いよいよ原作漫画が最終回を迎えた【推しの子】には、さまざまなヒロインが登場します。
そんな【推しの子】ヒロインの1人で、かわいい一面と頭脳明晰な点のギャップが魅力的な黒川あかねですが、一部からは人気がない、嫌いという声が挙がっているようです…。
そこでこの記事では、黒川あかねのかわいいシーンや、嫌い、怖いと言われてしまう理由について振り返ってみようと思います。
そしてアクアとの恋愛はどのような結末を迎えたのでしょうか…。
黒川あかねがかわいい!作中の可愛いシーンを振り返り
まずは黒川あかねの魅力について振り返ってみましょう!
【推しの子】作中から黒川あかねのかわいいシーンをピックアップしてみました。
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黒川あかねの怒り方がかわいい
【推しの子】アニメ2期では黒川あかねの怒り方がかわいい!と話題になりました。
2.5次元舞台「東京ブレイド」の稽古中、アクアは有馬かなの演技を評価し、このままでは自分達は大差で負けるといったことに対し、あかねはほっぺたを膨らませて「プクーッ」として見せました。
それに対してアクアは「怒るなら怒れよ…感情表現子供か」と返していました。
漫画では擬音になっていましたが、アニメではあかねの声ありで「プクーッ」だったので、余計可愛く思えた人は多いでしょう。
なんだかんだ純粋なところがかわいい
頭が良くてクールビューティーなイメージが強い黒川あかねですが、なんだかんだ純粋なところがかわいいですよね。
アクアの復讐に加担したいと思ったことも、ヤキモチを妬くところも、すぐに顔に出てしまうところも好きな人や物に対する純粋さから出てくる物だと考えます。
アクアと一緒にいる時、幸せそうにしているあかねは普通の恋する女子高生の顔をしているのでかわいいし、安心できる瞬間です。
アクアの芸能界入りの目的を聞いた後の「一緒に殺してあげる」のセリフは怖いですが、好きな人のために心から何かしてあげたいという純粋さから出たセリフで、裏はないと考えます。
あかねはアクアに黙って1人で行動しようとしたことはあるけれど、嘘はついていないんだよなぁ…とも思いました。
有馬かなとのライバル関係がかわいい
ライバルである有馬かなとのやりとりも、黒川あかねの可愛いポイントの1つです。
幼い頃は完全に憧れる存在だった有馬かなですが、あかねもメキメキと実力をつけた事からほぼ対等な存在になり、演技に対しても恋愛に対してもお互いをぶち撒けられる関係性に成長しました。
「東京ブレイド」本番中に有馬かなの本気の演技を見て慌てふためくところも、「好き!」の気持ちが隠せていなくてかわいいですよね!
有馬かなが好きすぎてついついおせっかいを焼きたくなる、あかねの母性本能が働いてしまうところも可愛いポイントの1つです。
黒川あかねはかわいいけど人気ない?嫌いと言われる理由を考察
こんなに「かわいい」魅力がある黒川あかねですが、一部からは人気がない、嫌いという声が挙がっているようです…。
どうやら黒川あかねの重すぎる感情や、負けず嫌いな性格が原因なようで…。
ここからはその理由について調べたので紹介していきます。
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ルビーや有馬かなと比べて地味だから
黒川あかねが人気がないと言われる理由には、B小町や有馬かなの存在、そしてあかねの控えめな性格が関係しています。
華やかな芸能界…とその裏をリアルに描く【推しの子】のなかで特にその活動が目立つのは、星野ルビー、有馬かな、MEMちょが結成したアイドルグループの新生B小町。
オリジナル楽曲や作中のMVが実際にYouTube公開されるなど、漫画の世界だけでなく現実世界も彼女たちに注目しています。
黒川あかねは女優で新人賞を受賞するくらいの実力がありますが、作中であかねの女優活動がメインで描かれているストーリーがありません。
また、ライバル関係である有馬かなが太陽とすると黒川あかねは月のような存在で女優としての立ち位置も対照的。
あかねは性格も控えめなので、ぐいぐいと出てくる他の女性キャラと比べると地味と思われがちです。
実力はあるはずなのですが、B小町や有馬かな比較してしまうとどうしても地味に感じてしまい、人気がない…と言われてしまうのでしょう。
負けず嫌いで執着心が強いから
黒川あかねが人気がない理由の1つに、負けず嫌いな性格が関係しています。
あかねは子役時代の有馬かなに憧れて自分の役者人生をスタートさせたくらい、かなに執着しています。
私にとっての有馬かなはこうでなきゃいけない!と、とにかく思想が強め。
しかし「本当に子供の頃から大好きなかなちゃん♡」という感情も残っている事から、本当のライバルになりきれていない部分も…。
向上心があることは良い事ですし、怒った時のリアクションは確かにかわいいですが、ほっぺたを膨らますなどわかりやすく幼稚なリアクションが一部ではウケていないのだと考えます。
感情が重すぎるから
感情が重すぎることも、黒川あかねが人気がない理由の1つだと考えます。
前述した有馬かなに対してもそうですが、恋愛面に関してもアクアに対するゲキ重な感情が目立っていました。
「アクアが抱えているものを一緒に背負いたい」
おそらくあかねは誰よりも好きな人のことを1番に理解していたいと思っており、これまでにアクアの目的に加担しようとしたり、逆にアクアの犯行を阻止しようと1人で動いていました。
また、アクアと破局した後には有馬かなの背中を押しつつも「アクアくんと次に付き合う人は私が認めた女じゃなきゃヤダ」と、吹っ切れたと言いつつも吹っ切れていない様子。
元カノの私が全部教えてあげると言わんばかりの恐怖のムーブと表情に、有馬かなも「その目やめて」と驚愕していました。
黒川あかねはかわいいけど怖い…作中のシーンを振り返り
かわいいけれどその中に独特の”怖さ”が潜んでいる黒川あかね。
ここからは黒川あかねが「怖い」といわれる理由について、作中のシーンで振り返ります。
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突然両目に星を宿したから
「今ガチ」の炎上騒動後、あかねのイメージを回復させるために努力してくれたアクアに報いるべく、あかねは仲間たちのアドバイス通り、アクアの好みの女性を演じることに。
アクアの好みの女性が元B小町のアイと知ると、さっそくアイの資料を集めてプロファイリングを開始。
その際にアイの特徴的な瞳だけでなく、異性関係の問題や劣悪な家庭環境、アイに関する以下の情報を見抜きます。
- 愛情の抱き方に何らかのバイアスあり
- 秘密主義と暴露欲求
- 15歳あたりから破壊的行動に改善が見られる→何か良い出会いがあったのかな?
- 思春期の段階で性交渉があった子特有のバランスの悪さ
そしてあかねが見抜いたアイの情報はほぼ間違っていないことも後に明らかになります。
あかねのプロファイリング能力も怖いですが、アイに関する伏線がこんな早い段階で散りばめられていたことにも驚き。
そしてその後、あかねは本物の星野アイのように、両目に星を出すことに成功し、アクアを驚かせたのです。
この事から黒川あかね=星野アイの転生者説まで出たくらいです。
頭が良すぎて怖いから
黒川あかねが怖いと言われる理由の1つに、頭が良すぎることが挙げられます。
あかねは持ち前のプロファイリング能力を生かして、【推しの子】の探偵役を担うキャラクターになりました。
主人公のルビーやアクアを差し置いてどんどん事件の真相に迫っていくあかね。
5巻第27話ではアクアの「アイ」という寝言1つで、アクア(とルビー)がアイの隠し子ではないかという考えにたどり着きます。
さらには2人より先にカミキヒカルという存在に辿り着き、カミキの魔の手からルビーを守るなどファインプレーを見せていました。
頭の良さはあかねの評価されるべきポイントでもあるので、賞賛の意味での「怖い」とも捉えられますね。
あかねのおかげ?で警察要らずな【推しの子】でした。
アクアのためなら何でもしそうだから
黒川あかねが怖いと言われる理由に、好きな人=アクアのためなら何でもしそうなことが挙げられます。
その証拠に5巻第28話でアクアの芸能界入りの目的が自分の父親を探して殺すことだと知ると、あかねは「殺してあげる」と言って寄り添いました。
「今ガチ」の件からアクアに恩返しをしたいという気持ちもわかりますが、どんどんのめり込んでいく様子や、恋人であるアクアのためならなんでもしそうで怖いと言われることは間違い無いでしょう。
自分の命を顧みずに行動するから
自分の命を顧みずに行動するところも、黒川あかねが怖いと言われる理由の1つです。
あかねの行動原理は「アクアを幸せにすること」と「アクアの抱えているものを一緒に背負うこと」。
そのためにナイフを持って単身カミキヒカルの元を訪れようとしたり、神社でルビーがカミキヒカルに遭遇した際は咄嗟に声をかけて助けました。
また、新生B小町のライブ当日に元B小町ニノが自宅を襲撃した際にはルビーの身代わりになって腹部を刺されています。
防刃ベストを着ていたため怪我はなかったようですが、自分の命を最優先しないことも怖いと言われる理由の1つです。
黒川あかねとアクアの恋愛はどうなった?
ここからは黒川あかねとアクアの恋愛について振り返ります。
【推しの子】でアクアは死亡してしまいましたが、あかねとの恋愛は最後どうなったのでしょうか?
「今ガチ」炎上の経験からビジネスカップルに
黒川あかねとアクアの出会いは、恋愛リアリティーショー「今からガチ恋始めます」(通称「今ガチ」)。
目立たないあかねは普段とは違う自分を演じようとして空回りし、共演者のモデル・ゆきに怪我を負わせてしまいます。
あかねの行動が炎上騒動を招きますが、アクアやMEMちょの協力があって騒ぎを鎮めることに成功。
あかねとアクアのカップル成立という形で番組は終了し、まずは延長線上としてビジネスカップルとして付き合うことになります。
しかしその裏にはアクアの「あかねを利用したい」という思惑がありました。
正式に付き合うがアクアの真相を知り別れることに
黒川あかねとアクアが正式に付き合うことを決めたのは、舞台「東京ブレイド」の後の宮崎での慰安旅行最中です。
新生B小町のMV撮影を兼ねた旅行で、アクアとアクアの彼女であるあかねもなぜか同行することに。
この時アクアは自分の父親はすでに死んでおり、復讐は終えたと思っていた事から黒川あかねと正式に付き合います。
つきものが落ちたようなアクアでしたが、斉藤壱護との接触によって父親が生きていると知り再び闇堕ち。
いち早く父親=カミキヒカルの存在に気づいていたあかねの所持品にGPSを仕込んで父親の正体を探っていたのです。
カミキヒカルへの復讐に他人を巻き込むまいと、アクアはあかねを突き放し、1人で突き進む決意をしました。
「15年の嘘」撮影後に有馬かなの背中を押す!?
映画「15年の嘘」撮影後に打ち上げと称して海へ訪れた一同。
有馬かなと2人きりになった際、あかねはアクアと別れていることを打ち明け、恋のライバルでもある有馬かなに対し、アクアと付き合うように背中を押したのです。
しかしその裏には、あかねの「アクアくんと次に付き合う人は私が認めた女じゃなきゃヤダ」という複雑な気持ちと、「アクアに好きな人ができれば復讐をやめるはず」という思惑があったのです…。
アクアの死後も想い続ける
その後もルビーを守るためにアクアに協力し続けた黒川あかね。
しかし【推しの子】第164話「終幕」では、カミキヒカルと格闘の末に崖から落下したアクアの死亡が確定します。
あかねのアクアに対する思いはモノローグで語られており、やはり最後までアクアとどこまでも堕ちていく覚悟はあったようです。
アクアを想いながら海岸に花を添える黒川あかねの様子が描かれていました。
黒川あかねが人気がないは嘘!プロフィールと出演作品を振り返り
本名 | 黒川あかね |
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芸名 | 黒川あかね |
年齢 | 17歳→19歳 |
職業 | 女優 |
所属事務所/グループ | 劇団ララライ |
性格 | 真面目、努力家、恋愛面では重い一面も |
受賞歴など | 新人賞 |
黒川あかねは「今ガチ」撮影時高校2年生。
そこから最新第149話は2年後の話なので、有馬かなと同じく高校卒業後の19歳の女優です。
真面目で努力家の彼女は、劇団に入って女優になってからキャラを演じ切るためにプロファイリングを独学で学び、習慣づけていたようです。
プロファイリングで人物を読み解く方法はあかねに合っていたようで、探偵並みの捜査力を持っています。
「今からガチ恋始めます」(今ガチ)
芸能界で活躍する少年少女が様々なイベントを通して恋愛関係を築いていくという恋愛リアリティーショー。
出演者にはアクア、MEMちょ、黒川あかね、鷲見ゆき、熊野ノブユキ、森本ケンゴなど美男美女揃いで、鏑木勝也がプロデューサーを務めます。
リアリティーショーとは言いつつも、「今ガチ」では視聴者の興味を惹く為の意図的な演出が行われていました。
影が薄いあかねを悪女に仕立ててはどうだろう?という風潮が起こり、あかねも期待に応えようとしますが、モデルのゆきに怪我を負わせてしまい大炎上。
あかねは歩道橋から飛び降りて自殺未遂を起こすくらいに追い込まれますが、アクアや共演者たちの協力により、無事イメージ回復に成功します。
「東京ブレイド」鞘姫役
鮫島アビコ原作の人気漫画「東京ブレイド」の2.5次元舞台化で、黒川あかねは敵の総大将である鞘姫(さやひめ)を演じました。
最初は原作者と脚本家の齟齬によりキャラクター作りに苦しんでいましたが、自分の納得する鞘姫を見つけることに成功。
アクアの感情演技を引き出すために一役買ったり、有馬かなとはライバル女優同士の激しい演技合戦を繰り広げました。
新人賞を受賞
女優としての功績が認められ、黒川あかねは日本映画賞の新人賞を受賞します。
女優としての才能が完全に開花した黒川あかねの両目には星が宿っており、そのせいでカミキヒカルから目をつけられることになります。
「15年の嘘」旧B小町・高峯役
アクア企画の映画「15年の嘘」では、主役の星野アイ役をめぐり、ルビー、あかね、不知火フリルの3者間で個人間オーディションが開催されることに。
オーディションの結果アイ役はルビーに決まり、あかねは旧B小町・高峯役に配役されることに。
映画で高峯はどれくらい活躍したのかは、あまり描かれていません。
黒川あかねの声優は石見舞菜香(いわみまなか)さん
名前 | 石見 舞菜香(いわみ まなか) |
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生年月日 | 1998年4月30日 |
出身地 | 埼玉県 |
身長 | 158㎝ |
血液型 | O型 |
事務所 | ラクーンドッグ |
趣味・特技 | 散歩・読書・チューバ・耳を動かすこと |
受賞歴 | 第13回声優アワード新人女優賞 第18回声優アワード助演声優賞 |
黒川あかねの声を担当しているのは、石見 舞菜香さん。
アニメ、映画で声優に興味を持ち、自分も声で人を感動させられるようになりたいと思ったのが声優を目指すきっかけになったそうです。
2024年3月には、【推しの子】の黒川あかね役、「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のユフィリア・マゼンタ役で注目を集めたことにより、第18回声優アワード助演声優賞を受賞しました。
石見舞菜香さんの主な出演作品
- Dr.STONE/獅子王未来
- SPY×FAMILY/ミリー、イーデン校生徒
- 葬送のフリーレン/リーニエ
- BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS/浅草ネオン
- 鬼滅の刃/チュン太郎
など数多くの人気アニメ作品に出演されている声優さんです。
黒川あかねがかわいい!けど、激重な感情と怖さが人気ない理由に…
- 【推しの子】あかねの可愛いところは賢さの中に残る純粋さ
- 【推しの子】あかねが人気のない理由はやりすぎと激重感情…ちょっと地味
- 【推しの子】あかねは頭が良すぎて怖い
【推しの子】作中ではしっかりと可愛い黒川あかね。
あかねは負けず嫌いで努力家ですが、やりすぎと激オモな感情が裏目に出て人気がない理由に繋がったのかもしれません。
良いところが裏を返せば…という感じなので人気がない・嫌いという意見が出ることはとても残念に思いました。
いよいよ原作漫画が最終回を迎える【推しの子】ですが、これから実写ドラマ&映画、そしてアニメの続編とコンテンツは目白押し。
それぞれの楽しみ方ができるので、漫画、アニメ、実写、お好きな方法で楽しんでみてはいかがでしょうか!
★【推しの子】アニメの復習はこちら