今や国民的アニメとなった「鬼滅の刃」ですが、原作漫画はすでに完結しています。
2020年5月18日に週刊少年ジャンプ本誌で最終回を迎えた「鬼滅の刃」ですが、実は最終回の205話について「ひどい」「納得できない」という理由でファンの間で一時炎上。
なかでも突然の現代編への飛躍に納得いかないという人が多かったようです。
筆者個人的には「鬼滅の刃」はファンタジー作品と考えていたため、逆に「ひどい」といわれていたことに驚き!
そこでこの記事では、当時を振り返りながら「鬼滅の刃」の最終回はひどいのか、炎上した理由について調べてみました。
「ひどい」という意見を覆す単行本最終巻(23巻)の描き下ろしについても触れているので、単行本未読の方はぜひチェックしてください!
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【鬼滅の刃】最終回がひどい?炎上の原因となった現代編とは
鬼舞辻無惨を倒してから3ヶ月後が描かれた第204話の最終コマでは、現代の高層ビル群が描かれていました。
それに続く最終回第205話で舞台は現代に移り、炭治郎や禰豆子、善逸、カナヲの子孫たちがメインの話に。
話中ではおばあちゃんから昔話を聞かされた炭治郎とカナヲの子孫・炭彦(すみひこ)が、先祖たちに思いを馳せながら幸せそうに眠っている様子が描かれています。
また、善逸&禰豆子の子孫の善照(よしてる)が善逸が残した”善逸伝”を読みながら感動している様子を妹の燈子(とうこ)に怒られる姿も。
炭彦の兄・カナタと合流して高校へ向かう際に、さまざまな形で現代に転生した「鬼滅の刃」のキャラクターたちの姿が描かれています。
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【鬼滅の刃】最終回がひどい?炎上・納得いかないと言われた理由
一体何がいけなかったのかしら?みんな幸せそうだったし…。
確かに、現代に転生したキャラクターたちや炭治郎や善逸の子孫も見れて、大団円に見えた最終回。
しかし、2020年5月18日の最終回掲載以降に一部で炎上し、「ひどい」や「納得いかない」などの声が上がりました。
当時を振り返ると、「鬼滅の刃」最終回がひどいと言われて炎上した理由は、以下の4つではないかと考えます。
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①突然の輪廻転生展開
一番多かった感想が「突然の輪廻転生展開」に納得できないというものでした。
無理に現代に話を持っていくよりは、鬼舞辻無惨との戦いで生き残ったキャラクターのその後について、もっと見ていたかったという感想を持った方が多いようです。
また、鬼舞辻無惨との戦いは実質第203話「数多の呼水」で決着がついており、第204話の「鬼のいない世界」ではすでに戦いから3ヶ月後の世界が描かれています。
すると、最終回である第205話は蛇足で、人によっては不要だったり、「取ってつけたような展開だった」と感じた方もいたようです。
また、「鬼滅の刃」の舞台である大正時代や古風な世界観に思いを馳せている人も多かったようで、「大正時代のままやり切って欲しかった」という意見もありました。
確かに、突然タイムスリップしたような感じはあったわね〜。
突然の現代編に違和感を感じた人も多かったことは確かだね。
②伏線回収がされていない
「鬼滅の刃」の最終回がひどい、炎上した理由に「さまざまな伏線回収がされていない」という意見があげられます。
確かに、いわゆる「なんj」的な要素はたくさんあるわね。
- 青い彼岸花
- 鬼が藤の花を嫌う理由
- 産屋敷一族の病気の謎
- 無惨を鬼に変えた平安時代の医者の正体
- 禰豆子が太陽を克服した理由
青い彼岸花については作中で重要なアイテムになるのか?と予想されていましたが、「刀鍛冶の里編」で禰豆子が太陽を克服してしまったため、それ以降の登場はなし。
青い彼岸花は最終回で少し登場していますが、伊之助&アオイの子孫・嘴平青葉(はしびらあおば)が不注意で枯らせてしまって、結局幻は幻のまま終わってしまいます。
太陽についていえば、禰豆子がなぜ太陽を克服できたかの理由も描かれませんでしたね…。
などなど、掘り下げればなかなか面白いエピソードがあったにも関わらず、最終回でも全く伏線回収されないものもあったので、不満に思った読者もいたようです。
確かに。掘り下げればもっと長く連載することもできたんだと思う。
③最終回に向けてカップルが誕生する
どうやら、最終回に向けてカップルが誕生する展開を「ファイナルファンタジー」というようです。
「鬼滅の刃」でも炭治郎&カナヲ、善逸&禰豆子、伊之助&アオイが結果的に結ばれていることがわかります。
また、悲しい最期を遂げましたが、鬼殺隊の中でも「おばみつ」でお馴染みの甘露寺蜜璃&伊黒小芭内のカップルが登場。
最終回に向けて複数カップルが途上する展開はお決まり要素の1つであり、これに納得できない人も多かったようです。
④人気絶頂のなかに突然最終回を迎えた
「鬼滅の刃」がジャンプ本誌で最終回を迎えた2020年5月頃といえば、日本は空前の「鬼滅の刃」ブーム真っ只中。
2019年に放送されたアニメ1期「竈門炭治郎立志編」の放送を終え、アニメでハマった人が「鬼滅」の魅力に気づき始めていた頃でした。
そんな人気絶頂の中、最終回を迎えたことに「納得できない」と思う方も多かったようです。
2020年、劇場版「無限列車編」が公開された直後に発売された最終巻(23巻)の発売日には、各書店に行列ができたよね!
人気だから続けろ〜っていう意見もわかるっちゃわかるんだけどねぇ。
【鬼滅の刃】最終回は本当にひどい?SNSでの炎上理由や感想を調査
「鬼滅の刃」最終回がひどい&炎上した理由がわかったところで、実際に当時のSNSの様子を調べてみました。
など、「鬼滅の刃」最終回に関しては、確かに賛否両論あることがわかりました。
現代編が書き下ろし・単発だったら良かった
やはり最終回で物語の舞台が突然現代に移行したことが「ひどい」と言われる大きな理由だったようです。
第204話「鬼のいない世界」で完結でもよかったのでは、という意見も多く見かけます。
「鬼滅の刃」の二次創作を一次でやってしまっていることに、世界観のあやふやさを感じた方もいたようです。
二次創作でいう、いわゆる「現パロ(現代パロディ)」ってやつね。
「鬼滅」に関しては作者がおまけで描いてる「キメツ学園」もあったし、割と現代設定も慣れている感じではあったからなぁ。
やはり人気絶頂期に終了したことが痛かった
第204話「鬼のいない世界」のラストコマで高層ビルが描かれていたことから、ファンの中には「現代編」に突入!?と続編を期待した方もいたようです。
当時人気絶頂だった「鬼滅の刃」があのタイミングで終わる・終わらせることが理解できないと思う人がいてもおかしくないでしょう。
また、「鬼滅」ほどの人気作品を絶頂期にスッパリ終わらせるジャンプ編集部の選択に驚いた人も多くいました。
逆にきっぱり終わりにしたことがよかった!
連載終了に関しては、逆にあのタイミングでスパッと終わらせたことが良かったという意見もありました。
一時までは長期連載が当たり前のように続いていた週刊少年ジャンプですが、近年は長期連載の作品が少なくなったように感じます。
「ナルト」が全72巻、「BLEACH」が74巻、「銀魂」が77巻と人気作品は大体70巻超えと考えると、「鬼滅の刃」は全23巻と約三分の一で完結しています。
「終わらせたいタイミングで終わらせていいんだ」という、編集部よりは漫画家の意見が優先されるようになったようにも個人的には感じました。
筆者的にも現代編(続編)は必要なく、205話は賛否両論あるにしても、この形での終わり方がベストと考えます。
確かに最近は30巻前後で完結する作品が増えているわよね。
漫画家や週刊誌を取り巻く環境が変わってきている証拠だと思うよ。
平和な世界に本当に感動した
賛否両論あるにしろ、最終回第205話では永遠に鬼がいなくなった世界のその後の平和な世界=現代が描かれています。
現代に鬼がいないのは、ずっと昔に炭治郎たちが命を賭けて鬼舞辻無惨と戦ったから。
炭治郎たち鬼殺隊が鬼と戦いづつけた理由は、またずっと昔から鬼のいない世界を望んで戦っていた人々の意思を受け継いだから。
「鬼滅の刃」は「意思を受け継ぐこと」が物語の重要なテーマの1つです。
昔からの意思を受け継いで、結果得られた鬼のいない平和な世界が最終回で描かれるのならば、それは正解なのだと考えます。
また、205話で炭治郎たちの話が子孫の炭彦や善照に「おとぎ話」的に受け継がれていることを考えると、改めて「鬼滅の刃」がファンタジー作品であることを実感します。
「鬼滅の刃」がファンタジーであるならば、なおさら現代に生まれ変わったキャラクターたちが幸せに暮らすことを願うばかりですし、願っても良いと思います。
そうなのよ、あくまでファンタジーなのよ。
うん。あんなに頑張ったんだから、今度こそは平和な世界で幸せに暮らしたっていいじゃないか…!
【鬼滅の刃】最終回がひどい?炎上勢も納得の巻末描き下ろしがすごい
ひどいと炎上した「鬼滅の刃」最終回ですが、コミックス最終巻(23巻)では当時のアンチ勢も唸るような描きおろしページが追加されていたのです。
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ジャンプ連載終了時には掲載されていなかった追加ページについて紹介します。未読の方にぜひチェックしてほしい!
最終巻(23巻)巻末描きおろしの内容
「鬼滅の刃」最終巻(23巻)の巻末描きおろしの内容は以下のとおりです。
- 掲載時カットした漫画8ページと6ページ
- 描きおろしイラスト4ページ
- 描きおろし特別漫画8ページ
- あとがき文章2ページ
- 幕間に描きおろし鉛筆画11ページ(いつもあるやつ)
原作者の吾峠呼世晴先生により発表された内容で、主に漫画の加筆もありましたが、何より注目すべきは「描きおろし特別漫画8ページ」です。
この「描きおろし特別漫画8ページ」では、炭治郎と禰豆子が藤の花を前に手を繋ぐ様子から始まります。
そして、これまでに命を落としたり、無惨との戦いで生き残った鬼殺隊の柱や同じ思いを積む号とした仲間たちの姿が、詩のようなメッセージとともに描かれています。
このメッセージは炭治郎や禰豆子たちからではなく、読者に向けてでもなく、吾峠先生から「鬼滅の刃」のキャラクターたちへのメッセージなのでは…?と考察します。
吾峠先生から「鬼滅の刃」という作品を共に歩んだキャラたちへの、優しさ溢れる感謝のエールに自然と涙が溢れてしまいました。
巻末描きおろし漫画を見る・見ないで「鬼滅の刃」最終回への印象がかなり変わるので、ジャンプ本誌だけしか読んでいない人は、ぜひ単行本で完結まで見届けてください。
先生からキャラへの通知表みたいで泣ける・・・。いつ読んでも泣ける。
本当にみんな頑張った…涙が止まらない。
最終巻・巻末描き下ろしに対するSNSでの感想・評判
コミックス最終巻(23巻)を最後まで読むことで、吾峠呼世晴先生が大切にしていたことがわかり、改めて「鬼滅の刃」が完結したことを実感します。
筆者の他にも、思わず泣いてしまったという方がいて安心しました。
本当のラストを最終巻末に持ってくるのはズルいと思う方もいるかもしれませんが、雑誌の週刊連載では到底叶わないでしょう。
自分の本当にやりたいことをやり終えて、読者も納得する形で「鬼滅の刃」を終わらせた、吾峠先生や周りのスタッフの尽力は賞賛に当たると思いました。
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【鬼滅の刃】最終回がひどい?まとめ
- 鬼滅の刃の最終回は確かに賛否両論
- 現代編への移行や輪廻転生などの展開が不評・炎上の原因
- 人気絶頂の最中連載終了したことも不評・炎上原因の1つ
- 最終巻にはジャンプに掲載されていない感動の描きおろし漫画が載っている
「鬼滅の刃」の最終回がひどい・炎上した理由についてご紹介してきました。
確かに「鬼滅の刃」の最終回・現代編に賛否両論あることは確かです。
ただし、ジャンプ本誌だけで終わってしまっている人は、コミックス最終巻(23巻)をぜひ読んで、最後の最後まで見届けてほしいと思います。
アニメは2024年5月2日(日)から「柱稽古編」が放送されることが決定!
アニメの最終回もどう締め括られるのかも、見どころになりそうね〜♩
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