1990年代を代表する大人気剣劇漫画「るろうに剣心」。
2023年からはスタッフやキャストを一新して再アニメ化され、2024年10月から第2期となる京都編がスタートしています。
京都編は剣心達が志々雄一派との激闘が繰り広げられる“るろ剣史上最高傑作”と評される程人気のエピソードです。
新キャラも続々と登場し、その中でも志々雄真実(ししおまこと)直属の部下である“十本刀”は剣心達の好敵手としてファンから人気があります。
本記事では、そんな十本刀メンバーの強さをランキング形式で紹介していきます。
十本刀(じゅっぽんがたな)のメンバーは誰?
名前 | 通り名 |
---|---|
瀬田宗次郎(せた そうじろう) | “天剣”の宗次郎 |
魚沼宇水(うおぬまうすい) | “盲剣”の宇水 |
悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ) | “明王”の安慈 |
不二(ふじ) | “破軍(乙)”の不二 |
沢下条張(さわげじょうちょう) | “刀狩”の張 |
本条鎌足(ほんじょうかまたり) | “大鎌”の鎌足 |
夷腕坊(いわんぼう) | “丸鬼”の夷腕坊 |
刈羽蝙也(かりわへんや) | “飛翔”の蝙也 |
佐渡島方治(さどじまほうじ) | “百識”の方治 |
才槌(さいづち) | “破軍(甲)”の才槌 |
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「るろうに剣心」に登場する十本刀とは、志々雄が直々に実力を認めた精鋭10人によって構成されている特攻部隊です。
志々雄による破壊活動の裏工作や、目的達成の障害となる政府要人の暗殺などを主な任務としています。
志々雄の思想に心酔している者もいれば利害の一致だけで協力しているだけの者もいて、全員が志々雄に忠誠を誓っている訳ではありません。
また、部隊名に“刀”と付いていますが、なかには武器を持たずに戦うメンバーもいます。
十本刀の強さランキング!メンバーで最強&最弱は誰?
経歴も戦う理由も全く異なる猛者集団の十本刀。
京都編では、志々雄が率いる十本刀と剣心達の戦いがメインとなり、数々の名勝負が繰り広げられます。
十本刀のメンバーは多彩で個性的な技を繰り出す強者ばかりですが、それぞれの強さはどれほどなのでしょうか。
ここでは、十本刀のメンバーの紹介を独自の強さランキング順で紹介していきます。
【最強】第1位:瀬田宗次郎(せたそうじろう)
名前 | 瀬田宗次郎(せたそうじろう) |
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通り名 | “天剣”の宗次郎 |
武器 | 長曾禰虎徹(ながそねこてつ)、菊一文字則宗(きくいちもんじのりむね) |
技 | 縮地(しゅくち)、瞬天殺(しゅんてんさつ) |
旧作の声優 | 日髙のり子 |
新作の声優 | 山下大輝 |
瀬田宗次郎は十本刀のメンバーで最年少の剣士であり、志々雄一派の最古参です。
常に笑顔で口調も柔らかい美少年ですが、その実力は剣心にも匹敵する程の剣才の持ち主で“縮地”と呼ばれる瞬間移動並みの移動術を身に着けた十本刀三強の1人。
志々雄が一派を立ち上げる前から彼に付き従っていて、志々雄から最も信頼を得ている十本刀のメンバーです。
戦闘力や忠誠心は組織の中で1番高く、十本刀最強は宗次郎で間違いないでしょう。
元は米問屋の主人の妾の子であり、家族から虐待を受けて育つという境遇の下で生きてきた為、志々雄が掲げる“弱肉強食”の思想を信じて強くなった経緯があります。
剣心との直接対決に敗れた際、自分自身の信じるものを探す旅に出ることを決意して志々雄の下を去ります。
北海道編では自分の生き方を探す旅を続けていて、その道中で再会した安慈の要請で函館へ向かい剣心達の仲間となりました。
第2位:魚沼宇水(うおぬまうすい)
名前 | 魚沼宇水(うおぬまうすい) |
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通り名 | “盲剣”の宇水 |
武器 | ティンベー、ローチン |
技 | 宝剣宝玉百花繚乱(ほうけんほうぎょくひゃっかりょうらん) |
旧作の声優 | 流山児祥 |
新作の声優 | 未定 |
魚沼宇水は異常聴覚と読心術に長けた“心眼”と、琉球武術を融合させた独特な戦法を得意とする盲目の剣士です。
プライドが非常に高く、自分の実力を見せつける為だけに志々雄一派の部下を大量に殺害するという残忍な性格をしています。
元はティンベーとローチンという特殊な武器を使う暗殺者で幕府側の人間でした。
しかし、志々雄との戦いで両目を潰されてしまい暗殺者としての職を失った後、心眼に目覚めて「隙あらば志々雄を殺していい」という条件の下で十本刀に加入した過去があります。
作中でも志々雄から宗次郎と肩を並べる程の実力者と認められていて、十本刀三強の1人に数えられています。
志々雄のアジトで斎藤一(さいとうはじめ)と1対1で対決するもプライドの高さを利用されて敗北。
最後は斎藤の牙突零式(がとつぜろしき)で胴体を上下真っ二つに引き裂かれて死亡しました。
ちなみに、十本刀で戦いの場において死亡したのは宇水だけです。
第3位:悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ)
名前 | 悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ) |
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通り名 | “明王”の安慈 |
武器 | なし |
技 | 二重の極み(ふたえのきわみ)、遠当て(とおあて) |
旧作の声優 | 原康義 |
新作の声優 | 羽多野渉 |
悠久山安慈は大柄の破戒僧で、自身の拳から繰り出す鉄拳であらゆるものを破壊する肉体の持ち主です。
10年以上の修行により習得した奥義“二重の極み”を全身で打つことができ、その威力の凄まじさから他のメンバーも一目置いています。
志々雄からも宗次郎と宇水に次ぐ十本刀の3番手として実力を高く評価され、生殺与奪の自由を与えられている唯一の人物です。
元は戊辰戦争で親を失った子供を集めて育てる心優しい僧侶でしたが、過廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)と村長の私欲の為に寺を焼かれ子供達を1人も救えなかったという残酷な現実を経験していて破戒僧になったという過去があります。
根が真面目で思慮深い元僧侶なので戦い以外の場では非常に紳士的な人物であり、道に迷った相楽左之助(さがらさのすけ)を助けて自身の奥義を伝授するなどの優しい行動をとっています。
十本刀解散後は、志々雄に加担して多くの人を傷つけたことを反省する為に警察に出頭して北海道の集治監に服役。
北海道編では永倉新八(ながくらしんぱち)に協力する形で集治監を出て函館に向かい剣心達と合流しています。
第4位:不二(ふじ)
名前 | 不二(ふじ) |
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通り名 | “破軍(乙)”の不二 |
武器 | 巨大な刀 |
技 | 両手持ち |
旧作の声優 | 石塚運昇 |
新作の声優 | 未定 |
不二は身長8m以上、体重は1t越える人間離れした巨体の持ち主です。
その見た目からも想像できる通り非常に怪力で、武器にしている巨大な刀を一振りするだけで建物を破壊してしまう程の破壊力を持っています。
葵屋襲撃の際は最終兵器として投入されていて、パワーだけで見れば間違いなく不二が1位でしょう。
しかし才槌の巧みな話術によって十本刀に加入したという経緯があり、本来不二は戦いを望まない優しい性格なのです。
その為、武人らしく正々堂々と戦う時以外に闘争心はなく危険度は低いのでこの順位としました。
十本刀解散後は巨体と怪力を活かして屯田兵となり、北海道の警備と開拓に尽力しているようです。
第5位:沢下条張(さわげじょうちょう)
名前 | 沢下条張(さわげじょうちょう) |
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通り名 | “刀狩”の張 |
武器 | 連刃刀(れんばとう)、薄刃乃太刀(はくじんのたち) |
技 | 逆中空納刀(さかさちゅうくうのうとう)、大蛇(おろち) |
旧作の声優 | 福本伸一 |
新作の声優 | 岡本信彦 |
沢下条張は関西弁の刀剣蒐集家で、特に刀匠・新井赤空(あらいしゃっくう)が作った殺人奇剣を好んで集めているメンバーです。
殺人奇剣による殺戮を趣味にしていて、常に複数の刀を持ち歩いている危険人物。
目的の為ならば赤子を人質にしたりする残忍で卑怯な性格をしていますが、その反面社交的で意外と義理堅い一面もあります。
使用する武器の数は十本刀でダントツなうえ、タイプの違う刀を使いこなす器用さも持ち合わせていることから、強さランキングでは5位としました。
作中では志々雄の招集に1番乗りしたものの、赤空の最後の一振りの情報を聞きつけ単独行動に出て剣心と激突。
勝負に敗れた後は警察に逮捕された為、葵屋襲撃などの作戦には参加できませんでした。
十本刀解散後は斎藤の部下として警察庁の密偵となり、剣心達に志々雄一派のその後について説明していました。
北海道編でも斎藤に呼び出されてかつての仲間である鎌足や蝙也と共に再登場し、剣心の仲間として協力しています。
第6位:本条鎌足(ほんじょうかまたり)
名前 | 本条鎌足(ほんじょうかまたり) |
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通り名 | “大鎌”の鎌足 |
武器 | 大鎖鎌(だいくさりがま) |
技 | 乱弁天(みだれべんてん)、弁天独楽(べんてんまわし) |
旧作の声優 | 竹内順子 |
新作の声優 | 未定 |
本条鎌足は通り名からも判るように大鎌を武器にしたメンバーです。
見た目は華奢な女性ですが実際の性別は男であり、鎖分銅の付いた大鎌を振り回す剛腕の持ち主。
広範囲を攻撃できるダイナミックな技を使う他、武器が折れても立ち向かおうとする強い闘争心があります。
葵屋襲撃の際は神谷薫(かみやかおる)と巻町操(まきまちみさお)の2人を相手に戦い優位に立っていましたが、薫のカウンターを受けて敗北しました。
殺傷能力の高い攻撃を広範囲で出せるものの大振りで隙もできやすい点や感情的に動いてしまう点から考えて、強さランキングでは6位としました。
十本刀解散後は志々雄の死を知って自殺を考えていましたが、張の方便により志々雄のことを後世に語り継ぐ語り部になることを決意。
その後明治政府に雇われて、女子留学生として海外情勢を探るスパイに転身します。
北海道編では張と蝙也と共に斎藤に呼び出される形で再登場し、剣心達の仲間として戦うことになります。
第7位:夷腕坊(いわんぼう)
名前 | 夷腕坊(いわんぼう) |
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通り名 | “丸鬼”の夷腕坊 |
武器 | 琴の爪状の刃 |
技 | なし |
旧作の声優 | 八嶋智人 |
新作の声優 | 未定 |
夷腕坊は丸々とした巨体と不気味な笑顔を浮かべた顔が特徴のメンバーです。
体中に付いている分厚い脂肪は斬打をはじき返すことができる他、ゴム毬のように体を弾ませて素早く動くことができます。
戦闘力は高めなのですが、上手く喋れないので仲間との意思疎通ができず部下からも邪魔者扱いされることが多いようです。
葵屋襲撃の際に仲間が次々と倒されていくと、1人だけ逃亡してしまいます。
破壊力と防御力が非常に高くて強いのですが、やはり頭が悪くて臨機応変に立ち回れない点を見ると強さランキングでは7位辺りが妥当でしょうか。
ちなみに、逃亡後に行方をくらましていましたが、人誅編で夷腕坊が精巧に作られた人形であり雪代縁(ゆきしろえにし)の同志である外印(げいん)が中で操作していたことが明らかとなります。
この事実を志々雄だけは知っていようで、外伝「炎を統べる-るろうに剣心・裏幕-」の作中で「中の人は賢いぜ」という話しているシーンがあります。
第8位:刈羽蝙也(かりわへんや)
名前 | 刈羽蝙也(かりわへんや) |
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通り名 | “飛翔”の蝙也 |
武器 | ダイナマイト、手甲剣 |
技 | 飛空発破(ひくうはっぱ) |
旧作の声優 | 竹本英史 |
新作の声優 | 未定 |
刈羽蝙也は逆立てた黒髪と極限まで体重を絞った細身の体が特徴のメンバーです。
独自で編み出した戦闘術“飛空発破”の使い手で、ダイナマイトを爆発させたその爆風を利用して装着している翼代わりのマントで宙を舞うことができます。
部下を駒扱いする残忍な性格であり、上空から攻撃を繰り出す奇襲戦法が得意です。
その反面、1対1の戦いは苦手でさらに飛行能力を手に入れる為に体重を限界まで減らしているので、腕力や防御力はほとんどありません。
葵屋襲撃の際もその弱点を明神弥彦(みょうじんやひこ)に見抜かれて敗北しました。
戦闘をメインで行うメンバーの中では1番非力であり、10歳の弥彦に負けたというところから、強さランキングでは8位としました。
十本刀解散後は優れた飛行能力を買われて明治政府の間者となって陸軍斥候として活躍し、北海道編でも劍客兵器(けんかくへいき)と戦うことになった剣心の助っ人として登場します。
第9位:佐渡島方治(さどじまほうじ)
名前 | 佐渡島方治(さどじまほうじ) |
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通り名 | “百識”の方治 |
武器 | ライフル銃 |
技 | なし |
旧作の声優 | 高橋広司 |
新作の声優 | 未定 |
佐渡島方治は十本刀の中で最も志々雄に忠誠を誓っている、参謀のような立場のメンバーです。
作中での直接的な戦闘シーンはない為はっきりとした戦闘力は不明ですが、外伝「炎を統べる-るろうに剣心・裏幕-」では銃剣を武器にしていてその射撃の腕前を志々雄に認められている描写があります。
元は司法省勤めの官僚でしたが、腐敗しきった明治政府の内情に失望して離職。
その後、豊富な知識と正確な判断力を志々雄に買われて十本刀の1人に任命されました。
他の十本刀のメンバーに比べて戦闘に参加する機会が少なく、武器も銃のみなので強さだけで見れば才槌よりも少し強いかなと言った程度でしょうか。
しかし、志々雄一派が国盗りに乗り出すだけの組織に育て上げたのは間違いなく方治であり、陰の功労者として志々雄もその実力を高く評価しています。
十本刀解散後は警察に逮捕されて裁判の場で志々雄の掲げた思想が正しいものであると唱えるつもりでしたが、明治政府からその機会を与えられませんでした。
さらに志々雄のことを忘れて政府の為に協力するよう要請を受けた為、全てに失望して獄中で自害するという最期を迎えます。
【最弱】第10位:才槌(さいづち)
名前 | 才槌(さいづち) |
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通り名 | “破軍(甲)”の才槌 |
武器 | なし |
技 | なし |
旧作の声優 | 西川幾雄 |
新作の声優 | 未定 |
才槌は十本刀で1番小柄で頭が大きいのが特徴のメンバーです。
武器を使って戦うことはせず、巧みな話術で相手を言いくるめる人心掌握を得意としています。
その為、戦闘員というよりは軍司に近い存在で、武力はほぼ皆無であり最弱と言っても差し支えないでしょう。
作中でも不二を言葉で操って戦わせるなど、自ら戦うことはありませんでした。
不二が比古清十郎(ひこせいじゅうろう)に敗れた後は、吹き飛んだ不二の下敷きになって気絶しています。
十本刀解散後は巧みな人心掌握術を買われて、外務相の裏役人として政府に雇われました。
志々雄真実の隣にいる女性は誰?十本刀のメンバーなのか
志々雄一派には、十本刀の他にも志々雄の側近を務める女性がいます。
それが“夜伽”の由美という通り名を持つ駒形由美(こまがたゆみ)です。
由美は志々雄の愛人であり、身の回りの世話を担当しています。
護身用の小刀は携帯しているものの戦闘力はほぼ皆無で、十本刀のメンバーという訳ではありません。
元は吉原で人気の花魁でしたが、軍属集団・引原海鮫兵団(わだつみこうへいだん)とのトラブルで志々雄と十本刀に助けられたことで一派に加入。
志々雄とは相思相愛の間柄で、死を共にする約束を程深い絆で結ばれています。
作中では志々雄と剣心の決戦の際に、志々雄を庇おうと2人の間に割って入り剣心の隙を作る活躍を見せますが、その直後志々雄に後ろから刺されました。
戦いの場で志々雄の力になれたことを喜びながら死亡すると、その後人体発火を起こした志々雄に体を焼かれて消滅します。
十本刀のランキングまとめ
- 十本刀最強は“天剣”の宗次郎、最弱は“破軍(甲)”の才槌
- 十本刀は全員が志々雄から実力を認められた特殊戦闘員
- メンバーの大半は生き残っていて、北海道編にも登場する
今回は純粋に戦闘力の面だけで十本刀の最強&最弱のランキングを決めました。
志々雄が直々に認めるだけあって、メンバー全員が抜きん出た能力を持つ優秀な戦闘員であることが判りました。
2024年10月から放送が始まった新作アニメ第2期の京都編では十本刀が大活躍するので、是非この機会に十本刀の魅力にハマってみてはいかがでしょうか。
十本刀結成に関するエピソードは、外伝「炎を統べる-るろうに剣心・裏幕-」や小説「その翳、離れがたく繋ぎとめるもの」で描かれているので、気になる人はそちらも要チェックです。