「ゴールデンカムイ」に登場する寡黙なロシア人スナイパー・ヴァシリ。
ロシアの国境警備隊の1人でしたが、尾形との狙撃対決で顔に大怪我を負ったことでライバル視するようになり決着をつける為に日本にやって来ます。
大柄で冷静な性格ですが、常に頭巾をかぶっていて時折見せる仕草もかわいいという点から読者に人気で“頭巾ちゃん”などの愛称で親しまれています。
本記事では、ヴァシリの活躍や魅力、最後に死亡したかなどをネタバレ解説していきます。
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【ゴールデンカムイ】ヴァシリは死亡or生きてる?ラストをネタバレ
結論からいうと、ヴァシリは金塊争奪戦で死亡していません。
五稜郭外の防風林で尾形と狙撃対決を行ったヴァシリ。
尾形の撃った弾がヴァシリに当たり木から銃と血だけが落ちてくるという描写だけだった為、それ以降生死不明となっていました。
しかし、最終話では画家になったとの説明があり、生きてることが判明します。
さらに尾形のことを描いたと思われる“山猫の死”というタイトルの絵を発表し、大きな評価を受けたようです。
五稜郭での狙撃対決以降姿が出ていなかった為、死亡したと考えているファンも大勢いたようです。
ヴァシリが生きててよかったー!
【ゴールデンカムイ】ヴァシリ死亡はミスリード?五稜郭での戦いを振り返り
作中で、尾形と2度の狙撃対決を繰り広げて来たヴァシリ。
3度目の戦いは、金塊争奪戦最終決戦の地・五稜郭の外で静かに行われました。
まずは、ヴァシリの死亡説が浮上した五稜郭での活躍について解説します。
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五稜郭へ向かう汽車に乗り込む
刺青囚人の暗号を解読し、金塊の在処が五稜郭であることを知った杉元一行と土方一派。
同じ頃、鶴見中尉も暗号の解読に成功して第七師団を五稜郭がある函館に向かわせようとしていました。
第七師団が五稜郭へ向かう汽車に乗り込んでいるのを発見したヴァシリは、尾形も五稜郭を目指すと考えて同じ汽車に乗り込みます。
尾形との狙撃対決で死亡?
杉元達が五稜郭で金塊と土地の権利書を手に入れ第七師団との戦っていた頃、遅れてやって来たヴァシリは五稜郭の中ではなく外の防風林に身を隠します。
杉元達の逃走経路が北口だと読んだ尾形も防風林の一角に隠れつつ、狙撃のタイミングを狙っていました。
そして、杉元達が五稜郭から飛び出してきたところで、2人の戦いが静かに始まります。
ヴァシリが持つ双眼鏡のレンズが朝日に反射していたことで、尾形はヴァシリが潜んでいる場所を特定。
しかし、ヴァシリ程の狙撃手がレンズの反射を考慮しない訳がないと睨んだ尾形は、自分に先に撃たせようとする罠だと気付きます。
尾形が反射しているレンズの腕1本分下を狙って撃つと、ヴァシリも尾形の位置を特定して撃ち返しました。
弾は尾形の左足に命中。
ヴァシリの狙撃の腕前を知っている尾形は、この1発で自分の急所を撃ち抜けなかったことから「仕留めた」と確信します。
その後、木の上からヴァシリのナガン銃が落下し、ヴァシリのものと思われる血が垂れる様子が描かれていた為、ヴァシリの死亡説が浮上しました。
作中ではこれ以降ヴァシリの登場や説明がなかった為、最終話まで生死不明の状態でした。
【ゴールデンカムイ】ヴァシリの死亡フラグを振り返り
ヴァシリは、尾形との狙撃対決を中心に活躍しています。
1発でも当たれば致命傷となる戦いを繰り広げるヴァシリは、最終決戦以外でも死亡フラグが立っていました。
ここからは、これまでに作中で描かれたヴァシリの死亡フラグについて紹介します。
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ロシア国境付近で尾形に顔を撃ち抜かれる
ヴァシリの最初の死亡フラグは、ロシア国境付近で行われた尾形との最初の戦いです。
ロシアの国境警備隊として働いていたヴァシリは、皇帝暗殺の罪で指名手配されているキロランケを狙っていました。
キロランケ達がロシア領に入った瞬間に狙撃を開始しますが、そこで第七師団屈指の狙撃手・尾形と出会い一騎打ちとなります。
凍えるような寒さが続く雪山で、一晩中銃を構えて互いの動きを探り合う2人。
尾形は木の上に置かれたウイルタ族の棺近くに遺体を使って囮を置き、行方を暗ましていました。
夜明けと同時にヴァシリが囮の存在に気付き、尾形は棺の中にいると読んで数発の銃弾を放ちます。
しかし、遺体だと思っていた囮自体が実は尾形本人で、ヴァシリは潜んでいた位置を特定されて尾形に口元を撃ち抜かれてしまうのでした。
ヴァシリはその場に倒れ込んでしまった為、死亡したと思われていました。
一晩中銃を構えて微動だにしない2人…緊張感がすごい戦いだったね。
樺太先遣隊を襲撃し杉元に返り討ちに
尾形に顔を撃たれ生死不明だったヴァシリですが、なんとか一命を取り留めていました。
尾形との戦いから時が経ち、尾形と一緒にいたアシリパと白石は樺太先遣隊と合流。
杉元達が日本に帰る準備をしていたところを発見したヴァシリは、尾形を誘き寄せる為に建物の2階から襲撃します。
ヴァシリの存在を知らなかった杉元は、自分達を襲撃したのが尾形だと勘違いして取っ組み合いとなりました。
その時、ヴァシリが持っていた尾形の似顔絵を見つけた杉元は、ヴァシリの狙いが尾形であることに気が付きます。
ロシア語が話せる月島軍曹のおかげで互いに敵ではないことを知り和解した2人。
その後は尾形との決着を望んで、北海道に帰る杉元達にヴァシリは付いていくのでした。
もしこの時、尾形の似顔絵がなかったら、ヴァシリは杉元に殺害されていたでしょう。
【ゴールデンカムイ】ヴァシリの顔の傷はどうなってる?
ヴァシリは、尾形に顔を撃たれて以降ずっと頭巾をかぶり口元を布で隠しています。
尾形を追う脱走兵であるヴァシリが素顔を隠している理由は、正体がバレないようにする為だけではなく顔の傷を隠すという目的もあるようです。
では、ヴァシリの顔の傷は一体どうなっているのか…ここからは、ヴァシリの顔の傷について考察していきます。
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尾形に撃たれた顔の傷を布で隠している
ヴァシリはロシアの国境付近で尾形と狙撃対決をし、顔に大怪我を負いました。
撃たれた箇所は右頬で、弾は顔を貫通しているように描かれています。
再登場となった21巻第203話ではこの戦いから2~3か月程度経過していることになるのですが、治療がされたとはいえ大きな神経が通っている口元には生々しい傷が残っていることでしょう。
作中では、ヴァシリの怪我がどのようになっているのか描かれていませんが、素顔を見た白石が青ざめている様子から相当酷い傷を負っていることが判ります。
ヴァシリが布で口元を隠しているのは、酷い傷を人に見せない為の配慮でもあるようです。
公式ファンブックでは、原作者の野田サトル先生が「奥歯が粉砕していて前歯でしかものを食べられない」と語っていました。
作中1の無口キャラ…喋らないのは顔の傷が原因
ヴァシリといえば、「ゴールデンカムイ」の作中において最も無口なキャラとして登場します。
ロシア人なので、そもそも日本語が理解できず会話が成り立たないという理由もありますが、喋りたくても喋れない状態になっているということが1番の理由なのです。
尾形に口元を撃たれたことで、奥歯が数本砕けて舌も損傷、さらに顎の骨にも深刻なダメージを受けてしまったと考えられます。
傷の手当はされたようですが、この傷ができてからは上手く喋れない状態となってしまったようです。
幸いにも得意の絵とジェスチャーだけで杉元達と一緒に行動が出来ているので、意思疎通は問題なく行えています。
国境警備隊時代は仲間とロシア語で会話していたので、冷静だけど元々無口なキャラという訳ではなさそうです。
顔の傷さえなければ、言葉は違えど杉元達と会話ができていたかもしれないね。
【ゴールデンカムイ】ヴァシリがかわいい&山猫の死”との関係を解説
名前 | ヴァシリ・パヴリチェンコ |
---|---|
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
出身地 | ロシア帝国エレニンカ |
好きなもの | ペリメニ、お茶 |
嫌いなもの | リス |
ヴァシリは、ロシアの元国境警備隊員で杉元一行と旅をする寡黙な狙撃手です。
頭巾を深くかぶっていて顔のほとんどを隠してしまっていますが、金髪碧眼で凛々しい顔立ちをしています。
初登場では、日本とロシアの国境付近で指名手配犯のキロランケを狙撃しようと待ち構えていました。
作中屈指の狙撃手・尾形も認める凄腕のスナイパーで、影ながら杉元達のサポートをして活躍します。
ちなみにヴァシリが好きなペリメニとは、水餃子のようなロシアの定番料理です。
杉元一行のマスコット的存在?ヴァシリのかわいいポイント
ヴァシリは、尾形と再戦したい一心で杉元達に付いて行き日本までやって来ます。
顔の傷のせいで上手く喋れませんが、ジェスチャーや得意の絵で意志疎通を試みる様子がかわいいと読者からは人気です。
特に樺太で杉元の誤解を解くために絵を描くシーンでは、まるで幼児が床に寝転がってお絵描きをするようなかわいらしいポーズをとっていました。
また、常に頭巾をかぶっている様子から白石に“頭巾ちゃん”というあだ名を付けられ、それがファンにも定着しています。
食事中に尾形が近くに来ていると知り、慌てて戦闘準備を始める姿もどこか幼い子供のようでかわいいです。
ヴァシリは相槌や機嫌がいい時に「フンフン」と言う癖があるので、ファンからは“フンフンちゃん”と呼ばれているよ!
仕草もかわいいけど、あだ名もかわいいものばかりですね。
狙撃の腕は超一流!絵が上手いという意外な才能も…
ヴァシリは、国境警備隊の中でも特に狙撃の腕が高いと評価されて仲間から信頼されている人物です。
過去には日露戦争にも従軍した経験があるようで、当時から狙撃の名手として活躍していました。
その腕前は、200m離れた場所から人間の頭部を正確に狙撃できる程とされています。
また、手先が器用で絵を描く才能にも恵まれていました。
元々絵を描くことが好きで美術系の学校に通いたかったようですが、家庭の事情で断念せざるを得なかったそうです。
しかし、最終話ではその才能を活かして画家になって成功を収めています。
モデルは実在した狙撃手のヴァシリ・ザイツェフ
「ゴールデンカムイ」には、実在する人物がモデルになっているキャラが大勢いますが、実はヴァシリにもモデルが2人いるとされています。
1人目は、ソビエト連邦の狙撃手だったヴァシリ・ザイツェフです。
第2次世界大戦では、257人もの敵兵を狙撃した凄腕のスナイパーとして“ソ連邦英雄”と称されています。
2人目も、ソビエト連邦の狙撃手・リュドミラ・パヴリチェンコという名の軍人です。
女性でありながら正確な射撃で309人の敵兵を倒したという有名なスナイパーで、こちらも“ソ連邦英雄”として知られています。
ヴァシリのフルネームは、この2人をモデルに付けられたようですね。
顔に傷をつけた因縁の相手!尾形との関係
尾形は元第七師団の軍人で、後に離反して単独で行動を続ける謎の多い狙撃手です。
ヴァシリが尾形と出会ったのは、ロシアの国境付近で指名手配犯のキロランケを狙っていた時でした。
最初のターゲットはキロランケでしたが、互いの狙撃の腕前を見せ合ったことで好敵手と認め合い直接対決に発展します。
樺太では決着が着かず、それに納得しなかったヴァシリは尾形を追って日本へ不法入国。
杉元一行に付いて行き、尾形と再戦できるタイミングを探ります。
尾形もヴァシリの狙撃の腕前を認めていて、杉元達を追う傍らでヴァシリとの再戦に期待していました。
最終的には、五稜郭での狙撃対決でも決着が着かず、尾形の後を追ったヴァシリは線路脇で自害した尾形の遺体を発見します。
はっきりとした勝敗が着かないままライバル対決は終幕。
ヴァシリは金塊争奪戦の後に狙撃手から画家に転身し尾形のことを忘れないように“山猫の死”という絵を描き、死亡するまで手放さなかったとされています。
狙撃手同士、思考も似ていてまさにライバルといえる関係だね!
【ゴールデンカムイ】ヴァシリの声優は梅原裕一郎(うめはらゆういちろう)さん
名前 | 梅原 裕一郎 |
---|---|
読み方 | うめはら ゆういちろう |
愛称 | 梅ちゃん、うめめ、うめ、梅さん |
生年月日 | 1991年3月8日 |
年齢 | 33歳 |
出身地 | 静岡県 |
血液型 | O型 |
身長 | 173cm |
事務所 | アーツビジョン |
公式サイト | 梅原 裕一郎|アーツビジョン |
受賞歴 | 第10回声優アワード新人男優賞受賞(2016年)、ニュータイプアニメアワード2017男性声優賞受賞(2017年) |
アニメ版でヴァシリ役を演じている梅原裕一郎さんは、“低音の貴公子”の異名を持つ人気の男性声優です。
学生時代に鶴見中尉役で知られる声優の大塚芳忠さんに憧れを持ち、声優になりました。
趣味はクラシック音楽や映画の鑑賞でピアノなどの楽器演奏も得意のようです。
ファンの間では下ネタ好きとしても有名で、爽やかな容姿や声とのギャップから“残念なイケメン”とも呼ばれています。
梅原裕一郎さんの主な出演作品
- オレん家のフロ事情:若狭
- ヤングブラック・ジャック:間黒男
- ゴブリンスレイヤー:ゴブリンスレイヤー
- 鬼滅の刃:積怒
- WIND BREAKER:十亀条
梅原裕一郎さんは、落ち着いた低めの声が特徴の声優です。
アニメやゲームでは冷静な青年役を演じることが多く、特に女性から人気を集めています。
梅原裕一郎さん本人もイケメンであることから、写真集も多く出版され人気です。
「ゴールデンカムイ」で演じたヴァシリは、ロシア語や心の中でしか喋らないキャラなので演じるのが難しかったと語っていました。
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【ゴールデンカムイ】ヴァシリ死亡or最後は生きてる?まとめ
- ヴァシリは金塊争奪戦を生き抜き最後は画家になる
- 尾形に撃たれた顔の傷が原因で上手く喋れなくなった
- 活躍は少ないがかっこいいとかわいいを兼ね備えた人気キャラ
「ゴールデンカムイ」で尾形と並び凄腕の狙撃手として活躍するロシア人・ヴァシリ。
五稜郭での戦いで死亡したと思われていましたが、最終的には生き残り画家に転身して人生を全うしたことが判りました。
アニメは3期からと登場が遅めですが、制作中の5期(最終章)では札幌ビール工場や五稜郭など活躍の機会が多く期待されています。
2024年秋からは実写ドラマの放送も予定されているので、「ゴールデンカムイ」の人気はまだまだ上がり続けそうですね!
ヴァシリは喋らない分仕草がかわいいので、アニメでどのように描かれるのかも注目だね!
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