活後に倒れたままピクリとも動かないスピナーの姿を最後に物語が終わるので、これを見た読者がスピナーの死亡を結論付けたとされています。
実際に黒霧奪還という役目を果たして力も使い切っているので、死亡した可能性は非常に高いと思われていました。
AFOから付与された個性が合わず死亡した?
最終決戦の直前にAFOから「異形種たちの代弁者に相応しくなるように」という言葉とともに、2つの個性“剛躯”と“スケイルメイル”が与えられたスピナー。
発動することで身体を強化していきますが、その副作用で意識が混濁したり鱗を生成する度に流血したりするなど身体に大きな負担もかかっていました。
身体に合っていない個性を2つ同時に発動させるという無茶な戦い方を続けた結果、最終的に死亡したという考察があがったのです。
本来の個性でない能力を2つも使い続けていれば、身体への負担は相当大きなものだと思われます。
最終回では個性は消えずに巨大化していたけど、元気そうだったよ。
増援のヒーローたちに拘束された
スピナーは373話で倒れ込んだ描写があった後、本誌に登場していませんでした。
すでに死亡した可能性が極めて高いと言われていましたが、意識不明のままヒーロー達に拘束された可能性も出ていたのです。
結果的に拘束されていたようで、スピナーは病院で治療を受けていました。
脳無化しかけていたが回復
複数の個性に耐えきれず、スピナーは脳無化しかけていました。
しかし、医者達が脳無の研究を重ねていたこともあり、無事に回復。
デクはスピナーとの面会が許可され、死柄木からの伝言を伝えていました。
まだ精神が不安定な時に巨大化してしまうスピナーでしたが、途中から自分で抑えられるようになっています。
スピナーが脳無にならなくて良かった…。
【ヒロアカ】スピナーの個性や過去:ステイン狂信者&異形の代弁者
敵名 | スピナー |
---|---|
本名 | 伊口秀一(いぐち しゅういち) |
個性 | ヤモリ |
所属 | ヴィラン連合 |
誕生日 | 8月8日 |
身長 | 174cm |
血液型 | 不明 |
性格 | ステイン狂信者 |
声優 | 岩崎了 |
スピナーは、トカゲの獣人・リザードマンを彷彿とさせる外見が特徴の異形型ヴィランです。
雄英高校への林間合宿襲撃で「開闢行動隊」の一員として行動を開始し、以後は死柄木達とともにヴィラン連合の1人として活躍します。
ヒーロー殺し・ステインの思想に感化されてヴィラン連合に加入した為、自分を「ステインを継ぐ者」と称するステイン狂信者でもありました。
スピナーの強さと必殺技
スピナーの個性は壁などにぴったり張り付くことができる“ヤモリ”です。
戦闘で役立つ能力は非常に少なく、物語の序盤では「スーパーナイフナイフソード」という名のたくさんの刃物を束ねて作ったオリジナルの武器を使用して、自分の存在を大きく見せていました。
実際の戦闘で“ヤモリ”の個性を使うことはほとんどなく、身体能力も一般人とほぼ同等である為、ヴィラン連合の中でもあまり目立った戦績はありません。
最終決戦では、その非力な部分を補う為にAFOから事前に戦闘で使える個性を2つ与えられていて、その能力で身体が巨大化し凶悪なヴィランとして急成長を遂げました。
剛躯(ごうく)
“剛躯”は、スピナーがAFOから与えられた個性の1つです。
その能力は身体中の筋力を増幅させて巨体化させるというもので、ドーピングに近い効果が発動します。
スピナーは最終決戦編で“剛躯”を発動させたことにより巨大化したという訳です。
ヒーロー側にいるMt.レディの個性“巨大化”と似ているように見えますが、“巨大化”は単純に身体を本来の13倍の大きさに変える個性。
一方、“剛躯”は筋力を増幅させることによって巨大化する個性である為、パワーアップとともに身体も巨大化させることができる“剛躯”の方が戦闘向きで能力的にも高いようです。
でも、この個性を発動してからスピナーの言動がおかしくなっていくんですよね。
本来の個性ではない力を無理に使っているから、その副作用ってことなのかな。
スケイルメイル
“スケイルメイル”は、“剛躯”と同時にAFOから与えられたもう1つの個性です。
身体中から強靭な鱗の鎧を生成できる為、防御力を底上げする個性となっています。
雄英高校にも鱗を生成する個性を持つ鱗飛龍(りんひりゅう)がいますが、1年B組の鱗が持つ“鱗”の個性は生成した鱗をミサイルのように飛ばすことができるので攻撃にも使えます。
一方でスピナーが与えられた“スケイルメイル”は、鎧のように鱗を纏うだけの個性であり、攻撃には使えないようです。
しかし、こちらも個性が身体に合っていない様子…。
個性の発動時には鱗を生やすと同時に、大量の血が身体中から噴き出す痛々しい姿が描かれています。
スピナーの性格や人間性
スピナーは口調が荒く、残忍な言動が目立つ異形型のヴィランとして登場します。
ステインの起こした事件をきっかけにヴィランへの加入を決めた経緯があり、何事にも「ステインの意思にそぐうか否か」を判断基準にしています。
その為、仲間からは「自我が確立できていない」と指摘されていて、それは本人も自覚しているようです。
また、元々犯罪者だったりサイコパスだった訳ではない為、常識や感性は連合の中で最も一般人に近く、AFOの作戦などに動揺する一面もあります。
ヴィランになった理由
スピナーがヴィランになった理由は、独自の思想を正当化し暴れ回るステインに憧れを持ったからです。
異形型に偏見が強い田舎に生まれ、周囲の人間から酷いいじめを受けて育ったスピナー。
外に出ることを極端に嫌い、長い間引きこもり生活を送っていました。
ある日、「ヒーローが自己犠牲の上に成り立つ存在」という独自の思想を振りかざして暴れ回るステインの動画を見たことで、スピナーは感銘を受けます。
そして、自分もステインのように戦いたいと一念発起。
「ステインを継ぐ者」としてヴィラン連合に加入して、ヴィランとなりました。
ヴィラン連合のリーダー・死柄木弔との関係
死柄木弔は、AFOに後継者として育てられたヴィラン連合のリーダーです。
感情のままに犯罪を繰り返す残忍な性格や“崩壊”の個性持ちであることを理由に、連合内のメンバーからも一目置かれる存在となっています。
他人を寄せ付けない雰囲気がある死柄木ですが、意外なことにスピナーとは気が合うようで作中では互いに気を許して会話するシーンが描かれています。
実は、スピナーと死柄木は2人ともゲームが好きで、同じネットゲームをプレイしていたことや年齢もほとんど変わらないことから、友達という関係を築いていたのです。
AFOの意識を定着させる手術後、痛みに耐える死柄木をスピナーだけが本気で心配していたことからも、2人の仲は特別だったことが見て取れます。
ステインの言動に触発されてヴィラン連合に入ったスピナーですが、次第に友達である死柄木の為にヒーロー達と戦う意志を見せていきます。
死柄木弔への思い
ステインに憧れを持ち、彼の意思を継ぐ者としてヴィランとなったスピナーでしたが、最終的には「死柄木弔を紡ぐ」と言っていました。
友達として、そして自分のヒーローでもあった死柄木が亡くなったことで酷く動揺していたスピナー。
ヒーロー達に対し、死柄木が今まで培ってきた過去を残すため、本を書いて出版していました。
スピナーにとって、初めてできた友達だったもんね。
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【ヒロアカ】スピナーは死亡?最後は巨大化してどうなった:まとめ
- スピナーは黒霧奪還を成功させ、結果的に生きていた。
- 巨大化はAFOから与えられた新たな個性“剛躯”によるもの
- 友達である死柄木を助けるのが目的だった
最終決戦編で、巨大化して大暴れしたスピナー。
友達である死柄木を助けたいという一心で、身体に負担をかけてまで戦った姿は敵でありながら非常に感動的でした。
目的を成し遂げ死亡したとされていましたが、最終的にスピナーは生存しています。
2025年5月から放送中の「ヒロアカ」アニメ7期では、スピナーによる黒霧奪還の様子が描かれます。
原作漫画の方は最終回を終え、今後はアニメ中心に期待が高まることでしょう!
2024年8月から映画第4弾の公開もしています!まだまだヒロアカ熱冷めそうにないですね!
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