【毛利小五郎のかっこいい回は何話？】アニメ,漫画,映画の話数と自力で解決した事件はある？「名探偵コナン」

「名探偵コナン」に登場する私立探偵の毛利小五郎。

いつもコナンに麻酔銃を撃たれて眠らされているへっぽこ探偵”眠りの小五郎”のイメージが強いですが、自力で事件を解決するかっこいい回があるのはご存じでしょうか？

毛利小五郎は拳銃の名人であったり、得意技の一本背負い投げを披露したり、家族想いの一面も。

2025年4月公開予定の最新映画「隻眼の残像（フラッシュバック）」では、格好良い毛利小五郎が見られる予感…。

今回は、毛利小五郎のかっこいい回&自力で解決した事件を解説します。

それぞれのエピソードが漫画、アニメで何話なのかについてもご紹介しますね！

この記事には原作漫画やアニメ、映画のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

毛利小五郎のかっこいい回は何話？漫画,アニメ,映画を一覧で紹介

まずは毛利小五郎のかっこいい回を一覧で紹介します。

漫画・アニメは何巻の何話なのか、劇場版は公開年も記載しているので、動画配信サービスなどで見返す際の参考にしてくださいね。

漫画・アニメ	原作漫画	アニメ
小五郎の同窓会殺人事件	9巻File4-6	シーズン1・27～28話
スキューバダイビング殺人事件	17巻File3-5	シーズン3・86～87話
容疑者毛利小五郎	27巻File1-3	シーズン5・199～200話
見えない容疑者	37巻File2-4	シーズン8・305～306話
レンタカー制御不能！	–	シーズン12・471話
柔よく謎を制す	62巻File2-4	シーズン14・528～529話
毛利小五郎探偵廃業の日	–	シーズン14・540～541話
最悪の誕生日（バースデー）	68巻File2-4	シーズン15・589～590話
小五郎はBARにいる	81巻File3-5	シーズン19・738～739話
妃弁護士SOS	93巻File3-5	シーズン23・901～902話
劇場版	公開年
14番目の標的	1998年	–
水平線上の陰謀	2005年	–
探偵たちの鎮魂歌	2006年	–
ハロウィンの花嫁	2022年	–
隻眼の残像	2025年	–

※↑タイトルをクリックであらすじ詳細へ飛べます。

「名探偵コナン」では、定期的に毛利小五郎のかっこいい回や別居中の妻である妃英理とのエピソードが登場しています。

”眠りの小五郎”の印象が強く、コナンからも「ヘボ探偵」「迷探偵」扱いをされてしまっていますが、自力で事件を解決する回もあるのです。

毛利小五郎は突拍子もない推理を披露したり、ここぞという時にお酒に酔って寝ていたり、綺麗な女性にデレデレしていたりとギャグ要素が強めな人物ですので、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。

普段はだらしなくても、妻や娘が絡むとビシッと決めるところがどこか憎めない毛利小五郎の魅力ですね！

毛利小五郎のかっこいい回は何話？漫画・アニメの話数とあらすじ紹介

毛利小五郎はお酒や麻雀が好きで仕事もせずに遊びまくっているだらしない人物と思われがちですが、実はビシッと決めるかっこいい回もたくさんあります。

小五郎がかっこいい回のほとんどは、妻や娘に関係するもの。

妻と別居中なのを良いことにクラブのママと遊んだり、綺麗な女性に見惚れていたりしていますが、本当は妻に一途で娘のことになると熱くなる素敵な父親なのです。

ここからは、毛利小五郎がメインで活躍したり、かっこいいシーンがある漫画・アニメの回をご紹介します。

「スキューバダイビング殺人事件」

タイトル	スキューバダイビング殺人事件
原作漫画	17巻File3-5
テレビアニメ	シーズン3・86～87話

この回で毛利小五郎やコナンは、蘭の誘いで伊豆の海を訪れています。

そこには、小五郎の別居中の妻である妃英理の姿が…。

蘭は小五郎と英理に別居を解消してもらうため、内緒で2人を伊豆の海に呼び寄せたのです。

目の前に妻がいるにも関わらず女性ファンにデレデレしている小五郎に英理も呆れており、夫婦仲は良くなるどころか最悪の雰囲気に。

そんな中、　1人の女性客が海でウミヘビに噛まれる事故が発生！

現場の状況からコナンは、事故ではなく事件であると判断し捜査することになりました。

コナンは、結婚指輪をしていない自分に小五郎が気付かずやきもきしていた英理の態度から事件の謎を解き、眠りの小五郎で事件を解決。

英理の前で小五郎に花を持たせることで、夫婦仲を良くしようとしたのですね。

事件解決後、結婚指輪について英理から詰められた小五郎は、英理に指輪を返しました。

小五郎は英理が結婚指輪をしていないことからビーチで失くしたのだと勘付いており、こっそり探して見つけていたのです。

英理がビーチでメガネをかけて髪を乾かしているだけで失くし物をしたのだと気付き、探しておくなんて素敵すぎますよね！

コナンもこの行動には「そのキレがいつもあれば…」と思うほど。

「スキューバダイビング殺人事件」は、毛利小五郎が事件以外のところでかっこいいエピソードです。

「容疑者毛利小五郎」

タイトル	容疑者毛利小五郎
原作漫画	27巻File1-3
テレビアニメ	シーズン5・199～200話

蘭とコナンを連れて避暑地・軽井沢に訪れた毛利小五郎は、弁護士仲間と遊びに来ていた妃英理と遭遇します。

男性弁護士と仲良さげに話す英理を見て、なんだか面白くない様子の小五郎。

しかし、弁護士仲間から英理が小五郎が解決した事件の記事をスクラップしていることを知り、旅行中は夫婦休戦状態にして仲良くすることを受け入れます。

ちなみに、小五郎も英理が担当した事件を夜中にこっそり見ているのだとか。

お互いのことを気にしていないふりをしつつ、実は気にしている似た者夫婦ですね。

そんな中、妃英理の弁護士仲間のひとりが殺害される事件が発生！

密室の現場の中にいたのは、毛利小五郎でした。

重要参考人として小五郎が警察署に連れて行かれてしまったあと、腑に落ちない英理は捜査を進めることに。

コナンのヒントもあり、英理は無事に真犯人に辿り着き小五郎の無実を晴らします。

そんな英理に小五郎は「そろそろ戻ってきてくれねーか…限界なんだよ…」と告白しました。

「容疑者毛利小五郎」では小五郎のかっこいい推理を見ることが出来ませんが、小五郎と英理夫妻がお互い思い合っていることがわかる回です。

「レンタカー制御不能！」

タイトル	レンタカー制御不能！
原作漫画	なし・アニメオリジナル
テレビアニメ	シーズン12・471話

「レンタカー制御不能！」は毛利小五郎が借りた車に爆弾が仕掛けられいることが判明し、爆発させないために時速20キロで走り続けないといけなくなる話です。

時速20キロで走っていれば爆発は逃れられるのですが、ガソリンが減っていくため1時間もつかどうか…。

小五郎は娘の蘭とコナンを必ず脱出させると励まします。

自身の命も危ない状況でも娘やコナンを第一に考える姿は、娘を想う父親そのものですね。

「レンタカー制御不能！」はアニメオリジナルですので原作漫画には掲載されていません。

毛利小五郎の活躍が気になる人は、アニメをチェックしてください。

「柔よく謎を制す」

タイトル	柔よく謎を制す
原作漫画	62巻File2-4
テレビアニメ	シーズン14・528～529話

「柔よく謎を制す」は、妃英理が柔道家の女性から夫にストーカーがいないと証明してほしいと依頼されるところから始まります。

コナンと蘭は探偵のような仕事をどうして弁護士である英理が引き受けるのか、疑問に思っていました。

依頼主の家に訪れたところ、柔道家女性の夫が変わり果てた姿で発見されます。

蘭に今回の事件を小五郎に相談するように進められても、意地を張ってなかなか電話をしない英理。

そんな英理を見て蘭は半分無理矢理小五郎に電話をかけ、事件の相談をすることに。

しかし、小五郎は麻雀をしているから忙しいと電話を切ってしまうのです。

小五郎が電話の向こうで麻雀の音を流すテープを再生している気付いた英理は、事件を無事に解決します。

事件の内容を聞いた小五郎は自分なりに事件を推理し、英理にヒントを与えるためワザと電話の向こうでテープを再生していたのです。

電話では冷たい態度を取っていながらヒントを与えている…小五郎の不器用な優しさがよくわかる回ですね。

事件内容を聞いただけで犯人がテープを使って浮気を隠していると見抜く推理力の高さにも驚きです。

「最悪の誕生日（バースデー）」

タイトル	最悪の誕生日（バースデー）
原作漫画	68巻File2-4
テレビアニメ	シーズン15・589～590話

「最悪の誕生日（バースデー）」では、毛利小五郎が妻の誕生日プレゼントを渡すために静岡県のホテルを訪れています。

事前に蘭から小五郎がプレゼントを買ったことを聞かされていた英理は期待して待ちますが、小五郎はプレゼントを渡すどころか冷たい態度ばかり。

あげくの果てに英理の部屋で殺人事件が起きてしまい最悪の誕生日になってしまうのです。

小五郎は英理の無実を証明するため、コナンの力を借りて英理と共に捜査し、事件を解決します。

そして事件解決後、小五郎はプレゼントを英理に渡しながらせっかくの誕生日を2人でお祝いしようと提案しました。

英理に冷たい態度を取っていたのはわざとで、上げて落とす作戦だったのです。

誕生日を間違えて覚えていたり、ネックレスと間違えて数珠を渡したり、ちょっと笑えるオチとなってしまいましたが、妻の誕生日を2人きりでお祝いしたいという気持ちが素敵ですよね。

英理が思わずほっぺにキスしてしまうのも納得です。

「小五郎はBARにいる」

タイトル	小五郎はBARにいる
原作漫画	81巻File3-5
テレビアニメ	シーズン19・738～739話

「小五郎はBARにいる」は、毛利小五郎をメインとしており小五郎の心境を描いたエピソードです。

この回では、小五郎が依頼を受けてBARにいるところから始まります。

BARで依頼主から話を聞いていると、客の1人が殺害される事件が発生します。

行く先々で事件を呼びよせる探偵…さすがですね。

小五郎は警察と一緒に事件の捜査を進めながら、いつものあの感覚を待ちます。

いつものあの感覚とは、コナンが撃つ麻酔銃のこと。

小五郎はコナンの麻酔銃により眠り、起きたら事件が解決している現象のことを潜在的な能力を持つ真の自分だと考えているのです。

事件のことを覚えていないのは、推理に全精力を使い果たしていると解釈している様子。

あまりにも都合の良い解釈が小五郎らしいですね。

「小五郎はBARにいる」は、眠りの小五郎を小五郎側から見られる珍しい回です。

かっこいい小五郎の姿はあまり見られませんが、小五郎がメインとなっているので紹介しておきます。

「妃弁護士SOS」

タイトル	妃弁護士SOS
原作漫画	93巻File3-5
テレビアニメ	シーズン23・901～902話

「妃弁護士SOS」では、妃英理が何者かに誘拐されてしまいます。

英理はチャットアプリを使って蘭に助けを求めますが、気付いた犯人が英理になりすましチャットアプリに偽の情報を送ることで撹乱。

チャットアプリだけでは本物の英理の発言なのか、犯人による嘘の発言なのか判別できません。

コナンや小五郎は様々な推理で英理の居場所を特定し、助けに向かうことに。

英理を誘拐した犯人はDVで離婚訴訟を起こされた男で、妃英理に裁判で負けた腹いせに英理の裸を動画に撮りネットで拡散しようとしていたのです。

そんな犯人を小五郎が「バーカ…英理の裸を見ていいのは…この世で唯一…俺だけだ…」と得意の一本背負いで成敗。

セリフといい一本背負いといい、とってもかっこいいですよね！

英理を救うために4階まで排水配管を伝ってよじ登っているのも、がむしゃらなのが伝わって小五郎の良さが出ています。

事件解決後、妻とデートするために事情聴取を明日にしてほしいと言う姿もキュンとするポイントです。

毛利小五郎のかっこいい回は何話？映画のおすすめを紹介

毛利小五郎がかっこいい回は、漫画やアニメだけではありません！

劇場版でも、毛利小五郎がメインで活躍していたり、かっこいいシーンがある作品がたくさんあるのです。

ここからは毛利小五郎のかっこいい映画のおすすめをご紹介します。

「14番目の標的（ターゲット）」

作品名	14番目の標的（ターゲット）
公開年	1998年
上映時間	99分
主題歌	ZARD「少女の頃に戻ったみたいに」

「14番目の標的」は、毛利小五郎がなぜ警察官を辞めたのか過去が判明する作品となっています。

ある日、警視庁の目暮十三警部が何者にボウガンで狙撃される事件が発生！

目暮警部に続いて、妃英理と阿笠博士も襲われてしまいました。

現場に残されていた遺留品から、コナンはこれらの襲撃事件が毛利小五郎に親しく、名前に「十三」から「一」までの数字が入っている人を標的にしていると推理。

警察は、過去に小五郎が逮捕した村上丈が犯人ではないかと考えました。

かつて、警察官をしていた小五郎は村上丈の取り調べの際に娘の蘭の目の前で妻の英理を人質に取られたことがありました。

その際、なぜか小五郎はなぜか村上丈ではなく英理の足に拳銃を発砲していたのです。

警察署内で人質に発砲したことが問題となり、小五郎は警察を退職していました。

父が母を撃ったという事実にショックを隠せない蘭に、コナンは「小五郎が英理を撃ったのは事実でも、それが真実では限らないか」と励まします。

「十」のつく人物が襲われ、事件は止まりません。

小五郎やコナンは事件解決の捜査のために新たに開業する海中レストラン「アクアクリスタル」を訪れることに。

そこには、名前に数字の入った人物が集められていました。

物語の終盤では、なぜ拳銃の名手である小五郎が妻の妃英理を撃ったのか真実が判明します。

自身の周囲の人間が襲われているのにもかかわらず、自身は「五」だからまだ大丈夫！と余裕を見せる小五郎に少しイライラするシーンもあります…。

しかし「14番目の標的」は全体的に毛利小五郎がメインとなっており、かっこいいシーンが多いのでおすすめ。

事件が明るみになり暴れる犯人を制圧する小五郎の一本背負いとかっこいいセリフにも注目です。

「探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）」

作品名	探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）
公開年	2006年
上映時間	111分
主題歌	B’z「ゆるぎないものひとつ」

「探偵たちの鎮魂歌」は劇場版名探偵コナン10周年を記念して公開された作品で、とにかく登場キャラクターが豊富なのが魅力です。

物語の舞台は、横浜に新しく出来たテーマパーク「ミラクルランド」。

ある人物から調査を依頼された毛利小五郎は、蘭やコナン、少年探偵団を連れてミラクルランドの敷地にあるレッドキャッスルホテルに訪れます。

依頼主は全員にミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを配り、小五郎が仕事をしている間は自由に遊んでいても良いと言うのです。

コナンも蘭や少年探偵団と共にミラクルランドへ向かおうとしますが、なぜか小五郎と共に残るように指示されました。

依頼人はなぜかコナンの正体が工藤新一だと知っており、小五郎とコナン（工藤新一）にある事件を解決するように、解決できなかった場合はミラクルランドのフリーパスIDに仕掛けた爆弾を爆発させると言うのです。

大切な人たちを人質に取られてしまったコナンと小五郎は、無事に事件を解決することができるのでしょうか？

今作の事件で毛利小五郎は、娘の蘭や少年探偵団たちを救うため事件を解決しようと必死に捜査しています。

途中、怪盗キッドの仲間と誤認されて警察に連れていかれるシーンもありますが犯人から「今回の事件のことを警察に言うと爆弾を爆発させる」と言われているので、目暮警部に助けを求めることもできません。

必要以上に目暮警部に冷たい態度を取る小五郎。

実は、小五郎は機転を利かせて犯人にバレないように目暮警部に今回の事件の概要と蘭たちの警護を頼んでいたのです。

普段何も考えていないような言動が多い小五郎ですが、決める時はビシッと決めてくれますね。

劇中、自信を喪失して弱音を吐く小五郎を妻の妃英理が支えるシーンは夫婦の絆がわかる名シーンでしょう。

小五郎は事件の真相に辿り着くことができず、ラストはギャグ要素として描かれてしまっているのが少し残念ではありますが、「探偵たちの鎮魂歌」は毛利小五郎のかっこよさがわかる映画です。

「ハロウィンの花嫁」

作品名	ハロウィンの花嫁
公開年	2022年
上映時間	111分
主題歌	BUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」

「ハロウィンの花嫁」は安室透こと降谷零の警察学校時代の同期5人をメインキャラクターとした作品です。

今作の犯人は性別・国籍など正体不明の爆弾魔！

公安警察の降谷零は、首に時限爆弾を付けられてしまい動けない状態となってしまいます。

そんな中でもコナンと降谷は協力し、”警察学校組”と呼ばれる降谷の警察学校時代の同期とのエピソードをヒントに事件解決に向けて奔走するのです。

渋谷の街を大爆発から守り抜けるのか！？

最後までハラハラドキドキが続く、映画となっています。

「ハロウィンの花嫁」は警察学校組がメインのため、正直毛利小五郎はあまり登場していません。

しかし！爆風により車道に投げ出されてしまった灰原哀を救うために小五郎が咄嗟に飛び出すシーンがとてもかっこよく、大きな見どころとなっています。

子どもを救うために自ら道路に飛び出すなんて、なかなか出来ることではありませんよね。

ぜひ警察学校組だけでなく、毛利小五郎にも注目して見てみてください。

「隻眼の残像（フラッシュバック）」

作品名	隻眼の残像（フラッシュバック）
公開年	2025年
上映時間	不明
主題歌	不明

2025年4月18日（金）公開予定の劇場版最新作「隻眼の残像」では、毛利小五郎が活躍すると予想されています。

ティザーにも大きく描かれていますし、公式のSNSを見ていると毛利小五郎を積極的にアピールしているので間違いないでしょう。

映画の舞台は長野県の八ヶ岳連峰未宝岳。

どうやら、長野県警の警部である大和敢助が巻き込まれた雪崩事故と毛利小五郎に何らかの関係があるようです。

映画には長野県警や公安の降谷零も登場するので、小五郎が警察と協力して華麗に事件を解決する姿が見られるかもしれません。

「隻眼の残像」はまだ公開されていませんので、どんなストーリーなのか、毛利小五郎がどんな活躍をするのか今から待ち遠しいですね！

毛利小五郎が自力で解決した事件はある？

毛利小五郎というと、お酒に酔って大事な場面にいなかったり、頓珍漢な推理を披露して相手を怒らせたりしているへっぽこなイメージが強いのではないでしょうか？

小五郎が誤った犯人を名指しした後にコナンが麻酔銃を撃ち「と、いうのは冗談で…」と正しい推理を披露するのはあるあるですよね。

だらしない印象が強い小五郎ですが、実はコナンの力を使わずに事件を解決したエピソードもたくさんあるのです。

ここからは毛利小五郎がコナンに頼らず解決した回や映画をご紹介します。

今回は毛利小五郎のかっこよさをお伝えするため、事件の犯人やネタバレも解説しています。

未読&未視聴の人はご注意ください。

小五郎の同窓会殺人事件

原作漫画	9巻File4-6
テレビアニメ	シーズン1・27～28話

まず紹介したい毛利小五郎が自力で解決した事件は「小五郎の同窓会殺人事件」です。

この回ではタイトル通り、小五郎の大学の柔道部の同窓会としてコナンたちが静かな温泉宿に宿泊しています。

昔話に花を咲かせたり、卓球をして遊んでいたり花火大会に出かけたりと楽しい時を過ごしていましたが、メンバーのひとりが亡くなっていることに気が付きました。

自殺と見られる状況でしたが、不審な点がいつくもあり他殺であると断定。

騒ぎを聞きつけた旅館の人たちに小五郎は「外部の人間の犯行」だと説明します。

小五郎は、犯人が内部の人間であること、つまり、自分の親友の誰かが殺人犯であることに気付き、事を荒立てないように嘘を付いていたのです。

必ず自分が事件の真相を解く！と怒りと決意に燃える小五郎の姿を見て、コナンは麻酔銃を撃ち込まずに託すことに決めました。

コナンのサポートもあり無事に真実に辿り着いた小五郎は犯人を一本背負いで制圧、事件は解決となりました。

親友の罪を暴かなければならないと辛い状況でも、冷静に推理する小五郎がかっこいいエピソードです。

コナンが小五郎の意志を汲み、麻酔銃を撃ち込まなかったのも素敵ですよね。

小五郎が犯人に向けて言った「どんな理由があろうと…殺人者の気持ちなんて…わかりたくねーよ」という台詞は必聴です。

見えない容疑者

原作漫画	37巻File2-4
テレビアニメ	シーズン8・305～306話

「見えない容疑者」では、毛利小五郎が推理ドラマの前説ゲストとして撮影現場に呼ばれるところから物語がスタートします。

現場にはドラマで女主人公を務める女優の雨城瑠璃も来ていました。

なんと雨城瑠璃は毛利小五郎や妃英理の同級生で幼なじみだったのです。

撮影中、小五郎はいきなり推理をするように要求され事件の解説をすることに。

突拍子もないこと言い出す小五郎を見たコナンは小五郎に麻酔銃を撃ち込み、アシストしました。

休憩中、出演者のひとりが殺害される事件が発生！

アリバイがないのは、死体を発見した雨城瑠璃を含む4名のみでした。

コナンは犯人が誰なのか、どんな凶器を使ったのか事件の真相を掴みますが、撮影現場で麻酔銃を使ってしまったため小五郎に麻酔銃を撃ち込むことができません。

動揺するコナンをよそに、小五郎は雨城瑠璃を呼び出しました。

犯人は雨城瑠璃ではない、何とか小五郎を止めなくては！と焦ったコナンは盗聴器を仕掛けます。

小五郎は雨城瑠璃が犯人を庇っていることを見抜いており、自首するように勧めたのです。

犯人と雨城瑠璃が実は親子関係であることも見抜いていました。

幼なじみを助けると思って見逃してほしいと言う雨城瑠璃に小五郎は、「幼なじみのおまえをこんなつらくて悲しいウソで一生縛りたくはねーからな…」と断ります。

小五郎のことなので相手が美人だからと見逃してしまうのでは？と思わず疑ってしまうシーンですが、相手のことを考えているからこそ見逃さない姿勢がとてもかっこいいですね。

毛利小五郎探偵廃業の日

原作漫画	なし・アニメオリジナル
テレビアニメ	シーズン14・540～541話

「毛利小五郎探偵廃業の日」では、毛利小五郎の元にある事件の容疑者に疑われた金融会社オーナー・蒲生良造から依頼が入ります。

依頼内容は無実を証明するため、事件時刻の自身のアリバイを証明してほしいというもの。

蒲生は過去に五郎の同期である竹岡という警察官に誤認逮捕された経験から、何とか自身の無実を証明しようと必死だったのです。

竹岡は蒲生を誤認逮捕した責任を負って、警察官を辞職していました。

小五郎は蒲生の無実を証明するために奔走しますが、捜査は難航。

進捗を聞くために毎日かかってくる電話に良い返事をすることができませんでした。

無実の罪を疑われ、小五郎にアリバイを証明してもらえなかった蒲生は、自宅から1時間ほど離れた場所で自らの命を絶ってしまいました。

現場の状況を見て小五郎は、蒲生は他殺であり甥が怪しいと考えます。

そして、偶然会った同期の元警察官・竹岡と共に事件の捜査に乗り出しました。

しかし、捜査中に蒲生の甥も自らの命を絶ってしまったのです。

その後の調査で、蒲生を殺害したのは甥ではないことが判明。

小五郎は、誤った推理で無実の人間を自殺に追い込んだ責任として探偵の看板を降ろすことに決めました。

妻の英理の励ましも効果がないほど落ち込んでいた毛利小五郎でしたが、あることから違和感を覚えて事件の再調査に踏み出します。

コナンは小五郎がこの事件をひとりで解決することができれば、きっと探偵としての自信を取り戻すはずだと考え、麻酔銃を使わずに見守ることに。

そして、蒲生と蒲生の甥を殺害した犯人は、同期の元警察官である竹岡だったという事件の真相に辿り着いたのです。

犯行がバレた竹岡は自らの命を絶つために崖から飛び降りますが、間一髪のところでコナンと小五郎が救出。

小五郎は自身の力で事件を解決し、犯人である竹岡に生きて罪を償うように伝えました。

「毛利小五郎探偵廃業の日」は原作にはないアニメオリジナルストーリーです。

同期に利用されたにも関わらず命を救い、生きて罪を償うように話す小五郎がかっこいいエピソード。

コナンのアシストがありつつも、自力で真相に近づくシーンはさすが元刑事の一言です。

アニメオリジナルストーリーのためか多少無謀なトリックが使われていますが、毛利小五郎の活躍が見たい人はぜひチェックしておいてください。

劇場版 水平線上の陰謀

作品名	水平線上の陰謀（ストラテジー）
公開年	2005年
上映時間	107分
主題歌	ZARD「夏を待つセイル（帆）のように」

「水平線上の陰謀」は、コナンや毛利小五郎が豪華客船で次々と起こる事件に挑戦する物語です。

豪華客船「アフロディーテ号」の処女航海を楽しむコナンたちでしたが、園子が何者かに拉致・監禁されたり、殺人事件が起きたり、行方不明者が出たりと船旅どころではない事態に。

警察も加わりますが、船には約600人の乗員乗客が乗っており捜査は難航してしまいます。

小五郎が自身の推理を披露しますが、証拠もないトンチンカンな発言はすぐに論破されてしまいました。

その様子を見ていたコナンは一連の事件はある人物の犯行だと掴み、阿笠博士の声を借りて推理ショーを展開しました。

追い詰められた犯人は船内に仕掛けて置いた爆弾を爆発させ逃亡を図ります。

爆発のせいでアフロディーテ号が浸水し始めたため、乗員・乗客は全員避難することに。

自身の推理に違和感を覚えていたコナンは真犯人が別にいることに気付き、慌ててジェットバイクに乗りアフロディーテ号に戻ります。

真犯人が最後の復讐を果たそうとしたその時…現れたのは毛利小五郎でした。

小五郎は真犯人が別の人物に罪を被せて事件を起こしたことを見抜いており、真犯人が隠し持っていた水中銃を使えないようにしていたのです。

真犯人に肉弾戦を挑まれるも、女性と戦わない主義の小五郎は反撃せずにボロボロに。

そして、一本背負い投げで制圧しました。

「水平線上の陰謀」は犯人が仕掛けたミスリードにコナンが陥り、毛利小五郎が先に真犯人に辿り着くという、いつもとはひと味違った展開となっています。

推理シーンはもちろん、小五郎がほとんど手を出さない真犯人との戦闘シーン、沈没するアフロディーテ号からコナンを救助するシーンなどなかなか見られない毛利小五郎のかっこいい要素が詰まりまくりです。

真犯人からどうして事件の真相がわかったのか、よっぽど私がどこかの憎い女に似てたのかしら？と聞かれて

「その逆だよ。あんたがあいつ（妃英理）に似てたから、犯人があんたじゃなきゃいいと思って、無実の証拠をあつめようとしたかららこうなっちまったんだよ…」と言う小五郎。

事件の真相に辿り着いた理由が”犯人が奥さんに似ていたから”なんて、ちょっと格好良すぎますね。

毛利小五郎が死亡したのは何話？

毛利小五郎の名前を検索すると、予測変換に死亡というワードが出てくることがあります。

もちろん、「名探偵コナン」の中で毛利小五郎は死亡していません。

毛利小五郎と検索すると予測変換に死亡と出てしまう理由は、過去に毛利小五郎の偽物が亡くなるエピソードがあったからではないかと考えられます。

その事件は「毛利小五郎のニセ物」で、アニメ第6シーズン・243～244話・原作漫画では31巻に登場しています。

「毛利小五郎のニセ物」では、タイトル通り毛利小五郎のニセ物が現れて本物の小五郎が調査するはずだったアタッシュケースを先に奪われてしまいます。

本来であればすぐにでもニセ物を捕まえたいところですが、小五郎はあえてニセ物を泳がせることに。

しかし、毛利小五郎のニセ物は何者かによって殺害されてしまったのです。

犯人はアタッシュケースの中身が金だと勘違いし、別の人物を毛利小五郎に仕立て上げて本物の小五郎が来る前にアタッシュケースの中身を頂くつもりでした。

しかし、アタッシュケースの中身は金ではなかったため、毛利小五郎の役を務めた男が報酬を受け取れないと考え、「金が貰えないなら本物の毛利小五郎に全てを話す！」と逆上。

口封じのために、犯人に殺されてしまっていたのでした。

あらすじからわかるように、この回で殺害された毛利小五郎は本物ではなくニセ物です。

本物の毛利小五郎が殺害されてしまっていたら、驚きですよね。

毛利小五郎のニセ物が死亡するエピソードを見たい人は、アニメ第6シーズン・243～244話・原作漫画では31巻をチェックしましょう。

毛利小五郎の嫁は誰ですか？

毛利小五郎の妻は、弁護士の妃英理（きさきえり）です。

妃英理は小五郎と幼なじみの関係で、大学在学中に結婚しました。

小五郎とは離婚していませんが別居中のため、周囲には旧姓の妃を名乗っています。

別居後はお互いに悪口を言い合うなど意地を張っているが内心ではお互いを大切に想っています。

毛利夫妻の一人娘である蘭は、なんとか別居を解消させようと策を講じているようですが大事な場面で小五郎が他の女性にデレデレするなど上手くいかないことがほとんど…。

2人が別居を解消して家族で住むのは、もう少し時間がかかりそうですね。

毛利小五郎のかっこいい回まとめ：自力で解決した事件もある！

毛利小五郎は普段は頓珍漢な推理を披露したり、お酒に酔っぱらって大事な場面にいなかったり、女性にデレデレしているイメージがありますが決める時にはビシッと決める男です。

コナンの力を借りずに推理をして事件を解決する場面はさすが元警察官！の一言。

妻にキザなセリフを言ってキュンとさせたり、娘の蘭のために懸命になる姿を見ていると、妃英理が別居しているのに離婚しない理由がよくわかります。

2025年4月18日（金）公開予定の劇場版最新作「隻眼の残像」は、長野県警と共に毛利小五郎が活躍する予感…。

毛利小五郎ファンもそうでない人も絶対に見逃せませんね！

今回ご紹介した漫画・アニメや映画の毛利小五郎のかっこいい回を映画の予習として見ておくのもおすすめです。

★これまでの歴代コナン映画の内容はこちら！