高校1年生でありながらブル―ロックNo.1の実力を誇る天才ストライカーの糸師凛(いとしりん)。
世界的なプレイヤーとして活躍する糸師冴の弟である凛は、「ブル―ロック」アニメ1期では主人公・潔世一の宿敵として登場していました。
凛は格好良い見た目や実力から公式のキャラクター投票で1位になるほどの人気ぶりですが、一部のファンから気持ち悪いと言われてしまっています。
この記事では、イケメンでクールな糸師凛が気持ち悪いと言われてしまっている理由やなぜ舌が出てしまうのか、糸師冴への執着について迫ります!
糸師凛が気持ち悪い?4つの理由
サッカーの実力だけでなく、整ったビジュアルやクールな性格からブル―ロックでもトップレベルの人気を誇っている糸師凛。
しかし、ネットで糸師凛を検索するとサジェストに「気持ち悪い」「ブラコン」といったネガティブなワードが表示されてしまいます。
天才ストライカーであるはずの糸師凛が気持ち悪いと言われてしまっている4つの理由をご紹介します。
①FLOW状態(覚醒時)の表情が気持ち悪い
糸師凛が気持ち悪いと言われる大半の理由はFLOW状態(覚醒時)の見た目です。
ブル―ロックでのFLOW(フロー)とは”何かに集中し時間を忘れて夢中になるコトで、その行為を楽しみ、脳がワクワクしている状態”を指しています。
FLOW状態に入った凛は白目の部分が黒く描かれており、口元は舌を出し、ヨダレを垂らしながらプレーしているのです。
顔面には血管が浮き出ており、表情もいつもの凛ではありません。
そんな凛の背景には黒い影や化け物が描かれています。
普段の格好良い凛からは想像できないような姿に驚いたファンも多かったのではないでしょうか?
FLOW状態の凛は「コロス…」ばかり言っているなど言葉使いもより一層悪くなっています。
糸師凛のFLOWについては後ほど詳しく解説します!
②絵心ですら予想だにしなかった破壊衝動
凛のFLOWは”敵の最高を剥き出しにさせて『醜く壊す』サッカー”です。
U-20日本代表戦でFLOW状態に入った凛は、あえて敵に向かい長所を引き出しぐちゃぐちゃに潰すプレーを見せていました。
この”破壊衝動”は絵心ですら予想しておらず、「狂ってんなぁ」と一言。
ブル―ロックで生活を共にしてきた仲間も、今までと違う凛を見て引いている様子です。
相手をぐちゃぐちゃに叩き潰すことを快感としている凛の破壊衝動は、気持ち悪いと言われてしまう理由のひとつのようです。
破壊衝動も含めて”糸師凛”の魅力なんだけどね!!
③情緒不安定な性格
糸師凛が気持ち悪いと言われている理由に、彼の情緒不安定な性格が挙げられます。
普段はクールな性格の凛ですが、兄である糸師冴が絡むと感情が抑えきれなくなることも。
凛にとって冴は憧れの人物であり憎しみの対象。
冴が絡むと感情が爆発し、時には仲間に当たることもあります。
例えばU-20日本代表戦の後、冴が潔を褒めたことで潔は凛に「絶対殺す」と言われてしまいました。
凛の二面性や情緒不安定な性格が気持ち悪いと言われてしまっているようでした。
④ブラコン?兄・糸師冴に囚われすぎで気持ち悪い
糸師凛は兄の糸師冴に囚われすぎており、その姿がブラコンを連想させて気持ち悪いと言われてしまっています。
凛はブル―ロックに来た頃「糸師冴を潰すことが俺のサッカーの全てだ」と話しており、執拗に兄を追い続けているのです。
後ほど詳しく解説しますが、元々2人は仲の良い兄弟で凛は優しい冴のことが大好き。
冴が憎しみの対象となった今でも凛の心には常に冴がおり、憧れの兄に認めてほしいという気持ちは変わりません。
この兄への重い執着が気持ち悪いとされているようです。
糸師凛が気持ち悪い?舌がなぜ出るのか
糸師凛が気持ち悪いと言われてしまっている大半の理由が、プレーに熱中すると舌が出てしまうクセにあります。
凛はどうして舌が出てしまうのか、いつからそのクセがあるのかを深堀りしていきましょう。
普段の格好良い凛からは想像できないような姿だよね。
集中状態の人が舌を出すのは現実でもあるのかな?
FLOW状態になり舌が出る
糸師凛が舌を出してプレーするのは、FLOWと呼ばれる挑戦的集中に入った状態のときです。
つまり、舌を出している凛は”覚醒”していることになります。
凛はFLOWに入ると破壊衝動に捉われ、舌を出しヨダレを垂らしながら相手の長所を引き出しぐちゃぐちゃに壊すサッカーをするようになります。
FLOW状態の凛は相手に対して「死ねチビ殺す…」「身体プレス脳筋バカ」など悪口祭り状態に。
「鏖(みなごろし)だよ タトゥ坊主ハゲカス」はある意味名言。
凛はU-20日本代表戦の試合中、仲間が自分のサッカーに喰らいついてくることに気付き、自分はひとりじゃないと気が付きます。
そのことが凛にはひどく気持ち悪く感じ、ぐちゃぐちゃにしたいという気持ちが芽生えたのです。
自分を縛る全てが気持ち悪いと感じた凛は、自分以外の何かに以外の何かに答えを求めるのではなく、凛自身を壊さなければいけないと理解したことでFLOW状態に入りました。
仲間の存在に助けられた…という展開かと思いきや、まさかの気持ち悪い…。さすがブル―ロック!
凛のFLOWに入る瞬間はコミックス17巻144話「性癖」にて描かれています。
舌が出るのはおそらく幼少期からの癖
U-20日本代表戦の試合中に覚醒し、舌を出す姿をブル―ロック勢に初めて見せて驚愕させた凛ですが、舌を出す癖は幼少期からだと考えられます。
なぜなら、凛の様子を見た冴が冷静に「ベロ出してヨダレ垂らすそのクセ…まだ治ってねぇのか…」と言っているからです。
過去に舌を出してヨダレを垂らしながらサッカーをしていたことがあるのかどうか現時点では不明ですが、凛は集中すると口元が開いてしまう癖があるのでしょう。
第270話「BREAK」ではヨダレを垂らしながら夢中で遊ぶ凛の幼少期が描かれています。
集中状態の人は舌が出る?
集中状態にある人は舌が出てしまうというのは、実は現実世界でもあり得ることです。
細かい作業をしていると舌が出てしまうのは「運動オーバーフロー」という現象が理由ではないかと言われています。
手作業に関連した刺激が、言語をつかさどる脳の領域を刺激してしまうことで、手作業をしている時につい口や舌が動いてしまうのではないかというのが運動オーバーフローのメカニズムです。
小さな子どもに多いんだって!
大人っぽく見えるけれど、凛はまだ高校1年生だからね。納得!
糸師凛はブラコンで気持ち悪い?糸師冴との間に何があったか
糸師凛が気持ち悪いと言われる理由のひとつがブラコンであることです。
凛は兄の冴に対して憧れや憎しみといった複雑な対象を抱いており、かなりの執着を見せています。
元々は仲が良い兄弟であり、共にサッカーを楽しんでいた凛と冴ですが、兄弟の間に何があったのでしょうか?
ここからは凛と冴の関係性の変化を順を追って解説します。
凛にとって冴は憧れの存在
U-20日本代表戦のハーフタイムでは、凛による幼少期の回想シーンが登場しています。
凛はサッカーが上手く優しい冴のことを純粋に尊敬しており、冴のことが大好きで、兄ちゃんのように世界一のストライカーになりたい!という想いからサッカーを始めます。
凛は冴と同じチームに入り、兄弟2人で世界一になる夢を追いかけていました。
そして冴は世界一のストライカーになるために「レ・アール」の下部組織に加入したのです。
世界を知った冴が夢を描き変える
兄弟2人の関係性が崩れたのは、冴がスペインから4年ぶりに帰国したときの出来事がきっかけです。
憧れの冴に近づくために居残りでサッカーの練習をしていた凛の前に、少し痩せて雰囲気が変わった冴が現れました。
世界でいろんな人間を見た冴は凛に「世界一のストライカーじゃなく世界一のミッドフィルダーになる」と夢を書き換えたと話します。
兄の新しい夢に納得できない凛に冴は、「お前が勝ったら、俺はもう一度お前と夢を見てやる」と、1on1の勝負を仕掛けました。
別次元に進化した冴のテクニックに圧倒され、勝負に敗れた凛。
「兄ちゃんと夢追えないならもう…サッカーする理由が…俺には無いよ…」と言う凛を冴は冷たく突き放したのです。
どうして冴が夢を書き換えたのかはまだ明かされていません。
冴に拒絶されたことで凛は憎悪の感情を抱くように
冴に拒絶されたことで、凛は自分は冴にとって利用価値がなくなったのだと落ち込み、サッカーをやめようと考えます。
しかし、兄弟2人で世界一になるという夢をあきらめきれない凛は、自分の人生を狂わせた冴に対して憎悪の感情を抱くように。
そして、冴の夢を壊すためにサッカーをするようになったのです。
この経験から凛は「サッカーは殺し合い」だと言うようになったんだね。
冴に憎悪の感情を抱くようになった今でも、凛にとって冴は憧れの存在であり大好きな兄であることは変わりません。
その証拠にU-20日本代表戦の試合終了後、凛は冴に認めてもらったと思い一瞬だけ明るい表情を見せています。
憎悪の対象であり大好きな兄…すごく複雑な感情…。
糸師凛が気持ち悪い?舌がなぜ出る&糸師冴へのブラコン疑惑:まとめ
- 糸師凛が君と悪いと言われるのは普段とのギャップが原因
- 凛は兄の冴に対して憧れや憎悪といった複雑な感情を抱いている
- 舌を出す凛のFLOWは2024年10月からのアニメ2期で見られる
クールな性格と格好良い見た目から「ブル―ロック」公式の投票で1位になるほどの人気キャラである糸師凛。
凛が気持ち悪いと言われてしまう大半の理由は舌を出しヨダレを垂らしながらプレーするFLOW状態の見た目であり、普段とのギャップの大きさが原因ではないかと考えられます。
FLOW状態の凛をはじめて見た時は衝撃でした!
また、兄の糸師冴に対する複雑な感情や執着も「ブラコン」「気持ち悪い」と言われてしまう原因になっているようでした。
今回紹介した凛のFLOWや糸師兄弟の幼少期は2024年10月よりアニメ放送が始まる「ブル―ロック VS. U-20JAPAN」(ブル―ロック2期)で見られるはずです。
凛がどれほどまでに気持ち悪く描かれるのか、アニメでベロ凛を見た世間の反応がとっても楽しみ!
アニメ2期放送に向けて今のうちに1期を見返したり、原作漫画を読んで復習しておきましょう!
★「ブルーロック」アニメ2期の情報はこちら