2023年に新作アニメがスタートしたことで再び人気となっている「るろうに剣心」。
アニメ化されている本編はもちろん、番外編や続編など「るろうに剣心」の原作漫画には様々なシリーズが存在しています。
連載当時読んでいた人も初めて作品に触れる人も原作の漫画シリーズを読む順番や時系列について詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。
本記事では、「るろうに剣心」の原作漫画シリーズを読む順番や時系列、番外編を読む時のタイミングについて紹介します。
【るろうに剣心】漫画の順番は?原作シリーズと時系列を解説
「るろうに剣心」の漫画は時系列で言えば「るろうに剣心 裏幕 炎を統べる」が1番最初となり、その後に本編、北海道編と続きますが、読む順番としては発売された順で読むのがおすすめです。
その方がよりストーリーを楽しむことでき、「るろうに剣心」の世界観に浸ることができます。
るろうに剣心の漫画が発売された順番
「るろうに剣心」の原作シリーズを発売順にまとめた表がこちらです。
連載期間or出版年 | 巻数 | |
---|---|---|
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 | 1994年19号~1999年43号 | 全28巻 |
るろうに剣心 特筆版 | 2012年6月号~2013年7月号 | 全2巻(上・下巻) |
るろうに剣心 裏幕 炎を統べる | 2014年8月号~2014年10月号 | 全1巻 |
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編 | 2017年10月号~連載中 | 既刊9巻(2024年10月現在) |
「るろうに剣心」は、1994~1999年に週刊少年ジャンプで連載していた「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」が本編となります。
2012年に実写映画化が決定したことで、ジャンプSQ.にて「るろうに剣心 特筆版」が原作者・和月伸宏先生によるセルフリメイクという位置づけで連載されました。
「るろうに剣心 特筆版」の連載から約1年後、主人公・緋村剣心(ひむらけんしん)の最大のライバルである志々雄真実(ししおまこと)を主人公とした番外編「るろうに剣心 裏幕 炎を統べる」が前後編に分けて連載。
その後、本編の続編として完全新作となる北海道編が2017年からスタートして2024年10月時点で全9巻まで発売されています。
本編は連載当時に発売されていた単行本の情報で記載していますが、他にも完全版が全22巻、文庫版が全14巻発売されています。
表紙イラストが書き下ろしとなっていることと、本自体のサイズが違うというだけで内容に違いはありません。
特筆版と番外編は本編の補足ストーリーのような位置付けなので、読む読まないは読者の自由です。
るろうに剣心の漫画の時系列の順番
「るろうに剣心」の原作シリーズを時系列順にまとめた表がこちらです。
シリーズ | 該当する巻数 | 時代 |
---|---|---|
るろうに剣心 人誅編 | 19巻〜21巻 | 元治元年 |
るろうに剣心 裏幕 炎を統べる | 番外編・全1巻完結 | 明治10年晩秋 |
るろうに剣心 東京編 | 1巻〜7巻 | 明治11年 |
るろうに剣心 京都編 | 8巻〜17巻 | 明治11年 |
るろうに剣心 人誅編 | 18巻〜19巻/21巻〜28巻 | 明治11年 |
るろうに剣心 北海道編 | 1巻〜9巻(連載中) | 明治16年 |
ストーリーの大半は明治11年が舞台となっていますが、人誅編では途中で剣心が人斬り抜刀斎として活躍していた14年前の元治元年のストーリーが描かれています。
「るろうに剣心 裏幕 炎を統べる」では、志々雄真実が国盗りを目的に一派を立ち上げる様子が描かれていて、時系列でいえば本編の約1年前のストーリーです。
その後、東京編、京都編、人誅編へと続いていき、その5年後のストーリーが描かれているのが北海道編になります。
【るろうに剣心】漫画の順番と各シリーズのあらすじをネタバレ紹介
「るろうに剣心」の本編は基本的に発売順が時系列順になっているので、1巻から順番に読んでいけばストーリーがわかるようになっています。
ここでは、4つに分かれている本編のあらすじについてネタバレを含めて簡潔に紹介していきます。
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①るろうに剣心:東京編
本編の序章となるのが1巻1話から始まる東京編です。
東京編では、ヒロインの神谷薫(かみやかおる)や少年剣士の明神弥彦(みょうじんやひこ)、剣心の親友になる相楽左之助(さがらさのすけ)といった主要キャラとの出会いが描かれています。
個性的なライバルも次々に登場し、剣心の強さを強調するようなストーリー展開が見どころです。
また、幕末の時代に活躍した赤報隊や新選組、明治維新の元勲である大久保利通といった史実や実在した人物も登場し、明治初期の時代背景がよくわかるように描かれているのも面白いところです。
②るろうに剣心:京都編
本編の中で1番人気が高いエピソードが8巻58話から始まる京都編です。
政府に強い恨みを抱く元剣客・志々雄真実とその一派が、武力による明治政府転覆を目論んで京都で暗躍。
その情報を掴んだ剣心と剣心のライバルで元新選組の三番隊組長・斎藤一(さいとうはじめ)が、志々雄の野望を打ち砕くべく京都で激闘を繰り広げることになります。
個人的な戦いが多かった東京編とは違い、巨大組織に剣心達が一丸となって闘う総力戦が大きな見どころとなっていて“るろ剣史上最高傑作”と評されるほど人気です。
志々雄を支持する特攻部隊・十本刀や剣心の師匠である比古清十郎(ひこせいじゅうろう)といった個性的な新キャラが続々登場するのも魅力の1つ。
1990年代に放送されていた旧作アニメでも、剣心と十本刀最強の剣士・瀬田宗次郎(せたそうじろう)の戦闘回は16.0%の最高視聴率を記録しました。
作中で1番盛り上がるのがこの京都編です。
③るろうに剣心:人誅編(じんちゅうへん)
本編の最終章となるのが18巻152話から始まる人誅編です。
志々雄一派との激闘に勝利し、無事に東京へと戻って来た剣心一行。
しかし、そこへ新たな敵・雪代縁(ゆきしろえにし)が登場して剣心の私闘が始まります。
縁は剣心が斬殺してしまった元妻・雪代巴(ゆきしろともえ)の弟であり、剣心に恨みを持つ6人の同志の1人として大がかりな復讐劇を繰り広げるのでした。
作中では剣心の過去が明らかになるなど重要シーンが多く、本編の中では最も長いエピソードとなっています。
④るろうに剣心:北海道編
本編の5年後を描いた続編となるのが北海道編です。
北海道編は本編が完結してから18年後に連載がスタートした為、新作として単行本も1巻からの発売となっています。
志々雄一派の残党であった長谷川明日郎(はせがわあしたろう)を中心に、北海道で剣心達が新たな敵・劍客兵器(けんかくへいき)という武装集団を相手に闘いを繰り広げます。
本編から5年後ということで、前作に登場していた人物の成長した姿が描かれていたりかつての敵が仲間として活躍したりと本編からのファンには嬉しい演出が数多く盛り込まれているのが魅力です。
しかし、和月伸宏先生の体調不良により2024年6月号から休載が続いていて、ストーリーの進行が遅く打ち切り疑惑まで浮上しています。
【るろうに剣心】番外編の順番と時系列を紹介
「るろうに剣心」の原作シリーズには番外編が2作品あり、どちらも原作者である和月伸宏先生の書き下ろし漫画となっています。
ここからは、番外編として発売されている2作品の時系列や読む時のおすすめタイミングについて紹介します。
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るろうに剣心―特筆版―
「るろうに剣心 特筆版」は、剣心達の物語を描き直したセルフリメイク作品です。
実写映画の制作決定を受けて連載がスタートした為、“キネマ版”と呼ばれることもあります。
ストーリーは本編の東京編がベースとなっていますが、和月伸宏先生が本編連載前に「30週で連載終了した場合」の構想が元になっているようでキャラや設定が本編とは少し違います。
本編との直接的な繋がりはない為、読むタイミングとしてはいつでもOKです。
るろうに剣心 裏幕―炎を統べる―
「るろうに剣心 裏幕 炎を統べる」は、京都編に登場する志々雄を主人公にした番外編です。
志々雄と後に愛人関係となる花魁の駒形由美(こまがたゆみ)の出会いがストーリーの中心であり、十本刀のメンバーが初めて集結した初陣の様子が描かれています。
時系列としては本編の前になりますが、登場人物のほとんどが京都編に登場するキャラである為、京都編の後に読むとよりキャラや設定が理解できて面白いのでおすすめ。
十本刀メンバーの意外な一面が見えるのも見どころで、京都編が好きな人には是非読んでほしい作品です。
【るろうに剣心】漫画の順番は発売順で番外編はいつ読んでもOK
- 「るろうに剣心」は発売順に読めばストーリーが判りやすい
- 番外編の2作を読むタイミングはいつでもOK。好きな時に読むのがおすすめ
- 現在連載中の北海道編は本編の続編。本編を先に読むとより一層楽しめる
本記事では「るろうに剣心」の原作シリーズを読む際におすすめする順番とそれぞれの時系列について解説しました。
結論としては、時系列順で読むよりも発売順に読んでいくのがおすすめです。
北海道編は本編から直接ストーリーが繋がっているので本編を読んだ後に是非読んでほしいのですが、2024年10月現在、北海道編は作者の体調不良により休載中。
単行本も2023年11月に発売した9巻以降まだ発売されていません。
連載が再開する時期もまだ未定なので、今のうちに番外編の2作品を楽しむのが良いかもしれませんね。
2024年10月から新作アニメ第2期も放送が始まっているので、そちら是非チェックしてみてください!
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