お互いに片想いをしているのに、なかなか素直に気持ちを伝えられない「名探偵コナン」の服部平次と遠山和葉。
「名探偵コナン」漫画本編で、そんな2人の関係が大きく変わる出来事がありました。
なんと平次が和葉に告白し、2人が付き合うという空前絶後のビッグイベントが発生したのです。
この記事では、平次と和葉の告白の場所やセリフ、付き合うまでのエピソードやファンの反応について解説します。
平次が和葉に告白したのは何話?
平次が和葉に告白し、2人の関係が大きく動いたのは2024年9月11日発売、週刊少年サンデー42号に掲載されたFile1133です。
File1129〜File1133は大阪編としてスタートした物語で、コナンたちが大阪の浪速芸術劇場で舞台を観劇しているところから始まります。
そこには西の高校生探偵である服部平次と花粉症を患いマスク姿で観劇する遠山和葉の姿もありました。
舞台には”服部平一”や”毛利大五郎”といった探偵が登場しており、どうやら服部平次や毛利小五郎がモデルになっている様子。
この舞台はコナンたちが以前京都で打ち合わせに参加した作品で、過去の事件が逆に話題になり公演までこぎ着けていたのです。
観劇後、役者たちから浪速ハルカスというビルの展望フロアの夕陽が告白絶景ポイントになっていることを聞いた平次は「大阪人やったら大阪で勝負せなアカン!」と気合いを入れました。
そんな中、舞台役者が次々と殺害される事件が発生!
大阪府警による事情聴取や役者の過去から事件の犯人がわかったコナンは服部に「和葉ちゃんに電話しろ!」と言い、浪速ハルカスに呼び出すことに。
コナンと平次は犯人を浪速ハルカスに追い詰めて真相を暴き、無事に事件は幕を閉じました。
犯人の言葉で和葉との約束を思い出した平次は、待ち合わせ場所である浪速ハルカスの展望デッキへと急ぎます。
蘭からの電話で和葉が地下1階にいることを知った平次は、夕陽が沈みかけている展望デッキに座り込み「ただ和葉に…好きやって…言いたいだけなんやけどなァ…」と呟きました。
そんな平次の背後から「それ…ホンマ?」と和葉が話しかけました。
実は蘭と一緒にいた和葉は和葉の母である遠山櫻の変装で、本物の和葉は浪速ハルカスの展望デッキに来ていたのです。
はじめは誤魔化そうとしていた平次でしたが、真剣な和葉の表情を見て覚悟を決めました。
平次が和葉に告白!2人は付き合う?
「名探偵コナン」File1133で和葉が平次の告白に対して返事をする様子は描かれていませんが、2人は付き合ったと考えて良いでしょう。
なぜなら、物語のラストには照れながら手を繋いで歩く2人の姿が見られるからです。
そんな2人を見て蘭と和葉の母である遠山櫻は「うまく行ったみたいやね♡」と喜んでいます。
和葉の初登場(コミックス19巻)から約26年、長い長い長い片想いでしたね。
このまま2人が付き合うことなく最終回を迎えるファンも安心したのではないでしょうか?
これからの「名探偵コナン」では交際をスタートさせた平次と和葉のラブコメが登場するでしょう。
直接会っていちゃいちゃする平次と和葉の姿を見てコナンが羨ましくなってしまう…といった展開もありそうですね。
平次と和葉は親公認のカップル。母親にも祝福される関係って素敵ですね!
平次が和葉に告白した場所は
平次が和葉に告白した場所は浪速ハルカスの展望デッキです。
名前や建物の見た目から浪速ハルカスのモデルは大阪・天王寺エリアにある”あべのハルカス”で間違いないでしょう。
あべのハルカスの展望デッキ「ハルカス300」は高さ300mのビル「あべのハルカス」の58階、59階、60階にあり、大阪の街を一望できる人気スポットです。
天気が良ければ京都や奈良・神戸の景色も見ることができます。
58階、59階は天空庭園やショップがあるため、平次が和葉に告白したのは60階でしょう。
「名探偵コナン」File11333が公開された3日後、ハルカス300のXにはメッセージが投稿されていました。
なんと、縦読みすると「平次と和葉おめでと」という文章になるんです。
今まで”工藤新一が告白したビッグ・ベンよりも上の場所で告白する”ことにこだわっていた平次。
高さ96mのビッグ・ベンを大きく上回る、高さ300mのあべのハルカスでの告白は平次の希望通りになったのではないでしょうか。
ちなみに浪速芸術劇場のモデルは梅田芸術劇場です。大阪人の平次と和葉が大阪で付き合うことになったことに嬉しく思うファンは大勢いるでしょう!
平次から和葉への告白のセリフは
平次から和葉への告白のセリフは、面と向かって言ったわけではありません。
告白に失敗したと思った平次が呟いた何気ない一言を和葉が聞いていたことがきっかけです。
ハハ…アホやのォ
ただ和葉に…
好きやって…
言いたいだけなんやけどなァ…引用元:「名探偵コナン」File1133
この一言を聞いていた和葉は「それ…ホンマ?」と平次に質問しました。
「あ、ちゃう…今のは…」と、誤魔化そうとしていた平次に和葉は「平次!」と諭します。
和葉の真剣な表情を見た平次は覚悟を決め「ホンマや‼」と答えるのでした。
平次が「ホンマや‼」と答えた後の描写はありませんので、平次が和葉に面と向かって告白の言葉を言い直したのかどうかはわかりません。
しかし、物語最後で平次と和葉が手を繋いでいるので告白が成功したのは明らか。
和葉が平次に対してどんな返事をしたのか、どういった経緯で2人が手を繋ぐことになったのかが気になるところですね。
平次はアニメで和葉に告白した?
File1129~1133はアニメ化されていないので、平次から和葉への告白回をアニメで見ることはできません。
平次は過去にアニメでも何度か和葉に告白しようとしていますが、全て失敗してしまっています。
平次は”告白に失敗するキャラ”として定着しつつあったので、今回も正直失敗すると思っていた読者は多かったのではないでしょうか?
「名探偵コナン」の原作漫画とアニメではタイムラグがあり、アニメ化まで1年半~2年半ほどかかります。
2024年9月時点で原作のアニメ化はFile1091~1093「トリプルコラボの浮気疑惑」(コミックス102巻・103巻収録)までとなっており、まだアニメ化されていない作品が多数控えている状況です。
「名探偵コナン」のアニメは原作だけでなくアニメオリジナル作品も放送しているのでアニメ化までに時間がかかるため、平次の告白がアニメで見られるのは2026年以降になるでしょう。
蘭が新一に告白の返事をした「紅の修学旅行」のように、放送時間を拡大したTVスペシャルとして放送されるかもしれませんね。
平次の告白失敗エピソード
平次と和葉は登場した時からお互いに片想いをしている状態でしたが、なかなか告白ができず関係が進まないままになっていました。
ボヤボヤしている間に大岡紅葉というライバルも登場し、ハラハラする読者も多くいたと思います。
そんな2人でしたが、工藤新一と毛利蘭が交際をスタートさせたことで焦りを感じて”告白”にこだわるように。
しかし、平次は今までに何度も告白に失敗しています。
ここからは原作漫画や映画で印象的だった平次の告白失敗エピソードをご紹介します!
①100万ドルの五稜星
平次の告白失敗エピソードと聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは映画「100万ドルの五稜星」ではないでしょうか?
本作で剣道の試合のために北海道を訪れていた平次は、試合そっちのけで北海道中の告白スポットの下見をするなど、かなりの気合いを見せています。
蘭の助言を受け、平次が告白場所に選んだのは函館山でした。
函館山から見える100万ドルの夜景をバックに平次は和葉に、好きになった動機が説明できないくらいお前の事が好きや!と気持ちを伝えます。
平次の言葉に涙を流す和葉…、ついに平次の気持ちが伝わったのかと思ってしまう素敵なシーンでしたが、実は和葉は伊織と紅葉が落としたスタングレネードの影響で一時的に耳が聞こえていなかったのです。
新一ばりの長セリフでの告白となりましたが、何一つ和葉に伝わっていませんでしたというオチでした。
②ハート記念日
平次の告白失敗でとても可愛い!と感じたエピソードが2021年にアニメ放送された「大岡紅葉の挑戦状」です。
大岡紅葉により推理勝負をすることになったコナン(工藤新一)と服部平次。
紅葉は平次と”平次よりも先に暗号を解く高校生がいたら、紅葉のお願いを叶える”という約束をしていたのです。
事件の謎を解くうちに、平次は自分たちのいる杯戸港で年に1度のラブリースポットがあることを知り和葉へ告白することを目論みます。
一方、コナン(新一)は蘭に応援されている!と思い推理を進めていましたが、蘭が本心では平次と和葉を応援していることに気が付き平次に勝ちを譲りました。
事件を解決させた平次は和葉の手を引き、ラブリースポットへ向かうと船の模様になぞらえて
「今日はハート記念日や‼和葉‼これからお前にオレのハートを伝えるさかいよー聞いとけ…」
と自分の気持ちを伝えます。
しかし、紅葉の作戦により和葉は連れて行かれてしまったため、告白は失敗に終わりました。
平次は一部始終を見ていたコナンから「ハート記念日…」といじられてしまう始末。
このかいで平次と和葉が付き合うことはできませんでした。
しかし、紅葉と和葉がそれぞれ工藤新一(コナン)・平次を勝たせようとしていたり、蘭と新一の幼少期のエピソードが登場するなど「大岡紅葉の挑戦状」はラブコメ要素が強く全体的に可愛い回です。
③告白を忘れる
和葉が絡むと”へっぽこ探偵”になり下がってしまう平次ですが、事件に夢中で和葉への告白を忘れてしまったこともありました。
それはFile1116~1118で登場したエピソードで、「名探偵コナン」原作漫画105巻に掲載されている回です。
蘭の誘いで鷲雄山に来た平次と和葉。
鷲雄山の山頂は絶景スポットになっており、富士山へ沈む夕焼けがとっても綺麗だと言われているのを知った蘭は、2人をくっつけようとしていたのです。
また、蘭は紅葉が2人の告白を邪魔していることに気が付いており、体力を使う山登りなら紅葉は付いてこれないと予想していました。
立ち寄った寺で事件に巻き込まれるなど様々な出来事がありましたが、無事に平次と和葉は綺麗な夕焼けを見ることに成功。
蘭とコナンも2人の様子を見守っています。
しかし、平次の口から出た言葉は「ほな、帰ろか?」というものでした。
平次の発言にコナンも思わず目を点にせざるを得ません…。
平次は帰りの新幹線の中で、推理に夢中になり過ぎて和葉に告るのを忘れてしまっていたことに気が付くのでした。
普段、告白にこだわっている平次が告白よりも事件に夢中になってしまう珍しいエピソードです。
平次が和葉に告白!原作ファンから歓喜の声
平次が和葉への告白を成功させたことで、原作ファンからは歓喜の声が挙がっています。
平次と和葉のカップル成立にファンからは「おめでとう!」「お幸せに!」という声が多数寄せられていました。
なかには、聖地となったあべのハルカスの写真や服部平次と遠山和葉のグッズの写真を投稿する人も。
また、和葉の恋のライバルである大岡紅葉を心配する声も挙がっていました。
紅葉には何か別の形で幸せになってほしいですね。
平次が和葉に告白し付き合うことに「名探偵コナン」念願のカップル誕生!
- 平次と和葉が付き合うのはFlie1133(週刊少年サンデー42号)
- 平次が告白した場所は浪速ハルカスの展望デッキ
- 平次と和葉のカップル成立に喜ぶファンが続出している
ついに「名探偵コナン」で念願のカップル誕生!
告白場所を探し、度々チャレンジしていた平次でしたが、結局地元の大阪が聖地となりましたね。
コナンファンはもちろん、ファン以外からも多くの喜びの声が挙がっており、アニメ化された時の世間の反応も楽しみです。
これから「名探偵コナン」で見られるであろうカップルとなった平次と和葉のラブコメに期待です!