九十九由基は戦犯なのか?夏油の闇落ちの原因?正体・目的や何がしたかったのか【呪術廻戦】

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人気漫画「呪術廻戦」に登場する九十九由基(つくもゆき)。

アニメではまだほんの少ししか登場していませんが、漫画では大きな活躍をみせ、高専サイドにとって大きく貢献しました。

しかしその一方で、夏油傑(げとうすぐる)の闇落ちの原因を作った人物であるとか、死滅回遊の戦犯などともいわれています。

なぜ九十九が戦犯のように言われているのか、九十九は何がしたかったのか、この記事では彼女の正体や目的について解説していきます。

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この記事には原作漫画のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

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目次

九十九由基は戦犯?:夏油の闇落ちの原因を作った

夏油傑といえば、新宿・京都で未曾有の呪術テロを起こし、史上最悪の呪詛師として名を残した人物です。

実は夏油は、まだ呪詛師になる前の学生時代に、九十九と一度だけ会っています

その時、二人はいったいどんな会話をし、九十九は夏油にどんな影響を与えたのでしょうか?

九十九由基と夏油傑の出会い

呪術廻戦9巻 ebookjapan
引用元:ebookjapan

呪術廻戦:9巻76話「玉折」
呪術廻戦:アニメ2期29話「玉折」

高専時代、五条と夏油は共に天元の‟星漿体(せいしょうたい)”である、天内理子の護衛を任されます。

しかし、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)によって天内理子を暗殺され、任務は失敗に終わりました。

この一件を機に、五条は呪力の核心を掴み、名実ともに“最強”へと昇華していきます。

その一方で夏油は、自身の中で大きくなっていく非術師への嫌悪が抑えきれず、日に日に憔悴していきます。

そんな時に、高専を訪れた九十九と邂逅するのです。

九十九由基の目指す世界を作る方法

始めは九十九に懐疑的だった夏油ですが、際限なく生み出される呪霊を狩る“対症療法”ではなく、呪霊の生まれない世界を作る‟原因療法”をしようという九十九の思想に、目から鱗が落ちたのです。

九十九の考える、呪霊の生まれない世界を作る方法は

①全人類から呪力をなくす
②全人類に呪力のコントロールを可能にさせる

といった2パターンです。

①に関して、九十九は伏黒甚爾をモデルケースとして考えていました。

彼は呪力が全くないにも拘わらず五感で呪霊を認識でき、呪力を完全に捨て去ることで肉体は一線を画し逆に呪いの耐性を得ているからです。

エースくん

全人類が伏黒甚爾ってのは、ヤバいね!

しかし、九十九は甚爾へ研究をもちかけフラれており、しかも死亡してしまっているため、②の方向へ切り替えました。

術師は呪力を自己の中で回しているため非術師に比べて呪力の漏出が極端に少なく、そのために術師から呪霊は生まれません

そこから、夏油の脳裏には“ある発想”が浮かびます。

九十九由基は夏油の”非術師の皆殺し”を肯定した

呪術廻戦 夏油傑
引用元:呪術廻戦公式サイト

九十九の「全人類が術師になれば呪いは生まれない」という発想に、夏油は「じゃあ非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか」と口にします。

思わず口をついてでてしまったその言葉に夏油自身顔をこわばらせますが、その考えを「それは“アリ”だ」と九十九に肯定されたことに、さらに驚きます。

極論ではあるものの、それが一番簡単な方法であり、非術師を間引き続けて生存戦略として術師に適応してもらう、恐怖や危機感を使って進化を促すといった思想を展開します。

エースくん

「私はそこまでイカれてない」と付け加えたけれども……

コミちゃん

この思想が夏油の闇落ちのきっかけを作ったのは、否定できないよね。

九十九由基は天内理子の死を気にしなくて良いと言った

そして去り際に、「もう1人の星漿体がいたか、既に新しい星漿体が産まれたのか、どちらにせよ天元は安定している」ため、「星漿体のことは気にしなくていい」と、夏油へ言います。

この時、九十九はもしかしたら、天内の死を気にしている夏油を気遣ったのかもしれません。

しかし、この言葉は逆に、非術師を守るために必死で戦った夏油を軽んじるように捉えられる可能性もありました。

エースくん

「でしょうね」と答えた夏油の浮かない表情が、心に刺さる!

コミちゃん

「結局、自分らの任務が失敗に終わっても、非術師が一人死んだところで、呪術界の要は変わらないんだ」と思っての、「でしょうね」だとしたら、すごく切ない……

エースくん

いずれにせよ、この時の夏油はどこか諦観したように見えるね。

★懐玉・玉折のネタバレ&天内理子について

九十九由基は戦犯?夏油のその後の行動

九十九が戦犯といわれているのは彼女と夏油が交わした‟人類皆術師論”が、夏油の闇落ちを促し、後に起こる事件の始まりだったとの考えからでしょう。

ここでは九十九由基との会話を経て、夏油がその後にとった行動を追っていきます。

高専の任務中に逃亡→追放され特級呪詛師に

相変わらず、非術師を守ることとそのために術師が次々と命を落としていく世界に悶々とする中で、自分を慕っていた後輩の灰原が、任務で殉死します。

夏油は「呪術は非術師を守るためにある」というこれまでの自身の信念や呪術師としての在り方に対する疑念がさらに膨らんでいきます。

そして、任務で訪れたある村で、呪術師であることから村民に軟禁されて虐待を受けていた少女たちに出会い、夏油は‟非術師を皆殺しにする”道を選びます。

村を滅ぼした夏油はそのまま逃亡し、呪詛師として高専からは追放されて追われる身となったのです。

エースくん

夏油が‟非術師は抹殺する”と覚悟を決めた時、思い出したのは九十九との会話でした。

コミちゃん

九十九は不本意ながらも、夏油が呪詛師になるための背中を押すことになってしまったんだね。

2017年12月24日に百鬼夜行を起こす

呪詛師となった夏油は仲間を増やし、着々と力を増していきます。

そして、2017年12月24日、呪術史上最悪の大規模テロ、新宿・京都百鬼夜行を起こしました。

この百鬼夜行は、非術師の大量虐殺、呪術師vs呪詛師の大規模戦争とみせかけて、本当の狙いは乙骨憂太に憑いている“特級過呪怨霊・祈本里香(とっきゅうかじゅおんりょう・おりもとりか)”を手に入れることでした。

しかし、夏油は乙骨に返り討ちにされて瀕死の状態となり、最期は親友であった五条の手で処刑されます。

エースくん

夏油の物語は、ここで終わりのはずでした。

2018年10月31日の渋谷事変に再登場?

呪術廻戦 偽夏油
引用元:呪術廻戦公式サイト

百鬼夜行で死んだはずの夏油でしたが、なんと、翌年に起こった渋谷事変で、五条の前に現れます

これには五条も動揺を隠せませんでしたが、目の前の親友が偽物であることを、魂で見抜きました。

偽夏油の正体は、肉体を乗っ取って渡り歩くことで1000年以上前から生き続けている、“羂索(けんじゃく)”という術師だったのです。

百鬼夜行で処刑された夏油の遺体の処理を、五条が同期であった家入(いえいり)にさせなかったことで、「楽にこの肉体(からだ)が手に入った」と羂索は言いました。

★偽夏油=羂索とは?

九十九由基は戦犯なのか?正体は…

呪術廻戦23巻 ebookjapan
引用元:ebookjapan
等級特級呪術師
術式星の怒り(ボンバイエ)
趣味・特技バイク
好きな食べ物チキンブリトー
苦手な食べ物海藻類
ストレス任務
初登場6巻50話「予感」

九十九は明るい髪色のロングヘアーに、高身長で、ハーレーを乗りこなす、豪快な印象の女性です。

大きな口でよく喋り、よく笑い、陽気で飄々としていますが、夏油に「ろくでなし」と言われて拗ねるような幼い一面も持ち合わせています。

彼女は上層部と険悪であり、高専の方針とも合わないために卒業後は高専に留まらず、特級でありながら任務を全く受けずに海外をプラプラしているために「ろくでなし」と呼ばれているようです。

数少ない特級術師の1人

特級は「単独での国家転覆が可能」とされる程の力を持つものに与えられる階級で、規格外の強さを表します。

日本に特級呪術師は、たったの4人。

五条悟、夏油傑、乙骨憂太、そしてもう一人が九十九由基。

コミちゃん

ここに名前が並ぶだけでも、半端ない強さだってことがわかる!

エースくん

彼女が高専に属さずに単独で海外を飛び回り、好き勝手しているのが許されるのもその強さ故でしょう。

★九十九の術式や能力について詳しくはこちら!

東堂葵の師匠

呪術廻戦 東堂葵
引用元:呪術廻戦公式サイト

何を隠そう、九十九は藤堂葵(とうどうあおい)の師匠!

藤堂といえば呪術高専京都校一の問題児ですが、規格外の強さとセンスに、外見やキャラに似合わぬ頭脳明晰さを持ち、学生でありながら既に一級術師、虎杖を一つの上のレベルへ引き上げた男です。

九十九は当時小学3年生でありながら、高校生に喧嘩で勝ってしまった藤堂に偶然出会い、かけた言葉は「どんな女がタイプかな?」。

そう、藤堂が初対面の男にまず好みの女性のタイプを聞いて相手を値踏みするのは、実は師匠である九十九からの受け売りでした!

コミちゃん

常識の枠に収まらないところや、規格外の強さ、豪快なところも似た者師弟だね。

エースくん

“退屈”だった世界から藤堂を引き上げて、呪術界へ導いたのが九十九だっだんだ!

元星漿体の候補

単行本23巻202話では、九十九が実は“元星漿体”だったという驚きの事実が発覚します!

呪術界のすべての結界は不死の術式をもつ天元によって強化・維持されています。

しかし天元は、加齢による進化を避けるために500年に一度自身と適合する人間と同化し、肉体を初期化する必要があるのです。

その適合者は星漿体と呼ばれ、星漿体にとって天元との同化は即ち、人としての人生の終わりを意味します。

元星漿体の九十九には他の星漿体の声も聞こえるそうです。

しかし、九十九の天元への態度や星漿体であることを「業を背負わせる」と言い表していることからも、気持ちのいい声ではないと考えられます。

★天元様って何者!?

渋谷事変で再登場→味方サイドに

渋谷事変で主戦力を削がれて、羂索と裏梅に追い詰められた呪術師らの窮地を救ったのは、駆け付けた特級術師・九十九でした。

その後、九十九は高専メンバーらの味方に加わり、五条悟復活と羂索攻略の情報を得るため、天元のもとへ訪れます。

そして、九十九は脹相(ちょうそう)とともに高専地下最下層に残って天元の護衛を務めることに。

天元のもとへと侵入してきた羂索を、九十九と脹相で追い詰めますが、あと一歩のところで敗れてしまいます。

しかし、羂索に敗れはしたものの、九十九は脹相を逃し、五条復活に大きく貢献しました。

★九十九由基は死亡した?生き返る可能性を考察

九十九由基の目的は?結局何がしたかったのか

九十九が作中で活躍するのは、渋谷事変終盤からになりますが、過去にあった夏油との出会いも、物語の展開にとても重要な影響をあたえていました。

コミちゃん

高専とは方針が合わず、かつて、非術師の皆殺しを肯定したこともあるからね。

エースくん

かといって、呪詛師というわけでもないんだ。

コミちゃん

結局のところ、九十九は何が目的だったのかな?

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①呪霊の生まれない世界を作りたかった

九十九は、夏油の“非術師皆殺し”を肯定して見せたり、虎杖らを守って見せたり、敵か味方かすらよくわからないところもありました。

しかし、彼女の思うところは「ただ世界から呪霊をなくしたいだけ」です。

高専に所属していないのも、単に際限なく生まれる呪霊を狩る“対症療法”をしている高専と方針が合わないだけであって、敵対しているわけではありません。

彼女は終わりの見えない呪霊狩りを続けるよりも、呪霊の生まれない世界を作るという“原因療法”をしようとしていたのです。

②星漿体=生贄をなくしたかった

呪術廻戦 天内理子
引用元:呪術廻戦公式サイト

さらに、元星漿体であった彼女は、当たり前のように天元と星漿体との同化を進めてきた呪術界の歴史へも疑問を呈しています。

かつて星漿体であった天内理子は、自身の境遇を受け入れ、むしろ天元と同化することを誇ってさえいました。

しかし、天内は同化の直前で拒否権があることを提示されると、涙を流して「もっと皆と一緒にいたい」と訴えたのです。

星漿体としての天内護衛の任務を、五条と夏油へ伝えた夜蛾(やが)も、同化のことを「抹消」と言っていたことからも、天元との同化は“死”に限りなく近いものと言えます。

星漿体は、天元の老化を進めないため、つまり呪術界の結界を守るための生贄ということになるでしょう。

しかし、人類が呪力から脱却することで呪霊が発生しない世界になれば、天元による結界も不要となり、犠牲となる星漿体も生まれません。

エースくん

九十九自身が元星漿体だったからこそ、これからはこのような犠牲を生み出したくなかったんだね。

コミちゃん

ちゃらんぽらんなようで実は思慮深い一面も、彼女のギャップよね。

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九十九由基は戦犯なのか?まとめ

  • 九十九由基は、“呪霊の生まれない世界”を作り出すという目的をもって、フリーで行動する特級呪術師
  • 九十九との会話に背中を押されるように闇落ちした夏油が、後に大規模テロを起こした
  • さらには羂索が死滅回遊を始めるにまで至ってしまったため、九十九が“戦犯”とも言われている
  • 渋谷事変後、九十九は高専サイドの味方となり、脹相とともに羂索と戦うも、あと一歩のところで敗れる

九十九との会話が夏油の思想や後の行動に大きな影響を与えたことは事実ですが、彼女一人が悪いわけではありません

夏油が闇へ堕ちたのには、天内理子の護衛失敗、盤星教との出会い、自身の術式による苦痛、親友・五条との間に開いた差等、様々な要因が重なっていました。

しかし、やはり九十九との会話で得た思想が、夏油の背中を直接押してしまったことから、九十九が“戦犯”と言われてしまうのでしょう。

九十九の性格から考えると、自分の言ったことは間違っていたとは思わないでしょうし、後悔もしないと思います。

しかし、“呪霊の生まれない世界”を作り、“星漿体という犠牲をなくしたい”と考える彼女が、このような状況を望んでいたとは思えません。

九十九なりに、責任や罪悪感は感じているのではないでしょうか?

そんな九十九は、現在盛り上がっているアニメ2期の終盤から登場します!

コミちゃん

アニメでも九十九の登場が楽しみ!

エースくん

漫画でも、まだ彼女の残した伏線がありますし、どちらも要チェックです!!

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この記事を書いた人

私にとっての漫画・アニメは心のエネルギーであり、ビタミンであり、プロテイン!壁にぶち当たった時、躓いてうずくまっていた時、焦ってどうしようもない時、いつも支え、寄り添い、背中を押してくれたのは、あの名場面や名台詞!!ハマるととことん!ジャンル問わずにいろんな漫画に手を出します。

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