アニメではU-20日本代表と青い監獄11傑の熱い戦いが繰り広げられ、ますますの盛り上がりを見せている「ブル―ロック」。
U-20日本代表戦が終了した原作18巻の153話からは、ブル―ロックで欧州5大リーグのネオエゴイストリーグ(新英雄大戦)が開催されており原作漫画では間もなく決着が付きそうなところに入っています。
ネオエゴイストリーグで成績を残したブル―ロック選手は新生U-20日本代表選手に登録されることが決まっており、まさに一試合が生きるか死ぬかの戦い。
この記事ではネオエゴイストリーグのルールや参加国、チーム、メンバーなどを今一度おさらいしておきましょう。
ネオエゴイストリーグとは?絵心甚八の目的
ネオエゴイストリーグ(新英雄大戦)とは、ブル―ロックの選手たちが海外トップクラブチームの選手と共に戦う、世界最高峰欧州5チームの総当たりのリーグ戦です。
ブル―ロック第二段階(フェーズ・ツー)として始動しました。
選手は自身が選んだチームの指導者(マスタ-)の元で海外選手と共にトレーニングを行い、成長しながらレギュラーを勝ち取り試合に挑みます。
ネオエゴイストリーグの試合は全て配信されており、活躍した選手には世界中のチームから入札が入る仕組みです。
年棒の高い上位23名は自動的に新生U-20日本代表の選手として登録されることになっています。
ネオエゴイストリーグはU-20日本代表の選抜と新人発掘市場を兼ねている世界的なプロジェクトなのです。
絵心の最終目標はU-20W杯での優勝
ブルーロックはそもそも、日本がW杯で優勝するために世界一のストライカーを創るという目的で始動したプロジェクトです。
つまり、絵心のネオエゴイストリーグにおける最終目標はU-20W杯で優勝する選手(チーム)を創り出すこと。
絵心は進化したブル―ロック選手たちが新たな『環境』で更に強くなるために、人気・実力・金など全てにおいて最も熱い欧州プロサッカーリーグを巻き込んだネオエゴイストリーグを開催したのです。
新英雄大戦を開催した理由はU-20日本代表の登録選手を決めるため
ネオエゴイストリーグには、ブル―ロックで生き残った35名と元U-20日本代表の10名、敗者復活枠の國神錬介の計46名が参加しています。
その中から絵心は23名の新生U-20日本代表登録選手を決めようとしているのです。
ネオエゴイストリーグの試合が終わると世界中のチームから活躍した選手に入札が入ります。
海外選手を除いた入札年棒金額ランキング上位23名が自動的に新生U-20日本代表選手として登録される仕組みです。
つまり、上位23位に入らなかった選手はブル―ロックから脱落してしまうことになります。
全世界への配信と年俸・入札制度
ネオエゴイストリーグはU-20日本代表戦で”青い監獄”の知名度が上がり、世界から注目されることになったことで実現したプロジェクトです。
全ての試合は世界中のサッカークラブオーナーの監視下にあり、活躍した選手にはクラブチームとの交渉権に繋がる年棒価格が入札されます。
ネオエゴイストリーグで年棒・入札制度を設けているのは、選手たちのチャンスの幅を広げることと、日本代表のボーダーラインを決めるため。
つまり、ネオエゴイストリーグはブルーロック選手にとって自身の価値を知り実力を磨く場所であり、海外選手にとっては世界中のサッカークラブオーナーへのアピールの場なのです。
また、試合や日常の様子は月額500円の動画配信サービス「BLTV」で配信されており、BLTVは既に8000万人の会員を突破しています。
この集金力を利用して世界中のスーパースターを集めているのです。
ネオエゴイストリーグを新人発掘市場として機能させたり、リアルタイムショーとして全世界に配信したりするには青い監獄そのものが注目されていないと成り立ちませんよね。
U-20日本代表戦開始時の世間の反応は「ブル―ロック?何それ?」という状態でしたので、いかにU-20日本代表に勝利した青い監獄11傑の功績が大きいのかがわかります。
ブルーロックの様子が世界に配信されていることや、年棒・入札制度は選手たちには第2試合(フランスvsイタリア)終了後 に知らされました。
ネオエゴイストリーグとは?ルールを解説
ネオエゴイストリーグは多くの選手に世界を感じてもらうため、そして、チャンスを設けるために通常のサッカーとは異なる特殊な3つのルールを設定しています。
ネオエゴイストリーグの基本的なルールはこちらです。
それぞれのルールがどんな仕組みになっているのか、詳しく解説します。
3点先取
ネオエゴイストリーグは3点先取制です。
先に3点取ったほうが勝ちというシンプルなルールですので引き分けはなく、必ず勝敗がつくようになっています。
しかし、チームが勝利したからといって選手の評価や年棒が上がるわけではありません。
試合の結果に関わらず選手個人の活躍を見て入札が行われるからです。
そのため、ドイツvsイングランドでの凪のように試合に負けてもスーパーゴールを決めた場合は高い年棒金額での入札が入ることがあります。
チームの勝利ではなく個人のアピールが重要という部分は、ブル―ロックらしいですね。
無限交代制
ネオエゴイストリーグは1試合の間に何度も交代することができる無限交代制を採用しています。
1試合に多くの選手が出場できるので、選手は自身をアピールするチャンスが増えることになりますね。
試合の序盤で活躍できなかったとしても、休憩して後半に盛り返すことが可能です。
凛のチームと士道のチームという2つのチームを交代させるフランスの「ダブル・スタンダード」は無限交代制だからこそできる戦法と言えるでしょう
スターチェンジシステム
ネオエゴイストリーグでは、1試合に3分だけ指導者ストライカーの出場が認められています。
これがスターチェンジシステムです。
スターチェンジシステムのおかげでブル―ロック選手は、世界のトップストライカー共に戦ったり、直接対決することができたりしています。
スターチェンジシステムは強制ではありませんので、マスターストライカーは試合出場は自由です。
フランスのように、マスターストライカーの出場なしで勝ち進んでいるチームもあります。
また、スターチェンジシステムを使うタイミングは自由に決めることが出来ます。
指導者にとって自身の試合の投入のタイミングは、勝敗を左右する大事な要素となっているのです。
ネオエゴイストリーグに参加する国とチームを紹介!メンバーや指導者は誰?
ネオエゴイストリーグには、5つの国のチームが参加しています。
どのチームも現実には存在しないブル―ロックオリジナルですが、実在するサッカーチームから名前を取っているようです。
それぞれのチームの特徴や指導者ストライカー、所属メンバーをご紹介します。
ドイツ:バスタードミュンヘン
ドイツのバスタード・ミュンヘンは『フットボールはゴールを多く奪うスポーツだ』と徹底理解するチームです。
合理性を求めているノアは、印象や感情といった視えない力ではなく数値でレギュラーを選抜しています。
このリーグは超合理主義であり、数字が最優先されて非情なまでに「勝利」という結果を求められるチームです。
バスタード・ミュンヘンのFWには世界11傑にも選ばれたミヒャエル・カイザーがおり、後に潔のライバルとなります。
ドイツの指導者はノエル・ノア
バスタード・ミュンヘンの指導者は、ノエル・ノアです。
ノエル・ノアは世界一のストライカーの称号を持っており、主人公である潔世一の憧れの存在です。
完全なる両利きでどちらの脚からでもゴールを生み出すノアは「味方にアシストして1ー0で勝つより俺がハットトリックを決めて3ー4で負ける方が気持ち良い」などの発言を残しています。
ブル―ロック第1話からその存在が示唆されていました。
ドイツを選んだメンバー
ブル―ロックでドイツを選んだメンバーは、9名です。
ここに敗者復活枠の國神錬介が加わり、10名+海外選手のチームとなりました。
- 潔世一(いさぎよいち)
- 黒名蘭世(くろならんぜ)
- 氷織羊(ひおりよう)
- 雪宮剣優(ゆきみやけんゆう)
- 雷市陣吾(らいちじんご)
- 我牙丸吟(ががまるぎん)
- 清羅刃(きよらじん)
- 五十嵐栗夢(いがらしぐりむ)
- 音留徹平(ねるてっぺい)
- 國神錬介(くにがみれんすけ)
それぞれの選手がドイツを選んだ理由は様々で、潔は”憧れ”でドイツを選んでいますが、五十嵐のように”日本人向きな気がする”など感覚で選んだ選手もいます。
雪宮や氷織などU-20日本代表戦で活躍した選手や、潔や雷市、我牙丸、五十嵐、國神といった元チームZの選手が多いのも特徴です。
ドイツは主人公の潔世一がいることから全ての試合が描かれており、それぞれの選手の背景や感情がよくわかるようになっています。
イングランド:マンシャイン・C(シティ)
イングランドのマンシャイン・シティはスピード&肉弾戦が特徴のチームです。
指導者のクリスは「健全なる肉体にこそ世界を変える狂気は宿る」をモットーとしており、フィジカル能力至上主義。
選手全員に身体能力を潜在部分まで最大に引き出すことを目的とした肉体革命を行っています。
フィジカル能力至上主義でゴールを奪い合う息もつかせぬエンターテイメントリーグと言えるでしょう。
イングランドの指導者はクリス・プリンス
マンシャイン・シティの指導者は鋼の肉体を持つクリス・プリンスです。
クリス・プリンスは自身の肉体美に自信を持っており、サッカー選手をする傍らでCMに出るなどタレント業も行っています。
目立つことが大好きで、チームよりも自身の活躍を重視するエゴイストな指導者です。
クリス・プリンスはノエル・ノアと評価を二分する世界的なストライカーで、ドイツ戦では揺れながら落ちる無秩序変球(ランダムショット)を繰り出しました。
イングランドを選んだメンバー
ブル―ロックでイングランドを選んだメンバーは、こちらの9名です。
- 凪誠士郎(なぎせいしろう)
- 御影玲王(みかげれお)
- 千切豹馬(ちぎりひょうま)
- 鰐間淳壱(わにまじゅんいち)
- 皿斑海琉(さらまだらかいる)
- 柊零次(ひいらぎれいじ)
- 西岡初(にしおかはじめ)
- 仁王和真(におうかずま)
- 劈大河(つんざきたいが)
速さを武器に勝ち抜いてきた千切豹馬は、自分のスピードを試してみたいという理由でイングランドを選びました。
千切はクリスの下で自身のクセや特技を分析し、ゴール左斜め44度からシュートを撃つ「44°赤豹狙撃(フォーティーフォー・パンサースナイプ)」を生み出し、ドイツ戦では初のゴールを奪いました。
ライバルリー・バトルで離れて以来、微妙な関係性となっていた凪と玲王もイングランドにいます。
凪は潔に勝つことを目標に、マンシャイン・シティの分析屋であるアギの下でゲームクリエイトを学んでいましたが思うように結果を残せず、玲王と再び共闘する道を選びました。
凪と玲王が再び夢に向かって歩き出す描写は、ドイツvsイングランドのなかでも名シーンでしょう。
スペイン:FCバルチャ
スペインのFCバルチャはテクニック&創造性が求められるリーグです。
フィールドは舞台であり、観客は世界一を目指して自己独創性を表現する選手のその姿に熱狂し、金を出します。
ただのゴールでは国民は満足しません。
スペインは、遊び・創造力を求める華麗なフットボーラーの終結する場所なのです。
スペインの指導者はラヴィーニョ
スペイン・FCバルチャの指導者ストライカーはラヴィーニョです。
ラヴィーニョは、リーグ得点王でブラジルが誇る華麗な天才ドリブラーと呼ばれており、ブラジルに伝わるジンガという概念と音楽的な感性でサッカーに臨んでいます。
ラヴィーニョのドリブルは圧倒的で、相手が翻弄され踊るように倒れていく姿から”ダンスマン”という異名を持つほど。
ドイツとの試合では潔もラヴィーニョに挑みましたが、思うように試合に入り込めずゴールを奪われてしまいました。
スペインを選んだメンバー
ブル―ロックでスペインを選んだメンバーは、こちらの9名です。
- 蜂楽廻(ばちらめぐる)
- 乙夜影汰(おとやえいた)
- 日不見愛基(ひずみあいき)
- 曽倉哲(そくらてつ)
- 灰地静(はいじしずか)
- 颯波留(はやてはる)
- 蛇来弥勒(だらいみろく)
- 狐里輝(きつねざとてる)
- 若月樹(わかつきいつき)
ドリブルとテクニックの国だからという理由でスペインを選択した蜂楽廻と「情熱の国」というイメージでスペインを選んだ乙夜影汰。
2人は初戦からスタメンとして試合に出場しています。
蜂楽はドイツ戦でラヴィーニョから教わったジンガと自分の中の”かいぶつ”を融合させた新ドリブル戦法「ジンガ×モンスター」を見せ、ゴールを奪いました。
スペインは残念ながら現在全敗していますが、蜂楽の年棒ランキングは5位とかなり良い位置にいますので試合で活躍しているのでしょう。
乙夜も現時点のランキングが10位ですので、試合に貢献していることがわかりますね。
イタリア:ユーヴァース
イタリアのユーヴァースは狡猾で戦術的なフットボールを好むリーグです。
古くは「1ー0」で守り勝つ美学を礎としてきた歴史を持つイタリアは、圧倒する独力と堅固な組織力の融合により新しい戦術を多く生み出しています。
指導者のスナッフィーは戦術に長けており、心臓的存在であるロレンツォを中心に守備が強いことが特徴です。
ネオエゴイストリーグで唯一全試合が終わっているため、イタリアは3位になることが決定しています。
イタリアの指導者はマルク・スナッフィー
イタリアのユーヴァースの指導者ストライカーはマルク・スナッフィーです。
スナッフィーは移籍したチームを常にチャンピオンに導き続けてきたことから「勝利の旅人」「優勝請負人」「王冠配達士」などの二つ名を持っています。
サッカーをビジネスと捉えているほどのプロ意識と哲学を持っているスナッフィーは、チームをひとつの会社と見なして試合を「経営」、選手を「社員」に例えていました。
共に5大リーグ制覇を夢見ていた親友を亡くしている過去があり、引退を表明していたスナッフィーでしたが、馬狼のプレーを見て引退を撤回しています。
イタリアを選んだメンバー
ブル―ロックでイタリアを選んだメンバーは、こちらの9名です。
- 馬狼照英(ばろうしょうえい)
- 二子一輝(にこいっき)
- 蟻生十兵衛(ありゅうじゅうべえ)
- オリヴァ・愛空(おりゔぁ・あいく)
- 閃堂秋人(せんどうしゅうと)
- 不角源(ふかくげん)
- 田中信玄(たなかしんげん)
- 志熊恭平(しぐまきょうへい)
- 石狩幸雄(いしかりゆきお)
個性的なキャラクターが多いイタリアは、その中でもやはり注目選手は馬狼照英でしょう。
1試合目では試合に出ていなかった様子の馬狼ですが、2試合目からは馬狼を中心とする戦術で試合に臨んでおり、馬狼はスペイン戦でハットトリックを決めています。
馬狼だけでなく、閃堂もシュートを決めており自身をアピールしていました。
イタリアはCBに新世代世界11傑のドン・ロレンツォがいることから守備も強く、オリヴァ・愛空、二子一輝、蟻生十兵衛ど多くの選手がDFとして活躍しています。
フランス:P・X・G(パリ・エクス・ジェン)
フランスのP・X・G(パリ・エクス・ジェン)は欧州における新生・若手の登竜門として機能してきたリーグです。
近年、バックに大富豪たちの資金が流れ込んだことで一大市場と化し、世界一へのリーグへとひた走る熱い場所となっています。
剣城斬鉄は「頭良さそうだろ おフランスは」とフランスを選びました。
フランスの指導者はジュリアン・ロキ
P・X・G(パリ・エクス・ジェン)の指導者マスターは快速ストライカーのジュリアン・ロキです。
ロキは17歳でありながら世界のフットボールファンが注目する新世代No,1超新星であり、その速さから神童と呼ばれています。
ロキはかつて潔や凛が戦った世界選抜メンバーの中にいたので、見覚えがある人も多いのではないでしょうか?
フランスを選んだメンバー
ブル―ロックでフランスを選んだメンバーは、こちらの9名です。
- 糸師凛(いとしりん)
- 士道龍聖(しどうりゅうせい)
- 烏旅人(からすたびと)
- 時光青志(ときみつあおし)
- 剣城斬鉄(つるぎざんてつ)
- 七星虹郎(ななせにじろう)
- 柚春彦(ゆずはるひこ)
- 猿堂寺暁(えんどうじあきら)
- 超健人(ちょうけんと)
ブルーロック適性試験の際に絵心が出したTOP6のうち上位3名がフランスに集結しているのは、かなりアツい展開ですね。
適性試験でも相性最悪だった士道と凛は、どうやらフランスでも化学反応を起こせていなかったようです。
そこで、ロキは士道のチーム(士道・烏・斬鉄)と凛のチーム(凛・七星・時光)に分けて戦う「ダブル・スタンダード戦法」を生み出しました。
2つのチームに適応し、パスを出しているのはフランスのパサーであるシャルル・シュヴァリエです。
全勝のフランスは、同じく全勝のドイツに勝つためにダブル・スタンダードをやめて士道と凛どちらも試合に投入しています。
凛と士道が化学反応を起こす展開はあるのかどうか、最終戦から目が離せません。
ネオエゴイストリーグとは新生日本代表を決める”青い監獄”の最重要章
- ネオエゴイストリーグとはブルーロックの知名度が上がったことで開催された世界最高峰欧州5大リーグ戦
- ネオエゴイストリーグには5つの国とトップストライカー、海外の若手選手が参加している
- ネオエゴイストリーグは新生U-20日本代表が決まる青い監獄の最重要章!生きるか死ぬかの戦いに注目!
ネオエゴイストリーグは世界を巻き込んだブル―ロックの第二段階プロジェクトであり、ブル―ロック選手にとっては新生U-20日本代表に入るための戦い、海外選手にとっては世界中に自分をアピールする場となっています。
ブル―ロック選手の人生が決まるリーグ戦なので、まさに一戦一戦が生きるか死ぬかの戦いなのです。
現在アニメ放送中のU-20日本代表戦もかなりアツく面白いのですが、新英雄大戦(ネオエゴイストリーグ)はU-20日本代表戦を凌駕する面白さ。
最後まで勝敗がわからないので、これからの展開が楽しみですね!
アニメに続編があるとすれば3期としてネオエゴイストリーグから描かれると予想します。
U-20日本代表戦の続きをいち早く知りたい人は、ぜひ原作漫画をチェックしてみてください!
★ネオエゴイストリーグの結果をいち早く知りたい人はこちら