超人的な個性を持った人間同士の壮絶な戦いを描いた「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」で、敵(ヴィラン)として登場する強面の人物・ステイン。
ヴィランではありますが、オールマイトの熱狂的なファンで「英雄回帰」を世に訴えるダークヒーロー的存在として人気があります。
しかし、最終回を迎えた「ヒロアカ」では、ステインはどうなったのか?
本記事では、ステインは死亡したのか、人物像やヴィランなのにいいやつで味方と言われる理由をネタバレありで解説していきます。
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ステイン死亡?【2024年8月最終報】
ステインは最終決戦で死亡しています。
最終決戦を終え、無事に最終回を迎えた「ヒロアカ」ですが、ステインは再登場することなく終了。
凶悪ヴィランと呼ばれたステインは、最後はオールマイトを助け、AFOの手によって殺されています。
ステイン再登場>>死亡の経緯については次の項目で解説しています。
ステインがいなかったら、オールマイトは殺されていたよ。
【ヒロアカ】ステイン再登場は何話・何巻?
物語の序盤で「ヒーロー殺し」の犯人として登場し、出久、轟、飯田の活躍により警察に逮捕されたステイン。
その後しばらく登場しませんでしたが、最終決戦を前にステインはタルタロスを脱獄して再登場します。
まずは、ステインが再登場したシーンの詳細とそれがコミックの何巻で何話なのか解説していきます。
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再登場でオールマイトと初めて対面
ステインは、ヒーロー殺しの罪で逮捕されて「タルタロス」という対”個性”最高警備特殊拘置所に収監されていました。
しかし、死柄木弔とAFOの手によってタルタロスが陥落し、ステインもその混乱に乗じて脱獄します。
そして、33巻326話で平和の象徴ともいえるオールマイト像の前でオールマイト本人と初対面を果たしたのです。
自信を失い弱気になるオールマイトを見たステインは、本人に向かって「贋物(にせもの)」だと言い張ります。
ステインにとってはオールマイトの信念そのものがヒーローの証であり、例え目の前のオールマイトが本人であっても信念を失ってしまっている今のオールマイトを本物だと思えなかったのでしょう。
ステインは、どんな状況でも諦めてはいけないとオールマイトに喝を入れます。
そして、タルタロスで手に入れた情報をオールマイトに渡して「必ずこの”ヒーロー40名殺傷犯”を終わらせに来い」と発破をかけるのでした。
意外なことに、ステインとオールマイトが対面したのは、これが初めてなんです。
2度目の再登場ではオールマイトを救った
最終決戦で、AFOを相手に戦うオールマイト。
ボロボロになり追い詰められながらも、諦めずに立ち向かい続けます。
AFOが次なる攻撃を仕掛けようと構え、オールマイトは絶体絶命のピンチに陥りました。
しかし、そんな窮地を救ったのが、オールマイトに心酔するヴィラン・ステインだったのです。
ステインは、瓦礫に付いていたAFOの血を舐めることで個性を発動させてAFOの動きを止めます。
オールマイトのピンチを救う為に再登場したステイン!
ステインが「征け!!!オールマイト!!」と鼓舞しするシーンは胸アツですね!
自らの思いをオールマイトに託した
凝血でAFOの動きを止めてオールマイトのピンチを救ったステイン。
しかし、AFOはタルタロス脱獄後からステインが何かしてくると予想し対策を講じていました。
AFOは“瀉血”を発動させて体内の血を一度全て抜き、“抗原変態”で血を書き換えることでステインの個性を無効化。
ステインにカウンターを喰らわせ吹き飛ばします。
瀕死の重傷を負って動けなくなったステイン。
しかし、死亡する最後の瞬間までオールマイトを信じ、「ヒーローとは何たるかを教えてくれた」「生きて勝て」と思いを託し続けました。
【ヒロアカ】ステイン再登場が激アツ!いいやつで味方だった?
ステインは、作中で40人以上のプロヒーローを死傷させた凶悪犯として登場します。
ヒーローを殺してまわる非道なヴィランではありますが、ステインの過去や信念を知る読者からは、「実はいいやつ」「ダークヒーロー」と多くの支持を集めている異色のキャラでもあります。
読者から人気のあるステインの魅力とは一体なんなのでしょうか。
ここからは、ステインの人間性や魅力について紹介します。
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ブレない思想がかっこいい
ステインは、凶悪なヴィランとして警察やヒーローから追われる立場のキャラですが、ステインの行動理由は子供の頃から変わっていません。
ステインが今も昔も信じ続けていることは、「ヒーローとは、見返りを求めず自己犠牲の上に成り立つ称号である」というオールマイトの持つヒーロー思想。
子供の頃にオールマイトの活躍を見て感動して以降、大人となった今でもオールマイトのファンであり続けています。
しかし世の中には、オールマイトのような完璧なヒーローはいないと悟ったステイン。
自分とオールマイトの思想が正しいものであることを証明するように、贋物のヒーローを粛清して回っているのです。
正しい社会に戻す為に意にそぐわないヒーローを殺害するというやり方は間違っていますが、ステインの思想は決して間違ったものではありません。
作中でも、ステインは「全ては正しき社会の為に」と宣言しています。
意味のない殺しはしない
ステインがヒーローを襲う理由は、そのヒーローを贋物だと判断したからです。
ステインは、ヒーローが金や名誉を見返りとして求める職業になっていること自体が間違いであり、それを当たり前のように思っている社会がおかしいと考えています。
その為、意にそぐわないヒーローを見つけると、「粛清」の名の下で殺害もしくは再起不能にしているのです。
一見、身勝手にも思えるステインの行動ですが、ステインは贋物と判断したヒーロー以外に危害を加えるようなことはなく、一般人には決して手を出しません。
ステインの徹底した思想と行動理由が読者の間ではウケているようです。
ステインは、一般人を巻き込むような自分勝手なヴィランも粛清対象としている正しい心の持ち主でもあります。
その為、ステインが出現した地域では犯罪自体が激減するといういい効果もあるみたいだよ。
高い戦闘技術と身体能力を持っている
ステインは、相手の動きを止める“凝血”という個性を持っていますが、その個性を活かす為に自身の戦闘技術と身体能力を高めているというストイックな一面があります。
学生時代にヒーロー科のある私立高校に入学した過去を持つステイン。
しかし、僅か3か月で中退し、それ以降は独自で殺人術を身に付けました。
独学とはいえステインの戦闘技術は非常に高いもので、並みのヒーローでも歯が立たない程強くなっています。
【ヒロアカ】ステイン再登場から死亡までのネタバレ
前述の通り、ステインは個性を奪われ死亡しています。
40人ものヒーローを死傷させた罪でタルタロスに収監されていた凶悪犯ステイン。
しばらく本編に登場していませんでしたが、最終決戦でまさかの再登場を果たし、オールマイトの手助けをしました。
ここからは、ステインの再登場から死亡までをネタバレありで解説していきます。
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絶体絶命のオールマイトを助けた
ステインが再登場したのは、オールマイトとAFOが死闘を繰り広げる最終決戦です。
次々と攻撃を繰り出しAFOに対して、オールマイトは防戦一方となりピンチを迎えます。
そこへ、颯爽と登場したのが、オールマイトを誰よりも慕っているステインでした。
ステインは、凝血を使ってAFOの動きを止め、絶体絶命のオールマイトを救います。
「抗原変態」により血を塗り替えたAFO
ステインの個性で体の自由を奪われたAFOですが、すぐさま瀉血を行い抗原変態で自らの血の書き換えて凝血を無効化します。
タルタロスを脱獄後、ステインが何か仕掛けてくると予想していたAFOは、予めステインの個性を無効化する対策を練っていたのです。
体の自由が利くようになったAFOは、ステインを攻撃。
隙を突かれたステインは、AFOの攻撃を防ぎきれずに吹き飛ばされてしまいます。
ステインの個性・“凝血”を奪われてしまう
AFOの攻撃を受け、致命傷を負ってしまったステイン。
AFOは、瀕死状態のステインに近付き、個性を奪おうとします。
体を動かすことができないステインは、薄れゆく意識の中でオールマイトがAFOに勝つことを信じ、「生きて勝て」という思いを託しながら自爆する道を選びます。
これにより、ステインは死亡。
さらにステインの個性は死亡する直前でAFOが奪っており、結果として凝血はAFOに引き継がれてしまいました。
最後までオールマイトを信じ続けるステインの信念は本当にかっこいいね!
ステインはヴィランとしてではなく、最後はヒーローの味方として戦ったんだね。
【ヒロアカ】ステインの過去…いいやつだったけど
ステインは、高い戦闘能力と個性を持った凶悪なヴィランとして登場します。
しかし、ヴィランだけどステインはいいやつだと感じている読者は多く、ステインの思想に共感を持つファンは大勢います。
その背景には、ステインの過去が大きく関係していて、ヴィランだけど愛される理由が詰まっています。
ここからは、多くの読者から支持されているステインの過去について紹介します。
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オールマイトに憧れてヒーローを目指す
ステインは、かつてオールマイトに憧れを持ち、ヒーローを志した普通の少年でした。
オールマイトの見返りを求めず自分の身を犠牲にしてでも他者を助けるという考えこそが、ヒーローの本懐だと信じるようになります。
自分もそんなヒーローになりたいという思いから、高校は私立のヒーロー科がある学校に進学しています。
ステインのがヒーローを志した理由は、意外にも出久や爆豪と同じなんですね。
ヒーローに失望し、「英雄回帰」を訴える
ヒーロー科のある高校に入学しヒーローになる為の1歩を踏み出したステイン。
しかし、自分の理想としているヒーローと世間が求めているヒーローは全く違うものだったことを思い知ります。
プロとして活躍しているヒーロー達は金銭や知名度の為に活動し、1つの職業としてヒーローが成り立っているという現実にステインは異議を唱えるようになりました。
そして、入学から僅か3か月で学校を中退。
10代の終盤では、街頭で「英雄回帰」を訴える活動を1人で始めます。
贋物(にせもの)だと思ったヒーローを次々に襲撃
「英雄回帰」の街頭演説を地道に続けるステインでしたが、耳を傾ける者はほとんどいませんでした。
ステインはそんな世の中に絶望します。
そして、自らの手で贋物を粛清し世を正すという強硬手段に出るのでした。
こうして、ステインはプロヒーローを襲撃する「ヒーロー殺しステイン」としてヴィランになります。
ステインの被害者の中には、飯田の兄でプロヒーローのインゲニウムも含まれています。
読者の中には、ステインをヴィランではなくダークヒーローだと考える人も多いみたいだね。
【ヒロアカ】ステインの個性/能力を解説
敵名(ヴィラン名) | ステイン |
---|---|
本名 | 赤黒血染(あかぐろ ちぞめ) |
個性 | 凝血 |
所属 | ヴィラン連合 |
誕生日 | 6月14日 |
身長 | 182cm |
血液型 | B型 |
性格 | オールマイト狂信者 |
ステインは、東京都保須市を中心に多くのプロヒーローを襲撃して殺害もしくは重傷を負わせる凶悪なヴィランです。
その様子から、世間では「ヒーロー殺しステイン」と呼ばれ一般市民だけでなくプロヒーロー達からも恐れられています。
元々はどの組織にも所属せず単独で行動していましたが、死柄木弔の掲げる「現在を壊す」という目標に感化されて協力関係を結びました。
死柄木弔との初接触では、「最も嫌悪する人種」として襲い掛かりましたが、利害の一致でヴィラン連合に入団しました。
ステインの能力・個性
ステインの個性は、相手の血を舐めることで対象の身体の自由を奪う“凝血”というものです。
個性の発動には相手が流血する必要がある為、常に複数のナイフを所持しています。
身体の自由を奪えるのは最大で8分程度。
さらに血液型によって効果に違いがあり、O型<A型<AB型<B型の順で効きやすいという特徴があります。
個性を使わなくても高い戦闘力を持っていますが、これは贋物ヒーローを粛清する為に覚えた殺人術であり独学によるものです。
個性の発動条件も難しく、血液型によって効果も異なるので扱いにくい個性ではあるね。
轟も「個性だけなら特別強い訳ではない」と評価していたよ。
オールマイトに心酔している
ステインは、周囲の人間と同じようにオールマイトの活躍を見てヒーローに強い憧れを持っていました。
見返りを求めずどんな状況であろうと人々を救うというオールマイトの姿に感銘を受けて、過去にはヒーローをしていた時期もありました。
しかし、多くのヒーローが活躍するようになったことで職業化され、金銭や知名度という見返りの為に行動するプロヒーローが増えてしまいます。
ステインはそれが許せず、オールマイト以外にこの世に本物のヒーローはいないという考えにたどり着きます。
「俺を殺していいのはオールマイトだけだ」と口にする程、オールマイトに心酔しています。
信念のあるヴィラン
ステインの行動目的は「贋物のヒーローに粛清を与える」というものです。
見返りのある職業としてのプロヒーローを良しとせず、そうしたプロヒーローを「粛清」の名の下に殺害もしくは再起不能にして回っています。
ステインのそういった強い信念は逮捕後にメディアで大々的に報道され、荼毘やトガヒミコのような信奉者を多く作り出す結果となりました。
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【ヒロアカ】ステイン再登場〜死亡まで:まとめ
- ステインはAFOに“凝血”の個性を奪われた後に死亡
- オールマイトの狂信者で最後はオールマイトを救出する
- ヴィランではあるが、オールマイトを救ったダークヒーローとして読者から人気がある
ステインは、ヒーロー殺しという凶悪なヴィランとして登場しています。
しかし、その凶行の背景にはオールマイトを崇拝するが故に、ヒーロー観の根本的腐敗を世に訴えようとするステインなりの思想がありました。
ヴィランでありながらヒーローの味方でもあったステインは、その考え方と行動がかっこいいと多くの読者から共感を得て支持しています。
アニメ6期の最終回では、タルタロスに収監されていたステインが再登場し、オールマイトに情報を送る活躍を見せました。
7期ではAFOとの戦いが描かれ、死亡するシーンまで描かれるのか?
2024年5月から放送中の「ヒロアカ」アニメ7期には、期待が高まる一方ですね!
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