「バックトゥザフューチャー」に登場するキャラクターの中でも、明るくテンションの高いもう一人の主人公・ドクは人気ですよね！
しかしそんな人気者のドクに死亡説が！？
結論、ドクは作中何度か死の危険はありましたが、最終的に死亡することはありません。
また、ドク役を演じたクリストファーロイドも健在で、映画やイベントなどで活躍を続けています。
では、なぜ「ドクは死亡したのでは？」という噂が広まったのか、作中でのドクの様子やクリストファーロイドの現在の活動について詳しく解説していきます。
バックトゥザフューチャーのドクは死亡？実際のところは
【結論】「バックトゥザフューチャー」のドクも、クリストファーロイドも死亡していない。
「バックトゥザフューチャー」の中でも特に個性的で、マーティに続きもう一人の主人公であるドク。
一部「バックトゥザフューチャーのドクは死亡した」と噂が流れていますが、ドクは作中死亡していません。
また、ドクを演じたクリストファーロイドも2025年2月時点で健在。
クリストファーロイドは86歳という高齢ですが、2024年に開催されたコミコンに出演するするため来日しています。
ではなぜ死亡説が出回ったのか、次の項目で解説していきます。
バックトゥザフューチャーのドクは死亡？死亡説・噂が流れた理由
先述した通り、「バックトゥザフューチャー」のドク役のクリストファーロイドは死亡していません。
しかしなぜ死亡説や噂が流れたのでしょうか？
以下2つについてさらに詳しく解説致します。
①ドクの役柄が原因？
「バックトゥザフューチャー」でドク役を演じたクリストファーロイドは、撮影当時47歳。
しかしドクは白髪でシワが目立つ年老いた科学者であり、1920年生まれで、映画「バックトゥザフューチャー」冒頭の時点で65歳の設定です。
クリストファーロイドは20歳も年上のキャラクターを演じることとなます。
そのため役作りをしたクリストファーロイドも、多くの視聴者からドクと同じく60代では？と思われていたようですね。
そのため公開から約40年経つ現在では、すでにクリストファーロイドは亡くなったと思う人が多いようです。
ちなみに、映画3部作を通してドクの見た目が変わらないのは、Part2の未来（2015年設定）で若返りクリニックで全身オーバーホール（=整形）してもらったからです！
②出演作品が日本で公開されなかった
クリストファーロイドは「バックトゥザフューチャー」以外にも多くの映画やドラマに出演しています。
しかし出演作品の多くがテレビ映画であったり、日本未公開の作品であり、長い間日本でクリストファーロイドを目にする機会が限られていました。
特に「バックトゥザフューチャー」公開後の1990年代以降は、日本で認知度が高いヒット作への出演が少なかったクリストファーロイド。
そため、「最近まったく見かけない＝亡くなったのでは？」と誤解に繋がったと思われます。
またクリストファーロイドはインタビューなどは極力受けないとして有名であるため、アメリアでの露出も出演作品以外で少なかったことも考えられます。
バックトゥザフューチャーのドクは死亡？映画3作品でどうなった？
結論から、「バックトゥザフューチャー」のドクは作中で死亡していません。
しかしドクは何度か死亡する・死亡が連想されるシーンがあります。
3作品においてドクの行動を中心にご紹介致します。
バックトゥザフューチャー
1985年、ドクはついにタイムマシン（デロリアン）を完成させたと、主人公で親友のマーティと落ち合うことに。
愛犬を1分後の未来へ送ることに成功したドクは、次の目的地は2015年と決めます。
しかし、タイムマシン制作に使用する資源調達のため、ドクが騙したリビアの過激派の襲撃に遭い銃で撃たれてしまいます。
明確には描かれていませんが、ここでドクは一度死亡したと思われます。
襲撃から逃れるためタイムマシンを使用して過去（1955年）に戻ったマーティは、1955年で生きているドクと再会。
ドクは未来で自分がどうなっているかマーティに尋ねますが、歯切れの悪い回答に自分が死亡することを察知します。
マーティが未来へ戻る前に未来について書かれた手紙を渡されるも、それを破り捨ててしまう1955年のドク。
そしてマーティが1985年に戻ってきた時刻は、ドクが銃で撃たれる11分前でした。
すぐにドクの元へ駆けつけたマーティですが、すでに襲撃に遭い倒れているドクを見て泣き崩れます。
しかし実際にはドクは手紙を破り捨てずに読んでおり、襲撃に遭うことを事前に知ることができたため防弾チョッキで回避することに成功していました。
ここでドクが生存する未来へと変わります。
翌朝、ドクは改造したデロリアンでマーティの前に現れ、「未来で問題が起きた！」と告げ、共に2015年へと旅立ちます。
バックトゥザフューチャー PART2
ドクは前作で1985年に戻るとすぐにマーティとマーティの恋人・ジェニファーをデロリアンに乗せ、と2015年へと向かいます。
2015年ではマーティの未来の息子が問題を起こし、マーティの家庭が破滅することが判明。
ドクは結果的にマーティの息子が起こすはずのトラブルを未然に防ぐことに成功します。
その後スポーツ年鑑を入手し1985年に戻ろうとしたマーティに対し、ドクは「お金儲けのためにデロリアンを開発したわけではない」と忠告。
年鑑を持ち帰ることを阻止し、3人は1985年へと戻ります。
しかし戻った1985年はマーティのライバル・ビフが大富豪となり、町は荒れ果て、マーティ一家も崩壊し、ドク自身も精神病院に入れられてしまうことになっていました。
タイムパラドックスが起きた事を察知したドクは、1985年よりさらに過去を修正するために再びマーティと共に1955年へ向かいます。
ドクは1955年で生きている自分と遭遇しないようにしながら、マーティをサポートし、ビフから年鑑を奪う計画を立てます。
マーティが奪うことに成功し、年鑑が燃やされたことで歴史の修正を確認し、1985年に戻ろうとする2人。
しかしその直後に雷がデロリアンに直撃し、ドクのみが1885年へ飛ばされてしまいます。
1985年に戻れず絶望するマーティの元に、1885年へ飛ばされたドクからの手紙が届くのでした。
バックトゥザフューチャー PART3
ドクはPART2のラストで雷に打たれ、1885年の西部開拓時代へ飛ばされてしまいます。
その時代に適応しながら時計台建設に関わり、マーティ宛てに70年後に届くよう手紙を託すドク。
そしてその手紙を受け取った1955年にいるマーティは、デロリアンの修理方法を知り修理のために資材集めをします。
しかしその最中にマーティはドクの名前のお墓を発見し、調べると手紙を書いた1週間後に射殺されてしまうことを知ります。
ここで作中2度目となるドクの死が示唆されます。
ドクを助けるために1885年へ向かったマーティと再会したドクは、驚きながらも故障したデロリアンの代わりに機関車で未来へ戻る計画を立てます。
そんな中クララという女性と出会い、恋に落ち、「未来に帰らずこの時代に残り、クララと共に生きていきたい」と打ち明けるドク。
マーティに「自分たちはこの時代の人間ではない」と説得されたドクは、再度未来へ戻ると決意を固めます。
しかしクララへの想いを断ち切れず、危険な目に遭っているクララを助けに向かいます。
最終的にマーティだけが機関車で1985年へ戻り、ドクはクララと結婚。
そして1885年で蒸気機関車型のタイムマシンを完成させたドクは、2人の子供とクララ共にマーティの元へ再び現れ、新たな旅へと出発するのでした。
バックトゥザフューチャーのドク役,クリストファーロイドは死亡？現在は
| 名前 | クリストファー・アレン・ロイド |
|---|---|
| 生年月日 | 1938年10月22日 |
| 出生地 | アメリカ合衆国 コネチカット州スタンフォード |
| 国籍 | アメリカ合衆国 |
| 身長 | 185cm |
| 活動期間 | 1961年～ |
役者としては14歳から活動し、本格的に活動し始めたのは19歳の頃。
主にミュージカルや戯曲の舞台へ出演し、着実に実績とキャリアを積んでいきます。
その後多くの作品に出演し、「バックトゥザフューチャー」のドクを演じたことで、全世界で一気に広く知られるようになりました。
元々とてもシャイで恥ずかしがり屋な性格をしているため、国内外問わずインタビューは極力受けないことして有名です。
本格的なブレイクはバックトゥザフューチャーのドク
クリストファーロイドは1961年から俳優として活動していますが、本格的にブレイクしたのは1985年公開の「バックトゥザフューチャー」でドクを演じてからです。
それ以前にも映画やテレビドラマに出演し、個性的な役を演じていましたが、やはり世界的に知名度が上がったのはドクがきっかけとなります。
クリストファーロイドと言えば、ハイテンションで個性的なで少し変わった様子のドクを連想させる人も多いはずです。
撮影当初、クリストファーロイドは「バックトゥザフューチャー」がここまで人気作品になると思っていなかったそうですよ！
東京コミコンなど日本のイベントにも積極的に参加している
クリストファーロイドは俳優としての活動を続けているのはもちろんですが、中でもファンとの交流も大切にしています。
特に親日家として知られるクリストファーロイドは、東京コミコンを始め日本のイベントにも積極的に参加。
先述した通り、インタビューやイベントになかなか姿を現さないクリストファーロイドなので、コミコンで写真会やサイン会が繰り広げられ、ファンはとても歓喜していました。
また、直近では2024年に開かれた東京コミコンにも出席し、大勢のファンが詰めかけ今も変わらぬ人気を誇っていることが分かりました。
クリストファーロイドの若い頃から現在までのおすすめ作品を紹介
クリストファーロイドは「バックトゥザフューチャー」の他にどのような作品に出演しているのでしょうか？
3作品ご紹介致します。
※↑作品名をクリックで詳細へ移動します。
①「カッコーの巣の上で」
| 作品名 | カッコーの巣の上で |
|---|---|
| 公開年 | 1975年11月19日（アメリカ） 1976年4月3日（日本） |
| 上映時間 | 133分 |
| 監督 | ミロス・フォアマン |
| 脚本 | ローレンス・ホーベン ボー・ゴールドマン |
| 音楽 | ジャック・ニッチェ |
クリストファーロイドの映画デビュー作である「カッコーの巣の上で」。
刑務所から刑を逃れるために詐病で精神病院に入院してきた主人公は、病院で決められているルールや規則をことごとく破る毎日。
そして抑圧的な看護師長に反抗するため、主人公がある日乱痴気騒ぎを起こしたことをきっかけに物語はどんどん進み・・・。
生きる喜びを見出そうとする物語として有名であり、1976年のアカデミー賞で主要5部門を制覇した名作となります。
また、2020年には前日譚となる護師長を描いた作品「ラチェッド」がNetflixで配信されています。
②「Mr.ノーバディ」
| 作品名 | Mr.ノーバディ |
|---|---|
| 公開年 | 2021年3月26日（アメリカ） 2021年6月11日（日本） |
| 上映時間 | 92分 |
| 監督 | イリヤ・ナイシュラー |
| 脚本 | デレク・コルスタッド |
| 音楽 | デヴィッド・バックリー |
主人公はどこにでもいそうで平凡で冴えない中年男に見えますが、実は政府機関で執行者として働いていた過去の持ち主。
そしてある事件をきっかけに凶悪なマフィアと対立したことで、暗殺者としての本領を発揮し、次第に危険な戦いへと展開していきます。
映画「ジョン・ウィック」を手掛けている脚本家であるため、かなり激しい戦闘シーンを楽しむことができます。
また、アクション映画でありますが、冴えない主人公が家族を守るために戦う姿は思わず感動してしまいます。
「Mr.ノーバディ」の続編（タイトル未発表）が2025年8月15日に全米公開が決定されています。
③「アダムス・ファミリー２」
| 作品名 | アダムス・ファミリー2 |
|---|---|
| 公開年 | 1993年11月19日（アメリカ） 1993年12月25日（日本） |
| 上映時間 | 94分 |
| 監督 | バリー・ソネンフェルド |
| 脚本 | ポール・ラドニック |
| 音楽 | マーク・シャイマン |
1991年に公開された映画「アダムス・ファミリー」の続編であり、ブラックコメディ映画。
ゴシックで奇妙ながらも愛情深いアダムス一家の、赤ちゃんが生まれたその後についてコミカルに描かれています。
日本ではあまり馴染みありませんが、ブラックコメディならではの社会風刺の効いたストーリーとシュールな笑いは見どころ。
また、コミカルでありながらダークな雰囲気がより一層作品を魅力的に演出しています。
ちなみに、「アダムス・ファミリー」の長女を主人公にした作品「ウェンズデー」のシーズン2に、クリストファーロイドが出演することが決まっています。
バックトゥザフューチャーのドク役, クリストファーロイドは死亡していない！
- ドク役のクリストファーロイドは死亡しておらず全部デマ
- ドクも作中死亡しておらず、タイムマシーンで旅を続けている
- クリストファーロイドは積極的に日本のイベントに参加している
クリストファーロイドは現在も健在で、イベントや映画、テレビ出演など精力的に活動を続けています。
「バックトゥザフューチャー」のドクは今なお世界中で愛され、演じたクリストファーロイドが出演するイベントには多くの人が集まっています。
また、直近も映画やドラマに出演する予定もあり、これからもクリストファーロイドの活躍が楽しみですね！
この先もぜひドクの「グレート・スコット！」が聞けることを願います！
