「逃げ上手の若君に」登場する風間玄蕃(かざまげんば)は、元々信濃や諏訪で名前を轟かせていた盗人で、今は時行たち逃若党のメンバーです。
玄蕃は常に仮面をしているため素顔が隠されてきましたが、原作では一話だけ素顔が確認出来るシーンがあったようです。
この記事ではそんな風間玄蕃の素顔シーンやイケメンという噂について詳しくご紹介します。
実在の人物かどうか、元ネタが何なのかについても解説していきます!
風間玄蕃の素顔は何話に登場した?
風間玄蕃の素顔は14巻116話「U.N.K.1337」で登場しました。
この話では、風間玄蕃が謎のくノ一・夏と共に鉄炮に使う火薬の製作に取り掛かります。
サブタイトルの通り、火薬の成分にうんこ由来の成分であることを見抜いた玄蕃はうんこの採集をすることに。
そして夏の閃きによって糞尿から生成され火薬の原料となる硝石を発見、火薬の生成に成功しました。
火薬の爆発の影響で糞尿まみれになった玄蕃と夏でしたが、結果を出した喜びを知った夏はその後も仲間として玄蕃についていくことになります。
読者からは玄蕃の素顔がモザイクだらけで笑えたという感想があったほか、夏と玄蕃のこれからの関係性も気になるとの声が上がった回でした。
風間玄蕃の素顔はイケメン?どんな顔をしているのか
原作漫画では1コマしか登場していない玄蕃の素顔は一体どんな顔だったのでしょうか?
イケメンだと噂もあるので、その事実について紹介していきます。
風間玄蕃の素顔はイケメンだった?
風間玄蕃の素顔は、うんこまみれになったモザイク姿で1コマだけ写ります。
火薬の生成に成功した後、仮面に糞尿が入ったのを拭き取るために一時的に仮面を外しました。
玄蕃の素顔はうんこまみれになっておりモザイクがかかっていましたが、切れ長の目に整った顔でイケメンであることが分かります!
普段は下衆な玄蕃ですが、素顔が爽やかだったことには意外という声が上がりました。
くノ一の夏も玄蕃の素顔に思わず赤面!
モザイク越しでイケメンと分かる玄蕃の素顔には、くノ一の夏も思わず赤面しています。
夏は、元々足利側の忍び集団・天狗衆の一員で時行を監視していたくノ一です。
しかし任務に失敗、時行の首を手土産に足利側に許しを得ようと時行たちを尾行していました。
そんな夏も、玄蕃の素顔を見て赤面し、目もハートマークに変わっていました。
風間玄蕃が素顔を隠す理由は?
風間玄蕃の素顔はこのシーン以降も一切出てきません。
玄蕃が素顔を隠して面をつけている理由は、本人曰く「面の方がかっこいいから」だそうです。
玄蕃の狐面は秘伝の粘土で作られており、面の形を自在に変えられます。
そのため、誰の顔でも再現でき化けられるため、玄蕃の変装の必需品となっています。
狐面は玄蕃の忍びとしての技の一角を担っていることから、玄蕃はお面に誇りを持っており「かっこいい」と考えているのかもしれません。
風間玄蕃は実在した?「逃げ上手の若君」での人物像
ここからは、「逃げ上手の若君」での風間玄蕃の人物像について紹介していきます。
歴史上に実在した人物が多く登場する今作で、風間玄蕃は実在したのでしょうか?
諏訪氏と繋がりがあった一族
結論から言うと、風間玄蕃という歴史上の人物は存在しません。
玄蕃の父親は信濃に住む諏訪氏の支流の武士だったようですが、忍びの技術を理由に主君からの信頼を失い、一族を追放されました。
玄蕃はそんな父から技と名前を継承し、「金以外信じるな」という主義を受け継いで新たな風間玄蕃として信濃から諏訪にかけて悪事を働いていました。
時行との関係性の変化
時行と玄蕃は、諏訪頼重の命を受けた時行が玄蕃に力を借りに訪れたことで初めて出会います。
玄蕃は当初、時行を「世間知らずのボンボン」と見下していました。
しかし、「将来、一国を報酬として与える」という破格の誘いを受け、行動を共にするにつれて時行の桁違いのお人好しさに感化されて仕えることを決意します。
加入当初は途中で脱退することも考えていた玄蕃ですが、今では後ろ盾もない時行について行くほどの信頼関係にあります。
玄蕃の存在は、いつの間にか逃若党に欠かせないものになっていました。
風間玄蕃は実在しないが元ネタ候補はある
前述した通り、風間玄蕃は歴史上に実在しない漫画のオリジナルキャラクターということがわかります。
しかし、玄蕃の元ネタになった伝説や忍者の一族があるそうです。
玄蕃の元ネタは、桔梗ヶ原の”玄蕃之丞”という狐伝説と忍者集団”風間一族”が合わさったものではないかと考えられています。
①桔梗ヶ原の”玄蕃之丞”という狐伝説が元ネタ
風間玄蕃の元ネタの一つは、長野県塩尻市に伝わる狐の伝説「玄蕃之丞」(げんばのじょう)と考えられます。
玄蕃之丞は、玄蕃と同じくイタズラ好きの狐で、多くの狐を従えて悪戯を繰り返していたようです。
イタズラの内容としては、人々に馬の糞をおはぎと偽って食べさせたり、大名行列に化けたりしたようですね。
うんこにまつわるイタズラをしていたり、人に化けたりと玄蕃との共通点も多く、影響を受けた元ネタである可能性は高いと思います。
②忍者集団”風間一族”が元ネタ
また、元ネタの一つとして忍者の一族として有名な「風間一族」も関係しそうです。
「風間一族」は後北条氏(時行とは関係ない戦国時代の北条家)に仕えていた忍者集団です。
時行との直接的な関わりは無いものの、同じ北条に使える「風間」の忍びがモデルになった可能性は高そうです。
また、諏訪に関わりのある「風間一族」も忍者集団とは別で実在します。
鎌倉時代に、諏訪氏に縁のある風間神社という神社の神主が風間という姓をもっていたようですね。
この諏訪の「風間一族」と忍者集団として有名な「風間一族」を組み合わせたものが元ネタとなったのかもしれません!
「逃げ上手の若君」に登場する風間玄蕃は、桔梗ヶ原の”玄蕃之丞”という狐伝説と忍者集団”風間一族”2つの元ネタから生まれたキャラなのかもしれません。
風間玄蕃の素顔は何話に登場した&実在・元ネタ情報:まとめ
- 風間玄蕃の素顔登場は14巻116話
- モザイク越しでも分かるほどのイケメン!
- 実在しないが元ネタは妖怪や忍者の一族?
この記事では、風間玄蕃の素顔登場シーンや元ネタについて詳しくまとめました。
玄蕃の素顔は見た人が赤面するほどのイケメンのようですね!
そんな玄蕃の素顔ですが、原作でもかなり後半のシーンのため、アニメで見られるのは当分先になりそうです。
もし玄蕃の素顔登場エピソードが見たい人は原作漫画をぜひ読んでみてください!
もちろん、今後どんどん活躍を続ける玄蕃を漫画だけでなくアニメでも見てみてくださいね。
原作では玄蕃が忍びとしてどんどん成長していく様子を見られますよ!
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