毎年春に映画の最新作が公開されている「名探偵コナン」シリーズ。
2024年に公開された映画「100万ドルの五稜星」はコナンの他に怪盗キッド・服部平次も出演するということで、公開前からかなり話題になっていました。
しかし映画「100万ドルの五稜星」は”とある重要な事実が判明することにより”公開後に大盛り上がりしましたね!
そこで今回は映画「100万ドルの五稜星」で明らかになった、黒羽盗一の生存に関する情報や死因・どう物語に関連しているのかをネタバレありで解説していきます。
【黒羽盗一は生きてる?】工藤優作との関係を解説
初代怪盗キッドで黒羽快斗(怪盗キッド)の父・黒羽盗一は、漫画「まじっく快斗」の中ではすでに死亡しているということが描かれています。
しかし2024年に公開された映画「100万ドルの五稜星」のラストにて、黒羽盗一の生存が判明しました。
ここでは黒羽盗一の生存がどのような経緯で判明したか、工藤新一の父・工藤優作との関係について紹介していきます。
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黒羽盗一が生きてると判明したのは「100万ドルの五稜星」
冒頭でも記載した通り、映画「100万ドルの五稜星」のラストで黒羽盗一の生存が判明しました。
作中、謎解きをしているコナンたちに付き添っていた北海道の刑事・川添善久(かわぞえよしひさ)。
終始“おっちょこちょいの刑事”というキャラクターで描かれていた川添善久ですが、タイミング良くフォローしたり絶妙なタイミングで助言することで、コナンや怪盗キッドにヒントを出していました。
しかし映画のラストにて、川添刑事はコナン達が謎解きしている時は休暇中であり、商店街のくじ引きで2泊3日のミステリーツアーにあたって旅行していたことが判明。
川添刑事はもちろん出勤していないため、「一緒に過ごしていた川添善久は誰だったんだ?」と謎めいてきます。
そしてその謎が明かされたのはエンドロール後。
川添刑事の顔を剥ぐと、そこには怪盗キッドの白い衣装とは対照的に、真っ黒な衣装を着た盗一の姿が現れました。
当初より死亡していると思われていた盗一が現れたことで、盗一が生存してるということが確定した瞬間となります。
黒羽盗一と工藤優作との関係は双子の兄弟と判明!

盗一が生きているという衝撃的事実が判明しましたが、さらに盗一と工藤優作が双子の兄弟であることもラストで判明しています。
エンドロール後に、優作と妻・有希子が会話しているシーンが描かれています。
その時に優作には、幼い頃に親の離婚で離れ離れになった兄弟がいるということが明かされます。
ラストにて優作から明かされた内容は以下となります。
- 優作は母親、双子の兄=盗一は父親に引き取られた
- 有希子と盗一は面識がある(変装を教わっている)
- アカデミー賞受賞の祝いに東窪榮龍の6本のうちの1つの刀を優作に送った
- 20年以上会っていないがメールのやり取りはしている
有希子と会話している優作の元へ届いたメールの送り名には、「TK」というイニシャルが。
黒羽盗一(KurobaToichi)のイニシャルは「TK」であることから、優作の双子の兄は盗一であるということが判明しました。
このことにより黒羽快斗と工藤新一(江戸川コナン)がいとこ同士であることも判明。
詳しいことについては以下の記事で解説しています。

黒羽盗一の正体は怪盗コルボーだった?
映画ラストにて現れた盗一が真っ黒な衣装を着ていたことから、一部から「盗一は怪盗コルボーなのでは?」と言われています。
結論から、現在の情報で盗一が怪盗コルボーであると断言することはできません。
怪盗コルボーについて現段階で明らかになっている情報は、以下のとおりです。
- 漫画「まじっく快斗」に登場する怪盗
- 真っ黒の衣装から”コルボー”(フランス語でカラス)と言われている
- コルボー自身は盗一の弟弟子を名乗っている
- 上記に関して怪盗キッドの側近・寺井曰く「盗一には弟弟子はいない」
- 盗一の顔に変装したことがある
- 快斗は怪盗コルボーの声に聞き覚えがある
しかし盗一=怪盗コルボー説も否定はできません。
怪盗キッドは過去に「まじっく快斗」にて怪盗コルボーと対決したことがあり、引き分けに終わっています。
その際怪盗コルボーは怪盗キッド以上の実力があり、少し手を抜いているように描かれていました。
もしこの解釈が合っていれば、怪盗キッド以上の実力を持っていてあえて手加減する(親心から)のは盗一以外に考えにくいです。
盗一の生存が確認できた以上、今後怪盗コルボーについても謎が明かされていくと思われますので、続報を待った方がいいですね。
【黒羽盗一は生きてる!】死因や死亡したと言われた理由は?
前述したとおり、映画「100万ドルの五稜星」で黒羽盗一の生存が明らかになりました。
しかしこの事実が明るみになる前まで、黒羽盗一は死亡していたと思われていました。
なぜそのように思われていたのか、「まじっく快斗」で明らかになっている死因や事実について解説していきます。
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黒羽盗一の死因はマジック中の事故死
黒羽盗一の死については、「まじっく快斗」の1巻1話にて描かれています。
盗一は東洋の魔術師と呼ばれ、マジックのオリンピックでグランプリ受賞するほどの実力の持ち主。
しかし8年前にジェットコースターから脱出するマジックショー中に、不慮の事故により命を落としてしまったと言われています。
謎の組織が事故に見せかけて殺された
表向きマジックショー中の不慮の事故が死因であると言われていた盗一。
しかし実際には、謎の組織が事故に見せかけて暗殺されたことが明かされています。
世界的に有名なマジシャンとして活躍していた盗一ですが、その裏では初代怪盗キッドとして活動していました。
ある時、初代怪盗キッド(盗一)が不老不死が叶うビッグジュエル(宝石)「パンドラ」に手を出します。
このことにより、同じくビックジュエル・パンドラを狙う謎の組織により殺害されたと言われています。
盗一を殺害しと言われている謎の組織については、次で詳しく解説していきます。
【黒羽盗一は生きてる!】殺した犯人は黒の組織なのか考察
当初黒羽盗一のを殺害したと言われていた“謎の組織”はどのような組織なのでしょうか?
また、「名探偵コナン」に出てくる“黒の組織”と関連はあるのでしょうか?
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謎の組織と黒の組織の黒幕は「あの方」
共に詳しい情報が明かされていない“謎の組織”と“黒の組織”。
何が目的なのか、どのような人物が在籍しているのか全貌はまだ見えません。
しかし1つ共通していることがあり、共に組織の黒幕(トップ)のことを「あの方」と呼んでいます。
人名やコードネームを使わずに「あの方」と同じ呼び方・濁し方をしていることから、一部では「2つの組織の黒幕は同一人物なのでは?」と考えられています
謎の組織はかなり規模が大きいらしい
まだ描かれていることが少ない謎の組織ですが、実はかなり規模が大きいと言われています。
また、黒の組織も世界的に活動拠点を置いていることからどこかしらで繋がっていることが考えられます。
なぜそう考えられるのか、今現状で分かっている共通点を見てみましょう。
- 黒い衣装・服装
- 黒幕の呼び方が「あの方」
- 独特のコードネームがある
- 目的が似ている(不老不死関連)
コードネームについては黒の組織がお酒の名前、謎の組織が爬虫類や虫の名前が各メンバーにつけられています。
目的は両方とも不老不死が関係していることです。
このように大枠を見ると共通点がある2つの組織。
しかし登場する母体やコードネームの由来が異なることから、活動拠点・支部により目的が多少異なり、分けられているのでは?と言われています。
「名探偵コナン」と「まじっく快斗」を繋げるために濁している可能性?
もう1つ考えられるのが、「名探偵コナン」と「まじっく快斗」を繋げるために濁している可能性があるということです。
ご存じの通り、「まじっく快斗」は実質2024年6月時点でも連載中の作品であり、青山先生も「一番描きたい作品」と公言し、思い入れが強いことが伝わってきます。
そして映画「100万ドルの五稜星」の中で「まじっく快斗」のキーマンであり、根底の盗一が関わってきました。
このことから現在青山先生が描いている「名探偵コナン」と、現在青山先生が描きたい「まじっく快斗」の2つの作品がより深く関わってくる可能性が高いと考えられます。
2つの作品を繋げるため、謎の組織と黒の組織の詳細を濁している可能性がありますね。
黒羽盗一が生きてることについて作者の青山剛昌先生は…
実は黒羽盗一は生きているということが、2015年に作者の青山剛昌先生により明かされていました。
2015年に行われた名探偵コナン 80+の質問コーナーにて、
「コナンの全てに決着がつく時には、快斗のお父さんが殺された謎も解決しますよね?」という質問に対して青山先生は、
「同時には解決しないよ!殺されてねーし!!」と回答。
青山先生は曖昧に返答する・「〜かも」など濁す・実質回答拒否はよくありますが、この質問に対してはっきりと明言。
しかしこの回答以前やその後も、実際に回想以外で盗一が「まじっく快斗」「名探偵コナン」に出演したことが無かったため、読者は「いつか謎が明かされる」と考えていました。
そして今回、映画「100万ドルの五稜星」にて実際に盗一が生きていたことが明らかになりました。
黒羽盗一の声優は池田秀一さん
名前 | 声優名と同じく、池田秀一 |
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読み方 | いけだ しゅういち |
愛称 | 秀ちゃん |
生年月日 | 1949年12月2日 |
年齢 | 74歳(2024年5月時点) |
出身地 | 東京都 |
血液型 | O型 |
身長 | 162cm |
事務所 | 東京俳優生活協同組合 |
公式サイト | 東京俳優生活協同組合 公式サイト |
受賞歴 | ・第四回声優アワード シナジー賞 ・第十七回声優アワード 助演声優賞 |
子役・俳優として活動し、1970年代から声優・ナレーターとして活動している池田秀一さん。
低く渋い声が特徴であり、「ハリのあるバリトン」と表現されています。
池田秀一さんの主な出演作品:赤井秀一の声も担当!
- 名探偵コナン/赤井秀一
- 機動戦士ガンダム/シャア・アズナブル
- キングダムハーツ/マールーシャ
- ONE PIECE/シャンクス
- ケロロ軍曹/西澤梅雄
「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルの声優といえば!な池田さん。
青山先生の作品では「名探偵コナン」の赤井秀一の声も担当しています!
黒羽盗一は生きてる!死因や殺した犯人は黒の組織?まとめ
- 黒羽盗一は生きていて、工藤優作は双子の兄弟
- 黒羽盗一が怪盗コルボーの可能性もある
- 謎の組織と黒の組織は繋がっている可能性がある
映画「100万ドルの五稜星」のラストにて、黒羽盗一が生きていてなおかつ工藤優作と双子の兄弟という衝撃的な事実が判明しました。
さらにスクリーンには黒羽盗一が怪盗コルボーだったことを連想させるなど、思わず息を飲むシーンが映し出されましたね。
まだどのように物語が繋がっていくか、謎の組織と黒の組織の関連など気になることは盛りだくさん。
「まじっく快斗」のアニメ続編の可能性が低いため、今後は「名探偵コナン」の方で謎が明らかになる可能性もありそうです。
★「名探偵コナン」「まじっく快斗」についての情報はこちら
