神仙郷と呼ばれる謎の島で不老不死の仙薬を探す画眉丸(がびまる)や佐切(さぎり)。
彼らの前に立ちはだかり、仙薬を守る存在が”天仙”です。
アニメ「地獄楽」では中盤から登場し、圧倒的な強さで死罪人&監視役の山田浅ェ門たちをねじ伏せました。
天仙様は雌雄同体だったり、花のように美しいと思えば怪物のような姿に変身したりと、まだ謎が多い存在です。
この記事では「地獄楽」の天仙様の一覧、そしてラスボスの正体と倒し方、最後は死亡したのかについてご紹介します。
【地獄楽】天仙様を一覧で紹介!
名前 | 別名 | 氣属性 |
---|---|---|
蓮(リエン) | 普賢上帝(ふげんじょうてい) | 土 |
菊花(ジュファ) | ア閦大帝(あしゅくたいてい) | 火 |
桃花(タオファ) | ラトナ大聖(らとなたいせい) | 木 |
牡丹(ムーダン) | 不空就君(ふくうじゅくん) | 土 |
朱槿(ヂュジン) | 如イ元君(にょいげんくん) | 水 |
蘭(ラン) | 准胝帝君(じゅんでいていくん) | 水 |
桂花(グイファ) | 文殊公々(もんじゅこうこう) | 金 |
メイ | – | 水 |
※↑名前をクリックでキャラクター詳細へ移動します。
天仙様は、佐切たちが神仙郷と呼ぶ島で不老不死の仙薬を守る6人の仙人たちです。
天仙様は蓮(リエン)と徐福によって生み出された存在で、画眉丸たちが島で遭遇した少女・メイも天仙様だったことが明らかになります。
雌雄同体で、自分の氣の使い方によって性別を自由に入れ替えることが可能ですが、普段は自分が気に入った性別の姿で活動しています。
それぞれ花のような美しい見た目の若者の姿をしていますが、最終奥義である「鬼尸解(きしかい)」をすると花の姿をした化け物に変化することも。
鬼尸解をすると大量の氣(タオ)を消費するため急激に老化が進み、元の若く美しい姿に戻るまで時間がかかったり、最悪力を失うこともあります。
天仙様の生まれや正体についてはこちらの項目で解説しています。
【地獄楽】天仙様を一覧で紹介!最後は死亡した?
次に、「地獄楽」に登場する天仙様の詳細をキャラクターごとに紹介します。
名前や能力、最後は死亡したのかまでネタバレありで紹介しているので、先の展開を知りたくない人は注意してくださいね。
誕生日などのデータは、公式ファンブック「地獄楽 解体新書」を参照しています。
①蓮(リエン) / 普賢上帝(ふげんじょうてい)

生年月日 | 5月14日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 土 |
花の種類 | 蓮(はす) |
生存/死亡 | 死亡 |
蓮(リエン)は全ての天仙をまとめるリーダー的存在で、「地獄楽」ではラスボスにあたる存在です。
蓬莱では、不老不死の仙丹をつくる外丹法(ワイタンファ)の研究を続けています。
人間の上質な丹を集めるため、倭国(日本)の民を全て丹にするという恐ろしい計画を実行に移します。
蓮の正体は中国の方士・徐福の妻であり、亡くなった夫を復活させるために自らが仙人となり夫の研究を引き継ぐ一途な女性ですが、研究のためには他の男に体を許したりと手段を選ばない一面も。
しかし、蓮の本体はすでに樹化しており、島を支配していたのは彼女の氣で作った分身だったことがわかります。
最後は倭国へ向かおうとした船上で画眉丸たちと戦います。
しかし同じように妻を持つ画眉丸に共感し、傷ついた画眉丸や左切たちを救い、自ら徐福の元へ旅立ちました。
なんでもできそうな蓮ですが、絵が下手という裏話があるそうです。
②菊花(ジュファ) / ア閦大帝(あしゅくたいてい)

生年月日 | 9月1日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 火 |
花の種類 | 菊 |
生存/死亡 | 死亡 |
- 生年月日:9月1日生まれ
- 年齢:約1,000歳
- 氣属性:火
- 花の種類:菊
菊花(ジュファ)は、房中術を研究するために対となる桃花(タオファ)とともに生み出された天仙です。
「地獄楽」では亜左弔兵衛(あざちょうべえ)&桐馬(とうま)兄弟の前に姿を現し、一瞬で2人を虜にします。
幼少期から桃花と一緒に行動することが多く、桃花を守ることを使命にしてきたため、暴力性も身につくように。
潔癖症で醜いものが嫌い、他の天仙たちともズレを感じたり研究の途方さにも絶望していました。
亜左兄弟、巌鉄斎(がんてつさい)と付知(ふち)との房中宮での戦いで菊花と桃花は敗れます。
桃花と合体して「鬼尸解(きしかい)」で4人を苦しめますが、丹田と相剋の氣による攻撃によって、お互いの気持ちを確かめ合い、抱きしめ合う形で死亡しました。
③桃花(タオファ) / ラトナ大聖(らとなたいせい)

生年月日 | 9月1日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 木 |
花の種類 | 桃 |
生存/死亡 | 死亡 |
桃花(タオファ)は房中術の研究のために菊花(ジュファ)とともに生み出された天仙。
ほとんどが男性の姿を好む天仙ですが、桃花だけは自分から好んで女性の姿をしています。
天真爛漫で天仙たちのムードーメーカー的存在ですが、その真実は長年修行が終わらないことへ対する虚無からと、なかなか闇深い性格。
動物好きで、小鳥や竈神・道士たちにも優しく接していますが、本心では生き物を犠牲にして丹にすることを嫌がっていました。
最後は菊花とともに房中宮での戦いに敗れます。
④牡丹(ムーダン) / 不空就君(ふくうじゅくん)

生年月日 | 9月1日生まれ |
---|---|
年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 土 |
花の種類 | 牡丹(ぼたん) |
生存/死亡 | 死亡 |
牡丹(ムーダン)は牡丹の花の天仙で、経絡(ツボ)や内臓の氣で不老不死を目指す周天を専門に研究しています。
天仙のなかで最も研究熱心な牡丹は、島に流れ着いた人間を研究材料に殭屍(キョンシー)を生み出して操ったり、穴や生搾り機など外丹法(ワイタンファ)の装置を作る担当もしています。
牡丹は命を弄ぶような残虐な性格をしていますが、自ら死に憧れるという倒錯した一面も。
最後は蓬莱にたどり着いた佐切、士遠(しおん)、ヌルガイ、仙汰(せんた)、杠(ゆずりは)と対峙し、鬼尸解(きしかい)を経て胚珠を攻撃されたことによって死亡。
死ぬ間際には、ようやくこのレベルの人間たちが島に現れたことに悦びを感じていました。
⑤朱槿(ヂュジン) / 如イ元君(にょいげんくん)

生年月日 | 9月1日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 水 |
花の種類 | ハイビスカス |
生存/死亡 | 死亡 |
朱槿(ヂュジン)はハイビスカスの花の天仙で、呼吸で不死を目指す胎息(たいそく)を研究しています。
めんどくさがりで他の天仙からも馬鹿にされやすいヘタレ気質ですが、健気な一面もある問題児。
ヌルガイ、典坐、士遠の前に姿を現した天仙で、典坐の体に穴を開けて殺しました。
最後は士遠・ヌルガイとの死闘に敗れ、挽回しようと不老不死の丹を完成させる”盤古”(ばんこ)を食べて融合を果たしますが、亜左弔兵衛と十禾(じっか)の活躍によって敗れます。
⑥蘭(ラン) / 准胝帝君(じゅんでいていくん)
生年月日 | 9月1日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 水 |
花の種類 | 蘭 |
生存/死亡 | 死亡 |
蘭(ラン)はその名の通り蘭の花の天仙で、体操で不死を求める導引(どういん)の研究をしています。
物腰柔らかな性格の蘭は、蓮(リエン)の右腕的存在であり、徐福についての事情も察していました。
常に笑顔を絶やさないおせっかい焼きな性格で、鍛錬のためならば敵の才能も素直に賞賛。
また、無機物を扱うことが得意で、島の建物や石仏の改修も行っているほか、蓬莱の建物の位置や空間を移動させて狂わせて煉丹宮の位置を偽装しました。
最後は、導引宮に現れた画眉丸と杠(ゆずりは)に敗れます。
⑦桂花(グイファ) / 文殊公々(もんじゅこうこう)
生年月日 | 9月1日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 173〜185センチ |
氣属性 | 金 |
花の種類 | キンモクセイ |
生存/死亡 | 生存 |
桂花(グイファ)はキンモクセイの花の天仙で、瞑想で不死を目指す”守一”(しゅいつ)を専門に研究しています。
常に本で顔を隠している極度の人見知りで、天仙のなかで戦いを好まず、仙薬をめぐる戦いでも独自の感性を持って見守る存在に徹しました。
常に雌雄同体で氣を循環させているため、目の色が反転しています。
また、死んでいく仲間や蓮の正体・目的を知っていくうちに気持ちの変化が現れ、人間性に想いを馳せるように。
戦いでは盤古による汚染から仲間の胚珠を守るため、氣を使って子供の姿に変化。
戦いを好まなかったため最後は生存、それから数百年後はリモート授業専門の教師として、子どもたちに勉強を教えています。
⑧メイ

生年月日 | 12月3日生まれ |
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年齢 | 約1,000歳 |
身長 | 121〜171センチ |
氣属性 | 水 |
花の種類 | 梅 |
生存/死亡 | 生存 |
神仙郷で画眉丸たちが出会った少女・メイの正体も梅の花の天仙でした。
メイは徐福と蓮が生み出した最初の天仙で、他の天仙とは違い”陰”の氣しかもたない劣等種。
蓮の過剰な研究に不和が生じて蓬莱を追い出されてしまいますが、そのあとは天仙を信望する木人(ほうこ)によって娘のように育てられます。
蓮の計画を止められたかった後悔に苛まれ、画眉丸たちとともに行動することに。
画眉丸たちに氣の本質や使い方を教えたり、戦いでは鬼尸解(きしかい)をして蛾のような姿に変身。
画眉丸達の乗る船を追い風に乗せて蓮の乗る船を追わせますが、自分は力を消費してしまいます。
数百年後の世界では生存しており、桂花(グイファ)とともに暮らしている姿が描かれています。
【地獄楽】天仙様の正体と目的,ラスボスは誰?
続いて、天仙様の正体や目的、ラスボスについて解説します。
天仙様の生みの親の正体は徐福と蓮(リエン)
6人の天仙様の生みの親は、天仙様たちのまとめ役である蓮(リエン)と、その夫・徐福(じょふく)です。
6人の天仙たちは蓮と徐福、そして花の氣を掛け合わせて生み出されました。
蓮の夫である徐福は中国の始皇帝に仕え不老不死の研究を行なっていた伝説の方士で、最後は日本で消息を絶ったとも言われています。
画眉丸たちが出会った少女・メイ曰く、この島自体を作ったのは徐福だということ。
研究の過程で氣(タオ)を直接改造するまでに辿り着き、生物同士の氣を掛け合わせて分解・継ぎ直しをすることで節を目指していました。
蓮やメイ、6人の天仙たちもその研究の過程で生み出された存在でした。徐福に残された数々の謎や伝説も興味深いものが多いんですよ。
天仙様たちは不老不死になるための修行をしている
天仙様たちは神仙郷と呼ばれる島で、不老不死になるための修行をしています。
実は天仙様たちは不老不死ではありません。
天仙様たちは”丹”(たん)と呼ばれる氣を精製した液体を飲んで栄養補給をしながら、それぞれの修行や研究を行うことで完璧な不老不死を目指しています。
人間からは特に上質な丹が抽出できるため、天仙様たちは強い氣を持つ画眉丸たちを、なるべくなら生捕りにしようとしているのです。
地獄楽のラスボスは天仙様の生みの親・蓮(リエン)
「地獄楽」のラスボスは天仙様の生みの親である蓮(リエン)です。
不老不死の丹を完成させる神獣「盤古」(ばんこ)を完成させるために、日本のすべての人間を丹にする計画を立てていました。
最終的には、画眉丸たちが蓮の計画を止めるために奔走します。
【地獄楽】天仙様の倒し方一覧!弱点をネタバレ
不老不死を目指す天仙様たちに攻撃を加えてもすぐに回復し、さらに鬼尸解(きしかい)をして化け物の姿になられると、手のほどこしようがありません。
画眉丸たちは通常の人間とは違う天仙たちの倒し方がわからずに苦戦を強いられます。
次に、蓮(リエン)たち天仙の倒し方や弱点を徹底解剖してみました!
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①相剋のタオで丹田を攻撃する
天仙様を倒すためには、相剋の氣=タオで丹田を攻撃をする方法があります。
天仙様たちはタオを高めることで不老不死を目指しており、画眉丸たちもメイにタオの秘密と使い方を教わりました。
タオには水・火・木・土・金の5つの属性があり、それぞれの能力を高める”相性のタオ”と相手の能力を弱める”相剋のタオ”があります。
- 水の相剋=土
- 火の相剋=水
- 土の相剋=木
- 木の相剋=金
- 金の相剋=火
相剋のタオはこういった具合です。
天仙の弱点はタオが生み出される丹田(へその上の辺り)です。
相剋のタオで丹田を攻撃することで、天仙を倒すことができます。
例えば火にとって水は相性が悪いので、水のタオを持つ者が火のタオを持つ天仙の丹田を攻撃すれば良いということです。
②丹田・胚珠を串刺しにしてキープ

丹田・胚珠を串刺しにしてキープし、攻撃をし続けることで天仙様を倒す方法があります。
タオの力は有限で、いくら天仙でもタオを全て使い果たせば力はゼロになります。
そのため、丹田・鬼尸解(きしかい)をして花の姿になったならば胚珠を攻撃し続ければ良いのです。
天仙様の丹田を串刺しにしたままキープする良い方法があれば、倒すことが可能です。
③タオを枯渇させる
タオを枯渇させて天仙様を倒す方法もあります。
天仙様たちが力を最大限に発揮できる鬼尸解(きしかい)ですが、実はタオを大量に消費し、30分ほどで命を維持することが困難になるのです。
タオは生命そのもので、使い切ってしまえば復活できなくなります。
鬼尸解(きしかい)をして30分ほど持たせることができれば、天仙のタオが枯渇し、倒せる可能性があるのです。
【地獄楽】天仙様の声優は誰?
「地獄楽」で天仙様の声優を務めるのは、諏訪部順一さんと甲斐田裕子さんです。
実は蓮(リエン)をはじめとする天仙様の声は、甲斐田さんと諏訪部さんの2人だけで演じられています。
天仙様は元々1人の人間から生み出された存在であることから、キャラごとではなく男女という基準で配役されています。
声は同じですが、諏訪部さんと甲斐田さんの微妙な演じ分けに注目ですよ!
【地獄楽】天仙様は全部で8人!最後はメイ&桂花を残して死亡
- 天仙様の生みの親は始皇帝に仕えた方士・徐福とその妻である蓮(リエン)
- 天仙様は完全に不老不死ではなく、不老不死を求める修行をしている
- 天仙様の弱点は丹田で、相剋のタオで攻撃し続けたりタオを枯渇させれば倒すことができる
「地獄楽」には蓮・メイを含めると合わせて8人の天仙が登場しました。
2026年1月から放送されるアニメ「地獄楽」2期では氣=タオや天仙の謎について、より深く描かれると思います。
2期からがますます面白くなるので、絶対に見逃さないでくださいね!
★「地獄楽」2期はいつから?放送日や原作漫画の予習はこちら
