仲間と誇りをかけた海賊ゲームが行われる「デービーバックファイト編」は人気の「ワンピース」では珍しく賛否両論分かれる編となっています。
しっかりと話が作りこまれていた空島編に比べ、デービーバックファイト編は17話で終わる短編です。
デービーバックファイト編が黒歴史なのでは?やいらないというネガティブな意見もありその理由が気になるところですね。
今回はデービーバックファイト編のあらすじやみどころ・デービーバックファイト編は何巻何話までなのかと、黒歴史・いらないと言われる理由などを解説します!
デービーバックファイト編は何話?アニメ&漫画のどこまでかと話数
漫画の話数 | 32巻304話〜34巻321話(全17話) |
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アニメの話数 | 第207話〜第228話(全21話) |
アニメ放送期間 | 2004年10月31日~2005年3月27日 |
監督 | 宇田鋼之介 |
シリーズ構成 | 武上純希→上坂浩彦→米村正二 |
アニメーション制作 | 東映アニメーション |
OP | 207-263話「ココロのちず」BOYSTYLE |
ED | 207-230「未来航海」タッキー&翼 |
4人組女性アイドルグループBOYSTYLEが歌う「ココロのちず」はオープニング曲の期間が長かっただけに、街中で流れると「ワンピース」の曲だとすぐにわかりました!
「ワンピース」のゲームでも使われていたり代表曲として起用されていたので、耳にする機会も多くあった曲です。
個人的には好きなオープニングの一つです!
デービーバックファイト編は何話?何巻どこまでかあらすじをネタバレ解説
〝時は大海賊時代。 いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。〟
それでは早速、デービーバックファイト編に該当する原作漫画32巻〜34巻までの内容をご紹介します!
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「ワンピース」32巻のあらすじ
ロングリングロングランドに降り立った麦わらの一味は、竹馬に乗って降りられなくなったトンジットと白馬のシェリーに出会います。
トンジットとシェリーが久しぶりの再会を喜んでいると、突如シェリーに銃弾が打ち込まれます。
現れたのはフォクシー海賊団のフォクシー・ポルチェ・ハンバーグでした。
フォクシーに仲間と誇りを賭けた海賊ゲーム「デービーバックファイト」を申し込まれたルフィは勢いのまま承諾をしてしまいます。
「ワンピース」33巻のあらすじ
スリーコイン勝負のデービーバックファイト1回戦「ドーナツレース」が始まります。
麦わらの一味からはナミ・ロビン・ウソップが出場しました。
順調なレースだったにも関わらずゴール間近でフォクシーの悪魔の実の能力「ノロノロ光線」を浴びてしまい敗北してしまいます。
勝利したフォクシー海賊団が選んだ仲間はチョッパーです。
チョッパーを取り戻すため第2試合「グロッキーリング」ではゾロ・サンジが出場します。
反則まみれのゲームでしたが、初めて二人が協力プレイをし無事勝利、チョッパーを取り戻します。
そして最終試合、船長同士の「コンバット」が始まります。
「ワンピース」34巻のあらすじ
フォクシー有利な状況下の元始まった戦いで、ルフィはフォクシーの罠にはまりボロボロになりながらも戦い続けます。
仲間のため何度も立ち上がるルフィは、フォクシーのノロノロ光線を鏡で反射し勝利をつかみ取りました。
ゲームを終えたのも束の間、麦わらの一味の前に現れたのは海軍本部大将・青キジです。
青キジを見たロビンは急に取り乱しはじめ、ルフィたちは対抗しますがヒエヒエの実によってロビンとルフィは全身凍らされてしまいました。
チョッパーの処置の元、命を取り留めた二人は船大工探しをするためウォーターセブンへ向かいます。
デービーバックファイトとは?
デービーバックファイトとは、昔海のどこかにあるという海賊たちの楽園「海賊島」で生まれたゲームで、より優れた舟乗りを手に入れるため海賊が海賊を奪い合ったと言われています。
麦わらの一味が挑まれたのはスリーコインゲーム。
1ゲームごとに勝者は相手のクルーを貰い受けることができ、貰われたものは敵の船長に忠誠を誓わなければなりません。
なお敵船に欲しい人がいない場合、海賊旗のシンボルを剥奪することも可能です。
デービーバックファイト編がいらない・黒歴史と言われる理由は?
デービーバックファイト編にいらない・黒歴史という声があります。
いらないなんて思ったこと全くないのでなぜそう言われるのか不思議です。
酷評をされる理由について調べてみます!
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エネルの後に戦う相手としては弱すぎるから
空島で戦ったエネルは、青海での推定懸賞金額が5億ベリーと尾田先生が単行本の質問コーナーSBSで回答しています。
フォクシーの懸賞金は2400万ベリーと数字でわかる通り強さにかなり差があります。
エネルを倒したルフィがフォクシーに苦戦するのはちょっと考えづらい…というのが本音ですね。
しかしデービーバックファイトは戦闘ではなくゲームです。
フォクシーが用意した場所等、条件が整ったからこそルフィも苦戦したのかなとも考えられます!
見どころが少ないうえにアニメは倍くらい長い…
漫画では話数17話に対し、アニメは21話あります。
アニメの方が話数が多いのはかなり珍しいです。
漫画では3回戦勝負だったのですが、アニメではなんと6回戦まで繰り広げられているのです。
しかもアニメではロビンも奪われており、6ゲーム目の最終試合(コンバット)でチョッパーとロビンを取り返すという内容です。
デービーバックファイトには、他の編より伏線がほぼないので長引かせすぎて飽きてしまった方もいて、酷評がちらほらあるのではないかと考えられます!
確かに漫画通りスリーコイン勝負で良かったのでは…とは思います。
尾田先生も黒歴史扱いしている…?
デービーバックファイト編を調べると、黒歴史と検索されています。
尾田先生が黒歴史扱いとしている話がいくつか見受けられますが、公式での発言は確認できなかったので信憑性がない憶測かと思われます。
「ワンピース」は連載期間も長く伏線が多いので、あらゆるところで推測や伏線探しがされています。
その中で生まれた憶測の可能性がありますね!
個人的にはいらないや黒歴史なんて思ったことは一度もないので、見る人によって捉え方が変わる編のようです!
デービーバックファイト編の必要性
黒歴史やいらないとサジェストにでてくるデービーバックファイト編ですが、個人的な見解として必要性を考察してみました!
青キジの登場とニコ・ロビンの重要性を示しておきたかった
デービーバックファイト編で初登場する海軍大将・青キジは今後の物語の中でかなり重要な役どころです!
そのため青キジの人間性や能力・ロビンとの関係値などを明確にする必要がありました。
おまけのように出てくるのではなくしっかりと青キジとの出会いを描く必要があったのではないかと考えられます。
実際に青キジを見た時のロビンの取り乱しようや現時点での明確な強さの差を見せつけられました。
結果、ウォーターセブン編&エニエスロビー編への伏線にもなっている
デービーバックファイト編の次にたどり着く島、ウォーターセブンではウソップとロビンが一味を抜けるという衝撃事件が起きます。
ここまでの旅で仲間を失うということはなかったので、まさかの脱退には驚きでしたね。
デービーバックファイト編では負ければ仲間を失うゲームになっているので、次の編で仲間を失うという伏線になっていたようです。
デービーバックファイト編の見どころ・神回を紹介
デービーバックファイト編のみどころ・名場面を3つご紹介します。
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①ゾロとサンジ、初の協力戦線
第2試合、チョッパーを奪われ不利な状態で試合が始まります。
相手チームは巨体3人組に対し、麦わらの一味はいつもいがみ合っているゾロとサンジのチームです。
試合開始するも全くチームワークをとらない二人は窮地に陥りますが、試合後半に初めて連携をとるシーンが珍しくもあり良いシーンです。
個人的にはゾロとサンジは似た者同士な一面もあり、結構ぴったりな相性なのかなとも思いますね。
いがみ合いながらも旅を進めながら信頼関係が強くなっていることを感じられるコンビです。
②俺の仲間は絶対にやらん
第3試合のコンバットはルフィとフォクシーの戦いです。
フィクシーに有利な状況下で戦う中、ノロノロ光線を浴びフラフラな状態ながらも何度も立ち上がるルフィに仲間も敵も読者も感動します。
最終試合、負ければ仲間を奪われる窮地にルフィは「俺の仲間は絶対にやらん」と叫ぶのでした。
胸が熱くなるシーンです。
③覚悟の一騎打ち
青キジとの一騎打ちを申し込むルフィに青キジは合意します。
勝敗がついたとき、青キジはルフィの一騎打ちの真意に気づき他の仲間に手を出さず去っていきました。
一騎打ちを合意したからには、ここで残りの仲間に手をだすことはヤボだと青キジに思わせた真意がそこには隠されていたのです。
いつもはおちゃらけているルフィが、咄嗟にした船長としての判断にしびれます。
デービーバックファイト編の次は?
旅で傷ついたメリー号の修理と新たな仲間「船大工」探しをするため、世界最高の船大工の溜まり場「ウォーターセブン」へ向かいます。
到着後、各々が買い出しや船大工に会いにいく中、ロビンが忽然と姿を消してしまいます。
そして船大工に会いに行ったルフィとナミが告げられたのは、メリー号がもう走ることができないという事実でした。
メリー号と別れる決意をしたルフィと反対するウソップの間に亀裂が走りウソップが一味を抜けるという事態に。
ウソップはメリー号を賭けた決闘をルフィに申し込みます。
一方、ウォーターセブンの市長であるアイスバーグの暗殺未遂事件が発生し、その犯人としてロビンの名があがります。
世界政府直下の諜報機関サイファーポール通称〝CP9〟と共に行動しているロビンの真意を知り、麦わらの一味はロビン奪還のためエニエスロビーへ向かいます。
ロビン・ウソップとの亀裂、メリー号との別れの予感など麦わらの一味の強固な絆が揺らぐ重要な編となります!
★デービーバックファイト編の次”ウォーターセブン編”の記事はこちら
デービーバックファイト編は「ワンピース」のなかの黒歴史だった…?
- デービーバックファイト編の原作漫画32巻304話〜34巻321話まで
- デービーバックファイト編のアニメ第207話〜228話まで第
- デービーバックファイト編は黒歴史ではない
- デービーバックファイト編は海軍大将・青キジが初登場する重要回
- デービーバックファイト編の次はウォーターセブン編
黒歴史やいらないと言われる理由は個人的な見解が多いので、デービーバックファイト編は好みが分かれる編だということが今回わかりました。
空島編もジャヤを含めると長編になっており、次のウォーターセブン・エニエスロビーも長編です。
しかもウォーターセブン・エニエスロビー編は基本ハラハラする展開になります。
デービーバックファイト編は楽しく見れる短編になっているのでは箸休め的な感覚で見てみてはいかがでしょうか!
★「ワンピース」をより楽しめる情報はこちら