2018年の日本映画ランキングトップ3に入るほどの大ヒットを記録した劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」。
人気キャラクター・安室透をメインとしており、安室の格好良さに魅了された女子”安室の女”を大量生産する映画となりました。
しかし、一部では「ひどい」といった声も…。
この記事では「ゼロの執行人」のあらすじ結末、犯人、ゲスト声優や主題歌などを紹介し、「ひどい」と言われてしまっている理由を考察しています。
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この記事には映画の結末や重要なネタバレを含む可能性があります。未鑑賞の方はご注意ください。
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公開日 | 2018年4月13日 |
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監督 | 立川譲 |
原作 | 青山剛昌 |
脚本 | 櫻井武晴 |
キャスト | 高山みなみ 古谷徹 山﨑和佳奈 小山力也 博多大吉 上戸彩 |
音楽 | 大野克夫 |
上映時間 | 110分 |
配給 | 東宝 |
公式サイト | 劇場版「名探偵コナン」公式サイト |
上映劇場 | なし |
【ゼロの執行人】のネタバレあらすじ(ラスト・結末まで)
「ゼロの執行人」は私立探偵であり毛利小五郎の助手をしている安室透がメインキャラクターを務める作品です。
サミット会場を爆破した犯人は…毛利小五郎?!
コナンと共に黒の組織を追っている安室さんが敵かもしれない?
ネットを駆使したIoTテロにコナンが挑みます。
起:サミット会場が爆発!犯人は毛利小五郎!?
東京サミットの会場として建設されたエッジ・オブ・オーシャンで爆発が起こり、事前調査中だった公安警察が巻き込まれてしまいます。
そこには、毛利小五郎の弟子の私立探偵・安室透こと降谷零と警視庁公安部に所属する風見裕也の姿もありました。
ニュースでエッジ・オブ・オーシャンの爆発を知ったコナンは一瞬”テロかもしれない”と考えましたが、サミット開催前であることから事故である可能性が高いと推理していました。
警察の捜査会議で、風見は一連の事件の犯人が毛利小五郎であると主張しました。
爆破されたサミット会場の電気ケーブル格納扉から小五郎の指紋が見つかったと言うのです。
サミット会場爆破の容疑者として毛利小五郎が浮上したため、探偵事務所の捜索やパソコンの押収などの捜査が始まりました。
毛利小五郎のパソコンからサミットの予定表と国際会議場の見取り図が出てきたことで、小五郎は任意同行されることに。
「身に覚えがない」と、小五郎が風見の手を振りほどいたことが公務執行妨害と見なされ、逮捕されてしまいました。
毛利小五郎の逮捕に公安のゼロである安室透(降谷零)が絡んでいると考えたコナン。
喫茶ポアロから出てきた安室透に「爆発を事故で処理されてしまう、そこで容疑者をでっちあげた、違う?」「何でこんなことをするんだ!」と詰め寄ります。
「僕には命にかえても守らなくてはならないものがあるからさ。」
冷たく言い残し、ポアロに戻っていく安室の姿を見たコナンは”今回の安室さんは敵かもしれない”と思うのでした。
承:勝つ気のない弁護士の出現と安室の謎
毛利小五郎の妻である妃英理は弁護士ですが、身内である毛利小五郎の弁護は逆に不利になってしまうため小五郎の弁護をすることができません。
自分の代わりに毛利小五郎の弁護をできる人を必死で探しますが、次々と断られてしまいます。
そんな中、毛利小五郎が送検されることが決定しました。
父の送検にショックを受ける蘭を見て、コナンは少しでも早く事件を解決しようと誓うのです。
コナンは灰原哀や阿笠博士の力を借りて独自に事件を調査し、爆発物が調理用の圧力ポットであることを突き止めました。
困っていた英理と蘭の元に橘境子という弁護士が訪れ、小五郎の弁護を担当すると申し出ました。
全く勝つ気のない様子の橘境子に不安を覚える蘭でしたが、他に毛利小五郎の弁護を引き受けてくれる弁護士が見つからなかったため弁護を依頼することに。
偶然を装って警察庁に来た安室が何かを風見と話していたり、風見の周辺から橘境子の着メロが聞こえたり、安室と風見は怪しい動きを見せています。
コナンは安室透の真意が掴めずにいました。
安室の正体と風見の役割を見抜いたコナンに風見は「安室という男は、人殺しだ…」と言いました。
安室には取り調べ相手を自殺に追い込んだ過去があったのでした。
転:毛利小五郎の解放と無人探査機「はくちょう」の帰還
東京サミット当日。
都内では家電が暴発する事件が起こり、大パニックになっていました。
暴発している家電はインターネットにアクセスできるものばかりだったため、コナンは今回の事件がIoTテロだと推理します。
警察に拘束されている毛利小五郎には今回のIoTテロが起こせない、これで裁判に勝てる!と喜ぶコナンたちに、”事前に設定しておけば毛利小五郎にも犯行が可能だ”と橘境子が水を差しました。
橘境子は公安にはたくさんの協力者がおり、サーバーに詳しい人物が捜査にあたるため不正アクセスをしていればすぐにわかると言います。
その後、事件にNorが使用され毛利小五郎のパソコンが中継に使われていたことが判明し毛利小五郎の疑いは晴れました。
一方その頃、妃英理の事務所では橘境子が元々事務所を構えていたものの、事務員の羽場二三一が事件を起こし逮捕されたことで事務所を閉じていたことが判明していました。
橘境子の事務所で働いていた事務員は拘置所で公安警察による異例の取り調べを受け自殺していたのです。
犯人が羽場二三一の死から公安警察を恨み今回のIoTテロを起こしたことに気が付いたコナンは全てを安室に話し、警視庁へ急ぎました。
そんな中、犯人がNAZU(現実でいうNASAのような場所)に不正アクセスして帰還途中だった無人探査機「はくちょう」を警視庁に落とそうとしていることが判明。
警視庁付近にいる人はエッジ・オブ・オーシャンに避難することになりました。
政府やNAZUは何とか「はくちょう」の軌道を修正できないか試みますが、犯人がコードを変更しているため「はくちょう」のメモリーの書き換えができません。
安室は犯人からコードを聞き出すために死んだ人間を生き返らせる、阿笠博士に協力者になってほしいと言いました。
結:犯人が判明!「はくちょう」の衝突を防げるか!?
警視庁に到着したコナンは、スマホで探査機の軌道ルートを確認していた犯人を見つけ出しました。
一連の事件の真犯人は検事の日下部誠でした。
日下部検事は昨年起きた「NAZU不正アクセス事件」と同じ手口を使ってサイバーテロを起こしていたのです。
事件の動機は、公安への恨みと歪んだ正義感です。
検察庁公安部に属する日下部は、公安警察の力が強いために自身が正義を全うできないと感じていました。
日下部と羽場二三一は検事と協力者の関係であり、羽場二三一が昨年事件を起こしたのは日下部検事の捜査のためでした。
公安警察のせいで羽場二三一が自殺したと思っている日下部検事は、正義のためにIoTテロを起こしたのです。
「正義のためなら多少の犠牲は構わない」と言う日下部にコナンは「そんなものは正義じゃない!」と一喝します。
コードを教えない日下部に、安室とコナンは警視庁の屋上にいる羽場二三一の姿を見せました。
検事がこれ以上民間の協力者を増やさないようにと考えた安室は羽場二三一を自殺したことにして公安で保護していたのです。
羽場二三一の協力もあり日下部はコードを教えましたが、「はくちょう」の軌道が修正されたかどうか確かではありません。
そのため、コナンは爆発物をドローンに詰み「はくちょう」にぶつけることで軌道を修正する作戦を思い付きました。
少年探偵団の活躍でドローンの軌道は修正され、日下部誠は逮捕されました。
そして、橘境子が公安警察である風見の協力者だったことが判明します。
橘境子はかつて公安に依頼され羽場を監視していた立場でしたが、優しい羽場に惹かれていました。
羽場が自殺したことで橘境子も公安に恨みをもっており、毛利小五郎を犯人として起訴することで公安に復讐しようとしていたのです。
そして、はくちょうのカプセルが蘭も避難しているエッジ・オブ・オーシャンに衝突寸前であることが判明しました。
コナンと安室は急いで現場近くにある建設中のビルへ向かいます。
蘭のために必死になるコナンに安室は「愛の力は偉大だな」と言いました。
そんな安室にコナンは「安室さんって、彼女いるの?」と聞きます。
「僕の恋人は、この国さ」
安室がアクセルを踏み加速しビルから飛び出し、その勢いのままコナンが花火ボールをカプセルに向かって蹴り、落下するコナンをキャッチした安室が拳銃でガラスを破り、ビルに着地しました。
2人はカプセルの軌道をずらすことに成功したのです。
どうして毛利小五郎を巻き込んだのか問うコナンに安室は「君の本気の力を借りるため」だと答え、コナンが「買い被りすぎだよ…」と言い、2人は別々に歩き出しました。
【ゼロの執行人】犯人をネタバレ!日下部の動機は?
それぞれが抱く”正義”がテーマとなっている「ゼロの執行人」。
犯人は事件を起こしたのは、歪んだ正義のためでした。
ここからは「ゼロの執行人」の犯人と事件を起こした動機について解説します。
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「ゼロの執行人」の犯人は公安部検事の日下部誠(くさかべまこと)
「ゼロの執行人」の犯人は日下部誠です。
日下部誠は東京地検公安部所属の検事で、負け知らずの敏腕として有名でした。
作中で公安事件をほとんど担当しない妃英理でも日下部の名前を知っていると話していましたよね。
毛利小五郎の事件を担当することになった日下部誠は、サミット爆破の動機がないことに疑問を抱いています。
日下部誠は事件の追加調査を依頼しますが、上司で統括検事の岩居紗世子に応じてもらえませんでした。
また、起訴のタイミングを公安警察に決められたことに納得していない様子です。
本来、警察は起訴に口を出せない立場なのですが、警察の公安部は例外になっているのです。
犯人・日下部の犯行動機は?
日下部誠の犯行動機は公安警察への恨みと歪んだ正義です。
日下部誠は
- 公安警察の力が強いため公安検事が思うように動けず正義が遂行できない
- 自身の協力者である羽場二三一を自殺に追いやった
という点から公安警察に恨みを持っていました。
事件を起こすことで公安警察を失墜させ、公安の体制を変えることが彼にとっての正義だったのです。
日下部誠は以前担当した事件の手口を参考に、そして、民間人をなるべく巻き込まないようにするためにIoTテロを選んだのでした。
羽場二三一は死んでいませんでしたが、検事が民間人の協力者を増やさないようにするため日下部誠に真実は伝えられませんでした。
【ゼロの執行人】やっぱり”ひどい”と言われてしまう理由をネタバレ解説
安室透の活躍に心を奪われ、”安室の女”を名乗る女性を次々と生み出すなど社会現象を巻き起こすほどのヒットを記録した「ゼロの執行人」ですが、なかには「ひどい」という声もあるようです。
どうして「ゼロの執行人」が「ひどい」と言われてしまっているのか、その理由を考察します。
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①公安の設定がわかりづらい
「ゼロの執行人」では公安警察の降谷零(安室透)がメインになっているため、公安警察や裁判の仕組みについて多く触れられていました。
そのため難しい用語がたくさん登場しており、わかりにくかったという意見がありました。
警視庁の公安部と検察庁の公安部…。なかなか聞き慣れないワードに頭が混乱した!という人も多いのではないでしょうか?
公安の仕組みがわからないと、犯人の動機もわかりません。
大人の筆者でも難しいと感じたため、小さなお子様が一回で理解するのは厳しいでしょう。
一度鑑賞しただけでは理解できない場面が多かったことで、「ゼロの執行人」が「ひどい」と言われてしまっているようです。
②アクションシーンがありえない
「ゼロの執行人」を「ひどい」と感じた人の意見として「アクションシーンがありえない」という声がありました。
作中、安室透がモノレールの上や側面を車で走っていたり、コナンがビルから飛び降りて花火ボールを蹴ったり…、現実離れし過ぎているアクションが冷めてしまったようです。
非現実すぎるアクションに冷めてしまったという気持ちはわからなくもないですが、ありえないアクションシーンはもはや劇場版「名探偵コナン」のお約束。
アニメの世界ということもあり、大目に見て欲しい!
今後、もっとありえないシーンが登場するかもしれませんよ…。
③安室さんのやり方が強引すぎ?
「ゼロの執行人」が「ひどい」と言われてしまっている理由のひとつに、「安室さんのやり方が強引すぎる」といった意見がありました。
安室透こと降谷零は事故で処理されそうになっていたサミット会場の爆発を事件として調査するために、毛利小五郎を犯人にでっち上げます。
毛利小五郎の逮捕は、江戸川コナンの本気の力を借りるためでもありました。
明言されていませんが、安室さんはコナンくんの正体に勘付いているのかもしれません。
一連の安室の行動に「不起訴になるとはいえ何の罪もない毛利小五郎を逮捕するのはどうなの?」「目の前で父親が逮捕される蘭ちゃんが可哀想すぎる!」と言う声が続出。
安室透は自ら行った違法捜査は自らでカタを付けると言い毛利小五郎を不起訴にしていましたが、目の前で父が逮捕された蘭のショックは大きくすぐに癒えるものではないでしょう。
毛利小五郎が逮捕されたことで妻である妃英理の仕事にも影響が出たと考えられます。
EDで安室さんは毛利家にハムサンドを差し入れしています。「そんなものでお詫びになるほど軽くないでしょう!」と思わず心の中でツッコミました。
確かに今回の安室透は強引すぎると言われても仕方がないかもしれませんね。
【ゼロの執行人】印象に残ったキャラ3選(ネタバレあり)
様々なキャラクターが登場する「ゼロの執行人」。
公安警察がテーマの作品ですので、警察関係のキャラがたくさん活躍していましたよね!
今回は「ゼロの執行人」でとくに印象に残ったキャラクターを3選ご紹介します。
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①安室透(降谷零)
まず1人目に紹介する「ゼロの執行人」で印象に残ったキャラクターは安室透(降谷零)です。
この男外して「ゼロの執行人」を語ることはできません。
安室透こと降谷零は警察庁警備局警備企画課・通称”ゼロ”に属しており、日本の安全を守ることが仕事です。
正体を隠して生活しているため、普段は私立探偵・安室透と名乗り喫茶ポアロでバイトをしています。
愛国心の強い安室は、今作では正義のために無罪である毛利小五郎を犯人にしてまで事件に立ち向かいました。
「ゼロの執行人」前半では敵か味方なのかわからないミステリアスな安室の姿、後半ではコナンと協力して事件を解決する格好良い安室の姿が堪能できます。
コナンを抱えて片手でビルに向かって銃を撃ち、ガラスを突き破る…。最高に格好良くて痺れました。
②風見裕也/飛田展男
続いて紹介する「ゼロの執行人」で印象に残ったキャラクターは風見裕也です。
「純黒の悪夢」で初登場だった風見さん。「ゼロの執行人」でも大活躍でしたね!!
警視庁公安部に所属する風見裕也は”ゼロ”である降谷零の部下であり降谷と接触できる数少ない人物。
安室の手足となり動いていた風見は今作で欠かせないキャラクターであると言えるでしょう。
公安に配属されるほどなので優秀な刑事だとは思うのですが、「ゼロの執行人」で風見はエッジ・オブ・オーシャンの爆発に巻き込まれるところから始まり…。
そしてコナンに盗聴器を仕込まれ、安室に怒られ、橘境子に手を振り払われ…、なかなか可哀想な出来事が続きます。
「純黒の悪夢」「ハロウィンの花嫁」でも風見が可哀想ポイントは存在しており、もはや名探偵コナンのお約束になっている部分も…。
個人的にコ〇トコのようなスーパーの商品棚を通して安室と風見が話をしていたのがツボでした。風見さん…呼ばれたら本当にどこでも行くのね…。
格好良いのに安室に振り回され、なぜか可哀想なシーンが多い風見裕也から目が離せません!
③妃英理/高島雅羅
続いて紹介する「ゼロの執行人」で印象に残ったキャラクターは妃英理です。
妃英理は毛利小五郎の妻(現在は別居中)であり弁護士。
「ゼロの執行人」では父が逮捕され動揺する娘の蘭を冷静に支えながら夫のために弁護してくれる人を探し回っていた姿が印象的でした。
別居しているものの、お互い思い合っている小五郎と英理さんの大人ラブ♡がたまりません!
美人で知的で完璧な女性として描かれている妃英理ですが、料理が苦手な一面も。
映画のエンディングでは妃英理が作った料理を食べた毛利小五郎が顔面蒼白になるコメディシーンも用意されていました。
【ゼロの執行人】印象に残ったシーン・場面3選(ネタバレあり)
安室透&コナンの格好良さが前面に出ていた「ゼロの執行人」。
どのシーンも素敵なのですが、そのなかでも筆者が印象的だと感じたシーン・場面を3選ご紹介します。
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①「僕の恋人は…この国さ」
筆者が「ゼロの執行人」で一番印象に残っているシーンは、コナンが安室透に彼女がいるかどうかを尋ねるシーンです。
無人探査機「はくちょう」のカプセルがエッジ・オブ・オーシャンに衝突すると聞き、軌道を変えるために現場に訪れた2人。
ある作戦を遂行するため、エッジ・オブ・オーシャンの近くにある建設中のビルに車ごと向かいます。
蘭のために一生懸命になるコナンをみて「愛の力は偉大だな」と呟く安室透にコナンは、「前から聞きたかったんだけど、安室さんって、彼女いるの?」と聞くのです。
心の中で”危機迫る状況で今聞くの?コナンくん…”と、突っ込みつつ安室さんが何て答えるのかドキドキ!
「僕の恋人は…この国さ」と言いながら車のハンドルを握り直す安室透の姿に心を奪われた人は私だけではないはず。
回答する前に少し考え、少し照れつつも誇らしげに答えるところも”公安警察の安室透(降谷零)”らしくて最高です。
②盗聴器を仕掛けられた風見に安室が怒るシーン
続いて紹介する「ゼロの執行人」で印象に残ったシーン・場面は盗聴器を仕掛けられた風見に安室が怒るシーンです。
コナンは捜査会議を盗聴するため、風見の腕に盗聴器を仕掛けていました。
それに気付いた安室透は部下である風見を呼び出し「これでよく公安が務まるな」と怒るのです。
風見が謝ると安室透は盗聴器を潰し、風見とコナンの元から去っていきました。
このシーンでは、まだコナンは安室透が敵なのか味方なのか判別できていないため、安室透がより一層冷酷に描かれています。
冷たい目で風見を見る安室透はいつもと雰囲気が違っていて新鮮!安室さんがコナンの敵になるのはバーボンの正体判明前以来ですね。
冷たく部下を叱りつける安室透の姿に思わず風見を応援したくなるシーンです。
③安室透のドライビングテクニック
続いて紹介する「ゼロの執行人」で印象に残ったシーン・場面は安室透とコナンがエッジ・オブ・オーシャンへ急行するシーンです。
避難誘導が上手くいっておらず道路は渋滞、時間がないため安室透は運転するRX-7を時速180㎞以上で車と車の間や壁ギリギリのところで走らせます。
さらにはモノレールの上まで走る暴走っぷり。
RX-7がモノレールの線路を走っていると、前から電車が向かってくるのが見えました。
このままでは正面衝突してしまいます。
焦るコナンを座らせた安室透は、モノレールの側面を走り抜け、車ごと飛び、無事に別の線路の上に着地しました。
コナンが”死ぬかと思った”と言っていた安室透のドライビングテクニック。
後々「名探偵コナン 警察学校編」で同期の萩原からもらったものだとわかるのも胸アツです。
アニメ「名探偵コナン 警察学校編 CASE.萩原研二」で「ゼロの執行人」のBGMが使用されていた演出もファンにはたまりません!
ドライブ中、今まで見たことないような必死の形相を見せる安室透の表情にも注目です!
【ゼロの執行人】ゲスト声優と主題歌は?
劇場版「名探偵コナン」はゲスト声優と主題歌も毎年話題になっており、注目されているポイントです。
「ゼロの執行人」のゲスト声優と主題歌はこちらです。
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「ゼロの執行人」ゲスト声優は博多大吉さんと上戸彩さん
「ゼロの執行人」ではゲスト声優として羽場二三一役・博多大吉さんと橘境子役・上戸彩さんが抜擢されました。
上戸彩さん演じる橘境子は事件の容疑者として逮捕されてしまった毛利小五郎を弁護する女性弁護士で風見の協力者です。
そして、博多大吉さん演じる羽場二三一は裁判官を目指していた元司法修習生で、橘境子の弁護士事務所で事務員として働いていました。
どちらの役も事件の要となる難しいキャラクターですが、見事演じきられています。
羽場二三一は既に亡くなっている設定のため物語中盤まであまり登場しませんが、ぜひ「ゼロの執行人」を鑑賞する際はゲスト声優にも注目してみてくださいね。
「ゼロの執行人」主題歌は福山雅治さんの「零 ーZEROー」
「ゼロの執行人」主題歌は福山雅治さんの「零 ーZEROー」です。
2018年4月7日にデジタルシングルとしてリリースされました。
「零 ーZEROー」は福山雅治さんが脚本を読み込み、今回の劇場版コナンの世界観を追求し書き下ろされた楽曲のため、「ゼロの執行人」や安室透の世界観がそのまま歌詞に現れています。
映画ではコナンくんと安室さんが背中を向けてそれぞれの道へ進んでいく姿と、福山雅治さんの「真実はいつもひとつ」から始まる歌声の組み合わせが印象的です。
【ゼロの執行人】を実際に鑑賞した感想と評価(ネタバレあり)
ここからは「ゼロの執行人」を世界最速上映で鑑賞したコナンヲタクの筆者の感想と評価をご紹介します。
0時公開に行くともちろん終電がありません。私は「ゼロの執行人」鑑賞後、始発まで1人カラオケをして時間を潰しました。
ストーリー展開
「ゼロの執行人」は毛利小五郎の逮捕という衝撃的な導入からはじまり、IoTテロ、無人探査機「はくちょう」の帰還と次々にストーリーが進むため見やすい作品です。
安室透が敵なのか味方なのかわからないハラハラドキドキ感と、派手なアクションを堪能することができます。
しかし、作中で公安警察や裁判の仕組みを扱っているため一度では理解しづらい点も。
最速上映は大人しかいませんので無かったのですが、通常の上映では飽きている様子のお子様がチラホラ見受けられました。
「ゼロの執行人」は劇場版「名探偵コナン」シリーズの中でも大人向けの作品だと考えられます。
結末への評価
「はくちょう」のカプセルをズラすためにコナンくんが花火ボールを当てるシーン、そして、安室透が落下するコナンくんを抱き寄せガラスを突き破り着地するラストはとても格好良くて最高でした。
安室透だけが目立つのではなく、コナンくんと協力している姿が見られるのは嬉しく思いました。
敵かと思われるくらい冷酷だった安室さんがコナンくんの協力者になる展開、エモい!
事件解決に博士や少年探偵団が大きな役割を担っていたのも良かったですし、コナンくんの無茶ぶりに頭を抱えながら応じる灰原哀の姿も描かれていて、いつもの「名探偵コナン」らしさも感じられました。
再鑑賞
警視庁公安部、検察庁公安部、IoTテロ、サイバー犯罪など聞き慣れないワードが飛び交う「ゼロの執行人」。
一度で全てを理解できる人は少ないのではないでしょうか。
そのため何度も鑑賞して楽しむことがおすすめです。
犯人が誰なのか、そして、橘境子の目的がわかった状態で鑑賞すると数々の行動に納得できますよ!
「ゼロの執行人」はとにかく安室透の格好良さが溢れている作品ですので、安室透の魅力に浸りたい人にもおすすめです。
【ゼロの執行人】犯人のネタバレ&あらすじ:まとめ
「ゼロの執行人」は”正義とは何か”をテーマとした作品で、コナンや安室透はそれぞれが正義貫くために行動しています。
犯人にも”正義”はあるのですが、歪んでいましたね…。
味方だと思っていた安室透が敵かも知れないというドキドキ感から始まり、コナンと安室透が協力して事件を解決する展開はまさに胸アツ!
公安警察や裁判など身近なものではワードが飛び交うため「わかりづらい」「ひどい」という意見もあるのは事実ですが、ミステリーやアクションも多く含まれているので全体的に見応え抜群です。
格好良い安室透(降谷零)を見たい人は絶対に欠かせない映画ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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お試し期間が長いのでたくさんの作品が見られるのは嬉しいですよね。
もちろん「名探偵コナン」シリーズ以外も見放題で楽しめます。
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