【ネタバレ】映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」あらすじ紹介｜犯人・ゲスト声優・舞台を徹底解説！

劇場版名探偵コナン最新作「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」がついに公開されました！

怪盗キッドの秘密が明かされたことで話題の今作。

服部平次と遠山和葉の恋愛も気になるところですよね。

天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、今、その幕が上がります！

この記事は、映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」を公開初日に最速鑑賞したシネマニア編集部ライターが執筆しています。
ネタバレを豊富に紹介していますので、まだ映画を鑑賞していない方は、ご注意ください。

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「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」作品情報

公開日	2024年4月12日
監督	永岡智佳
原作	青山剛昌
脚本	大倉崇
キャスト	高山みなみ 山口勝平 山崎和佳奈 小山力也 堀川りょう 宮村優子 ゆきのさつき 小野大輔 遊佐浩二 石井康嗣 大泉洋 津田健次郎
音楽・主題歌	aiko「相思相愛」
上映時間	1時間51分
配給	東宝
上映劇場	TOHOシネマズ・MOVIX・イオンシネマ他

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」登場人物一覧

登場人物	声優	特徴
江戸川コナン	高山みなみ	大人顔負けの推理をする小学生だが、その正体は高校生探偵の工藤新一。
怪盗キッド(黒羽快斗)	山口勝平	神出鬼没の怪盗。変装の達人で、宝石ばかりを狙っている。正体は高校生の黒羽快斗でなぜか工藤新一と顔が似ている。
毛利蘭	山崎和佳奈	工藤新一の幼馴染みで彼女。平次と和葉の恋を応援している。
毛利小五郎	小山力也	米花町に個人経営の探偵事務所を構える元警察官の私立探偵。毛利蘭の父。
服部平次	堀川りょう	西の高校生探偵で、剣道部に所属。父は大阪府警本部長。コナンの正体を知っている数少ない1人。幼馴染の遠山和葉に片思い中で素敵な告白スポットを探している。
遠山和葉	宮村優子	服部平次の幼馴染み。自称”平次のお姉さん役”だが、平次に片思いをしている。父親は大阪府警刑事部長。
大岡紅葉	ゆきのさつき	京都泉心高校2年生。競技カルタのチャンピオンで、過去に平次とかるた対決をしてから、平次を”未来の旦那さん”と呼んでいる。
伊織無我	小野大輔	大岡家の執事、かつて公安警察に所属していたため高い推理力や洞察力を持つ。
沖田総司	遊佐浩二	京都泉心高校2年生で剣道部員。新選組の剣士だった沖田総司の6代目に当たる人物。なぜか工藤新一や黒羽快斗と顔立ちが似ている。
鬼丸猛	津田健次郎	剣道の大会で2連覇中の高校生剣士。
川添善久	大泉洋	北海道警察捜査一課の刑事。ドジな一面もあるが、函館にまつわるお宝伝説や裏事情にかなり詳しい。
西村京兵	花田光	北海道警捜査一課の警部。
中森銀三	石井康嗣	警視庁捜査二課の刑事。怪盗キッドの逮捕に燃えている。
中森青子	M・A・O	中森銀三の娘で黒羽快斗の幼馴染み。怪盗キッドの正体は知らない。
工藤優作	田中秀幸	工藤新一の父。世界的に有名な推理小説家で、怪盗キッドの名づけ親でもある。
斧江圭三郎	セリフなし	斧江財閥の初代当主。土方歳三に心酔していた。他界した後、財産を宝に変えてどこかに隠したと言われている。
斧江忠之	セリフなし	斧江財閥の二代目当主。圭三郎が隠した宝を探していたが見つけられずに病気で死去。
斧江拓三	中博史	斧江財閥の三代目当主。事業の才に恵まれず金に困っている。
久垣澄人	セリフなし	斧江財閥の顧問弁護士。拓三に頼まれ圭三郎の宝を探している。
ブライアン・D・カドクラ	銀河万丈	日系アメリカ人の投資家。武器商人として商売している裏の顔がある。
福城良衛	菅生隆之	高校教師だったが病気のため退職して家に閉じこもる日々を過ごしている。居合道の師範の家系に生まれたが筋が悪く夢を息子の聖に託す。
福城聖	松岡禎丞	福城良衛の息子。居合道の達人で将来の夢は医師になること。

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」あらすじ

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」のあらすじを詳細に解説しています！重要なネタバレにも触れますので、ご注意ください。

北海道・函館にある斧江財閥に怪盗キッドから予告状が届きました。

今回キッドが狙っているのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀です。

宝石ばかり狙うキッドがなぜ刀を狙っているのか…？

剣道大会のために函館を訪れていた服部平次たちはキッドを追い詰めますが、逃げられてしまいます。

一方、函館倉庫街で胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が見つかりました。

遺体は斧江財閥の顧問弁護士をしていた男で、彼は斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していたらしいのです。

キッドが狙った刀とお宝は関係がある様子。

殺人事件の真相とお宝の在処、コナンと平次は無事に解決できるのでしょうか？

あらすじ”起”：怪盗キッドと服部平次が対決！そして事件発生！

函館を訪れていた江戸川コナンは、怪盗キッドを捕まえるため斧江家の収蔵庫にいました。

キッドを捕まえるため、警視庁捜査二課の中森警部も待機しています。

キッドの狙いは”東窪榮龍の脇差2本”。

宝石ばかり狙うはずの怪盗キッドがどうして無名の刀鍛冶が打った刀を狙うのか、コナンにはわかりません。

厳重な警備をすり抜け、キッドが斧江家の収蔵庫に侵入！

刀を奪おうとするキッドの変装を見抜いたのは、西の高校生探偵・服部平次でした。

並々ならぬ執念を見せた平次がキッドを追い、2人は刀を使って月夜の下で対決することに。

平次の刀がキッドのモノクルを弾いた瞬間、平次はキッドの素顔が工藤新一とそっくりであることに気が付きました。

平次がキッドの顔に気を取られている隙に怪盗キッドは、刀を持ち去ってしまいます。

次の日、剣道大会の会場にコナン・遠山和葉・毛利蘭・毛利小五郎の姿がありました。

4人は昨夜からホテルに戻っていない平次を探しています。

平次を探して会場内を歩いていた遠山和葉は、居合の稽古をしている福城聖と出会いました。

聖は遠山和葉が気になるようです。

埠頭の方に向かうパトカーに気付いた4人が函館倉庫街へ駆けつけると、そこには平次の姿がありました。

平次は夜通し怪盗キッドを追って函館中を走り回っていたが見つけられず、ベンチで仮眠していたのです。

平次が仮眠を取っていた場所のすぐ近くで、弁護士の久垣澄人が殺害される事件が発生。

斧江財閥の顧問弁護士である久垣澄人は、胸元を日本刀のようなもので十文字に切り裂かれていました。

現場にはゴルフバックが残されていましたが、中身が見当たりません。

そして、久垣の手には紙切れが握られていました。

北海道警の西村警部とその部下の川添刑事らに頼まれた毛利小五郎・平次・コナンは、捜査に加わることにしました。

あらすじ”承”：事件解決のため宝探しをすることに

捜査会議でコナンたちは、ブライアン・D・カドクラという人物が来日していることを知りました。

武器商人として暗躍するカドクラの目的は、斧江圭三郎が隠した宝。

斧江圭三郎は死の寸前、財産の一部を金塊に変え隠したと言われています。

金塊ではなく、当時の戦況を一変させるほどの強力な兵器だったという説もあるようです。

コナンと平次は、久垣澄人がドバイから帰国したばかりであることや、殺害現場に残されていた紙切れから、ゴルフバックの中身が刀だと推理していました。

実は久垣がドバイから持ち込んだ刀はカドクラが手に入れており、その情報を掴んでいたキッドはカドクラから刀を盗み出しました。

しかしキッドは、狐面の日本刀の使い手に襲われてしまいます。

大ピンチでしたが、コナンと平次が駆けつけて危機を脱出。

助けてくれたお礼にキッドは、東窪榮龍とだけ書かれた斧江圭三郎直筆の書き付けが見つかったことと、東窪榮龍が打った刀は全部で6本であり、残りの2本は福城良衛という人物が持っていることをコナンと平次に話しました。

どうやら、刀をヒントに宝の在処を突き止めることが殺人事件解決の糸口になりそうです。

コナン・平次が福城良衛の家に向かうと、蘭と和葉を連れた川添刑事、そして剣道大会に出場しているはずの沖田総司もやってきました。

福城良衛の家には、福城聖の姿がありました。

良衛は居合の達人である聖の父だったのです。

和葉との再会を喜ぶ聖に、平次は対抗心を燃やします。

良衛より東窪榮龍が打った刀2本とお宝探しのヒントになりそうな紙を預かったコナンたち。

そこに斧江拓三が襲われたと連絡が入ります。

拓三は、「カドクラに命を狙われた。宝探しは諦める」と言い、コナンたちに宝探しに必要だと斧江家に保管されていた“いろは文字”の表を託しました。

その夜、平次が1人で考え込む姿がありました。

いろは文字の表の謎を考えているのかと思いきや、平次が真剣に見ていたのは函館の地図。

平次は和葉への告白するために相応しい絶景スポットを探していたのです。

そんな平次に、毛利蘭は「函館山から見える100万ドルの夜景」が良いのではないかと提案しました。

あらすじ”転”：宝の中身は空っぽ？！

刀とヒントになるであろう紙の謎について考えている平次に、大岡紅葉からテレビ電話がかかってきました。

紅葉は平次の告白を阻止するため、執事の伊織と一緒に北海道中の告白スポットを巡っていましたが、なかなか平次が見つからず連絡してきたのです。

紅葉の言葉をヒントに暗号を解読したコナンたちが北海道東照宮に向かうと、そこにはカドクラの部下たちと斧江拓三の一派の姿がありました。

斧江拓三は、宝を諦めるふりをして中森警部に盗聴器を仕掛けており、捜査会議を盗聴していたのです。

そして、カドクラは拓三の動きをマークしていました。

宝を巡って函館の街なかで激しいカーチェイスが繰り広げられましたが、箱の中身は空っぽでした。

その直後、福城聖が久垣澄人殺害の容疑で逮捕されてしまいます。

福城聖の刀から被害者の指紋が発見されたという理由でした。

入れ替わりに北海道東照宮の巫女が現れ、宝だと思っていた箱は星稜刀という刀だったこと、そして、過去に何者かによって盗まれたことをコナンと平次に話します。

宝の手がかりを探すためにコナンたちは福城家を訪れましたが、良衛はカドクラに拉致されていました。

福城家には何かのメッセージと思われる血で描かれた赤い星マークが残されていましたが、その星が何を示しているのはわかりません。

さらに、カドクラは警察署から移される斧江拓三を狙撃。

拓三を守ろうとに盾になった中森警部が被弾してしまいました。

カドクラより警察に、「函館市内の各地に爆弾を仕掛けた」と脅迫電話が入ります。

「宝の在処を教えないと、良衛の命は無い」と言うのです。

カドクラからの電話の中で、良衛は斧江圭三郎の息子である斧江忠之に頼まれて宝を探していたことを告白します。

斧江忠之と福城良衛は宝を壊すために探していました。

一方、和葉は自身が感じた違和感の謎について考えていました。

耳の良い和葉は、聖が刀を鞘にしまう音が練習と特別演舞で若干違っていたことを思い出し、平次に伝えます。

平次は聖の刀の鞘が何者かによってすり替えられ、罪を擦り付けられていると考えました。

濡れ衣の可能性があることと、良衛が拉致され自宅に赤い星マークが残されていたことを伝えられた聖は、警察署から逃走してしまいました。

あらすじ”結（ラストシーン）”：犯人は誰？告白は？キッドの秘密とは？

コナンと平次は、カドクラを五稜郭へ呼び出します。

阿笠博士と少年探偵団の協力により五稜郭の上空に気球を飛ばし、星稜刀を使って導いた宝の在処は、函館山展望台でした。

五稜郭でカドクラの一味と対決に！

沖田総司・鬼丸猛が援護に来てくれました。

福城良衛の意志を息子が継いでいると気付いた平次が福城聖の元へ向かうと、聖は宝を破壊するための爆薬を積んだ小型飛行機で飛び立つところでした。

平次は小型飛行機に飛び乗り、小型飛行機の上で聖と決闘します。

しかし、平次は小型飛行機から落下してしまいます。

身ひとつで空へ放り出されて絶体絶命の平次を救ったのは、怪盗キッドでした。

キッドは平次を鼓舞して、小型飛行機の上へと戻します。

平次の刀により聖は気絶、爆弾を海に落として宝の破壊を阻止しました。

一方その頃、コナンは花火ボールを使って函館山へ向かうカドクラを追い詰めていましたが、逆にカドクラにやられてしまいます。

コナンはわざとカドクラにやられたふりをして、福城良衛が刀を抜くように仕向けていたのです。

久垣澄人を殺害した犯人は、福城良衛でした。

コナン、キッド、福城良衛が宝の在処へたどり着くと、そこには暗号機と暗号解読機がありました。

暗号機と暗号解読機は大戦中には貴重なものだったかもしれませんが、スマートフォンのある現代では何の役にも立ちません。

宝の正体を知った福城良衛が自分たちの愚かさに後悔する一方で、怪盗キッドは”寝た子を起こすな”と書かれたカードを見つけます。

そのカードはキッドの父である初代怪盗キッドが置いたものでした。

飛行機を脱出して和葉の待つ函館山へ向かった平次。

いよいよ告白？！と思ったその時、上空から紅葉と伊織がスタングレネードを落としてしまいます。

スタングレネードが炸裂、強い光と大きな音に反応した和葉はとっさに平次を守るように覆い被さりました。

気を取り直して…ついに！平次は和葉に自分の真っ直ぐな気持ちを告白します。

和葉が涙を流しており、告白が成功したかのように見えました。

しかし！和葉はスタングレネードの影響で何も聞こえておらず、強い閃光により涙を流していただけだったのでした。

工藤邸では、工藤優作が妻の有希子に”両親が離婚したためにしばらく会っていない双子の兄がいる”ことを話していました。

初めて聞く情報に驚く工藤有希子。

工藤優作は双子の兄と連絡を取っており、マカデミー賞受賞のお祝いに刀を送ってもらったと明かします。

コナンと平次が探していた星稜刀は工藤邸にあったのです。

優作とメールでやり取りをしている相手のイニシャルはT.Kでした。

一方北海道では、川添刑事が旅行に出かけていたことが判明。

コナンや平次と一緒に謎解きしていた川添刑事は、黒羽快斗の父である黒羽盗一の変装だったのです。

怪盗コルボ―の格好をした黒羽盗一は、怪しげな笑みを浮かべていました。

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」ネタバレ

服部平次と怪盗キッドをメインに、お宝争奪バトルが繰り広げられた「100万ドルの五稜星」。

本格的なミステリーに加え登場人物も多かったため、難しく感じた方もいるのではないのでしょうか？

宝を探していた人物とその手段・目的を整理すれば「100万ドルの五稜星」の理解度が大きく上がります。

今作の舞台や明かされたキッドの秘密についても解説します！

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」のネタバレを紹介します！ご注意ください。

犯人は誰？

斧江財閥の顧問弁護士である久垣澄人を殺害した犯人は福城良衛です。

東窪榮龍の刀を2本盗んだキッドを襲ったのも福城良衛で、居合道をしていないというのは嘘でした。

斧江圭三郎が隠した宝の情報を持っていた福城良衛は、息子の福城聖に殺人の罪を着せ警察に逮捕させることで、宝を狙う人たちから息子を守ろうと考えたのです。

福城良衛は、斧江財閥の二代目当主である斧江忠之に頼まれ、”斧江圭三郎が隠した宝(兵器)を探し出し、破壊する”という目的を持っていました。

その意志は、息子の福城聖にも引き継がれていたのです。

警察署から逃走した聖は、カドクラに捕まり身動きできない良衛に変わって宝を爆弾で破壊しようとしましたが、平次に阻止されてしまいました。

宝を狙っていた人物とその目的は？

「100万ドルの五稜星」では、斧江圭三郎が隠した宝を多くの人物が探していました。

怪盗キッドもそのうちの1人です。

他に斧江圭三郎が隠した宝を探していた人物は

1. ブライアン・D・カドクラ
2. 斧江拓三
3. 福城良衛＆福城聖

です。

それぞれの人物が宝を手に入れるために働いた悪事と、なぜ宝を手にしたいのかその目的を整理してみました。

ブライアン・D・カドクラの目的と悪事

日系アメリカ人の投資家で、チャリティー団体に寄付をしたりする慈善家のブライアン・D・カドクラは武器商人として手広く商売している裏の顔を持っていました。

カドクラの目的は”斧江圭三郎の宝を探し出し、売ること”です。

カドクラは宝の情報を手に入れるために

• 久垣澄人を使い東窪榮龍の刀を2本入手
• 宝の情報を持つ福城良衛を拉致
• 斧江拓三を射殺しようとした(中森銀三も被弾)
• 宝を手に入れたコナンを車や銃で追い詰める

などの悪事を働きました。

カドクラは警察に「福城良衛の命を守りたければ、宝の在処を教えろ」と要求しているので、目的のためなら手段を選ばない人物であることがわかりますね。

斧江拓三の目的と悪事

斧江財閥の三代目当主である斧江拓三も、斧江圭三郎が隠した宝を探していました。

斧江拓三の目的は”金”です。

事業の才に恵まれず、金に困った斧江拓三は祖父の宝を使って斧江財閥を立て直そうと奮闘していました。

斧江拓三は宝を手に入れるため

• 中森警部に盗聴器を仕掛けた
• 宝を手に入れたコナンから宝を奪おうとした

といった悪事を働いています。

カドクラに比べると小さな悪事のように感じますが、警察に盗聴器を仕掛けて捜査会議を盗聴することは立派な犯罪です。

100万ドルの五稜星（みちしるべ）の舞台は？

「100万ドルの五稜星」の舞台は北海道・函館です。

平次やコナンは剣道大会のため北海道を訪れました。

作中では剣道大会の会場として旧函館区公会堂、殺人事件の現場として函館倉庫街(金森赤レンガ倉庫)など様々な函館の観光スポットが登場しています。

暗号を読み解き見つけた場所としてキッドやコナンが訪れていた北海道東照宮も実在するスポットです。

昨年の予告から描かれていた五稜郭も、もちろん登場しました。

ラストシーンは函館山でした。

コナンたちがラッキーピエロのハンバーガーを食べていたり、毛利小五郎が朝市へ行こうとしていたり観光地だけでなく北海道ならではの食にも注目です。

また、平次の告白を阻止するために大岡紅葉と伊織が稚内や小樽や札幌を駆け巡っており、函館以外のスポットも登場していました。

函館市では人気観光地をぐるっとめぐるスタンプラリーや名探偵コナンのラッピング電車など、映画公開を記念したコラボイベントが開催されています。

聖地巡りとして北海道旅行に出かけるのも素敵ですね！

ゲスト声優は？

「100万ドルの五稜星」のゲスト声優は俳優・タレントの大泉洋さんです。

北海道警察捜査一課の刑事・川添善久の声優を務めました。

大泉洋さんは北海道出身ですので、函館が舞台の今作にぴったりですよね！

函館を愛する大泉洋さんはコナンに対して、「函館市を破壊し過ぎでは？」と思ったそうですよ。

服部平次と遠山和葉の関係は？

ついに！服部平次が遠山和葉に告白しました！

平次が告白スポットとして選んだのは函館山です。

しかし、紅葉＆伊織が落としたスタングレネードにより平次の言葉は和葉に届きませんでした。

そのため2人の関係は変わらずです。

怪盗キッドの活躍っぷり

怪盗キッドと服部平次がメインとなった今作は、怪盗キッドが大活躍しています。

序盤は平次と対決していたキッドでしたが、変装して捜査会議に加わったり、一緒に犯人に立ち向かったりとコナンや平次と協力している姿も見られました。

空に放り出されてしまった平次を救い、鼓舞するキッドは必見！

また、今回は劇場版名探偵コナン史上初めて、黒羽快斗の幼馴染みの中森青子が登場します。

中森警部が撃たれて悔しそうな怪盗キッドは、”あまり名探偵コナンでは見ることができない黒羽快斗の一面”だったのではないでしょうか？

キッドは様々な人物に変装して登場しているので、ぜひどのキャラクターがキッドの変装なのか予想しながら見てくださいね。

明かされたキッドの秘密とは？

今作では衝撃の新事実が明かされました。

その秘密とは、工藤新一と黒羽快斗が従兄弟関係であることでした。

新一の父・工藤優作と快斗の父・黒羽盗一は双子だったのです。

父親が双子だから、新一と快斗は顔が似ていたのですね。

自分たちが従兄弟同士であることを、新一(コナン)や快斗が知っているのかどうかは明かされませんでした。

怪盗キッドの素顔が工藤新一に似ていることに気付いた服部平次がコナンに「兄弟がいるのか？」と問いかけた際、コナンが曖昧な返事をしているので、もしかしたら2人は自分たちが従兄弟同士であると知っているのかもしれませんね。

さらに、死んだと思われていた黒羽盗一が生きていることが判明しました。

まじっく快斗で登場する怪盗コルボ―の正体は黒羽盗一だったのです。

「100万ドルの五稜星（みちしるべ）」最速上映鑑賞者の感想・評価

どうしても公開初日に「劇場版名探偵コナン」を観ないと気が済まない筆者は、最速上映で鑑賞してきました。

ストーリー展開

今回はお宝争奪戦バトルミステリーとして展開されていましたが、ミステリーだけでなく剣によるアクションもあり、ラブコメも強いと感じました。

様々な要素が良いバランスで入り交じり、テンポも良し。

筆者の中で歴代No.1と言っても過言ではないくらい、とても面白かったです。

中森青子など名探偵コナンにあまり馴染みのないキャラクターが登場しており、「まじっく快斗」を知っているかどうかで映画の面白さが大きく変わる作品です。

「まじっく快斗」を見てから「100万ドルの五稜星」を見ると、より映画が楽しめますよ！

アニメ”まじっく快斗”も視聴可能！

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トリックの驚き

今回の犯人は複雑なトリックを使ったりせずに、正面から刀で切るという殺害方法をとっています。

息子に罪を擦り付ける方法も、指紋のついた刀の鞘を変えるだけといった簡単な方法でした。

そのため、トリックの驚きはあまりありません。

宝探しがメインとなっている今作はミステリー要素が強め。

歴史も絡んだ本格的な謎解きになっているので、ミステリー好きの方も大満足だったのではないでしょうか？

キャラ萌え

今作のメインキャラクターは服部平次と怪盗キッド。

平次の剣による対決シーンや、キッド(快斗)が中森警部・青子に関わるシーンなど、どちらのキャラクターも見せ場がたくさんあったように感じました。

平次といえば”和葉が絡むとへっぽこ探偵に成り下がる”ことで有名ですが、今回はへっぽこにならずに終始格好良かったです。

コナンは平次やキッドと共に刀の謎を解き、最後にカドクラを追い詰め犯人を導き出していましたよね。

YAIBA出身の沖田総司や鬼丸猛の剣裁きもドキドキするシーンになっており、新選組に絡んだ今作ならではの演出でした。

「100万ドルの五稜星」で活躍したのは男性キャラクターだけではありません。

耳の良さを活かして聖さんの濡れ衣を晴らした和葉や歌の知識で平次を救った紅葉、平次と和葉の恋のアシストをした蘭にリモートでコナンや平次のサポート役を務めた鈴木園子など、女性キャラクターが大活躍！

それぞれのキャラクターが特徴や個性を活かして誰かを助けていたのがとても良く、キャラの魅力に溢れる作品です。

再鑑賞

真実や犯人を知った状態で「100万ドルの五稜星」を見ると、また違った見方や新たな発見ができて面白いのでおすすめです。

”工藤優作と黒羽盗一が双子で、黒羽盗一は生きており川添刑事に変装していた”という衝撃の事実が映画の最後に判明する今作。

ニセモノの川添刑事は北海道弁のイントネーションが少し違っていたり、川添刑事とキッドのお茶を飲む手つきがとっても似ていたり…

真実を知った状態でもう一度映画を見ると、川添刑事＝黒羽盗一だと匂わせる伏線が散りばめらていることがわかります。

青山剛昌作品を知っているとより楽しめる内容になっていることから、「まじっく快斗」や「名探偵コナン」本編をおさらいしてからもういちど映画を鑑賞するのもおすすめです。

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まとめ｜まさにお祭り騒ぎ！最後の最後まで見逃すな！

本格的な謎解き・剣での対決・派手なカーチェイスにラブコメもあり、まさにお祭り騒ぎといった感じの「100万ドルの五稜星」。

平次やキッドだけでなく、キャラクター1人ひとりの特徴や個性が出ていたのが最高でした。

エンドロール中で青子とやりとりするなど、怪盗キッドではなく黒羽快斗としての表情が多く現れていたのも嬉しかったです。

やっぱり今作一番の衝撃はエンディング後のシーン！

最後の最後まで見逃さないでくださいね。