“死滅回遊編”から登場した新キャラクターの一人、鹿紫雲一(かしもはじめ)。
敵かと思えばいつの間にか高専メンバーと行動を共にしており、新宿決戦で五条が両面宿儺(りょうめんすくな)に敗れると、真っ先に戦場へと飛び出しました。
そもそも鹿紫雲とはいったい何者なのか、読者の間ではそのかわいらしい?ルックスから女なのかという噂も経っています。
そしてついに明らかになった術式はどのようなもで、宿儺は倒せるのか?
この記事では、今注目を集めている鹿紫雲について解説していきます。
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鹿紫雲一は女なのか!かわいいorかっこいい?正体と目的
鹿紫雲一の初登場は、単行本18巻158話。
五条復活と伏黒津美紀救済のために動いていた虎杖と伏黒が、保守派の上層部と揉めて停学中だった秤と綺羅羅(きらら)を仲間にした直後です。
「泳者は他泳者の情報を参照できる」と死滅回遊にルールを追加したのが鹿紫雲でした。
鹿紫雲一は女ではない
鹿紫雲は長い髪に二つのお団子を結い、端正な顔立ちをしています。
戦っていない平常時はどちらかというとかわいらしい顔なのでぱっと見た感じ女性かと思った人も多いのではないのでしょうか?
それに、マッチョな秤との対比のせいか、ゆったりとした服装のせいか、秤と並ぶと華奢で女性のように見えます。
口調や好戦的な性格からは男性のようですが、呪術師は真希や野薔薇のように好戦的な女性も珍しくありません。
しかし、生前の姿が男であった(詳細は後述します)ことから、やはり現代の鹿紫雲も男性なのではないでしょうか。
昔であれば、男性が髪を伸ばしていたり、ゆったりとした服を着ていることも普通のことでしたし、過去の感覚でいれば、男性としても不自然ではありません。
鹿紫雲一は受肉タイプの泳者(プレイヤー)
鹿紫雲は過去の術師が羂索と契約を交わして死後呪物となり、受肉することで現代に蘇った‟受肉タイプ”の泳者です。
‟鹿紫雲一”という名前はなんとなく昔の名前っぽい感じもしますが、実際は受肉した現代の人の名前であり、中の術師の本名ではありません。
死滅回遊の泳者として、‟羂索→夏油傑”、“宿儺→虎杖悠仁/伏黒恵”、‟万(よろず)→伏黒津美紀”と扱われていることから、受肉した泳者は、受肉前の現代の名前を名乗っているとわかります。
鹿紫雲一の正体は400年前の術師
単行本21巻第187話「東京第2結界(コロニー)⑥」では、生前の鹿紫雲と羂索の会話が回想シーンとして描かれます。
鹿紫雲は初登場のシーンで「400年前の方が幾分ましだった」と話していること。
羂索との会話で宿儺を「600年前のこと」(現代からみて宿儺が生きていたのは1000年前)として話してることからも、鹿紫雲が生きていたのは400年前だったとわかります。
周辺の草木は枯れ、地面は削られ、刀が刺さったり切断されたりと無残な死体が多数あることから、そこでは戦闘または殺戮があったと推察されます。
そこに一人佇む鹿紫雲に羂索が楽しめたかと尋ねますが、「全くだ、やはり貴様と戦(や)るべきだった」と鹿紫雲はがっかりした様子で答えます。
おそらく、鹿紫雲は多くの人と戦い、一人勝ちしたのでしょうが、相手との実力差から満足できていなかったのでしょう。
鹿紫雲は強い術師を求めて彷徨う、400年前を生きた戦闘狂の術師だったようです。
バトル漫画には欠かせない、好戦的なキャラクターですね!
鹿紫雲一の目的は宿儺と戦うこと
戦闘狂の鹿紫雲でしたが、回想シーンでは血を吐く描写があり、伊達藩に強い術師がいると言われても、「遠いな……」と行くことを諦めます。
おそらく何らかの病が進行しており、伊達へたどり着く前に命が尽きることを察していたのでしょう。
しかし、自分が満足できるほどの強者との戦いを諦めきれずに、鹿紫雲は「最強の術師は?」と羂索へ問います。
羂索が「宿儺だ」と答えると、宿儺と戦うために鹿紫雲は羂索の話に乗り、現代に蘇ったのです。
秤と戦った際には、追い詰められながらも術式を一切使用せず、一度きりの術式は「宿儺にしか使う気がない」と話していたことからも、宿儺への執着が伺えます。
理由は違えど、‟宿儺と戦うことだけ”を目的に、過去から蘇った術師がもう一人いましたね。
万(よろず)は宿儺を愛する故に宿儺と戦って死ぬことを望んだけれど、鹿紫雲も似たようなもの?
そんな猛者どもをみな返り討ちにしてしまう宿儺と、その宿儺をあそこまで削った五条先生の強さはさすがとしか言いようがありません!
鹿紫雲一の術式は?”幻獣琥珀”の謎に迫る!
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第237話「人外魔境新宿決戦⑭」では、ついに鹿紫雲の術式が明らかになります。
‟一度きり”という縛りから、めちゃくちゃ強そうなことが予想できるわ!
ここでは、鹿紫雲の術式について解説していきます。
①呪力を変換し肉体を作り変えることができる
鹿紫雲の呪力は電気と同等の性質を持っており、彼の術式“幻獣琥珀(げんじゅうこはく)”は、呪力(電気)から変換できるあらゆる現象を実現するために肉体を作り変えることができます。
‟幻獣琥珀”という名の通り、鹿紫雲は幻獣のような見た目になり、角が生え、目が3つになり、顔のつくりはほぼ原形をとどめていません。
変身前の髪の毛のお団子部分が角になってるね!
もちろん見た目だけではなく、電力やその性質を駆使したあらゆる現象に耐えうる肉体へと変化したのです。
②肉弾戦が強化できる
術式により鹿紫雲は脳内の電気信号を活性化させ、俊敏性を向上させます。
五条と戦った後とはいえ、鹿紫雲は術式により強化された攻撃で宿儺に一撃を食らわせました。
そして、肉弾戦で宿儺を圧倒する強さを見せたのです。
③音波攻撃で相手の動きを止められる
「物質の固有振動数に最適化、同調する音波」による攻撃は、簡単に言えば、ものすごく大きな音。
宿儺も「デカい声だな」と笑いつつも、これには動きを止められてしまいました。
打撃のような単純な攻撃とは違って簡単には防げず、肉弾戦に混ぜることで宿儺を追い込んだのです。
④電磁波を出せるようになる
また、鹿紫雲の手からは照射されたものを蒸発させる電磁波も出せるようになりました。
この電磁波は「ヤバい」と宿儺も感じたようで、攻撃を喰らわないように避けていました。
手から“電磁波ビーム”なんて、なんでもありになってきたわね!
⑤X線を利用した解析も可能
さらに、呪力を電磁波の一種であるX線へと変換し、X線を利用して宿儺の解析を行いました。
つまり、レントゲンのことですね。
解析を行うことで、宿儺の真なる姿が”完全無欠”だと気付いたのです。
鹿紫雲一の術式はなぜ「一発それっきり?」
鹿紫雲が自身の術式を「一発それっきり」と言っているのは、なぜなのでしょう?
術式の使用後に身体が崩壊し死に至る可能性
あらゆる現象を実現可能にするために作り変えられた鹿紫雲の肉体は、もはや人の域を超えています。
そのため、術式終了後は肉体が崩壊してしまうようです。
「肉体が崩壊」=「死」っていうことか。
しかし、術式終了後に肉体の崩壊を食い止めることができたら?
術式を使っても死なずに済むってこと!?
そんなことが可能かはわかりませんが、“死”と引き換えに得る力は、相当の強さですね。
鹿紫雲一の術式以外の能力は?呪力・領域展開は使える?
ここまでは、新たに解明された鹿紫雲の術式について解説しましたが、以前よりわかっていた鹿紫雲の能力についても、まとめてみます。
電気と同質の呪力
鹿紫雲の呪力は電気と同質という特性を持っています。
これは、伏黒の式神の一つ、“鵺(ぬえ)”と同じです。
単なる呪力をまとった打撃は、同じように呪力をまとえばガード可能ですが、鹿紫雲の打撃を受けた際は、呪力をまとったとしても体が痺れてしまいます。
ただし、大当たりを引いた秤(はかり)のように、圧倒的な呪力量・出力によって呪力特性をほぼ無視すること自体は可能なようです。
呪力操作のみで稲妻を落とせる
鹿紫雲はパンダを倒す際、呪力操作によって強力な稲妻を落としました。
その仕組みは「電気と同質の自らの呪力を電荷分離し、打撃と共に対象(パンダ)へとプラス電荷を移動、自身に蓄えたマイナス電荷を、地面方向への放電をキャンセルしつつパンダへ誘導した」と解説されています。
正直、どういうことかよくわからん……
細かい理屈はさておき、「電気のプラスとマイナスの性質を利用して、対象に雷を落とした」と理解すればOK!
この稲妻は電気の性質を利用するだけで、領域を展開するまでもなく必中の大気を裂く稲妻を相手に落とします。
術式ではなくあくまで呪力特性・操作での一撃なのです。
電気を誘導する能力
鹿紫雲が放つ稲妻のような攻撃は、相手に打撃を重ねて電荷(呪力)を溜める必要があります。
鹿紫雲はこの呪力を相手に留めるだけではなく、自身の操る武器に溜めることもできます。
如意(にょい)に溜めた呪力を帰還電撃で引き戻すことで、自分と如意の線上にいる秤に電撃を直撃させました。
要は、呪力操作のみで雷を発生させ、それをほぼ確実に相手当てることができるということですね。
チートすぎる……
無下限もそうですが、その仕組みを理解しようとすると難しいので、とりあえず“その結果こうなる”がわかれば大丈夫!
領域展開は使えない
かなり強いということが分かった鹿紫雲ですが、作中‟領域展開”は一度も使用していません。
領域展開をせずとも攻撃を必中させることができ、しかもその攻撃威力も相当のものなので、呪力消費が大きい領域展開をわざわざ行うメリットがないのでしょう。
また、鹿紫雲は秤の領域に対して‟彌虚葛籠(いやこつづら)”で対応しようとしました。
この彌虚葛籠は、領域展開を使用できない術師が、相手の領域に対応するための簡易領域の一つです。
そのため、鹿紫雲は領域展開ができないと考えるのが妥当ですが、実は‟あえて領域展開しない”という考え方もできます。
領域展開は「術式を付与した生得領域」であり、術式の使用が前提と考えると、鹿紫雲が領域展開できないことも納得がいきます。
本当は領域展開できるけれど、たった一度術式を使用するときのためにとっておいているとしたら、どうでしょう?
宿儺と戦うために、術式も領域展開もとっておいてたってこと?
あくまで個人的な推測なので、やはり領域展開はできないという可能性が高いかもしれません。
鹿紫雲一は最後に死亡した?宿儺との戦いの結果は【ネタバレ】
五条悟が宿儺に敗れた直後に、満を持して戦場へ繰り出した鹿紫雲。
宿儺と戦うために羂索と契約して現代に蘇った彼は、宿儺を倒すことができるのでしょうか?
たった一度きりの術式を解放し、宿儺へ挑んだ鹿紫雲の戦いはどのような展開を迎えたのでしょうか!?
鹿紫雲一は238話で死亡確定
第237話で戦場へ飛び出した鹿紫雲でしたが、意外にも次話でその決着はついてしまいます。
結論から言うと、第238話で鹿紫雲は宿儺に敗れますが、そうでなくても、術式が解けると同時に肉体は崩壊してしまうため、術式を使用した時点で遅かれ早かれ鹿紫雲は死ぬ運命でした。
満を持して登場したけれど、意外と早い退場だったわね……
宿儺の網状の解斬撃により死亡した
第238話「人外魔境新宿決戦⑮」で、鹿紫雲は宿儺の術式・解を受けます。
宿儺の放つ“解”は、五条をも倒した世界を絶つ斬撃であり、鹿紫雲はそれを一度は避けますが、二度目は網状に放たれた“解”を避けることができませんでした。
死亡した描写は直接的には描かれていませんが、攻撃を喰らった直後に、鹿紫雲は生前の姿で宿儺と語り合っており、これは五条の死亡回と似ています。
この描写から、おそらく鹿紫雲は二度目の“解”を喰らって死亡したのでしょう。
鹿紫雲一は弱かったのか?強かったのか?
‟幻獣琥珀”により、一度は宿儺を追い詰めたように見えた鹿紫雲でしたが、完全復活した宿儺には全く歯が立ちませんでした。
あっという間に決着がついてしまいましたが、これは決して鹿紫雲が弱いということではありません!
五条と戦った後で相当なダメージが蓄積されていたとはいえ、鹿紫雲は術式によって強化された攻撃で、一度は宿儺を圧倒しました。
追い詰められた宿儺は受肉による変身を完成させ、真の姿へと蘇ったのです。
“完全無欠”の状態となった宿儺と鹿紫雲の力の差は圧倒的でしたが、死滅回遊での高得点の所持やパンダ、秤との戦闘から相当強いことがわかりますし、これは宿儺が桁外れに強すぎるのでしょう。
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鹿紫雲一(かしもはじめ)の術式・正体・死亡に関する情報まとめ
- 鹿紫雲一は、宿儺と戦うために過去から蘇って死滅回遊に参加した、400年前の術師
- 鹿紫雲は電気と同じ性質を持った呪力を操り、術式を使用せずとも相当強い
- 鹿紫雲の術式・“幻獣琥珀”は、呪力から変換できるあらゆる現象を実現するために肉体を作り変える
- 術式終了後に肉体が崩壊するため、一度しか使えない
- 鹿紫雲は五条と戦った直後の宿儺に戦いを挑み、術式を使用して一度は優勢になるものの、完全復活を遂げた宿儺にあっという間に敗れてしまう
“一度きり”と、温存されていた鹿紫雲の術式がついに明らかになり、それは相当強いものでしたが、それでも呪いの王・宿儺には敵いませんでした。
そして、鹿紫雲が敗れた後、宿儺の前に現れたのは、虎杖と日車。
ついに虎杖は宿儺との因縁に決着を付けるのでしょうか!?
ここで日車が参戦した意図や目的も気になります!
日車の領域展開が宿儺に通用するのでしょうか!?それとも別の意図が!?
なんだか、悠仁の腕とか指とか、ちょっと変わっていたような……何があったの!?
二人に宿儺は倒せるのか、それとも‟倒すこと以外の目的”が何かあるのか……!?
何が起こるのか、今後の展開からますます目が離せない!!
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