藤本タツキ先生の超人気作「チェンソーマン」に打ち切りの噂があったことを知っていますか!?
実際は第1部最終回後に週刊少年ジャンプからウェブ連載のジャンププラスへの移籍になったため、打ち切りにはなっていません。
ではなぜ「チェンソーマン」が打ち切りという噂が流れたのか…?
この記事では、「チェンソーマン」が打ち切りと言われた理由と回避できた理由、そしてジャンプ+に移籍した背景について調べてみました。
【チェンソーマン】打ち切りは事実?2025年1月時点の情報
【結論】「チェンソーマン」は打ち切りになっていない!ジャンププラスで2部が連載中。
2025年1月時点で「チェンソーマン」は打ち切りになっておらず、第2部と言われる”学園編”がジャンプ+にて連載中です。
単行本は最新19巻まで発売されています。
唯一の”家族”であるナユタを奪われたデンジは心ここに在らず。
戦争の悪魔と共存する三鷹アサやサムライソードと共にナユタ奪還に向かいますが、その最中一行が立ち寄った寿司屋で見た衝撃の光景とは…。
【チェンソーマン】打ち切りと言われた理由は?
それでは早速「チェンソーマン」が打ち切りと言われた理由について、噂と真相に迫ります。
打ち切りと言われた理由については、以下の事情が関係しているのではないでしょうか?
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①連載から完結までたったの2年だった
打ち切りと言われる理由の1つに、まず連載期間がたったの2年だったことがあげられます。
藤本タツキ先生の「チェンソーマン」第1部は2018年12月3日〜2020年12月14日まで連載されていました。
期間にするとほぼ2年程度ですが、「僕のヒーローアカデミア」や「呪術廻戦」など他のジャンプ作品と比べても非常に短い作品ということがわかります。
最近では「地獄楽」など、単行本にすると全13巻程度の作品も少なくはありません。
しかし、「チェンソーマン」は人気絶頂のなか急にジャンプ本誌から姿を消してしまったため、打ち切りと噂されたのではないでしょうか?
②完結までの展開が急だった
完結までの展開が急だったことも、「チェンソーマン」が打ち切りだったと言われる理由の1つです。
2018年から2年間にわたって連載された「チェンソーマン」第1部は、チェンソーの悪魔=デンジがデビルハンターとして公安という組織で働く”公安編”。
しかしその最後は、自らの上司・マキマ(=支配の悪魔)がラスボスとして立ちはだかるという衝撃的なものでした。
最大の敵であったはずの銃の悪魔がすでにマキマによって討伐されていたことや、デンジが急にマキマにチェンソーで切り付ける〜マキマが死ぬ展開は衝撃的でしたが、あまりにあっけない。
「打ち切りが決まっていたためこういう急展開になったのでは?」という声も多かったですが、”こういう展開”こそが藤本タツキ先生の真骨頂。
そのため、打ち切りが決まっていたため急に物語を終わらせた可能性は、極めて低いと考えます。
③グロテスクな描写が多かった
ジャンプ本誌に向いていないグロテスクな描写が多かったことも、「チェンソーマン」が打ち切りと言われる理由の1つにあげられます。
確かに「チェンソーマン」は、他のジャンプ本誌掲載作品と比較にならないほどグロい描写が多いです。
また、主要キャラクターが突然とんでもない形で命を落としたり、血が吹き出す描写も多くあり、読む人によってはショッキングな内容かもしれません。
主人公のデンジに関しても欲望のままに突き進むキャラクターは、今までのジャンプの主人公像とは程遠いと言って良いでしょう。(そこが良いのですが)
また「胸を揉む」など性的な描写も多かったため、手に取る人が多いジャンプ本誌から外された可能性もあると考えます。
④2部の連載開始時期が不明確だった
「チェンソーマン」2部の連載開始時期が不明確だったことも、打ち切りの理由の1つと考えます。
2020年12月14日に連載が終わった「チェンソーマン」ですが、その後、続編となる2部の制作が発表されます。
しかし、「チェンソーマン」終了時から2部の連載開始(2022年7月13日)まで約1年半かかったことから、ファンの間では「打ち切りになったのでは」という噂が巻き起こりました。
1年半以上間が空いてしまった間に、藤本タツキ先生は「ルックバック」と「さよなら絵梨」という2本の読切を執筆・刊行していました。
「ルックバック」発表時はSNSが騒然、閲覧できなくなるくらいにアクセスが集中しました。
「ルックバック」「さよなら絵梨」ともに名作なので、読んでいない人にはぜひ読んでほしいです。
【チェンソーマン】打ち切りを回避した理由は?本当の魅力を解説
「チェンソーマン」が打ち切りという事実はないにしても、さまざまな理由で噂があったことは間違いありません。
次は、「チェンソーマン」が打ち切りを回避できた理由について作品の魅力を探っていきます。
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①ジャンプに今までにない異質な作品
「チェンソーマン」が打ち切りを回避した1番の理由は、「チェンソーマン」が唯一無二の作品であること。
友情・努力・勝利がテーマのジャンプ本誌において突如登場したダークヒーロー、チェンソーマンの存在は異質。
打ち切りの理由で挙げたグロテスクな部分やデンジの性格についても、他のジャンプ作品にない目新しさが読者の心を掴んだと言っても過言ではありません。
②国内外からの強い人気
「チェンソーマン」は日本国内だけでなく海外からも強い人気があるため、打ち切り回避になった可能性が高いです。
藤本タツキ先生自身「チェンソーマン」はホラー・スプラッタの名作映画「悪魔のいけにえ(ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー)」からも影響を受けているとのこと。
悪魔というテーマとチェーンソーの組み合わせは、どこかB級ホラーの匂いもプンプンするため、映画好きの国内外のファンからも高い注目を集めています。
また、王道ジャンプ漫画でないところに海外の読者・アニメ視聴者が注目したのではないでしょうか?
③考察しがいのある展開
①、②に加えて「チェンソーマン」の考察しがいのある展開も魅力となり、打ち切り回避できた可能性が高いです。
「チェンソーマン」は最新話が公開されると毎回読者による考察祭りが開催。
藤本タツキ先生が何を考えているのか、何かのオマージュなのか…などさまざまな議論が巻き起こりました。
こういった人を惹きつける魅力的な展開も、「チェンソーマン」が続いている理由になっているでしょう。
④キャラクターが魅力的
「チェンソーマン」に登場するキャラクターは、全て魅力的!
ジャンプの主人公らしからぬ、己の欲望のままに突き進んでいくデンジ、超わがままな血の悪魔・パワーやミステリアスな美女・マキマ、そして美男子・早川アキ。
メインキャラクターだけでもしっかりキャラ立ちしているのに、登場する悪魔たちのビジュアルや戦いっぷりには毎回心揺さぶられるものがあります。
そして藤本タツキ先生が描く女の子には独特の可愛らしさがあり、虜になってしまうこと間違いなし。
アニメだけチェックしている人は、まだ出ていない魅力的なキャラクターが続々登場する原作を、ぜひチェックしてくださいね!
【チェンソーマン】打ち切りにならず2部は移籍になった理由
連載開始当初は週刊少年ジャンプで連載されていた「チェンソーマン」ですが、2022年に連載開始になった第2部は、ウェブ版のジャンプ+で連載されることになりました。
ここでは、「チェンソーマン」2部が何故ジャンプ+に移籍になったのか、理由を探ります。
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①担当者の異動
「チェンソーマン」2部がジャンプ+に移籍になった理由に、担当者の異動が考えられます。
林士平(りんしへい)さんは「チェンソーマン」の他にも「スパイファミリー」や「ダンダダン」など、ジャンプ+の名作を多く手がけている編集者で、現在はフリーで活躍中です。
当時、「チェンソーマン」の編集担当である林士平さんがジャンプ+の編集者になったため、2部も自動的に移籍となった可能性が高いでしょう。
「地獄楽」や「幼稚園WARS」「ダンダダン」も林さんの担当。やり手編集者です!
②ジャンプ本誌向きの作品ではなかった
打ち切りの理由で挙げたグロテスクな部分が多く、本誌向きではなかったことが移籍の理由の1つと考えます。
「チェンソーマン」はジャンプの王道をなぞりつつも道を外れた作品なので、ジャンプ本誌よりはジャンプ+の方が向いていたのかもしれません。
また、雑誌で読むよりインターネットで配信した方がより多くの人の目に触れるため、宣伝戦略として移籍した可能性も十分考えられると思います!
③もっと自由に表現するため
②で挙げた本誌向きの作品ではなかったという理由に付随して、藤本タツキ先生がもっと自由に表現するため・できる場所を確保するために移籍した可能性も考えられます。
突如終わって驚きを見せた「チェンソーマン」第1部ですが、割と着地点は見えた進み方をしていました。
それに比べて連載中の第2部は、全く先が読めません…(汗)。
学園編と銘打って連載中の「チェンソーマン」第2部ですが、チェンソーマンが盗んだバイクで走り出したかと思えば、1話のほとんどをマキシマムザホルモンの歌に費やした話も。
藤本タツキという天才がめちゃくちゃにやりたいことをやれるような場所を提供するために、制約やアンケート結果に左右されにくいジャンプ+を選択したのかもしれません。
【チェンソーマン】が今後打ち切りになる可能性は?
結論から言うと、「チェンソーマン」が打ち切りという形で終了する可能性は0%と考えます。
しかし、予期せぬ出来事によって連載が終わる可能性はいつでもあるかもしれません。
「チェンソーマン」が打ち切りで終了になる可能性は0%ですが、連載がいつまで続くかについては藤本タツキ先生次第だと考えています。
「チェンソーマン」1部が突如終わったように、今連載中の2部もいきなり終わる可能性もあるでしょう。
編集部の「連載を続けてほしい」という意向に反して、藤本タツキ先生が自分が描きたいものが全部描き切れた時に、2部も突然連載終了を迎えるかもしれません。
チェンソーマンの放送は打ち切りですか?
【結論】「チェンソーマン」のアニメは打ち切りになっていません。
「チェンソーマン」のアニメは2022年の10月から全12話で放送されて人気を博しましたが、続編の情報がしばらくなかったことからアニメ打ち切りの噂がありました。
しかしその後、続編である「レゼ編」の映画化が発表されています。
「レゼ編」は2025年内の公開が決定していますが、詳しい公開日等は発表されていません。
新しい情報が発表され次第、サイト内でお知らせします。
チェンソーマンは完結したか?
【結論】「チェンソーマン」の漫画は完結していません。
「チェンソーマン」第1部の”公安編”は完結していますが、現在はジャンプ+で2部の”学園編”が連載中。
なので、漫画全体のストーリーとしては完結していません。
「チェンソーマン」をこれから読んでみるという人は、まず1つの区切りになっている第1部の公安編(1巻〜11巻)まで読んでみるのが良いでしょう。
【チェンソーマン】打ち切り理由と回避・移籍の経緯のまとめ
- チェンソーマンが打ち切りになったという事実はない
- チェンソーマンが打ち切りになったと言われる理由は連載期間の短さ
- チェンソーマンは唯一無二の作品であるため、打ち切りは免れた
- チェンソーマン移籍の理由は編集担当の移籍の可能性が大きい
結論、「チェンソーマン」が打ち切りになったという事実はなく、単なる噂なので安心してください。
また、今連載中の「チェンソーマン」第2部では、主人公・デンジが自分がチェンソーマンであることと幸せな普通の生活を送る”重さ”の選択を迫られることになっています。
回収されていない伏線も多くあると思うので、まだまだ楽しんでいきましょう!
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