「ケンガンアシュラ」シリーズにおいて最強と言われるキャラ、黒木玄斎(くろきげんさい)。
読者からの人気も非常に高く、黒木と他の闘技者との対戦はどれも評価の高いバトルとなっています。
しかし、黒木の登場直後は素性や主人公との関わり、その強さなど全てが謎に包まれていました。
そこでこの記事では、そんな黒木がなぜ最強と呼ばれるようになったか?
「ケンガンアシュラ」における黒木の活躍や交友関係について詳しく調べてみました!
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【ケンガンアシュラ】は黒木が最強!どんな人?目的は?
謎に包まれた人物、黒木のプロフィールをまとめてみましたのでご覧ください!
名前 | 黒木 玄斎 |
身長 | 185 cm |
体重 | 96 kg |
年齢 | 51 歳 |
拳願仕合戦績 | 初参戦(4勝0敗) |
流派・格闘スタイル | 暗殺武術『怪腕流』 |
黒木は途中までその強さや素性がすべて謎に包まれていました。
以下に「拳願絶命トーナメント」における黒木の活躍や、戦闘スタイルについてまとめました!
黒木が最強って聞いた事はあるけど、具体的にはどんな強さなのかしら…
拳願絶命トーナメントの優勝者
黒木は、「ケンガンアシュラ」における最大の裏格闘技トーナメントである「拳願絶命トーナメント」に優勝しています!
黒木は二輪車売上世界一を誇る機械工業メーカー「モーターヘッドモータース」の闘技者として「拳願絶命トーナメント」に参加しました。
登場当初は、お世辞にも華があるとは言えない外見や主人公との関係性の薄さから、多くの読者からは噛ませ役と認識されていたようです。
しかしながら、読者の予想を覆し数多の優勝候補を破ったことで今大会のダークホースとなり、非常に人気の高い闘技者となりました。
登場当初は誰も優勝すると予想していなかったんじゃないかな!
それくらい読者にとって優勝は予想外だったみたいだよ
確かに私も優勝は主人公の王馬かなーと思ってたからびっくりしたわ!
沖縄発祥の殺人拳・怪腕流の使い手
黒木は暗殺武術である「怪腕流」を流儀としています。
「怪腕流」は、沖縄空手や琉球伝統武術、中国拳法の流れを汲む沖縄発祥の暗殺拳とされており空手だけでなく気功や経穴・経絡に関する鍛錬も行っているようです。
「怪腕流」最大の特徴が、四肢や指の徹底的な部位鍛錬です!
自傷行為に等しい部位鍛錬の修行によって、「怪腕流」の使い手の四肢はコンクリートを穿つほど強靭な破壊力を持ちます。
そんな「怪腕流」の代表的な技が「魔槍」と呼ばれる黒木の必殺技とも言える技です。
「魔槍」は、部位鍛錬により鍛え抜かれた「槍」ともいえる四肢や指を使った貫手や前蹴りの総称です。
他の闘技者の必殺技のような特別な原理や技術は無いただの貫手・前蹴りですが、鍛え抜かれた四肢によって繰り出される「魔槍」は絶大な威力を誇ります!
目的:友の孤影流・平良厳山の敵討のためにトーナメントへ参戦
黒木が「拳願絶命トーナメント」に参加した目的は、友人である平良厳山(たいらげんざん)の敵討ちです。
平良厳山は、現代ではほとんど失伝してしまった孤影流(こえいりゅう)を復興させた武闘家であり、桐生刹那の師匠にあたる人物です。
「拳願絶命トーナメント」以前に弟子である桐生刹那(きりゅうせつな)の裏切りによって殺害されてしまいました。
黒木はそんな友人である平良厳山の仇である、桐生刹那が「拳願絶命トーナメント」に出場することを知ります。
そして、旧友である「モーターヘッドモータース」社長の「鷹風切己」(たかかぜきりみ)に頼み込んで本トーナメントに参加したようです。
【ケンガンアシュラ】黒木が最強?対戦相手と優勝までの道のり
次に、「ケンガンアシュラ」の拳願絶命トーナメントで黒木がどのように優勝に上り詰めたのか、その道のりと各対戦者たちとの試合の様子を振り返ってみましょう!
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1回戦:VS理人(中田一郎)
1回戦では、「超人」理人(りひと)こと中田一郎と対戦しました。
理人を実力差を弁えない弱者として見下し、理人の攻撃を捌ききったうえで自身は寸止めを繰り返します。
理人から一撃を当てられてからは「戯れ」と称し、理人の相手をしますが、圧倒的な実力差でねじ伏せ勝利します。
試合後の晩には、その強さに感激した理人からは弟子入りを懇願されています。
2回戦:VS桐生刹那
2回戦は友人・平良厳山の仇である桐生刹那との戦いです。
黒木は桐生刹那が使う友人の流派である孤影流を完全に見切っており、序盤は右足で描いた小さな円の中だけで撃をすべて受け切るという圧倒的な実力差を見せつけていました。
ちなみにそれに気づいた実況のジェリー・タイソンは、「誰もあの男には勝てない」と断言しています。
その後、桐生刹那は隠し持っていた「二虎流」や、「二虎流」と「孤影流」を組み合わせた隠し玉によって反撃しますが、「魔槍」によるカウンターによって一蹴します。
追い込まれた桐生刹那が生み出した新技「真・羅刹掌」を防いだ際に放った「この黒木に付け焼き刃の技など通用せん」というセリフ。
漫画にありがちな土壇場で覚醒して勝利する展開をねじ伏せる発言として読者の間で有名となっています。
最後はトドメとして「魔槍」を桐生刹那の心臓に放ち、勝利しています。
この時点で、誰もが主人公・十鬼蛇王馬(ときたおうま)のライバルである桐生刹那が勝ち上がってくるだろうと予想していましたが、それを打ち砕いた展開に衝撃が走りました。
この辺りから黒木の人気が高まってきたみたいだね!
想定外の展開に心を掴まれた読者も多いはず!!
3回戦:VS御雷零
3回戦の相手は、「雷神」御雷零(みかづちれい)です。
御雷零と黒木には、先代当主の御雷の父を黒木が殺しているという因縁がありました。
御雷零の必殺技である「雷閃」をそれまでの試合を見て見切ったはずの黒木でしたが、御雷零は雇い主である倉吉理乃による「愛」という名の暗示によって「雷閃」の速度を大きく上げていました。
予測以上の速さに先手を取られ、今大会初めて膝をつく黒木でしたが、「先読み」の極致である「怪腕流」の極意である「無動」を用いて反撃をします。
「無動」による先読み、自身の動体視力では捉えられない速さの御雷零に対して、「撃つ」のではなく相手が来る場所へ「置く」というカウンターによって「雷閃」を破ったのでした。
その後は、限界を超えて接近戦を挑んだ御雷零の猛攻をしのぎ、下突きによって勝利しました。
準決勝:VS加納アギト
準決勝の相手は、圧倒的な優勝候補である「滅堂の牙」加納アギトです。
加納アギトは拳願仕合戦績 157勝0敗という凄まじい戦績を誇っており、その成績通り3回戦までも数多の強敵を相手に進化を続け勝利してきました。
序盤は気の起こりを察知する「先の先」の高度な読み合いによって壮絶な攻防を繰り返します。
その後、「魔槍」で先手を取って相手の肩を貫いた黒木に対し、その読みの上をいった加納アギトによって猛攻を受けます。
さらに試合の中で進化し、「無形」と「武」という2つのファイトスタイルを瞬時に切り替え使い分ける加納アギト。
これまでの戦いで既に折れていた右手の人差し指から小指までの四指骨折に加え、左肘の脱臼などのダメージを負います。
左右の「魔槍」を失い絶体絶命と思われた黒木でしたが、右手の親指だけで「魔槍」を放ち、左肘を遠心力だけではめ直すなど至難の業をこともなげに行います。
また、加納アギトのファイトスタイルの弱点とも言える、「無形」と「武」の切り替えである「虚」を突き、「使うべき瞬間に使うべき技を使う」という武の極致によって形勢を逆転させます。
最後は加納アギトの奥義である「龍弾」を完全に防いで不発に終わらせ、勝利を収めます。
決勝:VS十鬼蛇王馬
決勝の相手は、主人公である十鬼蛇王馬です。
決勝までの死闘によって既に満身創痍な十鬼蛇王馬でしたが、「前借り」の制御に成功し「二虎流」との同時使用による「自分だけの武」を完成させます。
黒木はその全てを受け切り、十鬼蛇王馬も黒木が自身より強いことを認めつつ諦めずに食らいつきました。
十鬼蛇王馬は最後の気力で「前借り」と二虎流奥義「鬼鏖」(きおう)を組み合わせた一撃を放ちますが、黒木には届きませんでした。
そうして、黒木は圧倒的な実力によって「拳願絶命トーナメント」を制し優勝を勝ち取りました。
黒木の戦いはどれもハラハラして面白い試合ばかりだったわ♪
黒木の対戦は展開や勝者の予想がつかないから、読者も気になって目が離せないのかもしれないね!
【ケンガンアシュラ】最強になった黒木と理人の師弟関係をネタバレ
これまで、黒木の「拳願絶命トーナメント」の対戦における活躍について解説してきました!
こちらでは、黒木の弟子入りを懇願した理人との関係や雇い主の鷹風切己について解説していきます。
試合後に理人が弟子入りを懇願
前述の通り、理人は対戦後当日の夜、黒木の本物の強さに憧れて弟子入りを懇願しています。
当初は弟子は取らないとして断っていた黒木でしたが、しつこく同行しようとする理人を邪険には扱わず、2回戦のvs桐生刹那を見学していた理人に対しては「今はただ「見ろ」強くなりたければな」と助言を与えています。
その後は理人を本名の「一郎」と呼び、修行に同行することを許して鍛え上げたようです。
「ケンガンアシュラ」2年後を描いた続編である「ケンガンオメガ」では理人を正式な弟子として認めており、煉獄との対抗戦に自分の代わりとして理人を送り出しています。
煉獄との対抗戦における理人の試合はアメリカから日本に戻り観戦しており、2年間で「怪腕流」の基礎を叩き込んだと話していました!
意外にも情が深いギャップも読者から人気が高い理由の一つみたいだね
公式からも「弟子が心配おじさん」って言われてて笑っちゃったわ!
モーターヘッドモータース社長・鷹風切己は…
雇い主である鷹風切己は、大企業の社長でありながら一年の大半を海外で過ごしているという自由を愛する人物です。
定まった住居を持たず特注のキャンピングカーで寝泊まりしながら旅をしているという変わり者で、金や権力には関心がなく、拳願絶命トーナメントに参加したのも、旧友の黒木に頼まれたからだそうです。
そのため、拳願会会長の座にも興味がなく、拳願絶命トーナメントに優勝したものの会長にはならず乃木秀樹を拳願会会長に指名しています。
黒木との詳しい関係は明らかにはされていませんが黒木も修行によって各地を転々としているため、その際に知り合ったと思われます!
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ケンガンアシュラは黒木が最強?まとめ
- 黒木は「拳願絶命トーナメント」の優勝者
- 優勝候補をことごとく打ち砕き優勝している!
- 理人を弟子に取るなど面倒見も良い
「拳願絶命トーナメント」の優勝者は、主人公の十鬼蛇王馬やラスボス格の加納アギトでもなく、黒木という意外な結果となりました!
現在Netflixで配信中の「ケンガンアシュラ」アニメでは本記事で解説したような今まで謎に包まれていた黒木の活躍が描かれます!
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また、「ケンガンアシュラ」原作や続編である「ケンガンオメガ」においても黒木の活躍を見ることが出来ます!
気になる人はぜひ原作漫画の方もチェックしてみてくださいね。
アニメで大迫力のバトルシーンが見られるのが楽しみ♪
原作続編の「ケンガンオメガ」での活躍にも期待が高まるね!
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