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【ネタバレあらすじ】映画「50回目のファーストキス」日本版はひどい?|結末や実話のその後も徹底解説!

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50回目のファーストキス
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

2004年にアメリカで公開された原作の『50回目のファースト・キス』は、全米1位初登場を記録し大人気作となりました。

日本でもリメイク版『50回目のファーストキス』が2018年公開されました!

原作よりもコメディ満載の日本版『50回目のファーストキス』は、「勇者ヨシヒコシリーズ」「実写化映画銀魂」でコメディに定評のある福田監督がメガホンを握りました。

ずっとラブストーリーに挑戦したかったという福田監督の待望の一作です。

原作ファンが多い中でのリメイクとなったので、日本版がひどいという声も多少見受けられますが、日本ならではの愛の表現や笑いどころがたくさんあり原作もリメイク版も大成功といえるのではないでしょうか。

笑えて、泣ける感動のシーンが各所に散りばめられており、純愛ラブストーリーに注目です

2人の奇跡の物語をネタバレありでレビューしていきます。

この記事には「50回目のファーストキス」(日本版)のネタバレを含みます。映画の鑑賞がまだの方はご注意ください!

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目次

映画「50回目のファーストキス」(日本版)の作品情報

ソニー・ピクチャーズ 映画
公開日2018年6月1日
監督福田雄一
原作2004年アメリカ公開 「50 First Dates」
脚本福田雄一
音楽平井堅「トドカナイカラ」
上映時間1時間54分
配給ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
映画「50回目のファーストキス」作品情報

映画「50回目のファーストキス」(日本版)のキャスト

役名キャスト 役柄
弓削大輔山田 孝之オアフ島のツアーガイドで天文学の研究者。瑠衣に一目ぼれをする
藤島瑠衣長澤 まさみ交通事故により記憶を失ってしまう女性。元美術教師
ウーラ山﨑ムロツヨシ大輔の親友
味方和彦勝矢大輔のアルバイト先の上司
藤島慎太太賀瑠依の弟。筋トレ好き。おバカ
高頭すみれ山崎 紘菜大輔の同僚。大輔に片思い。
名取医師大和田 伸也瑠依の主治医
藤島健太佐藤 二朗瑠依の父親、事故のことをばれないようにしている
映画「50回目のファーストキス」作品情報

弓削大輔役|山田孝之

オアフ島でツアーガイド兼天文学の研究者している。

オアフ島に観光に来た女性を口説き後腐れの無い恋を楽しんでいたが、瑠衣と出会い恋に落ちる。

調子の良い男にみえるが天文学のことにかかると真剣で真面目な一面をもっている。

藤島瑠衣役|長澤まさみ

ハワイ在住でユーモア溢れ明るい女性。

元美術講師で絵を描くことが大好き。

事故をきっかけに1日で記憶を忘れてしまう後遺症が残ってしまう。

しかし本人はその事実を知らずに毎日同じ日を過ごしている。

ウーラ山崎役|ムロツヨシ

大輔の親友かつ良き理解者。

飲食店を営んでいる。

常に冗談を口にする明るい性格で時に大輔の背中を押してくれる。

映画「50回目のファーストキス」(日本版)のあらすじ

ハワイのオアフ島。

ツアーガイドとして働きながら天文学の研究をしているプレイボーイの大輔は、ある日、カフェで瑠衣という明るくて魅力的な地元の女性と出会う。

たちまち意気投合するふたりだったが、翌朝会った瑠衣は、大輔のことをまるで覚えていない。

瑠衣は、新しい記憶が一晩でリセットされるという事故の後遺症を患っていた。

そんな彼女に本気になった大輔は、毎日初対面の彼女をあの手この手で口説き落とす。

ふたりは毎日恋に落ち、毎日ファーストキスをくりかえす。

しかし、ふとした事件で瑠衣は自分の記憶のズレに気づき、苦しむことに。

そのことすら1日で忘れてしまうのだが、このままでは瑠衣の人生は失われたままだと考えた大輔は、彼女のため、ある❝新たな試み❞をしかける・・・!

50回目のファーストキス | ソニー・ピクチャーズ公式 (sonypictures.jp) より引用

50回目のファーストキスのロケ地は?

雄大な景色のシーンが多数ある「50回目のファーストキス」のロケ地ですが、日本版・海外版ともに撮影はハワイで行われました

世界中で人気のリゾートハワイが舞台なので、どこの場面を切り取ってもお洒落に見えます。

今回日本版での撮影の際に、登場した有名ロケ地がいくつかあります。

♦ケネケスグリル プナルウ店:大輔と瑠依が出会ったレストラン

映画「50回目のファーストキス」作品情報
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

大輔と瑠依が初めて出会うレストランです。

カラフルな店内がおしゃれで可愛い場所ですよね。

ワイマナロにあるプレートランチのお店で、価格が比較的に安いため観光客や地元の方にも人気なお店です。

♦ビショップ博物館:大輔と瑠依が恐竜の骨の前でキスをしているシーン

映画「50回目のファーストキス」作品情報
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

予告映像にも使用されているキスシーンの撮影場所です。

歴史や科学などを扱い、展示しています。

本作はキスシーンがたくさんありますが、博物館というのは目を惹きましたね

♦ホノルル動物園:大輔と瑠依がすれ違う切ないシーン

瑠依が記憶をなくし大輔の事に気付かず、背後を通過するシーンの撮影場所です。

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上記以外にも聖地巡礼をしたくなるようなスポットばかりなので、景色にも注目して観ることをおすすめします!

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「50回目のファーストキス」は実話?

本作の原作は実際にあった話がもとになっているようです。

しかし、記憶障害をもつ女性と恋に落ちたという点が参考にされているのみで、物語自体はフィクションです。

そのため実話といわれていますが、元ネタやストーリーは明かされていません

日本版はさらに原作とは少し設定が変わっているので、実話とは言い難いのではないでしょうか。

映画「50回目のファーストキス」(日本版)のネタバレ

監督である福田雄一さんは「ずっと本格的ラブストーリーをしたかった」と話しており、待望の1作目となりました。

コメディに強い「福田組」で有名な福田監督率いる俳優・スタッフを総動員し本作に挑みました!

福田監督曰く「ちゃんと笑えてちゃんと泣ける」映画になったということです。

主演の長澤まさみさんは、原作が人気作なだけに、リメイク版として自身が主演を務めることは、かなりのプレッシャーだったと話しています。

しかし笑いをたくさん詰め込んだ日本版も、新鮮に感じてもらえるはずなので、楽しんで見てほしいと話しています。

大輔と瑠衣の出会い

仕事の合間にレストランに寄った大輔は、向かい合って奥の方で座っている1人の女性が目に留まります。

女性はワッフルを切り、お城を試行錯誤して作っている瑠衣でした。

店員の女性に「素敵なエプロンね」と満面の笑みで話しかける瑠衣のかわいさに大輔は一目惚れをしてしまいます。

翌日、同じ時間にレストランを訪れた大輔は、ワッフルでのお城作りに苦戦する瑠衣に意を決して話しかけました。

ハワイに住む日本人として意気投合した2人は、大輔が好きな星の話をするなど、他愛のない話で2人は盛り上がります。

帰り際、相手の姿が見えなくなってすぐ、お互いに好みの相手に出会えた喜びを全身で表現します。

見えなくなっていたと思いきや、障害物がなくなり再び目が合い気まずくなる…という2人のお茶目さが現れているシーンも見どころです。

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ちなみに私はこのシーン大爆笑でした!

瑠衣は1日で記憶が消えてしまう

大輔は瑠衣との出会いが忘れられず、翌日もレストランを訪れました。

「昨日の話の続きをしよう」と大輔は話しかけますが、瑠衣から「変態、近づかないで」と嫌悪感を露に避けられてしまいます。

なにが起こったか分からない大輔を、レストランの店員が連れ出し瑠衣が1日で記憶を忘れてしまうことを話します

瑠衣は一年前、交通事故に遭い、後遺症で1日しか記憶を保てなくなっていたのです。

事故の前までの記憶はありますが、以降の記憶は寝る度に忘れてしまいます。

瑠衣は、自分が記憶を忘れてしまう事実を知らずに、日々を過ごしていました。

瑠衣の父と兄は、一度だけ記憶を失っている事実を瑠衣に打ち明けたことがあります。

事実を知った瑠衣は取り乱し、苦しみます。

父と兄は「そんな姿を見たくない」という想いから、毎夜瑠衣が眠った後に携帯の日付けを変更し、着ている服も洗い、瑠衣が過ごした痕跡を消すことで、同じ日々を送れるようにしていたのです。

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瑠衣の家族も辛いはずなのに、笑顔で振る舞い楽しく過ごそうとしているところに家族の愛を感じます。

事実を知る瑠衣の動揺

映画「50回目のファーストキス」作品情報
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

「瑠衣は本当のことを知った方がいいと思う」と、大輔は瑠衣にDVDを送りました

DVDには、事故の後遺症で瑠衣の記憶が失われている事実事故に遭った日から今までの出来事大輔との出会いが動画でまとめられていました。

事実を知った瑠衣は、取り乱してしまい海に向かって走り出します。

瑠衣は、悲しみや苦しさから事実を受け入れられず、海で数時間考え込みます。

しかし、「自分の後遺症についてしっかり説明を聞きたい」と前を向き、主治医のもとへ会いに行くのです。

映画「50回目のファーストキス」作品情報
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

「50回目のファーストキス」の意味とは

大輔からもらったDVDを毎日見ることで、瑠衣の毎日は変わり始めました。

大輔と恋をし、色んな場所へデートに行ってキスをします

記憶を失う瑠衣にとって、大輔とのキスは毎日がファーストキスの感覚です。

瑠衣の「ファーストキスって最高!」という言葉には、観客も思わず照れ臭くなってしまいますが、色どりある毎日になった瑠衣の心から幸せな様子が伝わってきて、心が温かくなります。

映画のタイトルにある50回という数字は、特に意味はないようです

50回キスシーンが出てくるわけでもありません。

タイトルに回数を入れて、たくさんのキスがあるストーリー展開であることを分かりやすくしたのかもしれませんね。

映画「50回目のファーストキス」(日本版)の結末・ラストシーン

映画「50回目のファーストキス」作品情報
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

瑠衣は「自分の後遺症が大輔の夢の負担になるから」と、自身の気持ちより相手の幸せを選んで別れを告げます。

2人は瑠衣が書いていた日記を一緒に振り返り、今までの写真を1枚1枚消していきました。

日記も燃やし、写真も全データの削除をして、2人は別れを決意します。

大輔が去ろうとすると瑠衣か泣きながら「最後のファーストキスを」と大輔に駆け寄り、2人は抱きしめ合います

amuro

お互い好きなのに…と切ない気持ちでいっぱいになります。

別れた後大輔泣いていると、ある1通のメールが届きます。

メールの内容は、大輔が天文学の分野でまとめた論文が評価されたため、宇宙開発センターのプロジェクトに携わらないか?」とゴダードへ誘う招待状でした。

夢のため大輔はゴダードへ向かう決意を固めます。

旅立つ日、機内でパソコンを開くと、画面には消したはずの瑠衣との思い出の写真が残っていたのです。

写真を見ていると瑠衣との思い出が蘇り、涙が溢れます。

居ても立っても居られなくなった大輔は、瑠衣のもとへ走り出します

瑠衣を見つけた大輔が「僕が誰だか分かる?」と聞きましたが、瑠衣はやはり分かりません。

しかし大輔は、瑠衣から「ついてきて」と、ある部屋へ案内されます。

案内された部屋には、なんと大輔の似顔絵を描いたキャンバスが部屋中にあったのです。

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瑠衣に大輔の記憶はありませんが、心にはしっかり残っていたという奇跡に涙が止まりません

2人は熱いファーストキスを交わします。

時が変わり、瑠衣が目覚め朝のDVDを見るシーンから始まります。

DVDには、2人がその後結婚して幸せに過ごしている日々の出来事が記録されていました。

瑠衣が大輔のもとへ向かうと、大輔と愛しい娘がいたのです。

後遺症を抱える瑠衣は、一途に自分を愛してくれた大輔とハッピーエンドを迎えられました。

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「50回目のファーストキス」の原案は?

アダム・サンドラーさんとドリュー・バリモアさんが主演した2004年の米ハリウッド映画「50回目のファースト・キス」(ピーター・シーガル監督)が原案です。

洋画版「50回目のファーストキス」

映画「50回目のファーストキス」作品情報
© 2004 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
公開2004年2月13日
監督ピーター・シーガル
脚本ジョージ・ウィング
上映時間1時間39分
キャストアダム・サンドラー
ドリュー・バリモア
洋画版「50回目のファーストキス」作品情報

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアによりロマンティック・コメディです。

日本版主人公とは、職業が異なります。

オリジナルの洋画では、主人公のヘンリー・ロス(アダム・サンドラー)の職業が水族館で働く獣医師です。

また公開した年代が離れているため、劇中に出てくる生活のアイテムが変わっています!

例えば洋画には新聞、ブラウン管テレビ、ビデオテープなどが使われていますし、ヒロインが記憶を補うためにつけているのも日記だけです。

邦画ではDVD、スマートフォンが使われていて、たくさんの写真を撮るシーンが追加されていました。

原作である洋画版「50回目のファーストキス」は、自然なジョークもあり笑えるシーンが多数あります。

日本版と同じシーンで笑える場面もあるので洋画・邦画どちらからみても楽しめる作品です!

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小説版「50回目のファーストキス」

©萩原はるな/講談社
初版発行2018年4月
著者萩原はるな
出版社講談社
小説版「50回目のファーストキス」詳細情報

萩原はるなさんによって、日本版の50回目のファーストキスをもとに、小説が書かれています。

内容は、映画と全く一緒のようです。

ライトノベルのような軽さで書かれていて、読みやすい本となっています。

しかし、レビューやコメントをみるとロマンチックさや感動が伝わりにかったのかなとという印象です。

まとめ:映画「50回目のファーストキス」(日本版)は涙なしでは見られない

原作が人気なだけに、リメイク版の期待値も高くなっていましたが、ラブストーリーとコメディを見事に融合させ、今までにない一作になったのではないでしょうか!

ハワイの素晴らしい景色と相まってどの場面も記憶に残るシーンとなっています。

苦難にも負けず明るく生きる瑠衣と、一途に瑠衣を想い一生懸命行動してくれる大輔。

2人の愛と家族愛、友情が詰まっていました!

笑いと涙が上手く調和していて、観終わった後にとても幸せな気持ちになれる作品です。

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この記事を書いた人

高校生の時から映画館に大ハマり!毎週のように映画館に通い、時には映画ははしごをするほど。映画館で見る臨場感や高揚感が大好きです。
映画は主に邦画をよくみます。(もちろん洋画もみますが)
一番好きな映画は、「50回目のファーストキス(日本版)」です!

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