週刊少年マガジンで連載中&テレビアニメも大人気のサッカー漫画「ブル―ロック」。
面白い、アニメの作画が綺麗など賛辞の声も多いのですが、なかにはひどい、恥ずかしい、見ているのがキツイといった批判もあり、プチ炎上を巻き起こしています。
過去には「ブル―ロック」が打ち切りになるのでは?噂されていたほどです。
今回は「ブル―ロック」がひどい、恥ずかしい、きついと言われてしまっている理由について考察してみました。
また、「ブル―ロック」はどこか面白いのか、ガチオタ筆者が作品の魅力を解説します!
【ブルーロック】ひどい,恥ずかしい,きついと言われるのはなぜ?
「ブルーロック」はスポーツにデスゲームのようなサバイバル要素を掛け合わせた斬新なサッカー漫画で、世界中からも人気を集めている作品です。
アニメ化、映画化もされるほどの人気作品ですが、どうしてひどい、恥ずかしい、見るのがきついと言われてしまっているのか、理由を大きく4つに分けて考えてみましょう。
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①常識を覆される衝撃的な展開がひどい
「ブル―ロック」がひどいと言われてしまっている一つ目の理由は、常識を覆される衝撃的なストーリー展開です。
「ブル―ロック」では第1話から「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーになれない」という言葉が登場しており、仲間を蹴落として勝ち上がる選考が始まります。
日本人特有の”チームワーク”を真っ向から否定するストーリーはかなり衝撃的だったのではないでしょうか。
今まで仲間と共に勝利を掴み取るといった内容のスポーツ漫画を読んできた人からすると、少し受け入れがたかったのかも知れません。
日本人特有の常識を覆す衝撃的な展開は、「ブル―ロック」がひどいと言われているひとつの原因になっていると考えられます。
②キャラ同士のレスバがひどい・きつい・恥ずかしい
「ブル―ロック」では試合中にあだ名や悪口で相手を煽るレスバ(レスバトル)が恒例となっており、もはや作品の名物となりつつあります。
レスバは試合を重ねるとごとに激しさを増し、アニメで放送できない言葉が飛び交うほど。
厨二病全開な煽りセリフが多いため、「ブル―ロック」は読んでいて恥ずかしい、きついと言われてしまっているようです。
「殺す」「孕め」「いっぺん死んでこい」「クソ」など内容、言葉遣いが悪いセリフが多いことから、子どもに見せたくないと考えている人も多いのだとか。
自分の好きなキャラが罵られているのを見るのが辛いという人もいるでしょう。
また、「ブル―ロック」では「蹴撃射程」と書いて”テリトリー”と読ませたり、「好送球」と書いて”プレゼント”と読ませるなど厨二病的な漢字+読み仮名の言葉技名が度々登場します。
「新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)」「大爆発直下蹴弾‼(ビッグバン・ドライブ)」「剣撃墜弾(ソードスクリュー)」などもそうですね。
「ブル―ロック」は少年マガジンに掲載される少年誌なので多少の厨二病感があっても良いと思いますが、厨二病全開のセリフが多すぎるために恥ずかしい、見ていてキツイと言われてしまっているようです。
③暴力的な表現がある
「ブル―ロック」はスポーツ漫画なのに暴力的な表現があることから、ひどいと言われてしまっているようです。
清らかなイメージを持たれがちなスポーツ漫画に暴力シーンがあるとは驚きですよね。
作中、暴力を振るうのは主に士道龍聖というキャラクターで、糸師凛と殴り合いの喧嘩をしたりU-20日本代表選手に蹴りかかったりなかなかのトラブルメーカーっぷり。
16巻140話では、試合中に士道が突っ込んできた凛の顔面に蹴りを入れてしまうシーンが登場します。
現実世界であれば故意でなくても顔面キックは一発退場ですが、なぜか士道はカードひとつ貰うことなく試合続行。
士道ほどの実力の選手に蹴られた場合、普通なら試合どころではないほどの激痛に襲われるはずですが、蹴られた凛もあまりダメージを受けることなく立ち上がります。
このシーンに違和感を覚えた人も多かったのではないでしょうか?
現実のサッカーのルールや状況を無視した部分から、読者に設定が甘い、演出が雑と思わせひどいと言わせてしまっているようです。
④炎上商法でひどい
「ブル―ロック」原作漫画の第1話では現実世界のサッカー日本代表を批判・挑発するような内容が描かれています。
代表の主力であった選手の名前を引き合いに出し、「カス」と罵る過激な内容に眉をひそめたサッカーファンも少なくはなかったはず。
実在するサッカー選手を下げて煽るような描写が炎上商法だと考えられ、ひどいと言われてしまっているようです。
作品内でどの選手の名前が挙がっていたのかについては、後程詳しく解説しますね。
【ブルーロック】ひどい?打ち切り理由は?
結論からいうと、「ブル―ロック」が打ち切りになるという事実はありません。
アニメ化&映画化もされている人気作品ですので、今のところ打ち切りはありませんが、様々な理由から打ち切りが噂されたことがあるようです。
ここからは「ブル―ロック」が打ち切りと噂になった3つの理由を解説します。
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2022年W杯中の金城宗幸先生の発言が原因
「ブル―ロック」が打ち切りと噂された大きな理由は、2022年に開催されたW杯中の金城先生の発言です。
金城先生は、SNSで「優勝したら「ブル―ロック」は打ち切り」と言われていることを引き合いに出し、日本がW杯で優勝することで打ち切りになるなら本望だという趣旨の発言をしています。
確かに「ブル―ロック」はW杯で日本を優勝させることを最大の目的としているため、現実世界で日本がW杯優勝したらプロジェクトが破綻してしまいますよね。
この発言は、先生がSNSの投稿に反応しただけであり、もちろん本当に「ブル―ロック」の打ち切りが決まっていたわけではありません。
しかし、日本がW杯で優勝することで「ブル―ロック」が打ち切りになるなら本望という先生の発言が引き金となり、「ブル―ロック」が打ち切りになるかも!?と噂されてしまったようです。
アニメの打ち切り疑惑が出たから
2022年10月からスタートしたアニメ1期「ブル―ロック」が原作漫画連載中の2023年3月で最終回を迎えたため、アニメの打ち切り疑惑が出ていたようです。
「ブルーロック」はアニメ1期最終回放送後、すぐに「エピソード凪」の映画化とアニメ2期制作決定のお知らせがありましたが映画公開や2期の放送まで間が空いていました。
そのため、打ち切りになったのでは?と思う人もいたのではないでしょうか。
「ブル―ロック」アニメ1期は潔たちが入寮するところからライバルリーバトルまで放送され、アニメ2期はU-20日本代表戦に向けての適性試験からスタートしました。
「ブル―ロック」アニメ2期は全14話ですので、おそらくU-20日本代表戦の試合が終わるまでの放送になるでしょう。
アニメ2期で活躍しない黒名蘭世や清羅刃の声優が既に決まっているので、アニメ3期でネオエゴイストリーグ編が放送されるのは、ほぼ確実。
「ブル―ロック」アニメが打ち切りになる確率はかなり低そうです。
休載する期間があるから
「ブル―ロック」は週刊少年マガジンで連載されていますが、作者の体調不良や取材などの理由で稀に休載となることがあります。
休載になるとこのまま打ち切りになってしまうのでは?と不安に思う人がいるようです。
少年漫画は半数以上が半年で打ち切りになる厳しい世界ですので、休載期間が長いと勘ぐってしまいますよね。
週刊連載は作者の負担が大きいため、最近は適度に休載を設ける雑誌も多いそうです。
休載になると続きが読めなくてがっかりしてしまう気持ちがあるのも本音ですが、「ブル―ロック」原作漫画は1コマ1コマがすごく丁寧に描かれておりクオリティが高いので、ほぼ毎週連載していることがまず奇跡。
休載期間は先生たちにはしっかり休んでいただきたいですね!
【ブルーロック】打ち切りになる可能性は?
「ブル―ロック」が打ち切りになる可能性は、ほぼないと考えられます。
「ブル―ロック」は全世界累計発行部数4,000万部を突破している作品であり、アニメ化・映画化もされている人気のコンテンツです。
サッカー漫画なのでもちろん男性ファンも多いのですが、個性的でイケメンなキャラクターが多い「ブル―ロック」は女性からの支持も厚く講談社としても売りたい作品でしょう。
漫画やアニメだけでなくゲームやグッズなど幅広く展開されており、世界中から注目されていることを考えると相当なことがない限り打ち切りはないと考えられます。
【ブルーロック】ひどい?炎上した理由は
「ブル―ロック」がひどいと言われてしまう理由のひとつに、過去に炎上したことが挙げられます。
日本人特有の”チームワーク”を全否定する内容はとても衝撃的で、「ブル―ロック」をスポーツ漫画として受け入れられない人も少なくなかったのでしょう。
連載開始当時は特に挑戦的な作風だったので賛否両論があったのかもしれませんね。
第1話の絵心甚八のセリフが炎上
…ん?本田?香川?んー?
そいつらってW杯優勝してなくない?じゃあカスでしょ
世界一になる話してんだけど俺引用元:ブルーロック1巻
「ブルーロック」は過去に、実在する日本代表サッカー選手や日本サッカー協会を批判するような絵心のセリフが問題視され、炎上しました。
実名を出し「カス」と罵る表現は確かに過激ですよね。
作中で吉良涼介が「彼らは僕のスターです!あんた間違っているよ」と言っていたように、絵心に対して嫌悪感を抱いた人も多いのではないでしょうか。
このセリフは第1話で登場しており、アニメではカットされています。
ちなみに、名前を挙げられた本田選手は「ブル―ロック」のスマホゲームアプリに登場しているなど「ブル―ロック」と良好な関係を築いているようです。
批判された作品のゲームに登場し、CMにも出演しているなんて本田選手の懐の深さが伺えますね!
他にも原作漫画ではU-20日本代表の監督として森保監督に似た法一 保守(ほういちやすもり)という名前の監督が登場するなど、実在人物がモデルになっているのでは?と思わせるようなキャラが登場しています。
法一保守は日本フットボール連合の言葉以外は聞き入れない”耳なし法一”とネットでいじられている設定となかなか攻めている様子です。
アニメで監督の名前は法一正次(ほういち せいじ)に変更されていました。
スポーツ漫画や日本サッカー界に対して挑戦的な内容だったから
上記で紹介した絵心のセリフ含め、「ブル―ロック」はこれまでのスポーツ漫画の常識を壊す挑戦的な内容だったことから、炎上してしまいました。
日本はチームワークを重んじる風習があり、勝敗よりも仲間との絆や連携を大切にする傾向があります。
「ブル―ロック」は、そんな日本人特有の「絆を大切に」する文化を痛烈に批判し、他の選手を蹴落として這い上がるストライカーこそ英雄だと説いています。
仲間との絆やチームワークに重きを置いているスポーツ漫画も多いので、かなり衝撃的な内容です。
あらゆる意味で常識を覆したサッカー漫画だからこそ斬新で展開が読めずワクワクするのですが、受け入れられないと言う人がいるがいても仕方がないのかもしれませんね。
【ブルーロック】アニメがひどいと言われる理由は
「ブル―ロック」はアニメもひどいと言われてしまっています。
特に、2期が放送されてからアニメがひどいとの声が多く挙がっているようです。
アニメがひどいと言われる理由と考えられる原因を解説します。
アニメーションに動きがなく紙芝居みたい
「ブルーロック」のアニメがひどいと言われている原因は、キャラクターの動きが少なく臨場感が感じられないからです。
原作漫画とあまり変わらない静止画に脳内セリフを載せるシーンが多く、紙芝居のような表現が目立っています。
スポーツ漫画なのに動きが少ないのは確かに違和感がありますね。
制作会社のオーバーワークが原因?
「ブル―ロック」のアニメ2期が動かない、紙芝居、ひどいと言われているのは、制作会社・エイトビットのオーバーワークが原因ではないかと言われています。
「ブル―ロック」のアニメを制作している株式会社エイトビットは、2~3年前から年間に制作するアニメの本数が増えている状況です。
バンダイの子会社となったことも影響していそうですね。
映画「ブル―ロック エピソード凪」の制作も手掛けていたこともあり、オーバーワークで「ブル―ロック」アニメ2期まで手が回っていないのでは?と思う人が多いのでしょう。
アニメではこれから本格的にU-20日本代表戦の試合描写に入っていきます。
アニメオリジナルシーンが多く含まれていたり、キャラの動きが増えて制作陣もU-20日本代表戦は気合いを入れている様子ですので、試合でどのようなアニメーションになるのか注目です。
【ブルーロック】ひどいは嘘?どこが面白いのか魅力を解説
ここまでは「ブル―ロック」がひどい、恥ずかしい、きついと言われてしまっている理由を考察&考察しましたが、筆者個人的にブル―ロックはすごく面白く、魅力に溢れた作品だと感じています。
「ブルーロック」で注目してほしい見るべきポイントや作品の魅力をご紹介します!
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①スポーツ漫画界に革命を起こす”エゴい”ストーリー
まず、お伝えしたい「ブル―ロック」の見るべきポイントはスポーツ漫画界に革命を起こす”エゴい”ストーリーです。
”エゴ”は「ブルーロック」最大の魅力と言っても過言ではありません。
「ブル―ロック」はスポーツ漫画にあるまじき、他人を蹴落として這い上がるストーリーとなっており、脱落すると一生日本代表に入る権利を失うというサバイバル要素を持っています。
このサバイバル要素があることで、読者は試合の勝敗だけでなく”次に誰が脱落するのだろう”とハラハラドキドキしながら読み進めることができるのです。
日本人特有の”チームワーク”を否定したことで炎上した絵心の発言ですが、逆に共感した人や惹きこまれた人がいることも事実。
現に筆者が「ブル―ロック」第1話を読んだ際、これからどんな展開が待っているのだろうと思いワクワクが止まりませんでした。
②サッカーのルールを知らなくても楽しめる
「ブル―ロック」ガチファンで毎週発売と共に週刊マガジンを確認しないと気が済まなくなった筆者ですが、元々サッカーには興味があったわけではなく実はサッカーのルールもよくわかっていません。
サッカーのルールを知らなくても楽しめるのは、「ブル―ロック」の魅力ですね。
前述したとおり「ブル―ロック」は団体ではなく個人の成長を描く物語で、登場人物は基本的に全員FW(フォワード)です。
そのため、サッカーの詳しいルールやポジションを知らなくてもすんなり入っていくことが出来ます。
スポーツにあまり詳しくないファン層を取り込む仕組みが、人気が広がっている理由なのですね。
もちろん、「ブル―ロック」はサッカー漫画なのでスポーツが好きな人やサッカーに詳しい人は、より楽しむことができます。
サバイバルやデスゲーム系が好きな人にもおすすめの作品です。
③推しが選べない…個性的なキャラクター達
「ブル―ロック」は魅力的なキャラクターが多く、読めば読むほど推しが増える作品です。
イケメン、可愛い系、筋肉系などタイプの違うイケメンが揃っており、必ずといって良いほどお気に入りのキャラクターに出会えるでしょう。
ビジュアルだけでなく、俊足、天才、御曹司、忍者、モデルなど選手たちのバックグラウンドも様々で、まるで各キャラクターが本当に実在しているかのように感じて入れ込んでしまいます。
個性的なキャラクターが数多く登場することも、作品のファン層や入口の間口を広げるための仕組みになっているのですね。
ある選手が気になって「ブル―ロック」を読み進めていたけれど、いつの間にか他の選手に目移りしていた…ということも珍しくありません。
推しが選べないくらい魅力的なキャラクターがたくさん存在しており、それぞれのキャラに感情移入してしまうことも「ブル―ロック」の面白さのひとつです。
④漫画・アニメともに作画が綺麗
「ブルーロック」は漫画・アニメともに作画が綺麗で充分な見応えを感じられます。
とくに原作漫画は高いクオリティで躍動感に溢れており、物語を追うワクワク感を盛り上げてくれるのです。
ボールの軌道や選手の瞳など線の細かさを見ていると、週刊連載漫画とは思えないほど。
アニメは紙芝居、動かないなどネットで批判も多いですが、下手すれば100人近くいる登場人物を描き分けるのは至難の業でしょう。
アニメはこれからに期待な部分もありますが、作画が綺麗でストレスなく読み進められるところはブル―ロックの大きな魅力です。
【ブルーロック】ファン層は?
「ブル―ロック」はサッカー漫画なのでもちろん男性ファンも多いのですが、イケメンキャラが多数登場するためか女性から圧倒的な支持を得ています。
10代・20代の若い世代から30代、40代と幅広い層に人気があるようです。
「ブルーロック」のサッカーのルールを知らなくても楽しめるところや、団体要素ではなくキャラ個人の成長や背景を描いているところかが女子ウケに繋がっていると考えられます。
女性は推し活として作品のグッズを集めたり、コラボカフェなどのイベントに足を運ぶなど購買力が高い人が多いので作品がより盛り上がっているのでしょう。
【ブルーロック】ひどいという前にとりあえず漫画やアニメをチェック
- 「ブルーロック」がひどい、恥ずかしいと言われているのは厨二病のようなセリフが多いから
- 実在の選手を批判したことで「ブル―ロック」は炎上したが打ち切りの可能性はほぼ無い
- 「ブル―ロック」は常識を覆す衝撃的なストーリーが魅力!ぜひアニメや漫画をチェック
「ブル―ロック」は厨二病のようなセリフや技名が多いことから、ひどい、恥ずかしいと言われてしまっているようでした。
試合中、キャラたちが激しいレスバ(悪口合戦)を繰り広げているので、見ていられないと感じる人もいるのでしょう。
また、アニメ2期があまり動かない紙芝居のような映像で構成されていたことから、ひどい言われて騒ぎになってしまっているようです。
「ブル―ロック」は実在するサッカー日本代表選手や日本サッカー協会への批判とも取れる内容のセリフがあったことから炎上してしまった過去があります。
日本人特有のチームワークを否定するような衝撃的なストーリーに惹かれた読者も多く、人気のある作品なので打ち切りはほぼ無いでしょう。
「ブル―ロック」のひどい、恥ずかしい、見ているのがきついなどのネガティブな意見から作品を見ていない人がいた場合、は勿体無いので、ぜひ漫画やアニメをチェックして自身の目で確かめてみてくださいね!
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