1990年代を代表する不朽の名作「るろうに剣心」。
連載当時の1996年にアニメ化されましたが、2023年に制作スタッフやキャストを一新して再びアニメ化して話題となっています。
2023年7月に2クールで放送された1期では物語の軸となる東京編が描かれ、2024年10月からは2期としてその続きとなる京都編の放送が始まりました。
本記事では、「るろうに剣心」新作アニメ第2期の範囲が原作の何巻から何巻のどこまでになるのかを予想し、各巻のあらすじをネタバレありで解説していきます。
【るろうに剣心】アニメ2期は何話まで?放送期間と全話数・何クールか
「るろうに剣心 京都動乱」(2期)は、アニメ1期の放送が終了した翌年の2024年10月から2期の放送が始まっています。
放送期間は2クールと決定しているので、1期と同様に全24話前後になると予想。
2期では本編屈指の人気エピソードである京都編がアニメ化されるとあって多くのファンが期待を寄せています。
2024年11月の時点で1クール目が放送中ですが、アニメーション制作は1期と変わらずライデンフィルムさん。
シリーズ構成などの制作スタッフも1期からの続投が多いようです。
しかし、監督やキャラクターデザインは変更があったようで、この先の展開に注目したいところですね。
OPは1期のように人気シンガーソングライターのタッグによる躍動感あふれるナンバーに、EDは柔らかな歌声が特徴でヒロインの薫や操の心境に寄せた歌詞が素敵な曲となっています。
【るろうに剣心】アニメ2期は何話まで?漫画の何巻どこまでかネタバレ解説
「るろうに剣心」2期は原作の京都編がアニメ化されている為、原作漫画の8~18巻までの内容が描かれると予想されています。
2クールでの放送が予定されていますが、単行本10巻分の内容である為細かい部分はカットされるかもしれません。
ストーリーをよく理解する為に、原作の8~18巻のあらすじをおさらいしておきましょう。
「るろうに剣心」8巻のネタバレ・あらすじ
明治政府から京都で暗躍する志々雄一派の討伐を依頼された剣心は、神谷薫(かみやかおる)たちに危険が及ばないように単身で京都へ向かいます。
残された薫たちは剣心の行動に納得がいかず、剣心を追ってそれぞれが京都を目指すことに。
一方、1人で東海道を京都を目指していた剣心は、森の中で四乃森蒼紫(しのもりあおし)を探しているという巻町操(まきまちみさお)という少女に出会います。
蒼紫と面識があるという剣心から情報を聞き出す為、操は剣心の旅に同行。
その道中、家族を殺された少年・三島栄次(みしまえいじ)と偶然出会い、志々雄一派に支配された新月村(しんげつむら)を救うことになります。
「るろうに剣心」9巻のネタバレ・あらすじ
新月村の現状と栄次の無念を打開する為、剣心は村の近くにあるという志々雄の館を目指します。
救援に駆け付けた斎藤一(さいとうはじめ)と共に志々雄と初対面を果たす剣心。
志々雄は部下の尖角(せんかく)を呼び寄せ剣心と闘わせることで剣心の実力を測り、京都まで追ってくるよう挑発するのでした。
側近である十本刀の1人・“天剣”の宗次郎こと瀬田宗次郎(せたそうじろう)に殿を任せて志々雄は京都へと向かいます。
宗次郎を相手に剣心は本気で闘いますが、その闘いで剣心の逆刃刀は真っ二つに。
京都に辿り着いた剣心は、新たな逆刃刀を求めて刀匠・新井赤空(あらいしゃっくう)を探すことになります。
剣心が新月村のトラブルに巻き込まれていた頃、単身で京都を目指していた相楽左之助(さがらさのすけ)は迷った森の中で破戒僧・悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ)と出会い二重の極みを会得。
新たな力を得て京都へ向かいます。
「るろうに剣心」10巻のネタバレ・あらすじ
剣心の逆刃刀を打った赤空は8年前に死亡していたことが判明。
赤空の技術を受け継いだという息子・青空(せいくう)に代わりの逆刃刀を打ってほしいと依頼するも、青空はそれを断ってしまいます。
逆刃刀探しはふりだしに戻ってしまいますが、そこへ十本刀の1人・“刀狩”の張こと沢下条張(さわげじょうちょう)が現れて赤空が残した最後の一振りとされる刀をめぐり闘いが勃発します。
張との闘いで赤空が残した最後の刀が逆刃刀だったことが判り、青空は父が平和を願い逆刃刀を打ったことを知って剣心に“逆刃刀・真打”を託すのでした。
その後、剣心は自分の剣の師匠である比古清十郎(ひこせいじゅうろう)と再会し、志々雄を倒す為の力をつけるべく修行することになります。
「るろうに剣心」11巻のネタバレ・あらすじ
剣心を追って京都までやって来た薫と明神弥彦(みょうじんやひこ)は、剣心の行方を知る操と遭遇。
操の案内で2人は再会を果たします。
一方、剣心に私的な恨みを持つ御庭番衆の御頭・四乃森蒼紫(しのもりあおし)もまた京都に到着。
剣心を倒すという目的が一致したことで志々雄と同盟を組み剣心が潜伏していた葵屋(あおいや)を襲撃するのでした。
剣心と接触していた操の育ての親・翁(おきな)こと柏崎念至(かしわざきねんじ)と蒼紫が激突する波乱の展開が巻き起こります。
「るろうに剣心」12巻のネタバレ・あらすじ
剣心は清十郎の下で修業し、飛天御剣流の奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)を伝授されます。
志々雄を倒す力を着実に付けていく剣心でしたが、その裏では志々雄が特攻部隊・十本刀を全員招集。
京都の街を焼き尽くす京都大火を実行にうつすのでした。
しかし、その作戦はあくまで囮。
志々雄の本来の計画は、十本刀を京都で暴れさせ、その混乱を利用して秘密裏に船で東京を目指して襲撃するというものでした。
その計画に気付いた剣心たちは京都大火の情報を薫たちに知らせ、警察や御庭番衆と連携してそれを阻止するよう指示します。
そして剣心は左之助と斎藤と共に志々雄の用意した戦艦を破壊しようと奮闘。
計画を阻止された志々雄は、比叡山にあるアジトで決着をつけることを提案するのでした。
「るろうに剣心」13巻のネタバレ・あらすじ
剣心たちは志々雄が用意した戦艦・煉獄を破壊し、東京砲撃の阻止に成功。
京都も警察と薫たちの連携により大きな被害を出すことなく終息します。
その後、剣心、左之助、斎藤の3人は志々雄のアジトへ向かうことに。
志々雄側の別の兵が葵屋に襲撃しに来る可能性を考え、薫や弥彦は葵屋に留まることが決定します。
そして遂に剣心一行と志々雄一派の直接対決が開始となります。
アジトで待ち構えていた最初の刺客は、十本刀の中で最も慈悲深いとされる“明王”の安慈。
京都に向かう途中で左之助が出会った破戒僧でした。
「るろうに剣心」14巻のネタバレ・あらすじ
左之助と安慈の闘いは左之助が勝利。
改心した安慈からアジトには志々雄と十本刀の1人・“百識”の方治こと佐渡島方治(さどじまほうじ)、そして自分を含めた十本刀の三強以外いないことを知らされます。
残りの十本刀は部下を引き連れて葵屋の襲撃に向かったことが判明し、奇しくも剣心の予測が当たってしまうのでした。
葵屋に残った薫たちは十本刀の5人と闘うことに。
アジトでは、十本刀で唯一志々雄から警戒されている盲目の剣士・“盲剣”の宇水こと魚沼宇水(うおぬまうすい)と斎藤との死闘が繰り広げられます。
さらに先を急ぐ剣心の前に蒼紫が姿を現し、因縁の対決が幕を開けることになります。
「るろうに剣心」15巻のネタバレ・あらすじ
剣心と斎藤が死闘を繰り広げていた頃、薫たちもまた葵屋の前で残りの十本刀と闘っていました。
弥彦は空中戦を得意とする“飛翔”の蝙也こと刈羽蝙也(かりわへんや)に、薫と操は協力して大鎌使い“大鎌”の鎌足こと本条鎌足(ほんじょうかまたり)に挑みます。
さらに清十郎も加勢し、身の丈8mを超える大男・“破軍(乙)”の不二(ふじ)と不二を言葉巧みに操る老人“破軍(甲)”の才槌(さいづち)を相手に勝利を収めるのでした。
4人が闘いに敗れ捕縛される中、ゴム毬のような体で御庭番衆を圧倒していた“丸鬼”の夷腕坊(いわんぼう)は分が悪いと見るや1人だけ逃走して行方をくらましてしまいます。
十本刀はほぼ壊滅状態となり、闘えるのは宗次郎ただ1人。
そして遂に剣心VS宗次郎の一騎打ちが始まります。
「るろうに剣心」16巻のネタバレ・あらすじ
喜怒哀楽のうち、楽以外の感情を持ち合わせていない宗次郎。
それゆえに相手の出方を予測する飛天御剣流の先読みが通用せず、剣心はこの闘いで追い詰められていきます。
しかし、最後は技の破壊力が高かった剣心が勝利し、宗次郎は志々雄の下を去って自分探しの旅に出ることになるのでした。
そして遂に剣心はアジトの最上階・大灼熱の間に到着。
志々雄と対峙することになります。
「るろうに剣心」17巻のネタバレ・あらすじ
遂に始まった剣心VS志々雄の最終決戦。
既に蒼紫と宗次郎との闘いで重傷を負っている剣心は、志々雄との闘いで瀕死状態になってしまいます。
そばで見守っていた左之助や加勢に駆け付けた斎藤と蒼紫も志々雄目がけて攻撃を仕掛けますが、志々雄は顔色一つ変えずにそれを圧倒。
志々雄の闘いを見守っていた方治と駒形由美(こまがたゆみ)も志々雄の勝利を確信していました。
しかし、志々雄は過去に全身を焼かれたことによる後遺症で体が高熱を発するようになっており、一定時間全力で動き続けると身がもたない状態でした。
タイムリミットを越えて闘い続けた志々雄の体は、熱に耐え切れず人体発火。
志々雄は炎に焼かれて消滅してしまい、剣心が手を下す前に死亡してしまうのでした。
17巻の後半では、志々雄との死闘から1か月後の様子や十本刀のメンバーのその後も描かれています。
「るろうに剣心」18巻のネタバレ・あらすじ
当初の目的通り、志々雄を倒し組織の解体に成功した剣心。
京都で1か月程療養した後、遂に東京へ戻ることになります。
各々が京都での闘いに思いを馳せ、新たな目標を見つけるのでした。
そして剣心たちは無事に東京へ帰還。
これにて大波乱の京都編は終幕となります。
しかし、その裏では剣心を狙う新たな敵が迫っていました。
舞台は東京に戻り、新章が幕を開けます。
【るろうに剣心】アニメ2期は何話まで?京都編の見どころを紹介!
アニメ2期では作中屈指の人気エピソードである京都編が最後まで描かれると予想されています。
原作漫画10巻分の内容になるのでかなりのボリュームですが、その中でもどこに注目して見たら良いのでしょうか。
ここからは、連載当時から”るろ剣”ファンである私が京都編の見どころを3つ紹介します。
※↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
見どころ①:魅力的な新キャラが続々登場!
2期の見どころ1つ目は、志々雄真実や比古清十郎など魅力的な新キャラが続々登場するところです。
京都編では物語の舞台が東京から京都へと移り、明治政府打倒と日本征服を掲げる志々雄一派と剣心たちが激闘を繰り広げることになります。
個性的な敵キャラが続々と登場し、それぞれが戦う理由も明らかとなるので戦闘シーンだけでなく人間ドラマも面白いです。
さらに剣心の師匠である十三代目飛天御剣流の継承者・比古清十郎や御庭番衆のくノ一・巻町操など味方もたくさん増えます。
旧作アニメを見ていたファンは、キャストの変更にも是非注目してみてください。
見どころ②:剣心たちが十本刀と激突
2期の見どころ2つ目は、志々雄一派の精鋭部隊・十本刀と剣心たちが激突するところです。
京都編は、明治政府が剣心に京都で暗躍する志々雄の討伐を依頼したことで開幕。
その情報を掴んだ志々雄は、自分が実力を認めた暗殺集団の十本刀を招集して迎え撃とうとします。
京都の街を舞台に剣心一行VS十本刀の激しい闘いが次々と巻き起こり、手に汗握る展開の連続となります。
剣心と左之助、斎藤が十本刀の三強と次々に闘っていくところも迫力があって面白いのですが、これまで実戦シーンがほとんどなかった薫や弥彦が命がけの闘いを繰り広げることになります。
2期は剣心以外の戦闘シーンに注目して見てほしいところです。
見どころ③:剣心VS志々雄!壮絶な最終対決
2期の見どころ3つ目は、京都編のクライマックスである剣心VS志々雄の最終対決です。
志々雄のアジトで十本刀の三強を下した剣心たち。
遂に最上階に作られた逃げ場のない闘技場で志々雄と直接対決となります。
直前の宗次郎戦で深手を負っていた剣心たちですが、志々雄を倒す為に総攻撃を開始。
しかし、志々雄の炎を操る特殊な抜刀術を前に仲間たちは倒されてしまいます。
剣心も瀕死の状態となってしまうのですが、仲間のピンチに覚醒し再び志々雄と剣を交えることに。
互いに凄まじい技を連続で繰り出す展開となり、最後はどう決着がつくのか。
“るろ剣史上最高傑作”の最終決戦は興奮の連続です。
【るろうに剣心】アニメ2期・京都編の続きはどこから?
アニメ3期が制作されるのであれば、続きは18巻第152話からになります。
原作が既に完結しているので、旧作アニメでは描かれなかった人諜編がテレビアニメで初めて描かれることになるのではないでしょうか。
人諜編は、京都での闘いを終えた剣心たちが神谷道場がある東京へ戻ってからのストーリーとなります。
雪代縁(ゆきしろえにし)をはじめとする剣心に私的な恨みを持つ敵たちが復讐の為に集まり、東京を舞台に新たな闘いが始まることに。
剣心の過去が中心となっていて、シリアスなシーンが多いのが特徴です。
★初アニメ化!?人誅編はどんな話?
記事を作成中です。
【るろうに剣心】アニメ2期は何話?=京都編の終わりまでと予想
- 「るろうに剣心」のアニメ2期は2クール放送で8巻第58話~18巻第151話の内容が描かれると予想
- 2期は志々雄一派や比古清十郎など新キャラが続々登場する大人気エピソードの京都編!
- 京都編は東京編以上に激しい戦闘シーンの連続!新作アニメでどう描かれるのか注目されている
2期は、「るろうに剣心」の作中でも特に人気が高いとされるエピソード・京都編が描かれています。
1期の東京編では1対1の私闘が多かったのに対し、2期では目的を同じくした仲間と協力して闘うという団体戦であり、少年漫画らしく熱い展開の連続。
個性的な登場キャラが一気に増えたり、これまで闘いの場において活躍が少なかった薫や弥彦の戦闘シーンなどとにかく見どころが満載です。
また、2期の続編制作が決定すればテレビアニメでは初となる人諜編が描かれることになり、ファンの間ではこちらも期待されています。
既に完結済みの作品なので、アニメはほぼ原作通りに進行中。
京都編や人諜編の展開を一足先に知りたいという人は原作を読むのがおすすめですよ。
★「るろうに剣心」アニメや漫画をもっと楽しめる記事はこちら