「僕のヒーローアカデミア」に登場するトガヒミコは、ヴィラン（敵）側のヒロインとして登場する女子高生。
かわいい容姿と猟奇的な性格というギャップが大人気キャラですが、物語のクライマックスである第二次決戦で死亡し、多くの読者を泣かせました。
今回は、トガヒミコの魅力と感動すると話題の死亡シーンについて詳しく解説する記事となっています。
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トガヒミコ死亡に関する最新情報【2024年8月最終報】
2024年8月5日に最終回を迎えた「僕のヒーローアカデミア」。
残念ながら最終回直前の429話でトガヒミコの死亡が確定しました。
トガヒミコの死亡シーンが描かれたのは単行本39巻第395話ですが、それ以降トガの登場はありませんでした。
トガヒミコのことを知りたい一心で彼女と向き合い続けた麗日お茶ことの戦いの末、とがヒミコが瀕死のお茶子に輸血をした描写があり、それ以降は生死不明の状態が続いていました。
しかし429話でお茶子が「ヒミコちゃん 私のせいで死んじゃった」と出久に打ち明けたことから、トガヒミコの死亡は確定したことになります…。
残念ながらお茶子とトガヒミコの戦いの結末は、トラブルのため、どのカメラにも映像が残されていませんでした…。
トガちゃんが生きていればきっと二人は…と思うと悲しすぎるよね…。
トガヒミコの死亡は輸血が原因？最後の戦いをネタバレ
「ヒロアカ」の本編でトガヒミコの死亡シーンが描かれているのは、39巻395話です。
ヒーローとヴィランの総力戦となるこの戦いでは、様々なところで壮絶な戦いが繰り広げられる物語のクライマックスとなっています。
ヴィラン連合の紅一点であるトガヒミコもこの戦いに参加して死亡するのですが、その死亡シーンは「ヒロアカ」の中でも多くの読者が泣いたという屈指の感動シーンとして有名になりました。
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第二次決戦で緑谷出久に想いを告白
第二次決戦で、トガヒミコは意中の相手である緑谷出久と対峙します。
気持ちを抑えきれなかったトガヒミコは正面から出久に「好き」「恋人になって」と告白。
驚く出久でしたが、2人の恋愛観には大きなズレがありました。
出久にとってはデートしたり手を繋いだりして幸せを共有するのが恋愛だと思うのに対し、トガヒミコにとっては意中の相手と同じになることが恋愛だったのです。
「好きな人と同じになりたい」という欲を満たす為に好きな人を傷つけてきたトガヒミコに対して、出久はその思考や行動を否定します。
どれだけ話しても2人の考えが交わることがないと悟ったトガヒミコは、出久に失恋。
遂に攻撃を開始します。
群訝山荘跡でトゥワイスに変身して戦う
出久に攻撃を仕掛けたトガヒミコでしたが、麗日お茶子と蛙吹梅雨の2人に阻まれて出久を取り逃がしてしまいます。
お茶子と梅雨の2人を相手に戦うことになったトガヒミコ。
隠し持っていたかつての仲間・トゥワイスの血を摂取して変身すると、“二倍”の個性を発動させてトゥワイスの体を無限増殖させて襲い掛かります。
“ワープゲート”の個性を持つ黒霧の救援でトガヒミコはトゥワイスに変身したままワープゲートを通って逃亡。
それを見逃さなかったお茶子もワープゲートを通ってトガヒミコを追います。
トガヒミコが群訝山荘で死亡したトゥワイスに変身したことで、読者の間ではトゥワイス生存説が浮上しました。
お茶子と和解して友達になる
戦いはトガヒミコとお茶子の一騎打ちとなり、互いにボロボロになりながらも一歩も引かない戦況が続きます。
戦いの中で、出久が好きだという共通点や互いの本性を曝け出す2人。
他人には理解してもらえない思考を持っていることでずっと苦しんでいたトガヒミコをお茶子は正面から受け止め、それを肯定します。
両親すら拒絶した自分の趣向を受け入れてくれたお茶子に、少しずつ心を開いていくトガヒミコ。
こうして2人はヒーローとヴィランの垣根を越えて親友となるのでした。
笑顔を作り「私カァイイ？」と尋ねるトガヒミコに「世界一」と答えるお茶子。2人が親友になったこのシーンはヒロアカ屈指の名シーンとして話題になりました。
お茶子を生かす為に自身の血液を全て輸血して死亡
親友同士になれたトガヒミコとお茶子。
しかし、壮絶な戦いでお茶子は失血死寸前となり倒れてしまいます。
その姿を見たトガヒミコは、自分の唯一の理解者であるお茶子へ最初で最後のお礼をすることを決意します。
それは、自分がお茶子に変身して輸血することで失血死を回避することでした。
トガヒミコは何のためらいもなくお茶子に輸血を開始。
「ありがとう」と感謝の言葉を口にしながら、トガヒミコはお茶子の隣で静かな最期を迎えるのでした。
トガヒミコは輸血して本当に死亡した？復活の可能性を考察
親友となったお茶子を助ける為、自分の血液を全て分け与えて死ぬことを選んだトガヒミコ。
せっかく改心してお茶子と分かり合えたのに、そのまま死亡してしまったことには、多くの読者が涙を流しました。
しかし、本当にトガヒミコは死亡したのでしょうか。
これまでの伏線から、トガヒミコ復活の可能性があるのかどうか考察します。
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お茶子に輸血しながら倒れるが死亡確認はされていない
お茶子に変身して輸血することで、親友の命を助けようとしたトガヒミコ。
作中では、気を失って横たわるお茶子をトガヒミコが抱きしめながら輸血して静かに死んでいくシーンが描かれています。
これがトガヒミコの死亡シーンなのですが、その後トガヒミコの死亡確認がされておらず、死亡したというセリフもありません。
失血死寸前の人間を助ける為の輸血なので相当な血液量が必要であり、話の前後からトガヒミコが自身の致死量を超える血液をお茶子に輸血したことは想像がつきます。
しかし、明確な死亡シーンとして見ていない読者も一定数いて、なんらかの形で復活するのではないかと予想する人もいるようです。
40巻では「トガ増殖停止」の報告がされているだけで”死亡”などのワードは出てきていません。
これまで死亡のピンチを仲間に助けられてきた
危険な戦いを続けるヴィラン連合は常に死と隣り合わせであり、トガヒミコも戦いで危険な目に遭うことが多いです。
しかし、ヴィラン連合のメンバーは仲間意識が意外と高く、これまでもメンバー同士が助け合って危機を乗り越えてきました。
解放戦線や群訝山荘での戦いでは何度も危ない目に遭いますが、トゥワイスに助けられて生還しています。
トガヒミコは死亡する直前にお茶子と和解して友達になれたので、今度はヴィラン側としてではなくヒーロー側として復活するのではないかという考察もあるようです。
しかしトガヒミコの死亡が明らかになってしまったため、両方の可能性は無くなってしまいました。
トガヒミコの過去：かわいい女子高生がヴィランになった理由
トガヒミコは、ヴィラン連合に加入する前から普通の女子高生と連続殺人犯という2つの顔を持って生活していました。
血を摂取することで他人になりすますという特異な個性を持って生まれたトガヒミコが、犯罪者となった背景には一体どのような出来事があったのでしょうか。
ここからは、トガヒミコがヴィランになった理由と悲しい過去を紹介します。
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血に対して異常な程興味を持っていた幼少期
トガヒミコは、一般的な家庭に生まれたごく普通のかわいい女の子でした。
しかし、他者の血を摂取することで自分の姿形を変えるという個性を持ったことで、物心つく頃には血への興味が人一倍強い少女として成長します。
血だらけでボロボロの動物を見て「かわいい」と感じるなど、少しずつ普通の子供とは感覚がズレていき、血に対して異常な程執着を持つようになりました。
そんなトガヒミコを実の両親は気味悪がり、「普通に生きてよ」と拒絶してしまいます。
自分の感性が普通ではないこと、両親に拒絶されたことにショックを受けたトガヒミコは、それ以降、自分の本心を抑え込みながら生きていくことを決意しました。
トガヒミコは、自分にとっての普通が周囲からは受け入れ難いことであることに大きなショックを受けてしまったんだね。
中学の卒業式で憧れの人を刺して血を吸う事件を犯す
中学生までは普通の女の子として大きな問題も起こさず平和に過ごしていました。
しかし、本心を隠しながら生きてきたことで中学の卒業式の日に抑圧された感情が暴走してしまいます。
クラスの人気者だった男子生徒・斎藤君を好きになったトガヒミコは、斎藤君の血がどうしても欲しくなってしまい遂に傷害事件を犯します。
切り刻んだ斎藤君の傷口にストローを差し込んで血を吸うトガヒミコ。
これまでに経験したことのない興奮と高揚感を得たことで、この事件以降歯止めが利かなくなるのでした。
ヒーロー殺し・ステインに憧れてヴィラン連合へ
中学卒業と同時に、トガヒミコは連続失血死事件の容疑者としてヒーローから追われる身となってしまいます。
逃亡生活を続けていたある日、自分の信念の下でヒーロー殺しを続けているステインというヴィランの存在を知ることになります。
こそこそ逃げ隠れて生きるよりヴィランとして堂々と自由に生きたいと考えるようになったトガヒミコは、ヴィラン連合への加入を希望しました。
トガヒミコにとって、ステインの行動は自由で憧れる対象だったんだね。
トガヒミコに影響を与えた人物を紹介
ヴィランのヒロインとして活躍するトガヒミコ。
彼女の行動理念には、作中で登場する多くのキャラが大きく関わっています。
ここからは、トガヒミコに影響を与えた人物とその関係性について解説していきます。
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トガヒミコと麗日お茶子の関係
麗日お茶子は、出久のクラスメイトで「ヒロアカ」のヒロイン的存在です。
物語の序盤から出久に好意を寄せていて、トガヒミコはお茶子との初接触でそれを見抜きます。
同じ人を好きになったという共通点から、「恋のライバルだけど友達になりたい」という感情を抱くようになります。
お茶子からは不気味で近寄りがたい存在として認識されていましたが、第二次決戦で戦う内に互いを認め合い友達という関係に。
自分と友達になってくれたお茶子を救う為、自らの血液を全てお茶子に輸血し感謝の意を表しました。
トガヒミコと緑谷出久の関係
緑谷出久は、「ヒロアカ」の主人公で個性“ワン・フォー・オール”の持ち主です。
物語の序盤では、オールマイトから受け継いだワン・フォー・オールの威力に体がついていけず、個性を使う度に体をボロボロにしていました。
トガヒミコが出久と出会ったのも、個性の制御ができずボロボロになっている状態の時でした。
出久の姿を見たトガヒミコは、自分の好みにそのまま当てはまる出久に一目惚れ。
それ以降は出久と同じになりたいという願望を募らせるようになり、ことあるごとに接触を試みるようになります。
第二次決戦では、出久に好意があることを告白しますが互いの思考が根本から違うことを実感。
失恋と同時に攻撃対象として見るようになってしまうのでした。
トガヒミコとステインの関係
ステインは、単独でヒーロー殺しを続ける凶悪なヴィランです。
トガヒミコは、“凝血”という血を扱う個性や自分の倫理観に反するヒーローに粛清を下すというステインの姿に共感して憧れを抱くようになります。
ヴィラン連合に加入を決めたのも「ステインのようになりたい」という感情が大きな要因です。
ステインが常にボロボロの状態で行動していることもトガヒミコを惹き付けていました。
トガヒミコと死柄木弔の関係
死柄木弔は、ヴィラン連合のリーダーを務める青年です。
自分の本心をさらけ出しても否定しない死柄木に対して、トガヒミコは心地よさを感じていて「弔くん」と親し気に呼んでいます。
一方で、死柄木はトガヒミコを「破綻者」や「ガキ」と呼びつつも実力や思考を認めていて仲間として見ています。
トガヒミコとトゥワイスの関係
トゥワイスは、トガヒミコと同時期にヴィラン連合に加入したメンバーの1人です。
年齢は14歳も離れていますが、馬が合うようで一緒に行動することが多く、互いに「仁くん」「トガちゃん」と呼び合う程仲良しです。
トゥワイスは自分の持つ個性“二倍”の能力で自己肯定感が破綻して支離滅裂な性格となってしまったトラウマを抱えていますが、トガヒミコはそれを受け止めています。
その為、トゥワイスはトガヒミコに好意を寄せていて「結婚してくれ」などの求愛を叫ぶシーンがあります。
トガヒミコはそれを拒否しながらもまんざらではない様子で軽口を叩き合っています。
トガヒミコはかわいい女の子！本名が泣ける…
| ヴィラン名 | トガヒミコ |
|---|---|
| 本名 | 渡我被身子（とがひみこ） |
| 個性 | 変身 |
| 所属 | ヴィラン連合 |
| 誕生日 | 8月7日 |
| 身長 | 157cm |
| 血液型 | A型 |
| 性格 | 惚れっぽい |
※引用元：僕のヒーローアカデミア公式キャラクターファンブック
トガヒミコは、ヴィラン連合に所属するメンバーの1人で紅一点です。
17歳の女子高生ですが、ヴィラン連合加入前から連続失血事件の容疑者として追われる身でした。
ステインのヒーロー殺し事件に触発されてヴィラン連合に加入します。
猟奇的な思考の持ち主ですが、普段から明るくヴィラン連合ではトゥワイスと共にムードメーカー的な存在でもあります。
トガヒミコの強さと必殺技
トガヒミコの個性は、相手の血液を摂取することで相手の姿になることができる“変身”です。
姿だけでなく声も変えられるので、他人になり替わって潜入したり攻撃することができます。
ヴィラン連合加入前は刃物で切りつけた傷口から直接血液を吸って個性を発動させていましたが、作中では注射器のような特殊な武器を使って血液を採取・保存ができるようになりました。
異能解放軍の幹部・キュリオスとの戦いでは個性が覚醒し、姿や声だけでなく他人の個性まで使えるようになります。
トガヒミコの性格や人間性
トガヒミコは普段からセーラー服を着ている為、一見どこにでもいる普通の女子高生のように見えます。
しかし、本性は非常に残忍で猟奇的。
他人の血液に強い興味を持っている為、人を傷つけるのはトガヒミコにとって攻撃手段であり愛情表現でもあるのです。
ヴィラン連合のメンバーには心を許していて、仲間意識も強いので行動を共にするメンバーからは厚い信頼を寄せられています。
好きな人には一途で盲目的
個性の特性上、「血の香りがしてボロボロな人」が好みのタイプであるトガヒミコ。
ステインのヒーローを殺してまわる姿に惚れて、「ステインになりたい」「ステインを殺したい」という理由でヴィラン連合に加入します。
しかし、後に満身創痍状態の出久と出会ったことで、トガヒミコは出久に強く惹かれるようになります。
それからは出久を一途に想い続け、出久のことを考えたり実際に会った時には恍惚の表情を浮かべるまでに惚れ込みます。
1度好きになると、その人が死ぬまで想い続け、まわりが見えなくなっちゃうみたいだね。
ヴィラン名を付けず本名で活動している理由
「ヒロアカ」で活躍するキャラの多くは、ヒーロー名やヴィラン名で呼ばれることが多いです。
特にヴィランは、個人の特定をされにくくする為に仲間同士でもヴィラン名で呼び合っています。
しかし、トガヒミコはあえて特定のヴィラン名を付けず本名をヴィラン名として使っているのです。
これにはトガヒミコがヴィランになった理由が大きく関係しています。
自己肯定感が強いトガヒミコは、ありのままの自分を受け入れてくれる世の中にしたいという考えが基でヴィランとなりました。
その為、周囲に自分の存在を認識してもらう為にヴィラン名を自分のフルネームにしているのです。
本名である渡我被身子の漢字には、個性の能力である他人の皮（外見）を身にまとうという意味が込められているのではないかと考察されています。
トガヒミコの声優は福圓美里（ふくえんみさと）さん
| 名前 | 福圓美里 |
| 生年月日 | 1982年1月10日 |
| 血液型 | A型 |
| 所属事務所 | StarCrew |
アニメ版でトガヒミコ役を演じている福圓美里さんは、透き通った高めの声が特徴の女性声優です。
子供の頃からお芝居が好きで、学生時代は学校の部活や行事で演劇を続けていました。
15歳で声優のオーディションを受けて合格すると、ゲーム作品で声優デビューします。
2008年には体調不良で少しの間休業していましたが、その後回復して活動を再開しました。
福圓美里さんの主な出演作品
- スマイルプリキュア!：星空みゆき（キュアハッピー）
- To LOVEる -とらぶる-：金色の闇
- のんのんびより：宮内ひかげ
- ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース：イギー
- ときめきメモリアル4：大倉都子
福圓美里さんは声が高めである為、元気な少女役やマスコットキャラクターを演じつことが多い声優です。
落ち着いた役を演じる時は大人っぽい雰囲気となり、ヤンデレの演技も上手いとファンから人気があります。
「ヒロアカ」では、明るく元気な女子高生でありながら猟奇的な性格をしているという難しいキャラ・トガヒミコを見事に演じています。
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トガヒミコの死亡は輸血が原因？まとめ
- トガヒミコはお茶子を助ける為に輸血して死亡
- 戦いの中でお茶子と和解して親友になる
- 自分らしく生きられる世の中を作りたくてヴィランとなった
猟奇的な本性を持ったヴィラン側のヒロインとして多くの読者を魅了したトガヒミコ。
最後は親友を助ける為に自らの血を捧げるという壮絶な死を遂げました。
トガヒミコとお茶子がもっと早く出会っていれば、2人は恋バナに花を咲かせる普通の女友達となっていたかもしれませんね。
ヒーローだけでなくヴィランにも壮絶な背景がある「ヒロアカ」は、随所に感動の名シーンが登場するので、是非原作漫画とアニメの両方で楽しんで下さい。
トガヒミコとお茶子の戦いはアニメ7期で描かれることになるので、非常に楽しみですね！
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