巨人と人類の壮絶な闘いを描いたダークファンタジー作品である「進撃の巨人」。
2021年に原作漫画が完結し、2023年にはテレビアニメも最終回を迎えました。
しかし「感動した」「素晴らしかった」と絶賛するファンがいる一方で、「最終回がひどい」「意味わからない」と酷評するファンも続出して最終回については賛否両論を呼んでいるようです。
本記事では、「進撃の巨人」の最終回をネタバレ考察し、ひどいと言われている理由について解説していきます。
【進撃の巨人】最終回はひどい?どんな話だったかあらすじをネタバレ
ひどいと酷評を受けている「進撃の巨人」の最終回。
巨人と人類の存亡をかけた戦いを描いた本作のラストは、一体どんなものだったのでしょうか。
まずは、「進撃の巨人」の最終回に至るまでの展開について、最終決戦の内容を中心にネタバレありで紹介していきます。
エレンによる地鳴らしが始まる
主人公であるエレンはこれまで一緒にいた仲間たちと別れ、単独行動を開始。
王家の血を引くジークと接触して“始祖の巨人”の力を手に入れると、世界を平らに踏み潰す為に“地鳴らし”を発動させました。
この時、エレンはジークと接触したことで始祖ユミルのいる“座標”に飛ばされていて、ユミルを味方に付けることに成功。
始祖の力を完全に掌握したエレンは地鳴らしとともに自ら“終尾の巨人”に変身して、パラディ島の壁に埋め込まれ眠りについていた大型巨人を呼び起こすと世界各地に侵攻させるのでした。
エレンと巨人 VS 調査兵団たちの最後の戦い
エレンが終尾の巨人となったことで、世界各地で大型巨人による大量虐殺が発生します。
調査兵団たちはエレンの凶行を食い止め人類を救う為に戦闘を開始しますが、エレンは始祖の力で“九つの巨人”を生み出して抵抗。
アルミンたちは苦戦を強いられることになります。
そこでアルミンは、最後の手段としてエレンに取り込まれ始祖の力を利用されていたジークと“道”で接触して説得。
ジークが自身の死を受け入れ、リヴァイに斬られたことで地鳴らしを停止させることに成功するのでした。
決着をつけたのはミカサ
地鳴らしに失敗したエレンでしたが、今度は“超大型巨人”の姿に変身してムカデのような生物を体内から放出するとエルディア人を次々に巨人化させていきます。
これまで調査兵団として戦ってきたジャンやコニーが巨人化していく中、巨人化しない体質を持つアッカーマン一族のミカサとリヴァイは事態を終息させる為にエレンを殺害することを決意。
2人は協力してエレンを攻撃し、ミカサが一瞬の隙を突いてエレンの口内に侵入すると内部にいたエレン本体の首を切り落とします。
誰よりもエレンを守りたかったミカサが、人類を守る為にエレンを殺害してしまうという衝撃のラストで最終決戦は終結となりました。
巨人がいなくなった世界で…
「天と地の戦い」と呼ばれた最終決戦から3年後、世界から巨人はいなくなり生き残った人々は少しずつ復興に向けて動き出していました。
エルディア国では諸外国からの報復を恐れてイェーガー派が軍を作り、臨戦態勢をとります。
エレンと戦ったアルミンたちは連合国の大使となってパラディ島へ向かい、戦争が起こらないようにエルディ国と和平交渉を行うのでした。
しかし残念ながら、交渉で何が話されてどのような結果になったかは作中で描かれていません。
木と少年(アニメのエンディング)
本誌ではエレンを埋葬した木の根元でミカサがエレンに想いを馳せるところで物語は完結していますが、アニメではその後の世界が少し描かれています。
ミカサたちが生きた時代から何十年も経過し、エレンが眠る木は大樹へ成長。
そこへ旅の少年と犬が現れるというラストでアニメは完結するのです。
これは、原作者である諫山創(いさやまはじめ)先生が単行本用に加筆した4ページの内容で、アニメではこの加筆部分も描いたということになります。
【進撃の巨人】最終回がひどい!意味がわからないと言われる6つの理由
調査兵団の活躍により、人類は最終目標である巨人のいない世界の実現に成功しました。
しかし、そこに至るまでの展開は素直にハッピーエンドと喜べない出来事が多くあり、読者の中には最終回の内容に困惑している人もいるようです。
ここからは、「進撃の巨人」の最終回がひどい、意味がわからないと酷評される理由について解説します。
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①主人公であるエレンが死んでしまったから
理由その①は、主人公のエレンが最終的に死んでしまったからです。
「進撃の巨人」は、母親と故郷を巨人によって奪われたエレンが巨人を殲滅して平和な世界を手に入れようと行動を始めるというのが序盤のストーリーです。
その後、エレンに巨人化する能力があることや巨人の正体が人間であることが判明しますが、それでも一貫してエレンの目的は巨人の根絶でした。
読者の多くは、数々の困難を乗り越えながらエレンが調査兵団の仲間たちとともに巨人のいない世界を実現させると期待を寄せていたことでしょう。
しかし実際にはエレンが人類の敵となり、自分が殺されることで巨人のいない世界を作るという結末となっています。
主人公エレンの死は読者の期待を裏切る結果となり、これが「最終回がひどい」と酷評される1番の理由とされています。
②ミカサが結婚していた…
理由その②は、ミカサが結婚したと判る描写があるからです。
本誌ではミカサがエレンに想いを馳せながら物語が完結しますが、単行本用に加筆されたページには子供を抱いたミカサがジャンと思われる男性に寄り添われながらエレンが眠る木の根元に花を供えています。
このことから、ミカサは後にジャンと結婚して子供まで授かった説が浮上。
ジャンは訓練兵時代からずっとミカサに想いを寄せていたので、エレンの最期を見届けミカサの本当の想い人がエレンだと知りながらも一生支えると覚悟をしたうえで結婚したと考えるとハッピーエンドと捉えることができます。
しかし、作中でミカサがエレン以外の男性を意識している描写がなかったので、エレンの死後にジャンと結婚していたという結末にショックを受ける読者もいたようです。
本誌では描かれていなかった部分なので、単行本の加筆ページを読んで驚いたというファンが続出しました。
③地鳴らしによる大量虐殺シーン
理由その③は、地鳴らしによる大量虐殺シーンが残酷すぎるからです。
エレンが地鳴らしを発動させたことで眠りについていた大量の巨人たちが目覚め、人々を無差別に襲い始めます。
巨人に踏みつけられ死亡する人。
逃げ場失い崖から海に押し出され死亡する人。
エレンの地鳴らしによって奪われた命は、老若男女問わず全人口の約8割だったと作中で説明されています。
この大量虐殺シーンは原作漫画とアニメ両方で非常にリアルに描かれていて、その様子はまさに地獄絵図。
あまりにも残酷な描写に、視聴者からは「見るのがつらい」との意見が多く寄せられました。
巨人がいない世界を作る為とはいえ、ここまで無差別に人を殺害していく必要があったのか…そう疑問に思う人も多かったことから「最終回がひどい」と言われるようになったようです。
また、「進撃の巨人」の世界観はドイツがモデルとされているのですが、最終回で行われた大量虐殺や人権侵害の描写が第二次世界大戦下で行われたユダヤ人の迫害を彷彿とさせるという意見もあります。
海外のファンの中には、この最終回が受け入れられないという人も多いようです。
④回収されていない伏線がある
理由その④は、回収されていない伏線があるからです。
「進撃の巨人」は物語の序盤から謎や伏線が多く、物語の進行とともに少しずつ謎が解明されていきます。
その為、連載中は多くのファンが考察し合い、物語の結末に大きな期待を寄せていました。
最終回ではエレンとアルミンの会話の中で次々と伏線が回収され、謎が解き明かされます。
しかし全ての伏線が回収された訳ではなく、始祖ユミルがなぜ自身の解放の為にミカサを通して世界を見ていたかやエレンが地表を全てまっさらな大地にしたかった理由などは「わからない」の1言で片付けられていました。
読者が知りたいと思っていた伏線が全て回収されなかったことで、最終回を見ても「意味がわからない」という意見が続出したようです。
⑤本誌と単行本で内容が違う
理由その⑤は、本誌と単行本で最終回の内容が違うからです。
「進撃の巨人」は、本誌と単行本で最終回の内容が違う部分があります。
まず最終回の序盤でアルミンがエレンに「僕達のために殺戮者になってくれてありがとう」というシーン。
本誌ではこの後に「この過ちは絶対無駄にしないと誓う」と続くのですが、読者の中にはアルミンのこのセリフが大量虐殺を肯定していると感じた人がいたようです。
単行本では「君の最悪の過ちは無駄にしないと誓う」に変更され、大量虐殺を否定しつつも、アルミンがエレンに感謝を伝えるセリフへと変更されました。
また、単行本では本誌の最終回の後、4ページの加筆が存在します。
そこには、ミカサがジャンと結婚し子孫を残したことやミカサの死後に街がどう移り変わっていったかなどが描かれています。
しかし、加筆された内容に不満を持つファンもいて「加筆部分が余計」「ミカサのその後とか見たくなかった」とのマイナス意見が多く挙がっていました。
【進撃の巨人】最終回がひどい!アニメと漫画の違いをネタバレ解説
独特な世界観で大人気の「進撃の巨人」は、原作漫画連載中の2013年にテレビアニメ化されたことで世界中から注目を集める作品となりました。
ストーリーはほぼ原作通りで、漫画では分かりにくかった描写を丁寧に描いてくれているのがテレビアニメの特徴です。
しかし最終章のクライマックスを描いたアニメの“完結編”では、原作と違うシーンがいくつかありファンを驚かせました。
ここからは、原作漫画とテレビアニメの違いがあったシーンについて紹介していきます。
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①ハンジとリヴァイの掛け合い
1つ目の違いはハンジとリヴァイの掛け合いシーンです。
地鳴らしによって大量の巨人が押し寄せる中、ハンジは少しでも巨人の進行を遅らせる為に戦うことを決意。
そんなハンジにリヴァイは「心臓を捧げよ」と伝え、静かに激励します。
それに対してハンジは「君が言ってんの初めて聞いたよ」と返すのですが、原作とアニメではハンジの雰囲気が違いました。
原作ではいつもの明るい感じでリヴァイを茶化すようにセリフを言うのですが、アニメでは穏やかな笑みを浮かべながら優しい口調で返すという演出に変更されていたのです。
これまで苦楽をともにしてきた信頼できる仲間同士の掛け合いという感じがして、どちらの演出も非常に感動できます。
しかし、アニメの方がセリフの中に心からリヴァイに感謝しているという雰囲気が伝わる温かみがあり、より感動的シーンになっています。
②リヴァイの戦闘シーンがアニメでは少し長めに
2つ目の違いはリヴァイの戦闘シーンの長さです。
地鳴らしを止める為、リヴァイをはじめとする調査兵団はエレンの下へ向かい戦闘を開始します。
エレンは九つの巨人の力を使って抵抗。
リヴァイは先の戦いで大怪我を負っているにも関わらず、複数の巨人を相手にしながら状況把握や仲間のフォローを行っていきます。
原作ではリヴァイの戦闘シーンはほんの数コマと非常に短いのですが、アニメでは1つ1つの戦闘が細かく描かれていて迫力のある戦闘シーンとなっています。
③エレンとアルミンの会話
3つ目の違いはエレンとアルミンの会話の内容です。
原作とアニメで1番大きく変更されたのがこのシーン。
親友である2人がこれまでのことを振り返りながら今日に至るまでの思いや行動の理由について語り合うのですが、会話の順番やセリフの追加など多くの変更点があるのです。
エレンが地鳴らしにより人類の8割を殺害したことについて、原作では最初にアルミンに伝えていますがアニメでは会話の後半で告げられています。
さらに、原作で1番印象的だった「僕達のために殺戮者になってくれてありがとう」とアルミンがエレンの選択が間違いだったと指摘しながらも大量虐殺を肯定しているように読み取れるセリフは、アニメでは登場しません。
原作はエレンが悪者として、エレンと戦ったアルミンたちは人類の英雄として生き続けるという趣旨の話をアルミンが受け入れています。
しかしアニメでは全ての責任をエレンに押し付けるのではく、この結果を招いたのは自分にも責任があるとして、
「これは僕たちがやったことだ。だからこれからはずっと一緒だね」
とアルミンが語り、エレンと地獄で一緒に罪を償うと約束するシーンに変更されていました。
原作のこのシーンは読者から「わかりにくい」「救いがない」などの酷評が多かったようで、諫山創先生はアニメ用にシナリオを描き直したそうです。
その結果、原作の終わり方は意味がわからなかったがアニメを見て納得できたと感想を述べる人が多いようです。
④始祖ユミルの最後の表情
4つ目の違いは始祖ユミルの最後の表情です。
ミカサがエレンの首を斬り落とし、その首に優しく口づけをするシーン。
ミカサの後ろにはこれまでミカサを通して世界を見てきた始祖ユミルの姿があり、2人の様子を見守っています。
この時の始祖ユミルの表情ですが、原作では嬉しそうに微笑みを浮かべているように見えますが、アニメでは後ろから光が差す演出が追加されて表情が見えにくくなっているのです。
このシーンで始祖ユミルの姿が描かれた理由としては、初代フリッツ王に対する愛の呪縛から始祖ユミルが解き放たれたことを意味していると考察されています。
愛する人の言いなりになるのではなく、愛する人の想いを大事にしながら自分の意志で進む道を決めていいと始祖ユミルが気付くことができたので、微笑んでいるような表情になったのではないでしょうか。
⑤ミカサとジャンの結婚が確定した
5つ目の違いはミカサとジャンの結婚がしたことが確定したシーンです。
原作では加筆部分になっているミカサのその後。
子供を抱いたミカサがジャンと思われる男性に付き添われながらエレンの墓に花を供えていたことから、多くの読者がミカサとジャンが結婚したと考えていました。
原作では2人が結婚したという明確な証拠は描かれていませんでしたが、アニメではミカサが結婚していることを証明されるシーンが存在します。
それは、最終回のエンディングでのシーン。
生涯を終えて眠りについたミカサの左手薬指には結婚指輪がはめられているのです。
これにより、ミカサは後にジャンと結婚して子孫を残したと確定しました。
⑥リヴァイの最後
6つ目の違いはリヴァイのラストシーンです。
壮絶な戦いを生き抜いたリヴァイ。
しかし巨人との度重なる戦闘により、右目が失明していたり手足の損傷が酷く自力で立って歩くこともできない体となってしまいました。
原作ではガビとファルコ、そしてオニャンコポンに付き添われて車いすで生活していることが判るラストシーンとなっています。
しかしアニメでは車いすでの生活を余儀なくされながらも、避難民の子供たちにお菓子を配るシーンに変更され前向きなラストとなっています。
⑦イェレナとオニャンコポンの最後
7つ目の違いがイェレナとオニャンコポンのラストシーンです。
反マーレ派義勇兵として作中に登場したイェレナとオニャンコポン。
地鳴らしを止めに行く調査兵団のサポートをした2人ですが、原作では最終決戦後でどうなったのか詳しく描かれていませんでした。
オニャンコポンは最終決戦後に生存していることが判っていますが、イェレナに関しては詳細どころか生死も不明のまま完結します。
しかし、アニメでは難民キャンプのような場所に野球ボールとグローブのたくさん入った箱を一緒に運ぶシーンが描かれ、2人が助かり復興に向けて歩み始めていることがうかがえます。
【進撃の巨人】最終回が意味わからない…エレンの目的や木と少年&ループを考察
「進撃の巨人」最終回のラストは、エレンの死後かなりの時間が経過した世界が描かれていました。
実はこのラストの展開が、読者にとって1番意味がわからないと言われる理由になっています。
最終回のラストで諫山創先生が読者に伝えたかったメッセージとは一体何だったのでしょうか。
ここからは、エレンの最終目的やラストに登場した木と少年の関係性について考察を交えながら解説していきます。
エレンは何がしたかった?目的は…
結論から言うとエレンの目的は、世界から巨人化する力そのものを消し去ることと巨人化の力を失ったパラディ島の人々と仲間を守ることです。
エレンは巨人になる力そのものの根絶を願っていました。
その方法として人類を滅亡させるのではなく、始祖の力を持つ自分の死で解決しようとしたのです。
では、なぜエレンは自害ではくアルミンやミカサに自分を殺すように仕向けたのでしょうか。
その答えは、もう1つの目的であるパラディ島の人々と仲間を守ることに繋がっています。
パラディ島の人々は、巨人になる力を武器に権力を振りかざしていました。
しかしその最大の武器である巨人化の力を失えば、パラディ島はこれまで抑圧されてきた壁外人類から報復を受けることになります。
それを防ぐ為には、巨人の血を引く民族であるアルミンたちがエレンを倒し、自らの意志で巨人化の力を手放したという事実を作る必要があったのです。
エレンは地鳴らしで全人類を約2割にまで減らし、アルミンたちを人類を救った英雄に仕立て上げることでパラディ島と壁外人類の戦争が起きることを阻止したということです。
木と少年の関係性は?ループしているのかについて
原作の加筆で最後に描かれた木と少年のシーン。
アニメでも荒廃してしまった世界を旅している少年が、やがてエレンが埋葬された大木へとたどり着くシーンが描かれています。
物語は少年が木のうろに近づいていくところで終わっていて、その後どうなったのかは不明です。
ファンの間では、始祖ユミルの時と同じように少年が木のうろで巨人化の力を手にしてしまい再び歴史が繰り返されるとループ説。
少年が好奇心から木に近づいていく姿から未来への希望を象徴している説など様々な考察がされています。
中には、歴史は繰り返されるが結末は必ずしも同じではないという未来への希望も表しているという意見もあり、諫山創先生はその両方を読者に伝えたかったのではないかと考えているファンもいるようです。
【進撃の巨人】最終的に誰が悪い?
「進撃の巨人」においての1番の悪者は誰だったのか。
この件に関しては人によって意見が様々なのですが、圧倒的に多いのは「主人公であるエレンが悪い」という意見です。
エレンは巨人のいない世界を実現させて人類を守ることを目指していましたが、最終回に至るまでに最も多くの人間を殺害して人類の敵になったのは巨人化したエレンでした。
最終回でアルミンがエレンに「ここまで必要あったの?」と問いかけているように、仲間を突き放して1人で大量虐殺を実行するという選択をしたエレンに対して読者も疑問と怒りを持っている人が多いようです。
しかし、マーレ人に対するエルディア人の支配や腐敗しきった王政などエレンだけが100%悪いとは言えない要素も多く、「進撃の巨人」の悪者を1人に絞ることはできないというのが答えではないでしょうか。
【進撃の巨人】最終回は本当にひどい?何度も見ることで味わい深くなる最後
- 大量虐殺や主要キャラの死など、最終回ではとにかく人が多く死亡するので「ひどい」という評価に繋がった
- エレンの言動には謎が多く、伏線も全て回収されていないので「最終回が意味わからない」と不満を募らせるファンが大勢いた
- 原作とアニメでは最終回の内容が一部異なる。アニメの方が感動できるという意見多数!
「進撃の巨人」は全体的にストーリーが難解で残酷描写の多いダークファンタジー作品です。
特に最終回は多くの一般人が無差別に殺害されていき、アルミンたちもエレンとどちらかが死ぬまで戦わなくてはいけないという絶望的な状況が連続します。
そのあまりの残酷な結末に「最終回がひどい」「意味がわからない」という意見が多く寄せられてしまったのでしょう。
しかし、このひどいと思われる最終回にこそ諫山創先生の真意が集約されています。
難解なストーリーではありますが、本記事で解説したことが少しでも「進撃の巨人」の結末の理解に役立てられれば幸いです。
2024年11月8日からはいよいよ本作の集大成とも呼べる完結編の劇場上映が始まります。
大迫力の戦闘と感動の人間ドラマを是非映画館で体感してみてください!
★「進撃の巨人」映画を見る前にアニメで復習!