サンドロビッチ・ヤバ子&だろめおんコンビによる、話題の格闘漫画「ケンガンアシュラ」。
続編である「ケンガンオメガ」がWebマンガサイト「裏サンデー」やマンガアプリ「マンガワン」にて絶賛連載中です。
そんな「ケンガンアシュラ」ですが、同じ格闘漫画「バキ」シリーズのパクリではないか?と噂されています。
そこでこの記事では、「ケンガンアシュラ」がパクリと言われる真相や「バキ」との関係について調べてみました!
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ケンガンアシュラはバキのパクリ?理由を検証
「ケンガンアシュラ」と「バキ」、どちらも格闘漫画として絶大な人気を誇る作品です。
しかしながら、王道な格闘ジャンルで舞台設定・キャラが似ていることから後続作品である「ケンガンアシュラ」が「バキ」のパクリなのでは無いかと言われているようです。
そこで、「ケンガンアシュラ」が「バキ」と似ている点について検証してみました!
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ケンガンアシュラは大好きだけどパクリなんて初めて聞いたわ!
①十鬼蛇王馬と範馬刃牙のビジュアルが似ている
似ていると言われる理由の一つに、主人公の容姿が似ていることがあります。
「ケンガンアシュラ」の主人公である「十鬼蛇王馬」(ときたおうま)は年齢28歳、身長182cm、体重85kgで、作中では美男子とされています。
一方、「バキ」シリーズの主人公である「範馬刃牙」(はんまばき)は年齢18歳時点で、身長168cm、体重76kg、こちらも女生徒から告白されるシーンがあるなど作中での容姿は悪くないと思われます。
身長の差はあれど、どちらも無差別級で闘うには小さめの細マッチョとなっており、体型がよく似ています。
また、髪型に関しても同じ天然パーマで格闘家としては長めのスタイルであることから、読んでいて似た印象を受けます。
体型や髪型、整った顔立ちなど似ている点が多いことから範馬刃牙のビジュアルのパクリではないかと言われているようです!
②異種格闘技トーナメントというジャンル
「ケンガンアシュラ」と「バキ」シリーズはどちらも異種格闘技トーナメントを取り扱った作品であることから、舞台設定がそっくりであると言われているようです。
「ケンガンアシュラ」は、「拳願試合」(けんがんじあい)と呼ばれる、地下格闘家による企業同士の代理試合を描いています。
中でも作中のメイン舞台となる「拳願絶命トーナメント」は、闘技者全員が違う格闘技を使用する、個性溢れるキャラクターによる異種格闘技トーナメントとなっています。
また、「バキ」シリーズ第一作の「グラップラー刃牙」においても、メインの舞台として異種格闘技トーナメントが存在します、
「バキ」では、東京ドーム地下闘技場で行われる「最大トーナメント」と呼ばれる異種格闘技トーナメントが大きな舞台の一つとなっています。
このように、どちらも地下格闘技における異種格闘技トーナメントが舞台となっている点も、パクリと言われる要因のようです。
トーナメントの起源がどちらも徳川将軍というのも似ていると言われる原因かもですね!
③敵キャラの設定も似ている
「ケンガンアシュラ」に登場する闘技者の中に、「バキ」シリーズに登場する格闘家の設定と似ているキャラクターが登場することもパクリと言われる要因のようです。
例えば、「ケンガンアシュラ」には「ユリウス・ラインホルト」というドーピングによるマッスルモンスターが登場します。
「バキ」シリーズにも、ドーピングによって最強の身体を手に入れた「ジャック・ハンマー」が登場します。
どちらも常人なら絶命に至るドーピングを行っているとされており、設定が酷似していると指摘されています。
また、キャラは設定もちろん他キャラ同士のバトル展開でも、力士 VS プロレスラーという全く同じ設定のバトルがあるなど、似ていると感じる読者も多いようです。
④アニメだとナレーション展開や声優も被っている
「ケンガンアシュラ」と「バキ」シリーズはどちらもアニメ化された人気作品となっています。
アニメにおける演出や声優においても、「ケンガンアシュラ」と「バキ」は似ている点があるようです。
まず、技や戦況を解説するナレーションの演出が似ていると言われているようですね。
どちらの作品でも、戦闘中に様々な固有の技や流派が登場します。
アニメで視聴者に向けて技や型、流れを分かりやすく説明する必要があるためどちらもナレーションが多用されていますが、そういった演出が似ていると言われる原因かもしれません。
また、アニメでは似た設定のキャラの声優が同じであるようです。
具体的には、「ケンガンアシュラ」における157勝0敗のラスボス格のキャラクターである「加納アギト」。
「バキ」シリーズ「地上最強の生物」である「範馬勇次郎」(はんまゆうじろう)の声優がどちらも大塚明夫さんとなっています。
そういった要素から、アニメにおいても両作品が似ていると言われているようです。
ケンガンアシュラはバキのパクリ?あらすじは似てるか検証
ここでは、「ケンガンアシュラ」と「バキ」シリーズそれぞれのあらすじに似た要素はあるのか?
それぞれの作品情報やあらすじを簡単にまとめて比較してみました!
ケンガンアシュラのあらすじ
作品名 | ケンガンアシュラ |
巻数 | 全27巻 |
連載期間 | 2012年4月18日 – 2018年8月9日 |
他シリーズ作品 | ケンガンオメガ |
ケンガンアシュラは、企業や商人に雇われた格闘家たちが行う賭け試合、「拳願仕合」を行う闘技者たちのバトルを描いた格闘漫画です。
主人公の十鬼蛇王馬は「最強」を目指して裏格闘技に名乗りを上げます。
乃木グループという大企業の会長に見出された王馬は、乃木グループ子会社社員の山下一夫とともに拳願試合に参戦!
その後、十鬼蛇王馬は作中最大の裏格闘技トーナメントである「拳願試合トーナメント」に出場します。そこで様々な強敵と対峙し、自身の流派である二虎流を磨き、最強に近づいていくのです…。
バキのあらすじ
作品名 | グラップラー刃牙 |
巻数 | 全43巻(本編42巻+外伝1巻) |
連載期間 | 1991年43号 – 1999年42号 |
他シリーズ作品 | バキ 範馬刃牙 刃牙道 バキ道 刃牙らへん |
バキシリーズは、範馬刃牙という少年が父親である地上最強の生物・範馬勇次郎を超えることを目指して、様々な格闘家と死闘を繰り広げる格闘漫画です。
グラップラー刃牙では、刃牙が地下闘技場チャンピオンとなり最大トーナメントで優勝するまでの物語が描かれています。
範馬刃牙はあくまで「地上最強」を目指しているのではなく、地上最強である父親・範馬勇次郎を超えることを目標としています。
ケンガンアシュラはバキのパクリじゃない!違いを検証
ここまでケンガンアシュラとバキの似ている点を検証してきましたが……
結論として、ケンガンアシュラはバキのパクリでは無いです!
以下にケンガンアシュラとバキの違いについてまとめて検証してみました!
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①先が読めないドキドキする展開
ケンガンアシュラの面白いポイントの一つが先が読めないドキドキする展開です。
勝ち進んだ闘技者の誰もが勝つ可能性があり、誰が勝つか全く予想できません。
それまでの話で強者として描かれたキャラが一瞬で敗退したり、主人公のライバルキャラであっても容赦なく他の闘技者に敗北しています。
そういったバキ以上にセオリーから外れた驚きの展開の連続こそ、バキとは違ったケンガンアシュラの面白さの一つです。
確かにどのバトルも読んでてどっちが勝つだろうってハラハラしたわ♪
②圧倒的な強者を排除した現実味のあるバトル
バキでは範馬勇次郎という圧倒的な「最強」がいるのに対し、ケンガンアシュラにはそれがありません。
作中最強の戦績である加納アギトも、他の闘技者に苦戦するなど圧倒的な力の差はありません。
バキシリーズでは、範馬勇次郎の強さが現実離れしており、地面を殴ってクレーターを作ったりアフリカゾウを素手で屠るなど明らかに常人離れした能力を持っています。
圧倒的な強者がいないことでどの闘技者も勝ち負けが分からない状況に置かれ、読者がどの闘技者にも感情移入しやすくなります。
③作画力
ケンガンアシュラは、作画が安定していることも良さの一つです。
ケンガンアシュラ作画担当のだろめおんさんは格闘技や武術に精通しており、バトルシーンの身体の動きや筋肉などがリアルに描かれています。
また、登場する闘技者たちの体型や筋肉、表情なども細かく描き分けています。
一方、バキシリーズはかなり独特な作画となっており人によっては苦手とすることも多い画風となっています。
長期連載のため、シリーズによってもキャラの描き方が異なっており、人によっては劣化したと感じる人もいるようですね。
ケンガンアシュラは作画のクオリティが高く維持されていることで、読者は物語に没入しやすくなります。
④もう一人の主人公・山下一夫の存在
ケンガンアシュラでは、十鬼蛇王馬だけでなく、ある意味もう一人の主人公と言われる山下一夫という平凡なサラリーマンが登場します。
山下一夫は乃木グループから王馬の世話役として任命され、山下商事という架空の会社を立ち上げて拳願絶命トーナメントに参加します!
ケンガンアシュラは、最初は戸惑いながらも次第に王馬や他の闘技者たちと交流したり応援したりして変わっていく山下一夫の成長物語でもあるのです。
山下一夫は読者と同じ目線で物語やバトルを見ており、彼の感想やコメントが読者の代弁になっています。
バキシリーズにはない一般人目線の存在が、ケンガンアシュラの物語に幅と深みを与えているといえます!
王馬と一夫のかけあいは笑えるし泣けるしケンガンの面白さのひとつだよね!
ケンガンアシュラとバキのコラボ漫画がある?作者同士が仲良し?
そんな似ている点や違う点があるケンガンアシュラとバキですが、作者同士に交流がありコラボ漫画も描かれているといった噂があるようです。
その噂についても検証してみました!
コラボ漫画やコラボイラストがある!
結論として、ケンガンアシュラとバキにはコラボ漫画はもちろんコラボアートもあるようです!
コラボ漫画は、2021年週刊少年チャンピオン44号にて掲載されています。
こちらの漫画はバキ30周年記念でケンガン作者によって描かれた刃牙トリビュート漫画です!
正確にはケンガンアシュラ続編のケンガンオメガとのコラボで、若かりし日の愚地独歩による拳願会と地下闘技場の交流戦が描かれています!
コラボアートは、2020年7月4日に生配信イベント「ネトフリトーク! 格闘アニメスペシャル」で初公開されました。
どちらの作品もNetflixでアニメガ配信されており、人気の格闘アニメ同士ということでコラボが実現したようです!
作者間に交流があり互いにリスペクトしている関係性
上記の通り、ケンガン作者の2人はバキ30周年の際にコラボ漫画を描いており、お祝いメッセージを送るなど作者間での交流もあるようです。
お祝いメッセージの中で、ケンガンアシュラ作者であるヤバ子先生は「刃牙」シリーズを愛読していることを公言。
さらに、「刃牙」シリーズ作者の板垣恵介先生は「ケンガンアシュラ」の帯イラストを担当するなどお互いにリスペクトしている関係性のようです。
ケンガンアシュラとバキどっちが面白い?タイプごとのおすすめ
ここまで、ケンガンアシュラとバキの似ている点と違う点について比較してきました。
それではどちらの方が面白い?オススメ?という話ですが·····
結論として、どちらもタイプが違ってどちらも面白いです!!
ぜひどちらも読んで欲しいですが、どちらを読むか迷っている人向けにどんな人におすすめかまとめてみました!
ケンガンアシュラがおすすめの人
- 重厚なストーリーを楽しみたい人
- どちらが勝つか分からないドキドキ感が好きな人
- よりリアルなバトルが読みたい人
ケンガンアシュラがおすすめな人は、バトルだけでなくストーリー展開も楽しみたい人です!
ケンガンアシュラは拳願試合の性質上、企業同士の策略がストーリーに関わってくるなど、バトルだけでなくストーリーも面白いポイントの一つです!
また、ストーリーはもちろんバトルも現実的で先が読めないので、この先どうなるか読めない展開が好きな人にはピッタリです!
バキがおすすめの人
- ド派手な作画とバトルを楽しみたい人
- キャラが立っている登場人物が好きな人
- リアルさよりも勢いや面白さを重視したい人
バキの魅力はなんといっても派手さです。
キャラの強さ一つとっても現実ではありえないような力を持ったキャラが多数出てきます。
バトルにも派手さが現れており、キャラたちの動きや技などのダイナミックさは癖になります!
バキは最初こそ、その派手さに困惑するかもしれませんが、読み進めていくうちにハマってしまうこと間違い無しの魅力があります!
ケンガンアシュラはバキのパクリ?まとめ
- ケンガンアシュラはバキのパクリじゃない!
- コラボ漫画やコラボアートがあり、作者間の交流もある。
- どちらも違った面白さがあるので両方おすすめ!
ケンガンアシュラは2024年にアニメ最終章がネットフリックスで配信予定で、今最も熱い格闘漫画といって間違い無いでしょう。
ケンガンアシュラもバキもネットフリックスで配信されていますので、気になる人はぜひご覧下さい!
アニメよりも先が気になる人や漫画が好きな人はぜひ原作も読んでみてくださいね!
どちらの作品も続編が今も続いているのでそちらも気になる人はチェックしてみてね!
どっちもアニメの展開がすっごく気になるから続きが楽しみ!
シーズン1第1話〜24話:Netflixにて”独占”配信中
シーズン2第1話〜12話:2023年9月21日よりNetflixで”独占”配信中
シーズン2第12話〜24話:2024年配信予定