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皆さんはマッチングアプリを利用したことがありますか?
今や多くの人が利用し、そこから交際、ひいては結婚に至る人も多いマッチングアプリ。
そんなマッチングアプリを題材にした映画があるんです。
その名も、映画「マッチング」。内田英治監督のサスペンス・スリラー映画です。
主人公の女性がマッチングアプリを利用したことで恐ろしい犯罪に巻き込まれていくストーリーになっています。
主人公の輪花役を土屋太鳳、輪花とマッチングアプリで出会うストーカー役を大人気アイドルグループSnowManのメンバー佐久間大介が演じています。
本記事では、そんな映画「マッチング」のあらすじや感想、ネタバレを紹介します。
本記事は映画「マッチング」のネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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映画「マッチング」の作品情報
公開日 | 2024年2月23日 |
---|---|
監督 | 内田英治 |
原作 | 内田英治 |
脚本 | 内田英治 |
キャスト | 土屋太鳳 佐久間大介(SnowMan) 金子ノブアキ 後藤剛範 真飛聖 片山萌美 杉本哲太 斉藤由貴 片岡礼子 |
音楽 | Aimer「800」 |
上映時間 | 1時間50分 |
配給 | KADOKAWA |
上映劇場 | マッチング シアターリスト |
映画「マッチング」のあらすじ
ウエディングプランナーとして働く唯島輪花。
恋愛に奥手な彼女を見かねて、同僚の尚美は輪花にマッチングアプリWill Will(ウィルウィル)を勧めます。
1人の男性とマッチングし水族館デートをすることになったのですが、待ち合わせ場所に現れたのはメッセージとはまるで別人の暗くて怪しい男・永山吐夢でした。
これきりと思ったものの、その後もしつこくメッセージを送ってくる吐夢に恐怖を感じた輪花は、マッチングアプリWill Will(ウィルウィル)運営会社のプログラマーである影山に相談します。
一方、世間ではアプリ婚をした夫婦が殺される連続殺人事件が発生し、被害者たちが輪花の勤める式場で式を挙げていることが判明します。
事件に関与しているのでは?と疑われる輪花のもとに、さらなる悲劇が待ち構えていたのでした。
映画「マッチング」のキャスト一覧
役柄 | キャスト | 特徴 |
---|---|---|
永山 吐夢 | 佐久間大介(SnowMan) | 輪花とマッチングアプリで知り合う男性。ストーカー行為を繰り返す。 |
唯島 輪花 | 土屋太鳳 | ウェディングプランナーとして働く女性。吐夢につきまとわれる。 |
影山 剛 | 金子ノブアキ | マッチングアプリ運営会社のプログラマー。輪花をそばで支える。 |
堀井 健太 | 後藤剛範 | アプリ婚連続殺人事件を追う巡査部長。 |
西山 茜 | 真飛聖 | アプリ婚連続殺人事件を追う警部補(主任)。 |
伊藤 尚美 | 片山萌美 | 輪花の同僚。輪花にマッチングアプリを勧める。 |
唯島 芳樹 | 杉本哲太 | 輪花の父。過去に秘密がある。 |
節子 | 斉藤由貴 | 美知子の世話役。 |
美知子 | 片岡礼子 | 車椅子の女性。 |
映画「マッチング」|鑑賞者による評価
マッチング公開初日に映画館まで足を運んできました。SnowManファンもたくさんいましたよ!
映画「マッチング」を私的ポイントで、5段階評価してみました!
ストーリー展開の面白さ
全く読めない展開というわけではないものの、伏線がしっかり張られていて推理もしながら楽しめる作品でした。
輪花がどんどん恐ろしい事実に迫っていく過程、周りの大切な人が亡くなっていく様は見ていて辛いけれど、引き込まれて目が離せなくなる展開でした。
怖いけど続きが気になるから見てしまう、まさに良作サスペンスです!
映像の見せ方や映像技術
映像の見せ方が抜群なおかげでグロかった~!!
殺害シーンがしっかり描写されていて思わず目を背けたくなりました。。。
佐久間くんいわく、監督的には「もっとエグくしたかった」そうです(笑)
死体もリアルに表現されていて、脳裏に焼き付きます。まさに閲覧注意です。
佐久間くんも「怖い人は薄目にして見て」と言っていましたが本当に薄目で見ました。帰りの夜道が怖かったです(笑)
キャストたちによる演技力
キャストの演技力がすさまじい!
中でも主演の太鳳ちゃんと佐久間くん、斉藤由貴さんの3人の演技が素晴らしかったです。
太鳳ちゃんはかなり叫ぶシーンが多かったのですがリアルなうえに、恐怖や悲しみを煽る演技でした。。。
佐久間くんは普段と違いすぎ!そしてここまで演技ができたのか、と驚き!
斉藤由貴さんはさすがですね。あの独特の怪しさ、不気味さ。かなり怖かった。。。はまり役です。
結末の面白さ
結末、とてもおもしろかったけど個人的には悲しかった。。。
なぜかって、SnowManのファンだからです(笑)
これは自分が主人公なら騙されてしまうな、という展開でぞわっとしました。
ありきたりなホラーではない結末で、こわおもしろい作品です。
再鑑賞したいか
人間や社会の闇を感じることができる作品で、私自身ホラーは苦手なんですが、まさかの再鑑賞したいんです!
佐久間くん演じる吐夢のかっこいいシーン(後述します!!!)も、もう一度見たい(笑)
また、キャストの演技やストーリー展開、マッチングアプリに潜む恐ろしさ、伏線はどこになるのか、震えあがるホラー要素など、様々な観点で楽しめる作品です。
映画「マッチング」のネタバレ
ここからは映画「マッチング」のネタバレをしていきます。
未鑑賞の方は注意してください。
※↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
狂気のストーカー永山吐夢との出会い
輪花と吐夢の出会いはマッチングアプリWill Will(ウィルウィル)です。
とはいっても、吐夢に「いいね
」したり、吐夢をデートに誘ったりするのは輪花のスマホを勝手に操作した尚美でした。輪花はそもそも恋愛や出会いに対して、乗り気ではありません。
初デートは水族館、吐夢は少し遅刻してやってきます。
「待っていて」と言われた場所に輪花がいると、突然ぬっと吐夢が現れ、自分の不遇な人生やクリオネの捕食シーンの解説などを始めます。
この時点ではっきり言ってやばい奴です。不気味すぎます。。。
輪花は怯え、かつ「無いな」と判断したのでしょう。
輪花は、吐夢と二度と会うこともしない、連絡も取らないように関係を切りましたが、恐ろしいことに吐夢からはしつこくメッセージが来たり、しまいには家まで来られたりします。
顔面”は”良い狂気のストーカー爆誕です
永山吐夢の不遇な人生
吐夢は赤ちゃんのとき、駅のコインロッカーに捨てられていました。
両親について何も知らず、愛に触れられないまま生きてきたことがストーカー行為に繋がったのかもしれません。
現在の吐夢は特殊清掃の仕事についており、真面目に働いているようです。
しかし、数々のマッチングアプリで問題を起こし、警察沙汰にもなっている人物。
輪花は怯えるものの、最終的には窮地を救ってくれた吐夢を信じ始め、心を許していくのです。
心を許してはダメ……
アプリ婚連続殺人事件の犯人
アプリ婚連続殺人事件の犯人はなんと2人います!
犯人は吐夢と影山です。
共犯ではなく、吐夢と影山それぞれの犯行です。
途中まで見ると影山が犯人だと気づけたのですが、最後にどんでん返し…!
影山が殺したのは被害者のうち2組だけでした。
そもそも影山はサイコパスというより、自分の母親である節子を苦しめた輪花の父親とそこで幸せに暮らしている輪花が憎く復讐したかっただけなんです。
終盤、影山が捕まった後も連続殺人が終わらず、吐夢が殺害に使った凶器を洗っているところから、そもそもの犯人は吐夢だったことがわかります。
輪花が信じ始めた後にこの事実が明かされるので恐ろしいこと恐ろしいこと。。。
怪しいな、でも吐夢はただのストーカーであってくれ!と願っていたのですがやはり勘が的中。全国の佐久間担はきっと相当落ち込んだことでしょう(笑)
輪花と車いすの女性美知子との関係性
個人的に恐ろしく辛いと感じたのが、この車いすの女性、美知子のことでした。
実は輪花と美知子は実の親子です。
輪花の母は、輪花が幼い頃「すぐ戻ってくるからね」と輪花を公園に置き去りにして、どこかへ消えてしまいます。
置き去りにした理由は、美知子が輪花の父の不倫相手である節子と会うためでした。
節子と会った美知子は、節子に騙されて危害を加えられ、監禁までされてしまうのです…。
輪花がやっと母親と再会できたときには、若くて美しい節子とは対照的に、美知子は老婆のようになり何にも反応しない姿になってしまいました。
かなりショッキングなシーンです。見ていて辛くなりました。
映画『マッチング』のラストシーン
ラストの直前まで、吐夢と輪花にラブが芽生えて映画自体も綺麗に終わりそうだったのですが、最後の最後で「吐夢も犯人でした」というオチが待ち受けていました。
吐夢の最終的な目標は何なのか、彼にとっての愛とは何なのか、そんな疑問を観客たちに残したまま映画は終わります。
狂気のストーカーの思考は、そう簡単に読み取れるもんじゃないよってメッセージなのかも…?
最後に画面に向かってニヒルな笑みを浮かべる吐夢は恐ろしくも美しく、怪しさ満点です。
続編も期待できそうな終わり方でしたよ!
SnowMan佐久間大介さんが演じるからこそにじみ出る!永山吐夢の魅力3選
SnowManの元気印・佐久間大介くんだからこそ、にじみ出た永山吐夢の魅力をご紹介します。
佐久間くんが演じたことにより、恐ろしいシリアルキラーだとわかっていながらも吐夢を嫌いになれない、そんなキャラクターに仕上がっています。
普段の佐久間大介さんとのギャップ
佐久間くん本人も話していましたが、佐久間くんは永山吐夢とは全く違う性格で、とても明るく元気いっぱいな現役アイドルです。
ジャンボリミッキーの振りや芸人さんのネタを誰よりも全力でやって見せることから、アイドルオタク界以外でも評判が良いんです。
紅白でジャンボリミッキーのダンスを披露したときは「あのピンク髪の男の子は誰?ダンスのキレがヤバい」と、X(旧Twitter)を騒然とさせたほど…(笑)
アニメが大好きで友達も(嫁も(笑))多く、見ているだけで元気をもらえる、そんな人物です。
しかし、学生時代は「陰キャだった」とも語っており、二面性も感じさせられます。
そんな時代を知ってか知らずか、同じSnowManのメンバーからは「ストーカー役が似合っている」とふざけて言われているとか(笑)
メンバー間だからこそできる、愛ゆえのイジリです。
映画を観たメンバーからは「吐夢が来た!逃げろ!」などといじられているようです(笑)
役を演じるうえでのストイックさ
佐久間くんは、吐夢にとって原動⼒は何なのかを自分なりに考え、適切な吐夢の表現方法を内⽥監督と何度も話し合ったと語っています。
「実際にマッチングアプリを使ってみようと思った」などとも話していて、かなりストイックに役作りしていたことが伺えます。
自分とは真逆のキャラクターを演じるため、相当気を配っていたようですね。
佐久間くんがマッチングアプリを始めたら大変なことになりますね(笑)
お顔立ちの造形美
吐夢に感情移入してしまう原因があるとすれば、その原因の一つがお顔の美しさにあると思います!
佐久間くんのお顔は、目鼻立ちがはっきりしていて、ピンクなどの明るい髪色が似合う、2次元から出てきたようなビジュアルをしていますよね。
その美しさが吐夢の怪しさや怖さを引き立てています。
また、ヒーローのような吐夢の姿も見られるのですが、そのシーンは思わず吐夢に惚れてしまいそうに。
ぜひ、映画館の大画面で見てほしいです!
こんなきれいな人がマッチングアプリにいたら会いに行っちゃう。。。吐夢はさすがに怖いけど。
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映画「マッチング」の原作は小説
タイトル | マッチング |
著者 | 内田英治 |
出版社 | 角川ホラー文庫 |
小説情報 | 小説「マッチング」を読んでみよう |
映画「マッチング」の原作は、監督・脚本を務めた内田英治さん作の小説「マッチング」です。
角川ホラー文庫より出版されています。
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映画「マッチング」と原作の違い
ストーリーに大幅な違いはないものの、原作小説の方がそれぞれのキャラクターについて深掘りされているようです。
映画を観た後に、小説も読んで楽しんでくださいね!
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まとめ:映画「マッチング」はSnowMan佐久間大介さんの狂気のストーカーがハマり役!
今回は、映画「マッチング」についてご紹介しました。
ストーリーがおもしろく、ラストにはぞわっとします。
映像技術や美術チームの力も素晴らしく、怖さとグロさが満点。
伏線がしっかり張られたうえでのどんでん返しなので、ありえない展開ではなくつじつまが合っており、ミステリーとしても楽しめます。
また、キャストの演技が素晴らしく、佐久間くんに関してはあそこまで普段と違う人間を演じられるのか!と驚きでした。
多くの人に見て楽しんでもらいたい作品ですが、マッチングアプリを使っている人は心して見てください(笑)